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委員会会議録

質問文書

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平成24年12月定例会建設委員会 質疑・質問
質疑・質問者:鳥澤 由克 議員
質疑・質問日:12/21/2012
会派名:自民改革会議


○鳥澤委員
 では、引き続きまして質問に移らせていただきますので、どうぞよろしくお願いをいたします。
 私からは3項目のことにつきましてお伺いをいたしますので、それぞれに御答弁をよろしくお願いいたします。
 まず、第1項目でございますけれども、本委員会に提出されました補正予算についてでございます。そのことにつきまして、質問をさせていただきます。
 まず第134号議案の一般会計補正予算及び追加上程をされました第159号議案の一般会計補正予算についてであります。
 委員会の冒頭に交通基盤部長の長島さん及び部長代理の松永さんから、それぞれの各項目につきまして科目ごとに御説明をいただきました。ありがとうございました。再度でございますけれども、今補正予算はどのような考え方のもとに上程をしたのか、それをまずお聞きをしたい。
 きのうの御説明の時間の制約があった中で御説明をいただいた中には、ちょっと私もメモ書きをしたんですけれども、国の経済対策に伴います必要な経費が盛り込まれていますよというお話もございまして、きのう資料を見させていただきましたときに、特にその中に日本の再生戦略におきましての重点3分野を初めとする施策の前倒しをしていこうというようなお話もございました。
 そのような話もあったわけでございますけども、何といっても各委員の皆様からお話が出ておりますように、第4次地震被害想定に向けてのこれから交通基盤部としての果たすべき役割というのは、非常に大きなところがあるのかなと思っております。これは災害対策、減災対策、それら全てにこの交通基盤部がかかわっているかなと。
 特に平成20年度から5年間の社会資本整備重点計画がいよいよこの平成24年度で1回目のけじめを迎えるわけでございますが、やはりそういった背景等もちろん内陸のフロンティアのこともございますけれども、県の独自性をどのようにして盛り込んだのか、要点、具体的なことを教えていただければと思っております。

 2番目ですけども、交通基盤部としてぜひともやりたい、目玉はこれというような経済対策にかかわる事業を具体的な案件として御説明をいただきたい。たくさんではなくて結構です。こうしたいというのだけで結構です。
 今後のそれぞれの執行環境が整ってもらわなければならないことも当然ですし、政権のいろんな形の枠組みやら、財政上のこともあり、突発的、偶発的な諸条件も盛り込まれるわけですけども、そういった執行体制について、予定的にはどうなっているかということで繰り越しとなってしまわないように計画を立てて、皆様の御努力を傾注していただきまして、計画をしっかり執行していっていただければという思いでございます。
 1点目が補正予算はどのような考えのもとに上程するか、これは包括的なことです。
 あと2番目が経済対策にかかわる事業を、ぜひともこれはこうしたいというようなことを広くこの委員会を通して県民の皆様に発信できればと思っております。

 3番目は今後の執行予定はどうなっているかということでございまして、なるべく繰り越しという事態は避けて、計画どおりに進めていただくということでございます。この3つは補正予算についてです。

 次の2項目でございますけども、建設事業等に対する市町の負担額の変更について。これは第141号議案の関係でございます。もう1つは関連しますけれども、県営土地改良事業に対します市町等の負担額の変更について。これは第142号議案でございます。このことについて質問をさせていただきます。
 まず1番目の質問でございます。
 たしか9月議会におきましても、変更ということで提示したことがあったように記憶しておりますが、この9月と12月に対してのどこがどう違ってくるのかということです。

 2番目に市町に負担を求めるわけでございますけれども、その負担金の変更の承諾をどのように得ているのかということでございます。私の地元の裾野市においては、沼津土木事務所か本庁から直接かわかりませんけれども、6月とたしか12月に市役所に出向いていただいて、懇切丁寧に御説明があったということを担当部署から報告を受けているところでございます。どのような承諾を得ているかということを教えていただきたい。

 3つ目でございますけども、12月補正予算分の市町負担金についてはどのような対応をとるか。これは2番目の承諾を得ているかとダブるかもしれませんけれども、どのような対応をとって説明しながら、予算組みをこのようにしているのかということを教えていただきたいと思っております。

