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委員会会議録

質問文書

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令和元年12月子ども健全育成推進特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:伴 卓 議員
質疑・質問日:12/03/2019
会派名:ふじのくに県民クラブ


○伴委員
 ちょっと付随して質問しますけれども、子供は低学年から、例えば青年ぐらいの年代でも違うと思うんですけれども、子供からSOS的に問い合わせがあることがどれぐらいあるか、あった場合、どんな対応されてるかだけ教えてください。

○鈴木和樹氏
 実際、高校生ぐらいになると問い合わせが来たりします。食べ物関係ですと、静岡市の場合、学校とか通ってる子だったら学校経由で情報を先生に言っても大丈夫か聞いて、言えない場合は1回はうちでそのまま対応しちゃいます。2回目以降は行政に情報提供します。一応本人の許可をとって。やっぱりしかるべき支援につながらないといけないもんですから。1回目で大丈夫そうだったら、許可をとって共有するんですけど、嫌だっていう子もいるもんで、そこは様子を見ながらです。低学年の場合は、もう無条件で学校等の関係機関とつながらないとまずいので、そこについては共有するようにはしてます。
 高校生と低学年の子供では違うので。低学年はめったに来ないです。ただし学校から来ることは多いです。ちょっと食べてない子がいるんだけど、食べ物出せないかなって。ただ、これも一生懸命やってる先生がいる学校に限るんですよ。実際問題、全部一律そういう対応をするってなれば、かなり掘り起こされると思います。定時制の学校に通ってる子供たちもそうですけど、幼少の、本当に小さい子供なんかはもう食べてないって明確に言ってくれるので。食べてないのがお母さんがつくってないのか、それともお金がない状況なのかわからないですけど、食べてないことには変わりがないものですから。そこをきっかけに支援につながっていかないかなというところもあって、学校のスクールソーシャルワーカーとのネットワークがつくれないかなってすごく悩んでいて、実際、うまくいってないです。管轄の問題ですね、これも。私たちは福祉課とはつながるんですけど、学校教育課、学校総務課みたいな学校を管轄するところ、特に教育委員会とはなかなか接点が持てないんですよ。学校の先生方や学校単位では何とかなるかもしれないですけど、一律そうしましょうみたいな動きにはなかなかなりにくくて、それは多分皆さんじゃないと変えられないと思います。学校単位でその思いのある先生が、教頭、校長に怒られながらやられてるんですけど。

○伴委員
 個人的な推測ですけど、学校側からすると、結局、先生経由で親御さんにそういう話が行って、親御さんから学校に何かクレームが来るんじゃないかとか、余計な波風が立つんじゃないかっていうのを気にするが余り、多分その救済――救済っていうと失礼かもしれないですけど――できないと思うんですね。でも、それがもし制度化というか、児童、もしくは生徒からそういったSOSがあった場合は、何らかの対策を講ずるみたいな条例か何かできれば、救える生徒もいるでしょうし。
 実際に例えばその事業をやって、ちょっとハレーションが起きたケースってもしあれば。例えばその保護者が、何でそんな学校に言われなきゃいかんのだみたいなことが起きちゃったケースってあったりするんですかね。

○鈴木和樹氏
 今のところは実はありません。学校が、こういうのあるから食べ物をもらったらどうって親御さんに言うと、素直にみんなもらいますね。で、私たち、島田市の事業なんかは、子育て応援でやってるよって体で全員配布に切りかえちゃったんで、それはたくさんの利用者が、困ってない人も来ます。その中から実はっていうふうに、友達関係には言えないんだけどで掘り起こすので、親御さんからクレームが来るっていうケースは、物をもらってるだけなので、あんまりないです。問題だって説教しちゃうと――要は貧困扱いしちゃうとやっぱり反発があって。なので、生活相談とかに緩くつながっていくようなアプローチが必要で、これは相談援助の技法が必要になってくるので、そうすると学校の先生だと荷が重いので、スクールソーシャルワーカーだったり、社協の相談員だったり、市のケースワーカーだったり、子育ての担当だったり、そういう人間がかかわっていかなきゃいけないとは思うんですけど、最初の1歩目は先生で十分対応できるので、発見の1歩部分を先生に担ってもらえるような仕組みがあると。今、先生は手弁当でラーメンとか備蓄してるんですよ。困った子、食べてない子がいると食べさせるんですよ。それこそ私の恩師も、ことし4月に退任しましたけど、恩師も校長室にラーメンが置いてあるんだよって言っていたんで、やっぱり食べてないって知っちゃうと、人間なので放っとけないじゃないですか、自分も子供いるしみたいな。それで食べさせてるんだけど、それがいいかどうかは自分はわからんとはやっぱりおっしゃってました。そうやってこそこそやるんじゃなくて、もっと、子供が食べてないっていうところを純粋に食べさせてあげれるような仕組み。だからといって親がけしからんみたいに叱るんではなくて、そこから何か支援のきっかけにつながるような連携がとれることすらまずできてないのが現状です。要は、食べてない人います、先生何とかしますで終わってるんですよ。そこを本来であれば、ソーシャルアクションを起こして、ソーシャルワークして、親御さんたちにどうにか相談に来てもらえるようなアクションをしなきゃいけないんですけど、そこはできてないんです。例えば生活困窮の相談のチラシを食べ物の中に入れとくとか、やりようはあると思うんですけど、仕組みができてないので、先生方は手弁当でやってる。手弁当でやってた先生が気づいて、フードバンクの利用をするという状況が起こっています。その場合は、学校の許可とってくださいねって言って、教頭、校長の説得を先生方がすると。何かそれも変な話なんですよね。いいことやろうとしてるのに、説得しなきゃいけないっていう。

○伴委員
 全然別の話で、さっき40代、50代の男性が多いって話があったじゃないですか。うちの町内でもやっぱりいるんですけれども、いわゆる80-50問題じゃないですけど、もう親御さんがリタイアしちゃってて、半分介護状態で自分もうまく就職できなくて、介護しながらフリーターとパートを行ったり来たりのそういう人たちが傾向として、多いかどうかってのはありますか。

○鈴木和樹氏
 そうですね。もともと生活環境が子供のときに悪かった、もしくは親が過保護過ぎたっていうののどちらかになるんですが、実際に相談のケースとしては不安定就労の方が多いので、幼少期、家が貧乏だった人に限らずですけど、不安定な方が多いですね、引きこもってたりとか。傾向としては。ただ、絶対数ではないですけど。

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