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委員会会議録

質問文書

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平成20年2月定例会産業委員会 質疑・質問
質疑・質問者:遠藤 榮 議員
質疑・質問日:03/11/2008
会派名:自由民主党県議団


○遠藤委員
 大変すばらしいエールを送っていただきましてありがとうございました。
 その問題につきましては後ほど質問させていただきたいと思うんですが、私はこの委員会で、もしかしたら6月定例会あたりで言ったかもしれませんが、この産業部というのは7つの局を持っていて、恐らく委員会の中で一番大きいと思いますし、この組織を人間の体に例えると、胃袋であり、肺であり、腸であり、大腸である。最終的には肛門もあるかもしれませんが、いろいろな形の中で、そういういわば基幹的な組織であろうかと思います。そういう中で、まさに産業部がこれからどういう方向で進むかによって我が県がどういう方向に進んでいくかが決まると言っても過言でないような組織であろうかと思います。杉山部長以下、皆様方それぞれすばらしいスタッフがいっぱいいるわけでありまして、平成20年度も異動があるようでありますが、またそれはそれなりに期待をいたしているところであります。
 それで、1つ苦言になるかもしれませんが、観光局ができたわけでありますが、この生まれ方について若干我々県議会議員に、私がひねくれ者かもしれませんが、伊豆半島へ観光の関係で視察に行った時にも話したんですが、新聞か何かで先に情報が流れていて、杉山委員長も知らなかったと。そういう形の中で、マスコミが確かに先行をしたかもしれませんが、我々にももう少し何かの形で話があってもいいんじゃなかったかなという感じもいたしました。これに対する答弁は結構です。
 そういう中で、ほかのこともそうなんですが、今、やはり県議会と当局というのは、いろいろな形でコンセンサスをちゃんとしていかなければ。対決していくところじゃありませんので、やはりそういうこともこれから、いろいろなことについては、相談してはまずいこともあるかもしれませんが、やはり相談できることは事前に相談をさせていただきたい。我々ももう少し頑張れると思いますので、ぜひお願いを申し上げたいと思います。

 観光の問題で、8番委員から非常にすばらしいエールを送っていただきました。私は、きょうは全くこの問題では質問するつもりはなかったんですが。
 今月の8日に新幹線新富士駅開駅20周年という式典がありました。20年前のこの3月13日に開駅になったわけでありますが、この時に私はこういう話をしました。新幹線新駅は富士山の玄関口だと我々は思っている。しかしながら、今、空港の関係であちこち、県議会議員や県の職員が行っていろんなアピールをしてきている。その時に、富士山が静岡県にあると思ってない人も結構あるということを話しましたら、何だお前、そんなうそをつくなというような顔をしていましたが。富士山は山梨県ではないかなと言う人もたくさんいるわけであります。そういうことを考えたときに、やはりもう一度、自分たちの置かれている立場、住んでいる立場、そして静岡県というものを、もう一度やっぱり原点に立って考えなければならないのかなと思いました。
 今朝、静岡駅でおりて、それから最近は県庁まで歩いて来ています。そしたら、ちょうど交差点で音楽が流れていたんですが「富士山」だったんです。やはりそういうことを考えてみると、そういう面では富士山というものは我が県のものだという考え方というのは定着していると思うんですが、やはりそういうことの中で、我々は水や空気のような感じで富士山というのはいつもあるんだ、どこにも行かないんだという気持ちもあったのかもしれません。
 この間、私の孫と話をしていた時に「おじいちゃん、富士山は何県か」と聞かれたんです。「静岡県と神奈川県と山梨県にある」と言ったら、「違うよ」と言うんです。こういう言い方をしましたよ。まだ幼稚園の子ですが、「天下の剣もある」というわけです。笑い話になって大変恐縮でありますが、本当に小さな子が真剣になって話をしていたことでありますが、まさに富士山というのは天下の剣の、まさに日本の象徴であり、まさに世界に誇るものであると思います。9番委員からもきのうお話があったように、富士山と芸者と桜とか、いろいろなそういうことを考える時に、富士山というのは我々の県にとって宝であり、また日本の宝であろうかと思います。
 そういうことで、その新幹線駅の式典の時に私も話したんですが、あの駅は後からつくったもので、133億円以上ぐらいかかっているんです。そしてJRは一銭も出してないんですよね。あれは国と県と市と、そして山梨県まで含めた、そして伊豆半島も含めた方々の寄附金もいただいているんです。まさに手づくりの駅だったんです。かつて駅のない時は騒音と震動だけしか置いていかなかったんですが、これに対しては「のぞみ」とか「ひかり」に対する違和感を我々持っていますが、これはこれとしてまた別の時に話をしたいと思うんですが、そういう形で我々がみんなで手づくりしたんです。
 しかしながらあの駅は、JRの在来線とのつながりがないんです。そういうことで、DMVのことやらいろんな検討もしているんですが、そういうことも含めて、やはり我々地域のものとして、やはりもう少し富士山につながったような形の運動を展開しなければならない。今、世界文化遺産の問題もありますが、そういうことを考えても、なおまだ我々自体が踏ん切りのつかないところもあるわけでありますが、こういう中でことしのお正月だったと思うんですが、知事が私たちの商工会議所の互礼会に来ました。そして、新東名のハイウェイ・オアシスの話を出してくれたんです。そして今、8番委員が言ったように、富士山が見える、通過じゃなくてそこでとまってすごいなと見れるところに、ハイウェイ・オアシスをつくろうという動きがにわかに沸き上がってきました。
 これはぜひ、県でも後押しをしていただきたい。そして知事も言っていることですから、そういう面では我々も地元として頑張りますし、そして単なる富士地区の問題じゃなくて、日本の、そして世界の観光でここを通る人たちが、本当にきれいな時の富士山というのはすばらしいものでありますし、特に新東名は高いところを通っていますから、本当に下までよく見えるような富士山であります。そういうことも含めて、ぜひ、そういうハイウェイ・オアシスの問題等について県としてのお力添えをいただきたい。これは後ほど部長から答弁をいただければ幸いであります。

