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委員会会議録

質問文書

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平成29年9月定例会建設委員会 質疑・質問
質疑・質問者:坪内 秀樹 議員
質疑・質問日:10/03/2017
会派名:自民改革会議


○坪内委員
 6番坪内でございます。初めての委員会でございます。ひとつよろしくお願い申し上げます。
 まず初めに、9月補正予算についてお尋ねをいたします。
 交通基盤部の9月補正予算は12億3750万円となっております。この9月補正予算はふじのくにづくりの新たなスタートを切るために必要となる経費、それと後期アクションプランの総仕上げのため必要となる経費、九州北部豪雨などを踏まえ災害等の危機事案へ対応するために必要となる経費についても計上されたものと理解をしております。
 この編成方針を踏まえ、交通基盤部の9月補正予算はどのようなものなのか、その概要についてお伺いを一問一答方式でお願い申し上げます。

○鈴木経理監
 9月補正予算の概要についてお答えいたします。
今議会には4本の予算事業と債務負担行為の予算議案を提出してございます。このうちまず4本の予算事業でございますが、まず建設産業担い手確保・育成対策支援事業費200万円でございますが、これは産業人材の確保に向けた緊急対策といたしまして、建設業のイメージアップを図り、女性を含め幅広い担い手の確保につなげるため、静岡どぼくらぶ動画の第2弾といたしまして、女性の活躍やICTの活用推進等をPRする動画を作成する経費でございます。
 次に、鉄道交通対策事業費550万円でございますが、これは車両運行の安全性向上に資する設備の整備、内容といたしましては、枕木の交換でありますとか道床の交換になりますが、こういった設備の整備を行います天竜浜名湖鉄道に対して助成する経費につきましての国庫補助があるのでございますが、国庫補助の増に伴いまして県の協調補助に係る経費を補正するものでございます。
 次に、豪雨災害等緊急対策事業費9億円でございますが、これは九州北部豪雨を初めとした局地豪雨が全国で多発しておりますので、これに伴いまして県内の河川等を点検した結果、対応が必要な箇所について対策を講ずるものでございます。
 その内訳でございますが、まず河川局地豪雨対策といたしまして、河川における流下能力を阻害する箇所の堆積土砂の除去が7億円、次に砂防対策といたしまして、既設の砂防堰堤や渓流保全工の堆積土砂の除去でありますとか、また流木どめの施設を付加した砂防施設の整備をするものが2億円でございます。
 次に、水害減災対策支援事業費3億3000万円でございますが、これは水防法の改正でありますとか、関東・東北豪雨、九州北部豪雨等を踏まえまして、県が指定しました全ての洪水予報河川や水位周知河川につきまして、洪水浸水想定区域の見直しを前倒しで実施するため、想定される最大規模の降雨を想定した洪水浸水想定区域図を作成する経費でございます。
 なお、清水港でヒアリが発見されたことなどを踏まえまして、くらし・環境部が特定外来生物緊急対策事業費5000万円を計上してございますが、このうち清水港におきましてヒアリ類の定着、蔓延を予防するため、コンテナターミナル内の舗装補修を実施する工事につきましては交通基盤部が実施する予定でございます。
 このほか、債務負担行為といたしまして社会資本整備総合交付金事業のゼロ債務29億5000万円、県単独生活環境整備事業のゼロ債務37億5000万円を計上してございます。

○坪内委員
 理解いたしました。
 続きまして、ただいま出てまいりました債務負担行為、ゼロ債務の設定についてでございます。
 今議会には、債務負担行為の補正として16件の契約が計上されております。これらの債務負担行為はいわゆるゼロ債務と言われているもので、説明資料のとおり県単独生活環境整備事業に加え、国の交付金事業に関するものも計上されていますが、これらをゼロ債務に計上する目的とその効果についてお伺いをいたします。

