本会議会議録
質問文書
平成30年12月定例会文教警察委員会 質疑・質問
![]() | 質疑・質問者: | 渥美 泰一 議員 |
![]() | 質疑・質問日: | 12/14/2018 |
![]() | 会派名: | 自民改革会議 |
○渥美委員
初めに、議案第142号について伺います。
浜松西警察署が開設されることで警察署の再編整備が終わると聞いております。先ほど浜松中央警察署からの浜松西警察署への人員移転のお話がありましたけれども、再編整備終了によって浜松市内の各警察署の人員配置はどのようになったのか。適正になったと考えておられるのか、まだ課題があるのか。さらに今ごらんのように浜松市が区再編で揺れておりますけれども、再編の結果次第でまた警察署の管轄区域の見直しが行われるのかどうなのかについて伺いたいと思います。
○手老警務部参事官兼警務課長
第142号議案の関係につきましてお答えいたします。
今回新設される浜松西警察署を含めた浜松市を管轄する6つの警察署でございますけれども、合計人員はおおむね980人程度となる予定でございます。警察署の再編整備計画策定前の平成17年4月1日時点において旧浜松市を管轄していました浜北警察署、浜松東警察署、浜松中央警察署の定数上の人員合計はおおむね760人程度であり、毎年浜松市内の人口や事件事故等の治安情勢の変化に応じ警察として最適と認める人員を浜松市内各署に配置してきた結果、現在の人員に至っています。
来年4月の浜松西警察署の完成によりまして、浜松市内の各警察署の負担が平準化されるとともに住民サービスの一層の向上が期待されまして各警察署の人員配置は適正になるものと考えております。
一方、浜松市内行政区の再編等に伴う将来的な人員配置でございますけれども、今後浜松市におきまして行政区の再編計画があることについては承知しております。現時点で再編内容は未確定でございますので、今後の動向を注視いたしまして必要に応じて警察署の管轄区域見直しなどについても検討を進めてまいりたいと思っております。
また、警察署の職員配置につきましては人口の増減や事件事故等の治安情勢の変化のほか、市町の状況等を勘案して警察力が最大になるように適正に配置したいと考えております。
○渥美委員
ありがとうございました。
今のところ、浜松市の行政区再編によって大きな動きはないと理解しました。そして全体では980人体制で人口変化によってまた浜松市内で異動が考えられると判断いたしました。
地域住民の気持ちや地域事情によっても、何人が適当かというのは恐らくあると思いますし、また大規模災害等々の場合には応援で出ていくときの予備として対応できる人員配置を考えていると伺っておりますので、将来も含めてしっかりとした体制を整えていただきたいと思っております。
次の質問に移ります。
先ほど来議論されておりますけども、外国人労働者の受け入れ拡大でございます。
今後5年間に、最大34万5000人ほどを受け入れると予想され、いずれにしても将来は永住する人も出てくるとは思いますけれども、当面は期間労働者とのことでございます。当然彼らの立場あるいは彼ら自身の意識も恐らく不安定な部分もあると思いますし、何よりも受け入れる我々の彼らに対する対応がそれほどなれてないと、特に言葉の通じない人とのコミュニケーションが極めて苦手な人種でございますし、そういう意味では先ほど8番委員も質問されて御答弁いただきましたけれども、やはり犯罪に対する対応と同時に彼らが犯罪に至らない環境づくりがまさに一番大事かなと思いますし、これから本県がグローバル化あるいは多文化共生社会をつくっていく上での試金石になると思っていますし、それに向けて私たちはコミュニティーへの受け入れをしっかりとやっていかないといけないと感じております。犯罪抑止の観点で今後警察としてさらに重点的取り組みがあれば伺いたいと思います。
○及川生活安全部参事官兼生活安全企画課長
入管法改正につきましては、非常に関心を持って我々も受けとめているところであり、既に本県は外国人労働者の受け入れ先進県でございます。
各警察署におきましても、外国人労働者の受け入れ企業からの求めに応じまして外国人労働者に対する防犯対策の指導を行っております。また県警本部でもまだ多言語ではございませんが、外国語の防犯マニュアルも作成しておりまして希望する企業に配付しております。
○渥美委員
横の連携と言いますか、全庁を挙げての取り組み体制も大事だと思います。ちなみに私も小さな活動ですけれども地域で外国人との交流の機会をつくる活動に少し携わっているのですが、その中で変わってきたなと思うのが、これまでは受け入れ企業が研修生として受け入れている彼らを外に余り出さず、例えば交流会や地域のイベントをやるからおいでよと誘っても情報交換して条件のいいほうに行ってしまうことを心配されている面が強くてなかなか出さないんですね。先ほどお話がありましたように最近は企業の皆さんもやはり彼らが気持ちよく仕事をする、あるいは地域と溶け込むことが大事だと理解してきており、誘うと都合がつく人を会社の職員が送って参加させてくれるのです。ですから多文化共生として地域での受け入れ面では意識が大分変わってきたなと思っておりますので、その点が大いに伸びてぜひ浸透していくように警察としてもできる限りの対応をお願いしたいと思います。
最後の質問ですが、回覧板で交番だよりが時々回ってまいります。説明資料の4に推進中の主な防犯対策として4項目を書いていますけれど、通学路等における子供の犯罪防止対策、地域安全推進活動の状況、防犯ボランティアの活動の様子、あるいは最近こんな事件がありましたよというタイムリーな情報発信が手書きのファイルにイラストを入れて載せていて非常によくできているなと思い、いつも隅から隅まで目を通すのですが、発行に関する決まりがあるのか伺いたいと思います。
○植田地域部参事官兼地域課長
交番駐在所速報は、地域住民に対する情報発信手段といたしまして住民の周りで発生した事件事故の状況や注意点などを掲載したミニ広報紙、あるいは連続発生している事案等をいち早く住民に広報して防犯意識を高めるための交番駐在所速報をタイムリーに発行しております。
発行回数につきましては、平成29年中はミニ広報紙が約2,100回、交番駐在所速報は約1万2700回でおおむねミニ広報紙が2カ月に1回、交番駐在所速報はおおむね1カ月に3回発行している状況になります。なお平成30年に入りましても同様の頻度で発行しています。
また、作成したミニ広報紙や交番速報につきましては2番委員もごらんになったと思いますけれども町内会ごとで回覧板により各戸に回覧したり、巡回連絡の際に直接配付したり、あるいは振り込め詐欺などを掲載したものはパトロールの際に銀行や郵便局等に直接配付して地域住民に役立つ身近な情報を発信することで事件事故の予防等に努めています。
○渥美委員
紙面や編集もすごくなれているわけではないのですが、非常に気持ちが伝わってくる手づくりの内容でいいなと思います。回覧で回しても恐らく読んでいない人もいるので、さまざまな自治会の会合で自治会長とか団体の方に団体活動にかかわる参加者にもう一度お知らせしてくださいとお願いして交番だよりを生かすようにやっています。これからもタイムリーなのが一番大事だと思いますし、有効な発行の仕方をそれぞれで研究していただいて今後ともぜひ続けていただきたいと思います。
○渡瀬委員長
ここでしばらく休憩いたします。
再開は15時といたします。
( 休 憩 )
休憩前に引き続いて、委員会を再開いたします。
質疑等を継続いたします。
では、発言願います。
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