 最後でございますけれども、時間の関係がありますので3つに絞らせていただきます。議案の第143号、資料でいきますと89ページでございますが、東富士演習場周辺の障害防止対策、これは治山治水対策事業の推進についてでございます。このことにつきまして、私の地元も絡んできまして大きな事業でございますので、若干質問させていただきます。
 裾野市、御殿場市、小山町がかかわりのある東富士演習場については、昭和34年から東富士演習場使用協定に基づきまして実弾演習あるいはさまざまな形で活用をされているということは、皆さん御存じだと思います。そこでは戦闘車両や実弾演習が伴いますので、土地が地形的に荒廃をしたり変形してしまったりということがございます。
 ただ、日ごろの実践訓練があってこそ有事の際に実力が発揮できるということでございますので、地元とすれば最大限に協力していくということは、当然のことでございます。演習場になって長い年月の中では、大分土地自体が荒廃してくるということがございます。特に平成22年に小山町で集中豪雨がございまして、その際も交通基盤部の皆様には迅速で丁寧な対応をしていただいたということで、知り合いである小山町長のところに行ったときには、県で対応をしっかりしていただいた、国土交通省でもしっかり対応していただいたということで感謝しているようでございました。
 特に下流域と周辺――行政でいきますと小山町、御殿場市、裾野市、三島市、長泉町、そして清水町、沼津市の大きな下流域で周辺の行政がかかわるわけでございます。今回が45億2700万円ということで、抜川下流域の洪水の解消のために10カ所目となると伺っています。裾野市で関連するところが搗の木川調節池、金沢川調節池、用沢川調節池、又沢川調節池ということでございます。このうち搗の木川調節池については、私が県政に登壇させていただいて、初めて招待を受けた大きな行事がこのときの竣工式でございました。大変大きな調節池ということで、感激もいたしましたし、治山治水の関係からも身近に大切さを実感したところでございます。
 ということでございますので、下流域の住民の皆さんからすると、大きく変化する気象条件の中で、洪水というのは大変危惧するところでございます。これからも特段の御努力をいただきまして安心・安全な地域づくりのためにはこの東富士演習場の障害防止対策と治山治水の関係は不可欠でございますので、私も微力ではございますが、皆さんの代弁者としてやってまいりますので、各担当の皆様にはこちらの事業の推進をお願いしたい。同時にこれから東富士演習場周辺の障害防止対策はどのように進めていくか、もしこれからの計画があれば将来の展望も交えて教えていただければと思っています。以上3件でございますので、よろしくお願いいたします。

○大場経理監
 私から補正予算と市町負担金についてお答えいたします。
 まず今回の補正予算についてどのような考え方のもとに上程したかということでございますが、国において10月26日と11月30日に予備費等を活用した経済対策が決定されたところであります。それに対して県におきましてもこれらの動きと並行して県経済産業政策会議を開催しまして、その中で地域経済への影響を最小限に抑え、機動的な対策を打っていくというような方針を出しました。これを受けまして予算措置が必要となるものについて緊急に対応するため、今回補正予算をお諮りするものでございます。

 次に、経済対策に係る事業の中身でございますが、日本再生戦略における施策の前倒しということで、6次産業化を推進するための農地施設の整備とか高規格幹線道路へのアクセス道路の整備、これがまず日本再生戦略における施策の前倒しでございます。
 次に、大規模災害に備えた防災・減災対策といたしまして、ゲリラ豪雨対策、土砂災害防止対策、津波高潮対策などの公共事業について、今回経済対策として予算をお諮りしたものでございます。

 次に、今後の執行でございますが、今回の経済対策を県議会で承認していただいた後、直ちに国に交付申請を行いまして、交付決定をいただきます。交付決定をいただいてすぐ入札と契約をしますが、今12月でございましてあと3カ月しかございません。委員が先ほど繰り越しになっては、ということでしたが、3カ月しかないということで今回繰越明許費の計上も同時にお願いしているところでございます。
 しかしながら、発注すれば当然4割の前払い金を払います。4割前払い金を払うことによって、業者にお金が流れるということで経済対策には資するということで、事業の完了はしませんけども経済効果の発現は見られるということで今回このような支出で計上させていただきました。
 
次に、市町の建設事業の負担金でございます。
 9月議会でも同様の議案があったと思うが今回はどう違うかということでございますが、今回提案しております負担額は、9月議会で議決をいただいた後に追加で箇所決定したものとか、市町間で事業費の変更を行ったものについて今回また新たに市町の意見を聞きまして、御理解をいただいたものについて計上させていただきました。

 次に、負担金について市町から承諾を得ているかということでございますが、市町に対しましては事業の箇所とか変更になる工事費、負担額について説明し、11月中旬ごろに文書において承諾をいただいております。

