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委員会会議録
質問文書
平成27年９月定例会文教警察委員会 質疑・質問
 | 質疑・質問者： | 吉川 雄二 議員 |
| 質疑・質問日： | 10/06/2015 |
| 会派名： | 自民改革会議 |
○吉川委員
一括質問方式でお願いします。
５番委員の質問から１点ちょっと問題提起をしておきたいと思います。あの有名な登山家、深田久弥が富士山は偉大なる通俗、そして万人の摂取に任せればいいと。幕末ですね、長州の村田清風は、「来てみれば聞くほどもなし富士の山」と歌っているんですね。それに対して、山岡鉄舟は「晴れてよし曇りてもよし富士の山」と歌っていますね。いわゆる万人の摂取に任せるという意味ですよ。文化っていうのは時々の人の生き方なんですね。それを行政が文化施策などと言ってその人の生き方を一定の方向に導く、もしくは押し出すっていうのは、これはある意味でのファッショなんです。そこのところを皆さんよく考えていただきたい。
だから、私は基本的には行政による文化施策は間違っている、行政が文化施策なんてやる必要はないんですよ。文化っていうのは人の生き方ですから、それをこういう方向に生きろと言っているようなものですから。だから富士山についても深田久弥が――あえて深田久弥を持ち出したんですけれど――偉大なる通俗である、万人の摂取に任せればいいと。もう富士山は朝に夕に我々の前にそびえるだけでもう既に世界の富士山なんですね。そのあたり、林義務教育課長どうですか、一言。
○林義務教育課長
義務教育課の所掌ではございませんが、御高説賜りまして、大変勉強になりました。私自身群馬県の出身で、富士山を生で見たとき本当に感激しました。そして昨年７月に登ってみたんですが、私自身は富士山は本当に偉大ですばらしい山だと思っています。一方で、さまざまな方がさまざまな感性を持ってそれに触れるという考え方ももちろん尊重されるべきものであると思います。私も義務教育課という所掌にあって、義務教育は万人が受ける教育でありますが、そうした多様な価値観も重んじながら、それぞれのよさをしっかりと受けとめられるような教育施策を振興してまいりたいと思います。
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