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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成20年11月臨時会総務委員会 質疑・質問
質疑・質問者:岩瀬 護 議員
質疑・質問日:11/06/2008
会派名:平成21


○岩瀬委員
 それでは、幾つかお尋ねをしたいと思いますが、委員長に先に断っておきます。この総務委員会は、予算にかかわるということで、第141号議案にかかわることというのが、純粋な我々の議案審議の対象になる案件でしょうけれども、この際、予算全般にかかわることという理解で、1億1000万円からちょっとはずれるかもしれませんが、幾つか伺いたいと思っております。

○多家委員長
 岩瀬さん、議案に関する質疑の範囲を超えておりますと、私が質疑の範囲を超えておりますという判断をいたしますので、御承知おきください。

○岩瀬委員
 はい。御指摘ください。
 その前に予算というか、総務部長が議会運営委員会に出席をされている、議会とのおつなぎ役をされておりますので、その点から伺いたいと思いますが、それはいいですね。

○多家委員長
 はい。

○岩瀬委員
 当初、このことについて、10月29日に行われました全員協議会で現状説明を提案されました。そのように、全員協議会でやろうと判断されたお考えを改めて伺っておきたいと思います。
 それから、当然に議決案件を伴わないということで全員協議会になるわけでありますから、補正予算ではなく予備費での対応をお考えになったと思います。いかなる御判断で予備費対応をされようとなされたのか伺います。

 それから、そのことが改まって、この件に関しての審議時間が足りないであろうことを考えて、議会運営委員会では臨時会の要請ということになりその方向に進んで、この1億1000万円というお金は補正予算で議決案件として改めて提出されるようになりました。
この補正予算の1億1000万円について、なぜ1億1000万円なのかいまだ細かい明細が示されておらないと思います。この明細をお聞かせをいただきたいことと、このほかには暫定開港のための予算としては、これからは絶対に追加予算といいますか必要予算が出てこないことをここで明らかにできますね。その点についての姿勢、お考えを伺いたいと思います。

 それから、きょうの臨時会において皆さんの質疑に対する答弁、その中で大分、全員協議会のときの現状説明から踏み込んで、いわゆる当局の管理責任といいますかね、そういうものを言及され、かなり踏み込んでのおわびの言葉が発せられてきたと思っております。
これは、その言葉を待ち望んでいたと言うしかないわけでありますが、いわゆる今までの御説明を伺ってますとね、外部責任でこうなったということをかなり色濃く感じさせられました。こうなってまいりますとね、どういう影響を及ぼしてくるかというと、それだけ外の責任があってここまできたのであれば訴訟を必要とすることに――損害賠償を請求することになってきませんかということが、当然に我々のほうの質問として出てくることになる。これは予算措置ではなくて、いわゆる迷惑料をいただきますよということになるわけで、総務部も無関係ではないということで伺うわけであります。
 それと、いわゆる現場で正確な測量をする環境を与えていただけなかったなどということをずっと言い続けると、今度は地権者の心証を害して完全運用のほうにも影響をしていっちゃうんですね。したがって、こういうことに対していわゆる管理責任を認められたということは、これからの、いわゆる相手との協議でありますとか、関係者へ与える不安が一層解消されていくというふうには思うのですけれども、この訴訟の必要性だとかというようなことはお考えの範囲に入っているのですかね。例えば測量のあいまいさであるとかいうようなことを御指摘されていましたけれども、そういうことは総務部には関係ございませんか。なかったらまたそれでいいですけども、その旨お答えください。

 もう1点は、地すべり防災工事をやるということで大分進んだわけでありますが、地すべり防止区域というのは昭和42年ころに指定をされて、これまでは余り人家がないとかいうようなことで、徹底的な防災工事はこういう財政の厳しい中では必要ないであろうという原課の判断で、水抜き工事であるとかそういうことで地すべりに対応し工事を進めてきた。しかし、切り土をし、盛り土をし、徹底して平地をつくって防災工事をやろうというのをここのところにきて急遽やったというのは、やっぱり空港関連工事を防災工事に振り向けてやったというふうに見られてもいたし方のない側面を持つんです。時期が余りにも一致しすぎているという感じでね。それで進めてきた結果どうなったか。4億円から5億円かけてきていると思いますけれども、残ったところが今問題になっている地域。しかしそれをもって、今度は開港できないというところまで結びついてくると。この防災工事に充てた予算は何だったのかなって。これは今6番委員から指摘がありましたけども、財政厳しき折に徹底して完成できるところまでいけばよろしかったわけですけれども、一方ではそれとても目的を果たせずにいるのではないかという感じもするわけですね。予算措置をされた当課として、御意見を求めたいと思います。
 それから、ILSの使用不可という点について先進的な空港については当然にILSを使っての空港活用ということが前提になっていますから、これを組み入れて工事を進めてきたというこの方針は間違ってないというふうに思うんですけれども、これ大体幾らぐらいかかるものでしょうね、この装置というのはね。これはここではないですか。

○多家委員長   
 空港部が答えなきゃならない質問ですね。

○岩瀬委員
 じゃあやめておきましょう。最後に1つ。今、一生懸命汗の上に汗をかいて完全運用を実現していく御努力をしてくださるということを言明されております。それとともに、一方で暫定の開港を目指すということで、これもいわゆる善後策としてはいたし方のないことなのかなと。やはり二またをかけて一生懸命この実現に向けて努力いただく。我々もそれを応援するということでやっていかなくちゃいけませんけれども、完全運用で今までまともに進んできていれば、1900億円ということでやれたはずであります。しかし、ここで暫定開港のために必要なこととして1億1000万円をかけることになりました。これをまた完全運用に戻してやっていくときに、新たな予算措置というものは全く必要ないのでしょうかね。設置した施設類などというのは、すべてもうそのまま据え置くということですけれども、そういう完全運用に向けての予算措置のことについては、総務部としていかように相談を受け御検討なされているのか。実はこれ以上お金はかからないのだろうなということを心配する一面ですけれども、ちょっと御所見を伺えたらと思います。

