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委員会会議録

質問文書

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平成30年11月多様な働き方推進特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:深澤 陽一 議員
質疑・質問日:11/28/2018
会派名:自民改革会議


○深澤委員
 お話ありがとうございました。働き方改革というか、先生、学校で学生を教えているという立場でちょっと教えてもらいたい。
 先ほど、いろんな経験値も不足していて、会社とはどういうものなのかを教えたりとか、そもそもワーク・ライフ・バランスはどういうことか教えている話は伺いました。ちょっと聞いててもやもやしたんですけど、この要約の2ページ目の一番初めに、新卒も入る前から子育てと両立できる企業を希望と書いてあったんですが、イメージでそういうのを希望しているんだろうなと思うんです。これがもやもやしている理由の1つなんですけども、そもそも大学生、これ、2年ぐらい前の僕の記憶なので合ってるかわかりませんけど、男性では5割以上、女性だと4割ぐらいが20歳になっても異性とおつき合いしたことがないという。そもそも子育てを語る前に異性とつき合ったことがない中でこういうことを言ってる時点で、すごく違和感があるのが1つと、それとちょっと戻るんですけど、仕事中心の生活を希望する人は1割とあって、ワーク・ライフ・バランス、仕事以外のところでやりがい、生きがいを求めているということなんですけど、先ほどの子育ての部分も、つき合ったことがないのに子育てを求めてる。それはいいことなんですけど、ここも何かもやもやとしているのは、そもそもじゃあやりたいことを9割の人が持っていて、仕事中心じゃないほうがいいと言っているのか、ただイメージで言っているのか。私のちょうど大卒のころはフリーターがはやったころで、今、考えると、フリーターになって、今、苦労している40代多いですよね。その後、脱サラとかいう言葉もはやったけど、やっぱりその後の統計で、脱サラとかしていろいろと転職してキャリアが上がった人はかなり少ないという話も聞いたことがあって、学生たちがこういうイメージとか理想とかそういった言葉に向かうのはいいんですけども、ただ本当に生活をしていくというところをもっと求める必要があるんじゃないかなと。今、強さを求められない時代なんですけど、ただ、やっぱり希望としては強さを求めていく、そこのところを学校でどのように教えているのか、教えてもらいたいと思って。

○谷俊子氏
 まさに、今、脱サラとかフリーターという言葉が出ましたけれども、今の学生たちもそういう社会のいろんな情報、キーワードに踊らされている部分はあるのかなと思います。ですので、本当にワーク・ライフ・バランスとはどういうものなのか、それが自分に直結するものなのかがわからないまま、いろんなところでワーク・ライフ・バランスは大切だよと聞くから、じゃあもしかして将来結婚したら子育てもするだろうから、ワーク・ライフ・バランスの実現できる会社に入りたいと単純に言ってるだけだと思います。
 平塚市のほうで私も男女共同参画の議会の会長をやってるんですけど、先日、そこでシンポジウムをやりまして、第2部で高校生2人と東海大の学生2人呼んで、座談会みたいなのをやったんです。リクルートジョブズの所長さん、女性がファシリテーターになって、4人がシンポジストでやったんですけど、高校の2人はもう就職決まってるんですけれども、やっぱり結婚したら子育てを頑張りたいので、ワーク・ライフ・バランスをできる会社を選びましたとか言ってるんです。本当に違和感なんですけれども、本人たちはそれを頭から信じて、それを会社を選ぶための指標にしていることは事実なんです。だからやっぱり企業はそれを売り文句にしないといけないのは事実だと思うんです。でも本人たちが実際に結婚するかどうかもわからないし、子供を産むかもわからない。それはリンクしてないのは御指摘のとおりだと思います。ただ、やっぱりそれがないと会社としては選ばれないのは事実だということですよね。
 中には結婚もするだろうし、今、つき合っている人がいなくても、結婚すれば子供が生まれてという中で、ワーク・ライフ・バランスが実現できていなければ、ずっと長くはそこの会社にいてもらえないと。人手不足の中でやめちゃうよとは言えると思いますし、全員がつき合ってないから結婚しないし子供を産まないということも確率としては考えにくいですから、何人かはそういうことがあると思います。
 あと高校生だと、部活、ずっとやってたスポーツがあって、それもワーク・ライフ・バランスの1つだと思います。家庭で子育てということではなくて、自分の趣味をきちんと両立できる、そういうことも言ってました。
 高校の就活は、ある程度、先生が生徒に就職先を紹介しますよね。解禁日なんかもきちんと決まってて、大体そこの会社に受けに行って決まるというケースが多いですけれども、そこに来ていた女の子は、最初に学校の先生に紹介された企業がちょっと遠かったんだそうです。自分の頑張っているソフトテニスと両立できそうもないので、近い会社をまた別で紹介してもらって、そこに決めたと言ってました。ですので、昔からもそうだったかもしれませんけれども、趣味との両立というのも、ワーク・ライフ・バランスの1つなのかなと感じてます。ほかの大学生もそんなことを言ってましたし、そういうことも授業で教えてます。

○深澤委員
 わかりました。いろんな多様性があると思うんですけど、質問の僕の本意というか、子育てと両立できると言っている方々にはぜひ異性に興味を持ってもらいたいなと。それを学校でも、これ、言えないところなんですけど、言っている方々には言ってもらいたいなと。

○谷俊子氏
 そこは何かセクハラになっちゃうのがね。

○深澤委員
 だからそこは難しいですけど、言っている彼らにとって。
 あと1点だけ済みません。勤務時間の柔軟性整備が必要というところなんですけど、特に中小企業に関しては、やっぱり企業側のノウハウ、あるいは環境整備がわからないというか、それは調べりゃわかるんですけど、でも中小企業ぐらいになると、なかなかそこまで経営者が手が回らない、頭が回らないところがあると思います。単純に、例えば女性を受け入れるんであれば、トイレの問題、着がえ、更衣室の問題、休憩室の問題、あとは環境面での問題がいろいろあったりして、そういったものを幾らぐらいで整備できてとか、どのように整備してという情報が行き渡ってなくて、そういうのがないからこそ、いい企業であっても、女性とかシニアに情報が行かないというところもあると思うので、その辺の状況はもし何かあれば教えてください。

○谷俊子氏
 また平塚市の事例になってしまいますけれども、例えば小さい会社、不動産業などがあるんですけれども、そこですごくうまくいっている事例があります。社長さんが女性ということもありますけれども、女性のニーズに応えるということで、あとやっぱり何度か言ってますけれども、雇ってる人にどうしたらいいのと聞いてしまうことです。人がたくさん余っているときには、会社がいろんな働き方を準備して、この働き方に従いなさいと。これに従えない人はどんどんやめちゃっていいよというスタンスだったと思うんですけれども、人手不足になったら逆ですよね。働いている人にどういうふうに整備したら長く働いてくれますかと企業の経営者が聞いていくということです。だから自分の頭の中でどうしたらいいのかなと考えているよりは、聞いてしまって、それに従って整備していくスタンス、ここが大事なんじゃないかなと思います。

○野澤委員長
 質問等を続けます。

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