○鈴木経理監
 ゼロ債務の目的と効果ということでお答えいたします。
 ゼロ債務は、本年度の計上予算はゼロでございますけれども、債務負担行為を設定することによりまして公共事業の契約を年度をまたぐ工期で本年度中に締結することを可能とするものでございまして、今回のゼロ債務の目的は発注工事費の平準化が1つと、もう1つは雨季前の工事完了、これらを目的として設定してございます。
 次に、効果でございますが、まず発注工事費の平準化の効果についてでございます。公共工事は年度開始後に入札、契約手続を行うのが一般的でありますので、年度当初の早期に事業着手できるものが少ない現状にございます。その一方、年度末を工期とするものが多いものですから、年度後半に工事量が集中するなど工事費の偏りが見られる現状がございます。
 ゼロ債務を活用することによりまして、発注や契約手続を早期に行うことが可能となりますので工事費の偏りが是正されまして、年間を通じました切れ目のない工事発注が可能となるものと考えてございます。このような発注工事費用の平準化によりまして、受注者側には安定的な受注による経営の健全化でありますとか、労働者の休日の確保といった処遇改善等の効果も期待されるものと考えております。
 また、その一方の発注者側にとりましても、公共工事の品質の確保でありますとか繰り越しの縮減、また職員の発注・監督業務の平準化等、さらには業務の生産性の向上にもつながるものと考えてございます。
 次に、雨季前の工事完了の効果でございますが、今回ゼロ債務を設定します県単独生活環境整備事業の中で、道路における防災対策でありますとか河川における浸水対策を行うものにつきましては、早期に発注を行って雨季の前に工事を完成させることによりまして、集中豪雨等による災害の未然防止に効果があるものと考えてございます。

○坪内委員
 理解いたしました。
 続きまして、第111号議案土木工事の請負契約の一部変更についてお尋ねいたします。一般国道362号トンネルでございます。
 この国道362号青部バイパスは、川根本町元藤川から青部間の延長1.7キロメートルのバイパスであり、これまでに0.9キロメートルを供用しており、現在残る0.8キロメートル区間の一部となる延長324メートルのトンネル工事が進められているものであります。
 本トンネル工事は当初、平成27年12月議会の議決をもって本契約を締結し、平成29年2月議会の議決をもって変更契約を締結したと私は聞いておりますが、本議会の第111号議案において土木工事の請負契約の一部変更について上程されているものであります。
 そこで、第111号議案土木工事請負契約の一部変更の具体的内容をお伺いさせていただきます。

○青木道路整備課長
 第111号議案土木工事の請負契約の一部変更についてお答えします。
 平成29年2月議会では、トンネル掘削土で確認された基準を超える重金属のヒ素に対する対策工事についてお諮りしております。
 今回お諮りする案件は、トンネル掘削中にトンネル天井部の崩落がたびたび発生したため、掘削の進んだトンネル内部からのボーリングにより、これから先となる部分の地質を再調査したところ、想定以上に地山が脆弱であることが判明したことから、崩落防止対策やトンネル構造を強化する対策を追加することによる契約額の変更についてお諮りするものであります。
 なお、契約額は現在の15億4万5480円から7%増の16億1813万9000円となります。

○坪内委員
 了解いたしました。
 続きまして、第112号議案土木工事の請負契約の一部変更についてお尋ねをいたします。
 国道136号下船原バイパスは、伊豆市下船原から月ヶ瀬間の延長0.8キロメートルのバイパスであり、これまでに延長27メートルの下船原橋が完成し、現在計画区間の一部となる延長208メートルのトンネル工事が進められているものと承知しております。
 本トンネル工事は当初、平成28年2月議会の議決をもって本契約を締結し、平成28年9月議会の議決をもって変更契約を締結したと伺っております。本議会の第112号議案においても土木工事の請負契約の一部変更について上程されていますが、112号議案一部変更の具体的内容をお伺いさせていただきたいと思います。

○青木道路整備課長
 第112号議案土木工事の請負契約の一部変更についてお答えします。
 平成28年9月議会では、国土交通省からの技能労働者への適切な賃金水準の確保についての要請に基づき、労務単価上昇等に係る特例措置についてお諮りしたものでございます。
 今回お諮りする議案につきましては、112号議案と同様の例になりますが、トンネル掘削中にトンネル天井部の崩落がたびたび発生したため、掘削の進んだトンネル内部からボーリング調査によりこれから掘る部分の地質を再調査したところ、想定以上に地山が脆弱であることが判明したことから、崩落防止対策やトンネル構造を強化する対策を追加することによる契約額の変更についてお諮りするものでございます。
 なお、契約額は現在の8億2439万1000円から28%増の10億5550万円となります。

○坪内委員
 理解いたしました。
 それでは、少し地元のこともお尋ねしたいと思います。都市計画道路西間門新谷線の整備についてお伺いをいたします。
 都市計画道路西間門新谷線は沼津市、清水町、三島市を東西に結ぶ幹線道路で、沿線には県東部の流通拠点である沼津卸団地や静岡医療センター、町役場など公共施設が立地しており、この地域にとって重要な道路であるが、清水町の柿田川を挟む東西区間は道路形状も悪く、道路混雑が発生するとともに歩道が未整備であることから、歩行者や自転車の安全が脅かされている現状にあります。地元からも早期整備を望む声が多くあり、交通の円滑化、歩行者、自転車の安全性向上のため、この未整備区間の早期完成が必要であると考えております。
 そこで現在、県が清水町内で実施しています柿田川橋の西区間の整備状況及び未整備となっています柿田川橋から東側、役場前までの区間の事業化の見通しについてお伺いをしたいと思います。

