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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成30年2月企画文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:多家 一彦 議員
質疑・質問日:03/08/2018
会派名:自民改革会議


○多家委員
 1つ意見を言わせてください。
 説明資料15ページに、東京2020オリンピック・パラリンピック自転車競技開催に向けた取り組みが出ているんですが、きのうの情報交換会でパラリンピックのロードレース競技会場が富士スピードウェイに決まりました。どうやって取り組むかはまだ返事ができないと思うんですよ。
 ここに出ているオリンピック開催期間は、7月24日から8月9日です。7月24日は開会式、8月9日は閉会式と思うんですが、ロードレースは7月25日、26日の開会式翌日、そして27日、28日を休んで、個人タイムトライアルが7月29日で富士スピードウエイです。そして7月30日から8月4日まで伊豆ベロドロームでトラック、それから8月5日から7日まで連続して有明BMXコースでもってBMXが終わってマウンテンバイクが8月8日、9日。9日が最終日ですが、まさしく陸上競技ではありませんけれども、自転車競技の場合全ての期間中競技をやっていることになろうかと思います。
 さらに、組織委員会から静岡県地域へ協力依頼が予想されるロードレースの課題が載っていて大変な中身だと思いますが、その中でオリパラの組織体制を8人に強化すると。それ以外に東部地域の20市町の首長が集まって準備に加わると言っているわけでありますけれども、現実に一番心配するのは会場がトライアングルということなんです。トライアングルとはロードレースは小山町、トラックのマウンテンバイクは伊豆ベロドローム、そしてBMXは東京の有明スタジアムで、頭になって運営していくのはUCI国際自転車競技連合だと思います。そして組織委員会がやっています。そして日本自転車競技連盟と競輪振興会がやっていくわけですが、本当にそれだけの広い範囲を果たしておさめてやっていけるかどうかは静岡県が責任を持つことはないわけですが、かなりハードな課題だと思います。これはこっちから攻めておかないと、その時期になって静岡県に会場を3つ渡してあるからやってくださいよと言われて果たしてできるかどうか。まず思うのは選手村があって、伊豆ベロドロームは伊豆市、ロードレースは恐らく小山町近辺にたくさんある保養所で経団連の保養所まであります。BMXは恐らく東京の選手村と3つ分かれますが、頭になる組織がトライアングルをどうまとめ上げていくかが大きな課題になると思いますし、なるべく早く詰めておかないと大変になる気がしますので、今、それらについて考えを言えといっても言えないと思いますが、本当に大きな課題になると思いますので、ぜひお考えいただきたいと心配するわけで意見として申し上げておきます。

 静岡県富士山世界遺産センターについて伺います。
 12月の開館以来、来館者数も順調に推移し、2月末で11万人を超えたという話があります。私も2月12日、家内を連れて行ってきました。会場にはふじのくに県民クラブの岡本議員も奥様と御家族を連れていらっしゃっていた。静岡新聞の記者も御家族と一緒に見え、まさしく千客万来で大変にぎわっているところだと思います。
 開館までは本当にいろいろと課題があり、この委員会でも相当の議論を重ねたので感慨もひとしおだと思います。なかなか御苦労なさったと思います。しかしながらこれからが大事です。世界遺産である富士山を未来永劫守っていくように、富士山世界遺産センターを末永く国内外の方々から愛される施設として保っていくことが重要であると考えます。
 そこで、富士山と富士山世界遺産センターを未来の子供たちに継承していくことについて、西田文化・観光部長のお考え、決意を伺いたいと思います。

○西田文化・観光部長
 富士山世界遺産センターにつきましては、最初のつくるときからいろいろと先生方に御迷惑をおかけいたしましてやっとできたところで、この2カ月余りでは来館者数も12万人になってまいりました。
 展示等も子供たちによく見てもらえるように、地球儀の形をした物とかおもしろい物をつくってございますので、ぜひ多くの小中学生、高校生にお越しいただきたいと思っておりますし、富士山を信仰の対象、芸術の源泉としてぜひ未来に残さないといけないので、これからも多くの方、子供たちに来ていただけるように、いろいろな催し物、企画も充実していきたいと思っております。