 余り地元のことばかり言いますと、おしかりを受けますが、私は、まさに静岡県というのは観光の県であろうかと思います。もちろん工業出荷高も全国3位ということもあるわけでありますが、その中で、特に私は――後ほど3番委員からいろんな話があると思うんですが――伊豆半島というのは、まさに観光の宝の山だと思うんですよ。そして余りにも観光資源が多いものですから、そういうことで何か絞り切れないということを言ったら、おしかりも受けたんですが、やっぱり私はそうだと思います。それで、これもやはり何としても全体的に伊豆は一つという形の中でいろんな展開をしていくのがいいのか、また個々に、下田は下田、稲取は稲取という形でやっていくのがいいのかということもあると思うんですが、そういうことも含めてやっぱり伊豆の観光のあり方というものは考える必要があると思います。後ほど、お話があると思うんですが。
 それで、私は1つ非常に、伊豆半島に関しては有利な面と不利な面という言い方、マイナスと言うんですか、ちょっと表現できませんが、そういう中において、交通の問題はもちろんあると思うんですよ。交通の問題はもちろんある。しかしながら、それは努力していけばできることだと思うし、今、伊豆縦貫道の問題につきましても、森先生を初め頑張っていただいて、かなり進んできている。そういう中において1つ、これは有利な点であり、また規制がかかってしまうということがあると思うんですが、伊豆半島というのはそっくり国立公園と国定公園に囲まれているというんですね。そうなっていると、非常に自然の宝庫として守っていける。しかしながら、逆に何かの規制にかかることもあるわけであります。こういうことを考えた時に、この国立公園、それから国定公園ももちろん絡んでいると思うんですが、こういうことについて、伊豆の観光と合わせた形の中でどのように活用していくかということを、まず教えていただきたいと思います。

