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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成21年12月定例会建設委員会 質疑・質問
質疑・質問者:藪田 宏行 議員
質疑・質問日:12/15/2009
会派名:自由民主党県議団


○藪田委員
 3点お伺いします。
 既に各委員から御質問がありましてダブる面もあるわけですが、道路づくりについては皆さん大変御尽力いただいておりまして本当にありがとうございます。
 そうした中、15ページのみちづくりであります。現下の国の状況を見ますとなかなか先が読めないことはわかるわけですが、県として、みちづくり――道路についてどのように進めていくか改めて担当の方の意思と言いますか、そうした思いをお伺いしたいと思います。
 ともに8ページから載っております市町負担金でありますが、これについてもそれぞれ市や町の御意見をお伺いしているようでありますが、御案内のように県下の23市の中でJR並びに私鉄等の鉄道駅がない市が県下で2つあります。私どもの住んでおります地域、御前崎市と牧之原市だけです。そして14ある町の中で4つの町が同じく駅のないような町だと思いますが、そうした地域に住む者にとりましては、どうしても道路というものに依存する度合いが高いわけであります。私どもの御前崎市も国道150号、473号、そして掛川、浜岡、御前崎線とこの3本の幹線道路につきましては、本当に期待をしているところでありますが、御案内のような状況の中で大変心配をしております。病院経営も大変苦しくて診療科目が減ってるということの中で、やはりそうした幹線道路を使っての通院とか、あるいは救急車で運ばれるということもありまして、そうした医療や福祉の面、そして産業、そして生活道路とそうした面がありますので、そうしたことについて県のお考えを改めてお伺いしたいと思います。

 それとともに、市町の負担金のことでありますが、中東遠あるいは志太榛原地域のそれぞれの市町の幹部の皆さんはどのように県とのそうした意見交換の中で表明をされてるか、概略をお聞きしたいと思います。

 2つ目は、31ページから詳しく遠州灘の侵食対策について載っているわけですが、ここには記載されておりませんが、御前崎市あるいは掛川市の海岸についても官民一体となってボランティア等も堆砂垣をつくったり、大変努力をしているところであります。先般、12月8日の静岡新聞に遠州灘の砂の流れの調査を県と中部電力でしていくというようなことが載っていたわけですが、このことについて少し御説明をいただきたいと思います。

 3番目でありますが、先ほど来、出ておりますが土砂の災害危険個所、35ページから、そして38ページからも載ってるわけですが、地震あるいは台風等で危険個所あるいは被災したそうした場所について載ってるわけです。この中のBランク、Cランクと判断をされたことに対する対策について、今一度御説明をいただきたいと思います。
 以上、3点お願いします。

○渡邉道路企画室長
 今後の本県のみちづくりに対する考え方ということでございます。
 御案内のとおり、静岡県のみちづくりという計画をことしの3月に策定して公表をいたしました。それにもうたってますように、市町や地元の住民の人たちなど地域の人たちとの意見交換を実施したり、あるいは道路計画事業の周知に努めながら、予算状況は非常に厳しいものがありますけども、県民とともに進めるみちづくりのスタンスに立って、高規格幹線道路から身近な生活道路まで、必要な整備を着実に進めていきたいと考えております。以上でございます。

○山崎政策監
 円卓会議におきましての各市町からの意見ということでございました。委員御指摘のような、地域によって意見が偏ってるというような傾向は特に見られてございません。前回、答えたのと繰り返しになりますが、市町ではやはりインフラ整備は重要だというようなことで、まだまだ負担金制度を継続してやっていただきたいというようなお話が一番多かったかと思っております。
 地域による内容としましては、各市町で実際にやってる事業が違うもんですから、事業ごとに負担率を見直してほしいよというようなお話が、その負担の割合によって、例えば道路事業もしくは港湾事業、土地改良事業と各市町で事業の大きいものについては、負担率を見直してほしいというような御意見が少数ですがありました。以上でございます。

○守屋河川海岸整備室長
 浜岡海岸と御前崎海岸におけます中部電力と県で実施します調査について御説明を申し上げます。
 浜岡海岸、御前崎海岸でございますけれども、これも先ほど来の話と同じでございますけれども、天竜川の砂がそのまま東へ流れていってできた海岸ということで、近年、原子力発電所から東側等で侵食が顕著になっています。それともう1つこの前の台風18号でも御前崎の道路が波をかぶって被災したということで、これは砂浜の消失にもかかわってきてるんじゃないかということでございます。
 そして今般の調査でございますけれども、この砂が東へ流れていくという障害についてですけども、原子力発電所から冷却水が毎秒で250立方メートルとかなり大量に沖へ向かって出ています。それが、いわゆる防波堤ですとかそういった障害の1つと見られるんじゃないかというようなことが専門家の方からもございました。そういうことから新聞の報道にもございましたが、冷却水の排水溝に、大体ダンプ1杯分の着色した砂を投入しまして、それが原子力発電所の前の砂浜及び前の海中、それからひいては東へ流れて御前崎の海岸のほうにどの程度流れていくかというような調査をやるということでございます。
 そして具体的には、原発の前の浜では24カ所で、投入後3日から2カ月までの計6回調査をいたします。それから前の海域の部分では30カ所におきまして、投入後3日と1週間の2回、計測をいたします。それからさらに8キロメートル東側の御前崎海岸へ向けまして、砂がどうやって流れていくかということで、4カ所におきまして2カ月間、1週間ごとに調査をするということでございます。
 そして、これは着色の砂がどの程度流れていくかということで、今まではかなり目で見ていたものですから、なかなかそういった調査がうまくできなかったわけでございますけれども、平成18年度から文部科学省の科学技術振興調査費ということで、豊橋技術科学大学、浜松ホトニクス等が産学官連携による遠州灘プロジェクトということで、5カ年かけて海岸の漂砂の調査のやり方、それから手法について研究しております。
 その中で浜松ホトニクスが中心となります調査が、着色した砂を機械で見れるようになったということで、今まで目で探してたのを短時間に確認でき、先ほど申し上げましたような多くの資料を分析できるようになります。これはフィールドで実際やるのは初めての調査でございますので、この遠州灘の砂の動きを確認する意味では、重要な実験データ、調査データが手に入るんじゃないかということで考えております。また県が持っています地形測量等の情報を合わせまして、この先どういう形で海岸の侵食が進んでいるかというようなことも御報告できるんじゃないかということで、私どもとしても大いに期待しているところでございます。以上でございます。