○勝又街路整備課長
 都市計画道路西間門新谷線についてお答えいたします。
 都市計画道路西間門新谷線は、東駿河湾広域都市圏の市街地の骨格を成す重要な幹線道路であるため、県と清水町、三島市で連携し、順次整備を進めております。
 県では現在、柿田川の西400メートル区間を整備しており、進捗率は平成28年度末の事業費ベースで58%であります。今年度は用地買収、一部道路工事を進めており、用地買収が順調に進めば平成33年度の完成を目指しております。また柿田川橋から東側、役場前までの未整備区間240メートルの事業化につきましては、地元と合意形成が整えば、現在事業中区間の完了後、引き続き県で速やかに着手してまいります。

○坪内委員
 了解いたしました。
 もう1つお願いしたいんですが、一般県道下土狩徳倉沼津港線徳倉橋の整備状況についてもお伺いしたいと思います。
 一般県道下土狩徳倉沼津港線の徳倉橋は、狩野川で南北に二分された清水町をつなぐ重要な橋であり、現在ある側道橋は幅員が1.5メートルと十分でなく、小中学生の通学路である上に、自転車通学の高校生も利用していることから、通学時間帯は歩行者と自転車が錯綜し危険な状況となっております。また当路線は第3次緊急輸送路に指定されていることから、地震に強い橋とするために耐震対策も必要であります。
 県では、既に橋の北側に新しく設置する側道橋の工事と現在の橋の耐震対策の工事を進めておりますが、早期の完成を望む声が非常に多いのであります。
 そこで、側道橋の整備と耐震対策について、現在の状況と今後の見通しについてお伺いをしたいと思います。

○青木道路整備課長
 一般県道下土狩徳倉沼津港線徳倉橋の整備状況についてお答えいたします。
 初めに、側道橋の整備についてでございます。
 新設する徳倉橋の側道橋は橋長158メートル、歩道幅員3メートルの橋梁となります。現在昨年度発注した橋台1基を施工中で、本年度末の完成を予定しております。また同じく昨年度発注した橋脚1基は、今月から渇水期に入ったことから工事に着手します。この工事は河川内で行う大規模工事であり、2回の渇水期を利用して施工するため平成31年6月末の完成を予定しております。今後残る橋台1基及び上部工を発注する予定であり、平成30年代前半の完成を目指してまいります。
 次に、本線橋の耐震対策についてでございます。
 耐震対策は、現在2基ある橋脚の柱を太くする巻き立て補強とストッパー等を設置します落橋防止装置の設置を行います。既に橋脚1基の対策が完了し、残る1基は今月から渇水期に入ったことから工事に着手しております。今後橋脚の巻き立て補強に続き落橋防止装置の設置工事を発注する予定であり、平成30年代前半の完成を目指してまいります。

○坪内委員
 ありがとうございます。早期の完成を望んでおります。

 最後に、境川の河川改修についてお尋ねをしたいと思います。
 清水町を流れる狩野川水系の一級河川境川では、蛇行が著しく川の幅も狭いため、これまで幾度となく浸水被害が発生しております。県の資料によると、昭和49年7月や平成10年8月の豪雨により家屋の浸水被害が発生しているほか、近年でも新橋付近で道路冠水が頻発していることから、付近の住民は一刻も早い新橋までの区間の改修を望んでおります。
 境川の河川改修について、現在までの進捗状況と今後の見通しについてお伺いをしたいと思います。お願いいたします。

○中野河川海岸整備課長
 境川の河川改修についてお答えいたします。
 境川の河川改修につきましては、平成17年9月に策定しました狩野川水系中流田方平野ブロック河川整備計画に基づいて実施しております。この計画では、改修済み区間から上流の新橋までの約800メートル区間の拡幅や橋梁のかけかえを実施していく予定であります。
 現在は、新橋より下流の460メートル区間のショートカット区間の整備を実施中であり、昨年度までにその区間の用地買収がおおむね完了したところでございます。このため昨年度の補正予算や本年度の当初予算で護岸整備や町道の橋梁整備を進めているところでございます。本年度末には、整備計画に位置づけた800メートル区間のうち、約500メートル区間の整備が完了する見込みであり、引き続き交付金を活用して着実な整備を進めてまいります。

○坪内委員
 理解いたしました。よろしくお願い申し上げます。以上で私の質問を終わります。

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