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委員会会議録

質問文書

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平成26年決算特別委員会企画くらし環境分科会 質疑・質問
質疑・質問者:伊藤 育子 議員
質疑・質問日:11/06/2014
会派名:自民改革会議


○伊藤委員
 一問一答方式でお願いいたします。
 ただいまの説明からは飛ばされてしまいましたが、主要な施策の成果等の説明書の44ページの一番下のエにある空港周辺地域の理想のまちづくりグランドデザイン策定事業費255万円余についてです。
 まず、事業費が255万円余ですが、これは多分理想のまちづくりに関する提案を取りまとめることに要した経費が255万円余ということなんだろうと思います。
 その背景には、会議が5回開かれましたよね。大体こういう会議を1つ立ち上げるたびごとに、ざっと500万円というお話を伺っています。これも確かめたところ500万円の上で、255万円の策定費ということなんだろうと思います。そうしますと、この内容を私どもがいただくには、ざっと700万円の提案ということになるわけですね。
会議がなければこれはできないわけですから。
 700万円の提案の前にガーデンシティ構想がありましたね。あれもざっと同じような金額がかかっていると思います。そうしますと今回のこの提言の背景にある金額というのは、今までだけでもざっと1400万円ということになります。その延長で続いているのが茶の都の構想委員会ですね。これも700万円ぐらいと考えますと、空港周辺地域のまちづくりに関しては、ざっと2000万円以上の提言ということになるわけです。ということは、これを大事にしていかないと2000万円がもったいないということを前提といたしましてお伺いいたします。
 平成25年度にできています7つある提案の中で、まず1つ目が基幹的広域防災拠点です。
 基幹的広域防災拠点の提案につきましては、多目的施設の内容についても書いてあります。場所が旧金谷中跡地から空港に移っただけかなと納得しているわけです。目的が違うわけですから、場所が違って当然だろうとは思います。
 空港周辺のにぎわい、空港の利活用促進のための多目的施設は、旧金谷中跡地でよかったのでしょうけれども、大震災を経て防災が主目的となりますと、これは旧金谷中跡地よりも今の構想のほうがいいだろうと私も理解しているわけです。
 そこで、ざっと背景に2000万円かけているこの提案書にある防災拠点について、あまり聞かなくなってしまったのですが、どこまで進捗しているのか、まずお伺いします。
 それから提案の2ですが、これは交通インフラについてです。交通インフラといいますと、ようやく新幹線が日の目をみるのかな、できるということじゃなくて今回の800万円の予算が成立すれば一歩前進であり、ここまで来るのに12年かかっているなと思うわけです。提案に書いてあることは、一体どの辺まで県民への周知が図られているのか。進捗については、一歩前進のところまでは来ているなという理解はしているのですが、一体県民にどれほどの周知が図られているのか、そこの辺が見えてないなと思いますが、この点についてお伺いいたします。

○長澤地域政策課長兼内陸フロンティア推進室長
 空港周辺地域の理想のまちづくりのグランドデザインの策定事業費の件でございます。
 この懇話会の提案を受けて取りまとめたものにつきましては、金額でいきますと懇話会にかかった経費は委員の報酬、策定に当たって取りまとめた図面等の委託費用を含めまして、おおむね500万円強ということになってございます。
 委員から御質問がございました1点目についてでございます。
 防災拠点の今の状況についてでございますが、基本的には懇話会は私ども企画広報部が事務局になって取りまとめたものでございますけれども、個々の事業につきましては、担当する部局で所管をしていただいていますので、広域防災拠点については危機管理部ということになります。今私どもで承知している内容につきましては、当初は基幹的な広域防災拠点ということで国に要望していましたが、現在は大規模な広域防災拠点の整備ということで、空港のところへの整備について具体的な検討を部内でなされていると承知しているところでございます。
 それから、この懇話会の内容についての地域へのPRといいますか周知ということでございます。
 懇話会の提言につきましては、平成25年3月に最終の懇話会を開きまして、その後、若干の修正作業を行い平成25年10月に取りまとめたものでございます。これについては、今後のまちづくりに生かしていただくということで、関係する2市1町にも情報提供しているところでございます。以上でございます。

○伊藤委員
 ありがとうございました。
 まず、防災拠点についてです。
 平成25年度は、具体的に何がどうなったという動きはあったのですか。今おっしゃったように所管は危機管理部ですが、そうすると企画広報部はつくりっぱなしですか。ここに進行管理という言葉が出ていますが、進捗状況を管理するのは企画広報部の役割ではないのですか。

○長澤地域政策課長兼内陸フロンティア推進室長
 言葉が足りず、申しわけございませんでした。
 この提案につきましては、当然関係部局にも懇話会の委員からこのような提案がございましたということで、先ほど申し上げた危機管理部を含めた関係する部局全てに情報提供しております。
 その上で各部局で事業展開するに当たっての参考にしてほしいということで、詳細については各部局にお任せしているわけですけれども、進捗管理という点につきましては、やはり一体的に進めていく必要がございますので、今どういう状況になっているかということは、節目節目で確認しているところでございます。
 広域防災拠点の関係につきましては、現時点で具体的な設計に入ったという話はまだ聞いておりません。危機管理部内で検討していただいているところと承知しております。