 12月補正予算分の市町負担についてどのような対応となるかということでございますが、12月補正予算分と事業費が変更になったものにつきましては、今回と同様に2月議会で、また市町の意見を聞いた上でお諮りすることとなります。以上でございます。

○小長井農地保全課長
 東富士演習場対策の推進につきまして、委員の熱い思いを伺いましたけども、進捗状況と今後の進め方並びに将来の展望につきましてお答えを申し上げます。
 東富士演習場につきましては、自衛隊が使用を始めたとき以来、使用協定に基づきまして地元対策を進めているわけでございますが、昭和47年の豪雨と昭和54年の台風によりまして大きな災害がございました。死亡者等も出た大きな災害でございまして、それを受けまして、昭和54年から治山治水対策ということで、演習場の中の洪水対策、あるいは砂防対策を行うということで計画を立てまして、昭和57年から実施をしております。
 下流の市街地への影響がないようにということで、演習場内で洪水あるいは土砂を受けとめるという計画をしておりまして、現在の全体計画は731億円ということになっておりまして、平成23年度までに541億円を投じまして進捗を図っております。率でいきますと74%という状況になってございます。今年度末には76%ぐらいの進捗になろうと考えております。
 主な工事でございますけども、今回議案に上げました洪水調節池が12カ所計画されております中の10カ所目ということで計画をしております。委員のお話にもありましたように搗の木川調節池が9番目ということで完成をしたところでございますが、今回抜川のところに洪水調節池を建設するものでございます。
 この治山治水対策につきましても、着手後30年が経過しておりますので、最近の豪雨の気象データ――ゲリラ豪雨というような状況がございますので――その雨量データの解析を現在しておりまして、まずは地形状況の改変等も鑑みながら全体計画を見直しているところでございます。
 この事業は国の事業でございまして、県に委託されているものでございますので、国から地元に全体計画の変更というものが説明をされるという状況になると思いますが、今年度はその全体計画の見直しを進めてございます。
 これからの進め方でございますけども、国に対してできるだけ早く進捗ができるように県として働きかけ、できるだけ早い効果の発現を図っていきたいと思います。しかし演習行為によりましてどうしても地形状況等が変化してございますので、残りの進捗が何年ぐらいかというところはなかなか見えない部分もありますし、その計画も折々に見直していきますので、現状のところでも完成までにはまだ10年なり15年かかるのかなと見ております。簡単でございますが以上です。

○鳥澤委員
 それぞれの皆さんには、御説明をいただきありがとうございました。
 1点ですが、小長井農地保全課長から御説明いただきましてありがとうございました。今年度末には76%ぐらいに持っていっていただけるということでございました。12カ所分の10カ所ということで、あと2カ所、具体的に計画していることをもし教えていただけたらと思っています。
 この前も少し触れていただきましたけれども、かなり前から演習場対策事業を始めていますので、土砂の流入ですとか補修管理ということで、特に主流の河川についてはかなり護岸あるいは河床の整備もしていただいたんですが、長い間に劣化をして、これからまた2次補修、3次補修ということで延命措置をしなくてはならないところがかなり出てきているように感じております。
 それでまた演習場対策の対象範囲のところの河川は非常に整備されているんですが、それに接続する河川が、法律の枠組みも地域が当然限られて、国の予算の中ですので、広げていいということではございませんけれども、ジョイントをするところは、隣接する行政とともに、少しでも波及効果が相乗効果であらわれるように御努力をいただきたいなと思っております。以上でございます。

○小長井農地保全課長
 今質問のありましたあと残りの2カ所でございますけれども、西川というところと裾野市の用沢川は今1基完成しておりますが、その上にもう1基計画がございます。その辺のところも現在全体計画の中で、昭和50年代のときの調査と現在の状況や制度も大分変ってきていますので、その辺をもう一度見直しながらその必要性のところと、あるいは規模のところも今検討しておりますので、いずれにしてもそこの2カ所。あと1カ所は境沢川という御殿場市の中ですけども、そこに新たに必要になるだろうということがございまして、そこも含めて今検討しているところでございます。
 あと、演習場内の河川についても整備をしてきまして、演習場の中の護岸はかなり整備をされてきたところですけれども、下流のところの接続部分というのはやっぱり問題になるんですけれども、そこは河川管理者の2市町が担当をしています。その辺のところは市町とあるいは国と調整をしながら進めてまいりたいと思っていますので、よろしくお願いしたいと思います。

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