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委員会会議録

質問文書

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令和6年2月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:江間 治人 議員
質疑・質問日:03/07/2024
会派名:自民改革会議


○江間委員
 分割質問方式でお願いします。
 第68号議案「静岡県公立学校情報通信機器整備基金条例」並びに関連事業に関して質問させていただきます。
 令和5年度2月補正で国庫補助金から積立基金を出すということ、また令和6年度当初予算で執行予算が組まれているとのことであります。
 GIGAスクール構想からスタートして、たしか令和元、2年度あたりの国の補正予算から始まったと思っています。ちょうど新型コロナウイルスの感染拡大が始まり、旅行会社の仕事が全くなくなってしまったときに、浜松市のある旅行会社が市のタブレット端末約10万台の初期設定を請け負い、売上げをつないだとの話を我々の業界でも聞きました。それほど大がかりないろいろな事業、いろいろな関わりの中で、GIGAスクール構想がスタートしたと記憶しています。
 このGIGAスクール構想については、タブレット端末の配付など、スタート時点での様々な課題や期待する効果もあったと思います。
 文科省の資料には、学びの進化、学びの転換などのいろいろな文言が入っており、子供たち一人一人の反応を教師が授業中でもすぐに把握できるとか、一人一人の考えをお互いにリアルタイムで共有できるといった効果、あるいはタブレットを持ち帰ったりするときの破損や自宅での通信状況、先生たちをサポートするスタッフの確保といったこともいろいろと話をされていたと思いますが、その概要、効果、課題を教えていただきたいと思います。

○大澤教育DX推進課長
 5番委員から御指摘がありましたように、Society5.0時代を生きる子供たちにとって、教育におけるICTの効果的活用が求められる一方で環境整備が遅れていたことから、1人1台端末やネットワーク環境の一体的整備のために補助制度が創設されるなど、令和元年度からGIGAスクール構想が始まったと認識しております。
 それに伴い、各義務教育家庭には端末が配付され活用が始まったところで、情報活用能力が言語能力と同様に学習の基礎となる資質、能力と位置づけられ、その向上に努める使い方が現場では進んできていると思っております。
 一方で、今回の基金創設の目的ですが、導入から5年程度が経過しバッテリー等の故障の問題等もある中、子供たちの学びを止めない観点からも1人1台端末を継続的に更新していこうと今回の基金創設による継続支援になったと認識しております。
 また、活用面におきましては、先生方が授業等で確実に使えるように私どもも研修等を通じ適切な活用に向けて支援しています。

○江間委員
 効果が出るのはこれからと思いますが、例えばタブレットの破損や自宅へ持っていったときに、通信環境がない生徒への補塡などの課題はいかがでしょうか。

○大澤教育DX推進課長
 義務教育課程については、市町教育委員会が配付等をしておりますので少し分かりかねる部分はございますが、私どもで配付した端末は機種によっても異なりますが全体の5%強ぐらいが故障していると聞いており、故障内容にもよりますがその都度学校で対応したり予備機を使っております。
 また、通信環境につきましては、御家庭にない場合もありますので、モバイルルーターの貸出し等を行って支援します。

○江間委員
 事業については、国庫補助金を充当して基金を設立することになっておりますが、こういう形にした国の方針について伺います。また政令市はどのように対応しているのかを伺います。

○大澤教育DX推進課長
 国は、国策であるGIGAスクール構想の第2弾を見据え、子供たちの学びを止めないという観点から1人1台端末の計画的更新について地方公共団体における効率的執行等を図るため、各都道府県に基金を設置し、5年間は同等の条件で支援を継続するよう設立した制度と認識しております。
 また、都道府県が基金を設立し、本県が設立する基金の対象に政令市も入っていますので、政令市が基金を設立することはございません。

○江間委員
 条例に、適用期間が5年間で令和11年3月31日までとあるのは、端末の使用可能期間で設定しているのか。また令和6年度当初予算は1億6960万円の計上で4市町分と書いてあり、現時点で何台ぐらいを更新するのか。タブレットを取り替えるのかあるいはバージョンアップするのかを教えていただきたいと思います。

○大澤教育DX推進課長
 基金につきましては、5番委員の御指摘のように令和6年度から5年間を予定しています。これは端末等の消耗等の期間が大体5年程度となっていることから、令和6年度から5年間の設定になっています。
 それから、機器更新につきましては、各市町の判断になりますが基本的には新しいものに変えるものと認識しております。
 整備内訳でございますけれども、現在整備計画の確認を行っております。ここに挙がっておりますのは、昨年12月の調査で来年度に更新予定と回答した袋井市、菊川市、南伊豆町、小山町の計4市町が対象になっており、端末は合わせて約4,000台と見込んでおります。

○江間委員
 5年分の基金ということで23億円とありますが、当然GIGAスクール構想が続くことで、その先もやはりお金が必要になってきますが、どのように考えているかを教えてください。

○大澤教育DX推進課長
 文部科学省では、令和8年度中に令和11年度以降の次期更新に向けた今後の支援の在り方を検討の上、方向性を示すと聞いており、動向を注視してまいります。

○江間委員
 かなりの台数の更新で非常に大きな金額がかかりますし、各市町にとっても大きな負担となると思います。今後の教育の中心的ツールとなりますので、ぜひ国と連携を取ってしっかりと対応していただきたいと思います。
 1点要望ですが、デジタル社会がどんどん進む中で私が非常に懸念している子供たちの成長に欠かせない自然教育について、12月定例会の代表質問で質問しました。特に観音山少年自然の家が非常に老朽化していまして、ぜひ教育委員会としても支えていただきたい。教育長からは自然学習の機会を確実に提供してくれるとの答弁を頂いていますので、引き続き子供たちへののデジタル教育と人間としてあるべき感性をしっかり養ってもらえる教育体制をお願いします。

○木内委員長
 ここでしばらく休憩します。
 再開は13時30分とします。

( 休 憩 )

○木内委員長
 休憩前に引き続いて委員会を再開します。
 質疑等を継続します。
 では、発言願います。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

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