○加納砂防室長
 土砂災害関連につきまして、お答えいたします。
 委員御指摘の、35ぺージから37ページにあります土砂災害につきましては、まず35ページに平成21年の土砂災害は全体で現在のところ46件となっております。このうち37ページにありますB、C部分につきましては、これはあくまでも8月11日の駿河湾地震におきました緊急点検の結果に基づく数値でございます。それは御案内のように8月11日の地震発生に伴いまして、県では国の支援を受けまして緊急点検を行ったわけですけども、その総数が2,190カ所ございまして、そのうち緊急にやるべくAランクのものは発見されませんでした。それで、今後2次点検等を行いまして、対策等を考えていくBランクが25カ所、それから緊急性が低い要経過観察が主ですけども、Cランクのものが2,165カ所、こういうわけでございます。
 地震につきましては、この緊急点検のほかに住民の方々等によりまして、通報を受けました7カ所も含めまして、Bランク相当が32カ所ございました。それにつきまして、関係機関とか市町と協議を進めておりますけども、現在のところ県の維持工事等で対応するところは、6カ所を考えております。以上です。

○藪田委員
 道路につきましては、本会議場で知事も自分は道路族というようなことも発言されておりますので、ぜひまた道路についても頑張っていただきたいなと思います。
 そこで、39ページに一番下段に災害復旧の採択をされたと、そして早期の完成を目指すと書いてあるんですが、この点1点どんな見通しか、お伺いをしたいと思います。

 そして1点は要望でありますが、遠州灘の侵食でありますが、資料を見ますとすべてが削られてるわけじゃないんですね。ふえてるところもあるんですね。でこぼこになってるんですね。したがって私は、そういうふえてるところから移動ができるようなこともぜひ検討していただいて、余りお金をかけることはもちろんできないんでしょうが、必ずしも遠州灘全部が侵食されてるわけじゃなくて、たまってるとこはありますので、そうしたこともぜひまた御検討をいただきたいなと思います。
 それでは1点だけ、39ページ下段の見通しについてお願いします。

○杉山土木防室長
 39ページの佐倉御前崎港線の災害でございます。これは台風18号による災害でございまして、災害の状況でございますが、本体が90メートル被災いたしまして、その西側につながります堤体部分の根が洗われまして、約70メートル、それぞれ堤体の復旧と根継工が災害復旧事業として採択をされました。
 さらにその前後の堤体におきましても、今後同様の波浪等を受けた場合に堤体が破損する恐れのある場所が見受けられております。そのため腹づけや根継ぎなどの改良的要素を加えまして、延長477メートルの災害関連事業として申請をして採択をされております。これが第6次の査定の11月25から27日に採択をされております。それに先立ちまして、この道路でございますが、ここに仮設道路と書いてございますが、一般的には、仮設道路につきましては、災害によりまして長期間の全面通行どめをせざるを得ないという場合に、道路の特性、ネットワークとか交通量とか、それと迂回路の距離が2キロメートル以上あって、その代替をさせるには近隣住民の生活に著しい影響が出るというようなことを考えまして、最低限の幅員、線形、構造として設置することができるということでございますが、今回この仮設道路につきましては、生活道路以外、生活観光道路以外に、中部電力の浜岡原発と御前崎港を結ぶ浜岡原発への燃料とか資機材等を輸送するルートになっておりまして、この道路規模がほかの道路で代替はできないということでございまして、発生後直ちに現道並みの規模での迂回路を設定をしております。これが、39ページの下に書かれております仮設道路ということでございまして、10月28日に供用開始をしております。災害査定が11月21から28日ですので、災害査定を受ける約1カ月前に供用開始をしております。
 こちらの災害復旧事業でございますが、関連事業も災害復旧も全く同じでございまして、3年間で処理をすると先ほど申しましたが、初年度は85%というようなこともございますが、3年間の改良復旧事業なります。今後、改良復旧ということでございますので、国との協議を行いまして、事業の計画策定をして、今年度の発注となりますが、今年度は再度災害の防止のためにまず、堤体の前にブロックを置きまして、崩れた本体から破堤部分の工事をしたいというふうに考えております。
 仮設道路の設置で交通機能は一応確保したということではございますが、観光面からは早期の景観の復旧ということも望まれますので、冬期の波浪等条件の厳しい折でございますが、一日も早い復旧に努めていきたいとこのように考えております。

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