 それから、これは今年度質問したかもしれない――というのは25年もやってますとどれがどれかわからなくなっちゃっているんですが――企業誘致の関係で、今議会においても資料の52ページに企業誘致制度の問題について書いてありまして、これはこれなりに企業立地事業助成という形でやられているんですが、これは例えば、ほかの県でもやられているところもあると思うんですが、ほかの県と比べてどうなのか。
 なぜこんなことを聞くかと言いますと、静岡県は企業立地は去年は1位であるわけでございまして、1位とか、落ちても3位くらい。こういう中で、まさに工業立地県として雄県としてずっと来ているわけでありますが、例えば、キヤノンとか東芝とか、それからホンダとかといういろんな企業が九州に行っている。湯布院が非常に小さな温泉でありながら非常に活気があるというのは、これも要因の1つであると思うんですが、この辺について、今、我々はチャンピオンでありますが、一番脅威となってくるのはこの辺で、中国それから東南アジアに向けての輸出の拠点になる可能性もあるし、人件費も若干安いかもしれません。こういうことについて、この辺との競争と言いましょうか兼ね合いについてどんなふうに考えているか、お教えをいただきたいと思います。

 それから、私も森林・林業・林産業活性化促進議員連盟の立場がありますのでお聞きしますが、森の力再生事業という形で、もりづくり県民税をいただいて2年。そういう中でそれぞれの事業で非常に大きな成果を上げてきたと思うんです。この成果について、いろいろな事業はあるわけでありますが、まだまだ成果が十分でないということで、この事業をもっと大きく――税金を上げろということではありませんが――できないかどうかということなんです。
 森の力再生事業ということで、かつて我が党の大石議員かだれかが質問したかな、森の力でできるいろいろな利益というんですか、恵みというんですか、1兆9000億円だということを言われているんですが、そういう中で一番大きなのは水資源の関係、浄化とか貯水能力とかということがあるんですが、意外に少ないなと思ったのは二酸化炭素の吸収力なんですね。これはその中でも310億円ぐらいだということなんです。
 私、きのうちょっと本を読んでいたら、こんなことが書いてあったんですよ。1人の人間が1年に出す二酸化炭素の量が320キログラム、杉に換算すると23本。車1台が排出する排ガスに含まれる二酸化炭素は年間で2,300キログラム、杉の木に換算すると160本だと。それから、日本の1世帯が生活して1年間に出す二酸化炭素は年間で6,500キログラム、杉の木にして460本だということだそうです。これに対するいろんな考え方があるんですが、木は生まれて伸びていく時には、ある程度の二酸化炭素を吸うけれども、ある程度のいわば完全な大人と言いましょうか、大きくなってしまった時には、もう二酸化炭素を余り吸収しなくなるということで、森の二酸化炭素の吸収力は、我々が思っているより少ないんだということを書いた本があったんです。
 それで、そういうことの中で、森の再生、私はかつては本当に空気をきれいにするのは森だということが一番大きいと思ったんですが、やはりそれももちろんあるんですが、もっと大きいことは、水の浄化とその蓄える力がやっぱり一番大きな問題であろうかと思います。そういうことも含めて、もりづくり県民税の使い方をもう少し大きな形の中で、水と空気を守るために、いろんな形で考えたものはないか。そういうことがあればお教えをいただきたいと思います。

 それから林業の関係なんですが、担い手、これはどこも今、一次産業、二次産業におきましては非常に担い手が少なくなっているんですが、静岡県の林業作業者が、かつては3,000人近くいたんですが今は500人を切っているということで、林業の技術者のいわば後継者の問題もあるわけでありますが、その中で、林業専門技術者認定制度というのがあるんですが、これについてしずおか林業作業士、それからしずおか林業作業士長というんですか、それから、しずおか森林・林業経営士という3つの認定制度があるんですが、この内容について御説明をいただきたいと思います。以上であります。