○多家委員
 続きまして、きのう遠藤委員長からセレモニーの予行演習がありました。本会議場ではまさしく9番委員が退職する皆さんの労をねぎらったということがありまして、三番煎じになりますけれども、この委員会で最後の審議となる今年度末をもって退職される説明者、西田文化・観光部長がおられます。
 私は、平成3年4月の県議会選挙で初めて県議会の議席をいただきました。それから26年間、県議会議員として静岡県政にかかわってきました。この期間の前半は日本全体でバブル経済が崩壊し、かつてない低成長期でありました。その後いわゆる失われた20年と言われる経済低迷期に突入しました。そして現在は景気回復が続き、2020年の東京オリンピック・パラリンピックまで持続し、戦後最長期間の復興を更新する見通しもあります。こうした激動の時代において、静岡県をここまで盛り上げ豊かな県にしてきた牽引者の1人が西田文化・観光部長であることは間違いないと思っております。
 昔のこととなりますが、平成13年、14年に西田さんは当時環境部部付主幹をお務めになりまして、随分議員からいろいろな宿題、課題を背負わされたと思います。また当時は富士山の保存に関することは環境部でやっていたと記憶しています。先ほど富士山に関する質問をいたしましたが、西田さんと富士山は何かの縁で結ばれているのではないのかなと、そんな思いがしています。
 その西田さんが、平成26年4月に世界遺産富士山を所管する文化・観光部の部長代理に就任されました。そして翌年の平成27年、文化・観光部長に就任され今日に至っているわけであります。この間文化・観光部に関連することだけでも、平成26年度には県だけで86億円、全体で200億円を超えて私の地元であります沼津市の「プラサ ヴェルデ」がグランドオープンしました。さらに伊豆半島ジオパークの世界ジオパークへの推薦が決まったのもこの年であります。平成27年度には2019年ラグビーワールドカップのエコパスタジアムでの開催が決定しました。さらに韮山反射炉の世界文化遺産登録もありました。平成28年度には約12億円の整備でふじのくに地球環境史ミュージアムが開館しました。そしてことしは約41億円をかけ、富士山世界遺産センターが開館いたしました。また全体予算40億円で空港の拡張も進んでおります。これらの大規模イベントや施設整備などは全て西田さんが部長代理、部長として文化・観光部の職員をまとめ上げなし得られたと考えています。あるいは華のある施策が文化・観光部にはたくさんあったと思います。さらにまたラグビーワールドカップ、オリンピック・パラリンピック自転車競技、デスティネーションキャンペーンなど西田文化・観光部長が種をまき、来年度、再来年度に大きな実を結ぶ事業を控えております。
 このたび、県職員を退職するに当たってこれまで長く携わってきた県行政を振り返り、当局の後輩たちや我々県議会議員への感想、所見などがありましたら、一言でも長くても構いませんのでぜひお教えいただきたいと思います。以上です。

○西田文化・観光部長
 済みません、委員会の貴重なお時間を頂戴しまして所感を述べさせていただくことで感謝申し上げます。また2番委員には大変過分なるお言葉を頂戴いたしまして恐縮しております。
 私は、昭和55年いわゆる第2次オイルショックの最中に入庁いたしまして38年の職員人生ということでございます。最初は福祉、財務の現場を6年やりまして、その後本庁でございます。最初は農業、土木を8年やりまして、その後は人事当局に通算16年おりました。当時平成9年には人事課ではたしか民生部と保健衛生部の統合、平成10年には農政部と林業・水産部の統合、さらにいわゆる本庁のかつての次長とか課長補佐という中間管理職を廃職する組織のフラット化をやりまして、また今はもう当たり前のようになっておりますけれども総務事務の集中化もやりました。非常に困難な案件がありまして、相当な時間と体力を費やしたと思っています。当時私も残業を2,000時間ぐらいやっておりまして、もう1人の職員と課長補佐に呼ばれまして、もういいかげん異動しろと言われたのを覚えております。ただ私の性格からいうと多分人事の仕事は合っていたのかなと、今となってみては思っております。ただ職員一人一人の人生を左右しかねない仕事でございましたので、毎日これでよかったのかなと反省する日々でございました。途中2番委員からお話がございましたように平成13年、14年に部付主幹をやらせていただきまして、当時多家先生、三ッ谷先生、渥美先生には大変お世話になりまして、今私がこうしてあるのも当時議員の先生にいろいろと叱咤激励していただいた結果かなと思っております。
 定年5年前になりまして、2番委員御指摘のとおり事業部局に参りまして、ただ文化・観光部は私が来てからも教育、あるいはスポーツ、あるいは文化力の拠点と毎年新しい課題を与えていただいたということでございまして、私としても日々なかなか眠れないときがございました。特に平成27年9月議会で、自民改革会議の野崎議員に代表質問の再質問で富士山世界遺産センターにつきまして、この結果を招いた状況をどう捉えているのかという御質問を頂戴いたしまして、私としましては担当部長として責任を感じていると御答弁申し上げたところでございますけれども、入札不調がもう一度というか2度あったということになれば、私自身やめなきゃいけないのかなと思ったところでございました。リーダーたるものは先を見通す洞察力と決断力、そしてゆるぎない信念があるべきだと思っております。ただ私は十分ではなかったかなと今、反省しておりますけれども、今日までこうしてやってこられたことは、特に県議会議員の皆様の温かい御理解、あるいは上司、先輩、同僚、部下にいろいろ御指導していただいたし、また支えていただいた結果かなと思っております。
 4月からは、一民間人になりますけれども、DCキャンペーンもございますし、いろんなものも始まりますので、ぜひ県行政のために何らかの形で貢献できたらなと思っているところでございます。本当にこの委員会、1年間ありがとうございました。お世話になりました。(拍手)

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