○伊藤委員
 それでは、提案1に関して平成25年度には具体的な動きはないと理解するわけです。県民からすると、これは企画広報部、これは危機管理部、この分野は交通基盤部と縦割りになっているということが見えないわけです。しかし実際に携わっている人たち――島田市や藤枝市に言わせれば、なぜ県は縦割りなのですかと。こんなにわけのわからない縦割りになぜなっているのですかという話になるわけです。
 その次の新幹線新駅についてですが、地域政策課長は提案書の内容を関係市町に情報提供しているとおっしゃいました。提案書には隣接する新幹線新駅について図まで書いてあります。それなのに、なぜあちらこちらから、場所があっちだこっちだという話が出てくるんでしょうか。要は提案書の内容が関係市町におりているとおっしゃっても、おりてない状況ではないのですか。この点についてはどうでしょうか。新幹線新駅の場所は決定ですか。

○長澤地域政策課長兼内陸フロンティア推進室長
 場所を決定したということではございません。
 富士山静岡空港があるということで、この地域が交通の結節点になり得る場所であるということで、隣接する新幹線の新駅があることが望ましいということで提案をいただいたものでございます。
 掲載されているイメージ図は、あくまで1つの案でございますので、ここに場所が決定した、あるいは位置も決定したということではないということで御理解いただきたいと思います。以上です。

○伊藤委員
 場所はまだ決定していないということです。そうしますと、この提案書は関係する市町に行っているわけですよね。そのつもりで市町は動いている、理解しているということでよろしいのでしょうか。それともこれはあくまでも理想であって、場所は確定していないという今の地域政策課長の答弁で正しいですか。もう一度確認しておきます。

○長澤地域政策課長兼内陸フロンティア推進室長
 懇話会を開催した目的は、中長期的にこの地域のあり方を検討していただくということで、有識者の方に集まっていただいて、いろいろな御提案をいただいたということでございまして、この提案にまとめたキーワードとして3つあります。防災、交流、お茶がこの地域にとって非常に大事なものであるということを提案いただいたものでございます。その具体的な1つとして新幹線新駅というものもあり得るということで、盛り込まれたということでございます。
 あくまでも2市1町に提供した中では、そういったキーワードをきちんと踏まえて、今後のまちづくりの参考にしていただきたいということで、御提示申し上げたということでございます。以上です。

○伊藤委員
 ありがとうございました。
 その先の話は今年度の話になりますので、決算特別委員会の場ですから、このあたりまでとします。提案の中身は理想であるというふうに理解しておくことにいたします。

 提案の4番と5番に関係するのですが、お茶の郷についてです。
 お茶の郷に関してかなり具体的な話がここにございます。お茶にまつわる体験型観光の拠点や商業的な展開の場として茶の都の中核となると。お茶の郷は現在は島田市の所有する施設でございますが、その後、茶の都の構想委員会から、お茶の郷を県有化するという大きな見出しが新聞に出ました。お茶の郷に関するこの提案の進捗状況をお聞かせいただきたいと思います。

○佐藤政策企画局長(内陸フロンティア推進担当)
 今の点についてお答えいたします。
 有識者の方からは、茶の都をこういうふうに活用したらいいのではないかという提案をいただきました。それを受けましてお茶の郷は茶の都の中心となるような活用が望ましいという提案を受けております。経済産業部では茶の都しずおか推進会議を開きまして、その中で茶の都づくりについて検討していると承知しているところでございます。以上であります。

○伊藤委員
 わかりました。それでは茶の都しずおか推進会議の行方をまず興味をもって見させていただくこととします。
 この件に関して、例えば提案書の取りまとめは企画広報部で、具現化に関してはお茶の郷ならば経済産業部で、ということになるわけです。一体化しているものが具体化していきますと、今度は部局が別々になっていきますね。ですから、進捗管理は企画広報部の仕事と思います。そのかなめに知事戦略監がいらっしゃるんじゃないかと思います。知事戦略監、そういう考え方でよろしいのでしょうか。全てここでまとまると考えてよろしいのですか。

○吉林知事戦略監
 進捗管理についてお答えします。
 企画広報部でつくっているグランドデザインは、いろいろな部局をまたがる中で、地域にとってどんなものが理想的かというそれぞれの部局の案をいただき、有識者の方の意見もいただいて、それを踏まえて具体的な落とし込みをしていく。あるいは計画を具体化して、どういう形にしたらその地域の中でいいものができるかというための材料だと理解しております。それを実現するためには、特に部局横断型の仕事になってくると承知しています。
 そうしたことから、昨年度も広域防災拠点につきましては震災の影響がありまして、当初の意図とは少し変わってきていますけれども、具体的には空港を使った訓練等を集中的にやっておりますし、そうした中で自衛隊が入ったり、米軍が入ったりしまして、具体案が見えてまいりまして進捗はしております。
 また、その他のお茶の郷等につきましても、企画広報部と経済産業部を集めて、私も入りまして政策のすり合わせ、あるいは市との調整につきましても課題が生じるごとに、共通の認識を持つよう部局横断型で意見交換して共通認識で仕事を進めていくというやり方をしております。
 今年度につきましても、計画が徐々に具体化していきますけれども、関係部局が連携しながらそごがないように配慮していきたいと考えております。以上です。

○伊藤委員
 ありがとうございました。
 今のお話を伺いまして、安心してお任せしようということですが、とにかく提案書等に費やした予算が無駄にならないように徹底的に進捗管理をしながら進めていただきたいと要望しておきます。以上です。

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