○杉山産業部長
 私から新東名のハイウェイ・オアシスの関係で御答弁申し上げたいと思います。
 私も、昨年末に新東名を富士から清水まで走りまして、ちょうど天気がよかったので富士山が本当にはっきり見えました。実はその時に中日本高速道路の人にも話を伺ったんですけど、富士にできるインターチェンジの近くにそういう広場というんですか、そういうのがあるようですけど、富士山が余りよく見えないというようなことで、道路の沿線のところでどこかあれば非常にいいのかなと、そのときに改めて思いをいたしました。
 現在の東名高速道路の富士川町のところに道の駅がございます。あそこの売り上げとか入場者の数字が、きょうですかきのうですか、新聞に出ていましたけれども、開業時に比べ100万人ぐらい利用者がふえているということが出てました。あそこですばらしい富士山を眺めながらお土産を買ったり食事をしたりと利用するということで、我々以上に、よそから来ている人たちにとって非常にいいポイントになっている場所じゃないかと思います。
 2番委員からお話がありましたように、新東名はもっと高いところにできますし、走っているだけでも相当程度いい景色なんですけど、やはりあそこは立ちどまって、そこで休みながら富士山を見るということも、これは非常にいいことじゃないかと思っています。そういう意味で、設置者は中日本高速道路になるのか、どこだかわかりませんけども、いずれにしても我々は観光の面から、ぜひこれが実現すればありがたいというふうに思っています。
 先般の本会議での議論の中でも、知事から答弁があったというふうに我々承知しています。それから、互礼会の時に私も同席していましたので、非常に地域の方たちが熱い期待を持って、このハイウェイ・オアシスについて、大きな期待感を持っていることも肌で感じております。我々、何ができるかわかりませんけど、あればいいと、あってほしいという気持ちでこれについて向かっていきたいなと、こんなふうに思っております。

 それから、企業誘致の関係ですけども、お話がありましたとおり、九州への立地がとりわけ輸送用機械を中心に進出が多いというのは実態でございます。企業がどこで事業を展開するかということについては、それぞれの企業の御判断で、最適な場所を選んで、そこに立地するということだと思いますけども、我々は決して手をこまねいているわけじゃなくて、本県にあるすばらしい企業が本県の中でさらなる事業展開を図っていただきたいというのが1つ、それから新しい企業が本県に入ってくる、その両方で企業誘致、助成制度を活用しながらやっています。既存企業の県内定着と県外からの参入、この両建てでやっております。
 企業誘致をする時に、企業がどこへ立地するかについては、いろいろな条件があると思いますけども、例えば、交通も含めたインフラの問題、あるいは助成制度の問題、地元の熱意、あるいは雇用というか人材があるかないか。こういったことを総合的に判断して進出されると思いますけども、そういうことを考えますれば、静岡県は決して九州あるいは東北に負けないような潜在能力を持っている県だと思っております。そういったことを前提に、引き続き企業の誘致活動には取り組んでまいりたいと考えております。以上です。

○岩城観光コンベンション室長
 伊豆の観光と国立公園をどう活用していくのかという御質問に対してお答えをいたします。
 国立公園の指定のもととなります自然公園法におきましては、すぐれた自然の風景地を保護するとともに、その利用増進を図って国民の保養に資するというふうに目的が書かれておりまして、国立公園の管理については、風致景観の維持とそれから適正利用の増進という2つを柱として、指定の目的が達せられるように管理、運営を図るというふうにされております。
 伊豆について、豊かな自然や美しい風景、眺望については、伊豆の貴重な観光資源であります。また近年、観光客の観光ニーズが多様化する中、ウオーキングとかトレッキング、あるいはエコツアーなどを楽しむ観光客の増加が見込まれておりますので、環境を保全しながら観光誘客に国立公園の美しい風景や眺望などを活用する方策を、地域の関係者とともに、さまざまなところでPRするなど今後とも進めてまいりたいというふうに考えております。

○深谷産業集積室長
 企業誘致の他県の助成制度についてお答えいたします。
 全国の状況を見てみますと、現在のところ、静岡県と同じように企業立地誘致のための助成制度などを用意しているところは43県ございます。九州の7県もその中に入っている状況でございます。
 ちなみに本県の助成制度につきましては、県の全域を対象に、製造業におきまして全般を対象とすると。それから、新たな土地の取得を要件としない、既に持っている自社有地に対する設備投資に対しても助成をする。それから、かなり低い設備投資額、雇用要件などの中で、全国的な比較の中では使い勝手のよい制度融資となっているというふうに考えております。
 そういう中での結果として、この補助制度の利用状況も、全国の状況の中では非常に高い利用状況になっているというふうに理解をしております。以上でございます。

