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委員会会議録

質問文書

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平成29年6月定例会企画文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:藤曲 敬宏 議員
質疑・質問日:07/25/2017
会派名:自民改革会議


○藤曲委員
 1点、お伺いしたいと思います。
 委員会説明資料1ページ、知事戦略局組織体制について、先ほど5番委員、また3番委員からも若干触れている部分がありましたので重なる部分もありますけれども、2月議会で質問したこともありますのでお伺いしたいと思います。
 組織改編で、知事戦略局が大きく変わるということで4カ月たちました。中核的な企画の機能を集約したということですけれども、そのメリットとして迅速な政策決定が図れると御答弁をいただきました。実際に4カ月たって迅速な政策決定が図れているのかどうかお伺いします。

○増田知事戦略局長
 私は、昨年度は政策企画部の政策推進局長という立場でございました。昨年度、県と市町との一体的な施策の推進が図れる組織になったんですが、非常に守備範囲が広かったと。私自身が非常に課題に感じていたのは、やはり計画立案の部分についてはもうちょっと迅速な対応ができるべきだと問題意識としても持っておりました。もう1つあったのは、知事直轄組織の知事戦略課と政策企画部の企画部門で、多少のダブり感も問題に感じていたところでございます。
 今年度が始まってからの様子ですが、知事のところには知事直轄組織として日常的に入っておりまして、非常に迅速な意思決定ができて、的確な対応が図られていると感じております。また知事の特命事項、あるいは指示事項等が日常的にあるわけですが、篠原知事戦略監からダイレクトに私どもの局に指示をいただきまして、局内の知事戦略課、あるいは総合計画課などにすぐに集まってもらって、一体的な処理が図られ、非常に組織として円滑に回っていると考えている次第でございます。

○藤曲委員
 リーダーシップのある知事のもとですから、顔の見える距離で実際に話していけば、迅速に施策決定はされているのかなと当初から予想はできた部分ですけれど、一方でそのときに懸念するものとして、やはりトップダウン式に物事が決まっていくと組織として硬直化して、下からボトムアップ式にいろんなものが上がりにくくなってしまう。
また知事の前だと、直接言いにくいこともできてしまうような、組織としての風通しが悪くなるんではないかという懸念材料について質問したんですけれども、どうでしょうか。

○増田知事戦略局長
 私どもは、知事から宿題や指示をいただいたものに対して、それをそのまま受けて決めつけるんではなく、非常に優秀なスタッフが多いですから中で十分に議論を重ねて局内の知事戦略課や総合計画課という各課が縦横無尽に集まって相談することで、多角的に議論を重ねておりますので、必ずしも決めつけで何かねじ曲がった方向に行ってしまうことはないと私は感じております。

○藤曲委員
 その辺のところに不安材料もありますので、やはり下からのいろんな実際の職員の声、また新しい提案が上がっていくようなイエスマンにならない組織にしていただきたいと思うんですけれども、組織体制の図を見させていただいたときに、知事戦略局の課が総務課から始まって5つあります。その中で総合計画課は大きな事業も入っています。この5つを抱えて知事戦略局として、局長が抱えていると。非常にボリュームが多いんではないかなという思いがあります。
 そういう中で、佐藤静岡県理事が政策担当になっているんですけれども、ここでの知事戦略局長と静岡県理事のそれぞれの位置づけはどうなっているんでしょうか。この図ですとライン上には静岡県理事が間にあってどこにもつながっていないと。意思決定においてどういう位置づけがされているのか、教えていただきたいと思います。

○増田知事戦略局長
 図では、線が切れていますが、私は知事戦略局の局長といたしまして、5課を抱えたラインの長でございます。したがいまして事務決裁規定等は、全て私が責任を持って見ております。
 一方で、佐藤静岡県理事につきましては、ことしは総合計画の総括評価、あるいは次期計画をスピード感を持ってつくる非常に重要な年でございまして、専属的に見ていただくということで総合計画課と同様に6階に配置していただいております。
 役割分担でございますが、先ほど言ったように私はラインの長として決裁等は全て責任を持ってやっておりますが、総合計画課の日常的な協議等につきましては、同じ6階にいらっしゃる佐藤理事がダイレクトに御面倒を見るというか御協議しながらやっておりまして、私は入らない形になっています。ただそこは全く承知してないわけではなくて、私のところには日常的に進捗状況の報告が参ります。また知事あるいは知事戦略監と協議する場面では、私は必ず入っておりますので、全て局内の状況はわかっている前提でございます。
 先ほどのお話にもなりますが、一番重要なことは今回の組織改編によりトップマネジメントでいろんなことが的確にスピード感を持って行われるようになるという知事直轄組織の意図がございますので、私は局内5課の課長とは日常的に意思疎通を図って、いろんな指示事項、課題等、特命事項があれば全て皆さんと意思疎通を図って、一体的に局としての日常的な業務を進めているところでございます。

○藤曲委員
 局長は局長級、静岡県理事は部長級ですよね。
 でも、系列でいくと決裁権は増田知事戦略局長が持っていらっしゃるということで、関係がいいときには非常にうまくいくのかなと思うんです。今年度は総合計画をつくるということで、やはりそこにてこ入れである面、重要な部署だということもあって、ある程度見てもらったものを知事戦略局長が全体的に、最終的には見ているということですけれども、この静岡県理事のラインがここにないのは非常にあいまいな立場というか、来年度以降、組織としてわかりやすく、全体的にスムーズにいくのか。人間関係がいいときは非常にスムーズにいくと思うんですけれども、そうでないとかかわりにくくなると懸念しているんですけれど、どうでしょう。

○佐藤静岡県理事(政策担当)
 私の立場が、宙ぶらりというか図がわかりにくいんですけれども、特命事項を持つのが私の仕事でございますので、重要案件ということで今言われた総合計画ですとか、総合計画課が持っています地方創生、その他もろもろを私のほうで先導的に処理する形になっております。
 今、増田知事戦略局長からもお話があったとおり、風通しはかなりよくしておりますので、お互いに連携し合いながら事業がいいように進むように努めておりますので、そこは御心配要らないと私は思っております。これからもしっかりやっていきたいと思います。

○藤曲委員
 わかりました。
 組織改編をして、昨年度そして今年度に取り組んでいる状況です。改革することは非常にいい部分も出てくると思うんですけれど、当然それに伴う弊害も出てくると思うんです。その辺のところをいかに改善できるか。これが100%いいとは僕は思っていないんですね。
 ことしはこの体制でいくので、来年度以降こうしたものの中で、改善すべきところは改善していく、見直していけるところはしていくことも必要ではないか。実際にやってみないとわからない部分もあると思いますんで、その辺のところは来年への課題ということで、今年度やりながらまた見直しも含めてやっていただきたいと思いますし、例えば知事がこういうふうに言ってても、こっちのほうが実際にはやりやすいですよというのがあったとしたら、逆に言うっていうことができる組織であってほしいなと。改善できたときに、僕は風通しのいい組織がちゃんとできているんだなと、しっかりと見守っていきたいなと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。

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静岡県議会事務局議事課

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