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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成29年2月定例会産業委員会 質疑・質問
質疑・質問者:林 芳久仁 議員
質疑・質問日:03/08/2017
会派名:ふじのくに県民クラブ


○林委員
 よろしくお願いします。2問を一括質問します。
 1つは、小規模工業団地の整備であります。
 私の地域の、市街化区域の住工混在地域で長年小規模事業所をやっているんですけれども、やはりだんだん宅地化して非常にトラブルが激しいと。法律的には問題ないけれども非常に苦慮しているということで、これは非常にすばらしい事業だと私は思ったんですけれども、課題はもちろんあると思います。1つはここにも書いてあり、小規模の工業団地でありますけれども場所的にはやはりある程度限られるんですね。
 今、民間の工業団地も山間地あるいは余り住宅がないところに設置されているけれども、そうするととりあえず中小企業の団体も含めてアンケート調査をして、どの区域のどういうところに適切な場所があるのかということだと思うんです。調整区域ではまずいですから課題ももちろんありますけれども、小規模事業所の現状は東・中・西で同じだと思います。長年そこでやっていても現実的には困っている、地域に受け入れられることが非常に難しい時代になってきたということであります。
 その中で、民間の工業団地――鉄工団地とか木材団地とか幾つかの産業が組合としてつくっているけれども、私が知っている清水の鉄工団地は長年なかなか区画が売れなかった。これは収支にも影響するものです。ようやく売れたけれど、これが鉄工の会社じゃなくて別の会社だというのが実態です。
 だから、混在の工業団地となりますけれどもここは県と市町の協力もいただきながら、中小企業の組合ともしっかりと連携しながら、ぜひ実現させてほしいということであります。できれば民間の団地の隣地を拡大していくことが1つの考え。まだ造成はしていないけれども、あいているところがあるのでそこを拡大していく。市街化区域はなかなか難しいと思うんです。住宅がない市街化区域の中で、農地がほとんど今なくなっているものですから。
もちろん、いろいろな考え方がありますけれども、私はこの計画は非常にすばらしいと思います。実態はアンケートをとらないとわかりませんけれども、今私が申し上げたのは結構あるんですね。だから市町が絡んでもらわないとなかなか難しい部分も正直言ってあります。この考え方をもう一度、こういうふうに進めることについて現状を踏まえてお願いしたいです。

 それから、水道施設更新マスタープランと関係するんですけれども、平成29年1月25日現在の水道事業と工水の関係が出ています。
 マスタープランは60年間ですけれども、この課題の中でやっていきたいとここにも載っております。特に企業会計で収支が赤字ではまずいですから、黒字にするためには設備もかかりますがやはり使用料。これまで事業者については、5年間で使用料を更新されてきたけれども、どんどん景気がよくなって使用水量がふえてきた。これはそれだけ収入がふえるし黒字化になっていることもありますけれども、この辺の設備とのバランスの部分をマスタープランでしっかりやっていこうということであります。
特に、工水についてここに課題、取り組みが載っていますけれども、使用率の低い中遠工水、湖西工水については使用料の見直し、あと楱南水道の関係については企業団との統合も考えてできるだけコストを下げながらですけれども、もう一度この辺についての考え方と取り組みについて伺います。

○西谷企業局理事
 小規模工業団地の進め方、考え方について御説明させていただきます。
 ちょうど高度経済成長期につくった工場が建てかえの時期に来ていて、騒音問題とか用地の問題で今のところから移転したいという声がすごく強くありまして、ことし2月に同友会を通じて中小企業のアンケート調査をやっております。それを見た中で小規模な用地を欲しいとの話がかなりあったものですから、先月の商工会議所の理事の会合で県としてこういう中小企業の工業用地の造成をしていきたいと御説明させてもらいました。
 今後、さらに区域を絞ってどこでどれくらいの需要があるのかをまず見きわめて市町と一緒になって連携して、今年度つくったセミオーダー方式の手法を主に用いて、企業の要望によって小さくなるかもしれませんけれど、10ヘクタール前後で市街化区域ではなかなか難しいですから工業団地の隣接地とか市街化調整区域の中から適地を見つけていきたいと考えております。

○跡見経営課長
 2件目の案件、委員会提出資料8ページの工業用水道と水道事業の現状実績として使用率の低い西部地域の話であろうかと思います。
 地元の産業の衰退に伴って、使用水量が徐々に減少しているのが西部地域の特徴でございます。こういう状況ですので経営状況も西のほうが非常に悪うございまして、赤字が継続している状況でございます。
 このうち中遠工水と湖西工水につきましては、平成26年度と平成27年度にそれぞれ料金改定をしておりまして、平成30年度にはいずれも黒字に転換する見込みであります。
 それから、西遠工水につきましても、来年度具体的に料金改定幅について御協議させていただきたいとユーザーにも説明をさせていただいております。
 それと、マスタープランとの関係でございますけれども、マスタープランは将来の施設規模をお示ししております。この将来施設規模に向けて今後改良計画を立てていき、その規模で施設の実現をしていくわけでございますけれども、この施設規模の長期の改良、具体的にどの年度にどういう工事をしていくのかという改良計画を策定いたします。改良計画をもとに長期の収支を改めて計算いたします。なるべく料金に反映、軽減ができる取り組みを企業局として進めてまいりますけれども、それでもなお不足するようであればまたユーザーの皆様に御相談をかけて、料金の値上げも考えていく必要があろうかと思っております。
 いずれにいたしましても、マスタープランは施設規模をまず決めて、今後この影響が収支にどうあらわれるのかを平成29年度に考えていきたいということでございます。
 それから、水道事業の楱南との統合の件でございますが、楱南水道は今、御前崎市と牧之原市の2市に供給しております。この2市を含める7市を構成員とする大井川広域水道企業団がございます。給水区域が重なっているところもございますので、両者が統合することによって新たな更新コストの削減とか運営コストの削減も考えられますので、統合に向けて協議を進めているところであります。
 今回お示ししているマスタープランは、まずは企業局が行っている楱南水道単独で更新すればこれぐらいかかるであろうと示したものでございまして、今後協議を進めていく中で違うプランができれば、そういう方向に進んでいくということでございます。

○林委員
 よくわかりました。
 特に小規模の工業団地は、さっき私が申し上げたように調整区域でないとなかなか難しいことと、調整区域の中でも既に住宅が建っているところもあるんです。これは当然地主が農家であれば子供さんが建てられるわけですけれども、それ以外にはトラックのターミナルとか材料置き場とかに貸しているとのことです。もちろん農地ですから農作業をやっているんですが、使っていないところはトラックなんかに貸しているんです。その辺もこれから実態調査をすれば出てくると思います。
 これは非常に価値のある事業だと私は思いますので、ぜひ1件でも成功していただきたい旨をお願いして終わります。

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