○堀林業振興室長
 私からは、森の力をどのように発揮させていくのか、それと林業専門技術者認定制度の内容についてお答えいたします。
 まず、森の力をどのように発揮させていくのかということでございますが、森の力を発揮させるためには、我が産業部だけではなく、2番委員御承知のとおり、環境局、それから建設部という3部にまたがって実施をしていくものでございます。そのため平成17年12月に、森の力を生かすために静岡県森林と県民の共生に関する条例を制定いたしました。それに基づきまして、平成19年3月に静岡県森林共生基本計画というものを策定してございます。その中には、森林・林業に関する総合的な計画ということがございまして、県民の合意形成と連携、森林の適正な整備と保全、森林資源の循環利用というふうな項立てで計画を立てたところでございます。
 そのうち、特に私たち林業振興室が所管しておるところは、森林資源の循環利用というところに該当いたします。委員御指摘のとおり、森の力にはCO2の吸収というふうなものがあります。その中で、木材を利用していただく、例えば、住宅部材として利用していただきますと、その利用した期間については二酸化炭素が固定をされておるわけでございますので、私たちはその固定する期間を長くしたいということで、木使い県民運動というものを実施しておりまして、県産材を使った住宅づくりをしていただいてCO2を固定していきたいというふうに考えております。
 あと、県産材を利用していただくということは、県内の森林から木材を利用するということになりますので、木材の循環利用が進むということで、県産材の利用促進にこれからもまた努めまして、森の力を発揮させたいというふうに考えているところでございます。

 次に、林業専門技術者認定制度の内容でございます。
 林業を振興していくためには、先ほど委員が御指摘のように担い手が必要でございます。昨年度は72名の新規雇用があったわけでございますが、高齢の方が退職されるということで、相対的にはまだ減少している状況でございます。このため、1人当たりの生産性を高めたいということで、林業専門技術者認定制度というものを制定したわけでございます。
 その内容でございますが、しずおか林業作業士というものについては、現場において造林から伐採まで一連の作業を自分の判断で処理できる者ということで、今、いろんな高性能の林業機械が入っておりますが、それについても全部資格を持って十分操作ができるというところまでいった方々を認定をいたします。
 次に、しずおか林業作業士長でございますが、おおむねしずおか林業作業士を取得して10年以上現場で経験がある方を指定をするということで、作業士長というのは、作業士を何名か指揮、指導しながら現場を動かしていくというふうなことで、高度な生産システムを組むことができる者というふうなことを想定し、各種研修を実施しているところでございます。
 最後に、しずおか森林・林業経営士でございますが、前の2つは現場で作業をやる方々を対象にしてございますが、森林・林業経営士につきましては施業の集約化、団地を組んで施業をしていくということで効率よく伐採するシステムを組むことができますので、森林所有者の方々へ、どのような施業をやっていくのかということで提案をし、所有者の方々の同意をとりながらその地域の森林の整備を進めていくことができる者というふうに考えておりまして、そちらについても、これから研修を進めて認定をしていくということで普及を進めているところでございます。以上です。

○遠藤委員
 ありがとうございました。私は多くは申しませんが、観光の問題につきましては、せっかく観光局をつくって、そしてまさに観光県として新たなスタートというか、今までスタートしてきたものに加速ができるんだということで、ぜひ頑張っていただきたいと思います。
 先ほど、新東名高速道路のハイウェイ・オアシスの問題につきましては、恐らく100億円の単位でかかるんじゃなかろうかと思いますので、ぜひ、県、国の力もおかりしなければできない問題であります。これは先ほど申し上げましたとおり、単なる地元の問題だけではありませんので、ぜひ御指導いただきたいと思います。
 それで、さっきの天下の剣で、神奈川県は現実にはふもとのほうがつながっているだけでありますが、富士箱根国立公園という形の中で一貫してものを考えていますので、御理解をいただきたいと思います。

 それから、しずおか優良木材の家総合支援事業につきまして、確か12月定例会の委員会の時に、まだ固まってないうちに部長に何とかしろという形で迫ったことがありました。結果的に大変大きな形の中で、我々の考え方を入れていただき20年度は進めるということで、心から感謝申し上げたいと思います。多くは申しません。これからも林業、また林産業の関係につきまして御指導をいただきたいと思います。以上で私の質問を終わります。

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