○多家委員長
 私のほうから申し上げます。ただいま10番委員から5つにわたる質問がございました。それぞれ総務部長以下お答えができる範囲で、総務部に関することでしたらお答えいただきたいわけですが、他部にまたがるということでありまして、そのことについてはお答えできないということであれば結構でありますので、そんな心づもりで御答弁いただきたいと思います。

○藤原総務部長
 1点目の、全員協議会でやろうと判断した理由は何かとこういうお話でございました。予備費充当ということを考えたのはいかなる判断かという追加のお話がございました。
私どもといたしましては、もちろん予備費を充当できる内容であるということが前提でございますけれども、一日も早い開港のために一体何ができるのかということを空港部・関係部局等とも協議した結果、これについては予備費充当ができるであろうという判断を一たんいたしたところでございます。執行部の判断でできる事柄であるとはいいましても、御指摘いただきましたように県民の皆さんに非常に大きな影響を及ぼす事業でございますので、県議会の皆様方にもきっちりと御説明をさせていただきたいということで、全員協議会をお願いしたいということを申し上げました。しかしながら、先ほども御指摘をいただきました額の問題ではないと。そのとおりでありまして、今まで県民の皆様に、あるいは各方面の皆様にもお世話になって御尽力をいただいてきた非常に大きな話でございますので、よりきっちりとした場で御審議をいただいて予算をつけていただくほうが望ましいのではないかという判断に立ちまして、今回臨時会ということでお願いをしたということでございます。
したがいまして、当初全員協議会でお願いしましたのは、予備費充当により一日も早く工事に着手したいということでございましたけれども、この臨時会――きょうお世話になっておりますが――こういう形でお願いすることが、より県民の皆様への説明についても役割を果たし得るものであるというふうに考えた次第でございます。

 それから、この管理責任云々の問題につきましては先ほど来、本会議でも答弁がございました。これは県全体としてやはり3月開港ということで、ここまでみんなで盛り上げようということでやってまいりましたのに、それを実現できなかったということについては、やはり私ども県職員の一員として責任を感じるものでございます。
 具体的な損害賠償請求とか、そういうことは、これは今後関係部局ともお話しすることになろうと思いますが、現時点において想定をしておるものではございません。

 そのほか、地すべり防災工事、空港の完全運用につきましては先ほど本会議の中でもこの質問をいただきまして、現時点での空港部における試算によりますと、県施設工事について完全運用に戻すときに6000万円ないし8000万円程度の経費がかかるのではないかという答弁がありました。私どもとしては、一日も早い完全運用を目指すという点では空港部と軌を一にしておりますが、額、内容につきましては、今後精査をお互いにしてまいりたいということでございます。
 そのほか、御質問いただきました点につきましても、県庁にそれぞれ関係部局ございますので、今後連携を十分密にして対応してまいりたいと考えております。以上でございます。

○土屋財政室長
 今回の補正予算の内訳でございます。詳細につきましては空港部かと思いますが、全体のお話をしますと、1億1000万円の内訳につきましては、航空灯火等の標識工事を含めまして1億400万円がその工事費になります。あとは管理経費と管理料の委託費として600万円を入れてございます。合計で1億1000万円ということでございます。

○岩瀬委員
 原課で1億1000万円の明細を御承知いただいてるのは、その二分された予算の範囲ですね。それ以上の明細はおわかりいただいてないということだね。はい、いいです。

 いわゆる、一日も早くこの難題を解いて、暫定でも開港しようというお心は異にするものではないのですよ。しかし、それにたどり着く手法として、全く違う観点で手続のありようを見つめている目があるということを御承知いただきたい。
やはり全員協議会1日限りというのは、最終的には議会運営委員会の意向を踏まえて決定したことではありますけれども、どうも我々としては非常に当局の御提案自体に違和感がやっぱりありましたね。それと、いわゆる予備費での対応ということね。やはり県民に、その追加工事で幾らかかるのかということをクリアにしてわかっていただいて、県民理解の上に追加工事をしていくという意味では、こういう難局ではあるけれども、追加予算の必要性が出ました、1億1000万円かかりますということは、やっぱり明示をして初めて理解されることなんですよ。したがって、今回わざわざこういう過去の手続論について申し上げました。
予備費は、いわゆる使途を特定しないで予算化して、予算化すれば自治体首長の権限により使い道を限定せずに処理できると、当て込むことができるということがありますけども、我々県民サイドからいたしますと、やはり純粋に民生の安定のためであるとか、何かそういうところにそごを生じた場合にあるわけであって、やっぱり純粋な予備費の使い方を厳選してほしいというのを基本的に思ってます。そういう意味から考えても、今回のは補正予算での対応がやっぱり一番正しかったのではないか、私はそんなふうに理解するんですね。予備費というものの使い方について厳選をしていただきたいということを含めてこの話を申し上げているわけで、今後の大なる参考にしていただきたいと思うんですね。
 また、補正予算の1億1000万円の明細については後ほど原課に伺うことにして理解をしていきたいと思いますが、いずれにしてもその他の費用は発生しないということで、確認をさせていただいてよろしいですね。以上、それで終わります。

○多家委員長
 答弁は必要ですか。

○岩瀬委員
 所見をいただきたいと思います。

○藤原総務部長
 現時点におきまして、想定できるものはこの工事費であるというふうに考えております。よろしくお願いいたします。

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