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委員会会議録

質問文書

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平成30年2月企画文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:中田 次城 議員
質疑・質問日:02/21/2018
会派名:ふじのくに県民クラブ


○中田委員
 おはようございます。よろしくお願いします。
 私は、伊豆半島のことをよく質問させていただくので伊豆半島のことについて1つ、2つ一括質問方式でお伺いできればと思っています。
 まず1つは、伊豆半島が一つになることに向けての取り組みについて、現状ではやっぱり伊豆は1つ1つみたいなところがありまして、そういった中で何とか一つにしていくためにいろんな御苦労をされていると思います。でも結果として現状があるわけですから、さらに一体感を高めていくために計画にも目標がうたわれていますけれども、伊豆を1つ1つから本当に一つにしていくために、4年、10年かけて新たに何かを仕掛けていくというか、課題を意識すればこそ新たな取り組みとして考えていくものがあればお示しいただきたいと思います。それが1点です。

 それと、私は伊豆半島のことを考えたときに、弱い小さな市町が肩寄せあって一生懸命頑張っている地域だと思っていて、しかしその中には観光地としての魅力とか静岡県における伊豆独特の強みもあると思っています。
 そういった中で、移住・定住のことも載せられていますけれども、移住・定住の上では、やはり伊豆半島の一番弱い雇用とか職場が欠けているところで、移住・定住の地としては望ましいけれども、実際になかなか結びついていかない実態もあろうかと思います。
 そういった意味で、2点目にお伺いしたいのは観光地づくりと連携した農林水産業の持続的な発展を言われていて、伊豆の持っている自然と観光をマッチした中で何か新しい雇用をつくっていくんだとうたわれているわけです。ただそういった観点だけでなくても、例えば別の切り口で伊豆半島ならではの新しい産業を生んでいくという視点もやっぱり必要かと思っています。具体的に言えば伊豆半島は沖縄にまさるとも劣らないスキューバダイビングのメッカになっていて、伊東市だけでも80事業所があり、伊豆半島全体で年間約10万人のスキューバダイビング客がいらっしゃる産業になっているわけです。でもスキューバダイビングだけではなくて、例えばシュノーケリングとか自然を舞台にしたアウトドアスポーツの体験ビジネスが伊豆半島では考えていけると思っているんです。
 そういった意味で、農林水産業や観光業と連携した雇用のあり方は従来から言われているわけですけれども、新しい時代に合った伊豆半島でやっぱり生み育てていける産業も創出していくべきではなかろうかと思っています。こういう点について現在、当局としてはどういった視点をお持ちで何か取り組む姿勢とか思いがあればお聞かせ願いたいと思います。

 それと3点目、最後は伊豆半島全体の広報ですが、これから数年はデスティネーションキャンペーンやオリンピックによって世界に伊豆が発信されていく。当然、要所要所でイベントにのせていろんな発信がされていくわけですけれども、発信する絶好の機会であるこの4年間は、本当に伊豆の売り出し時のタイミングになるわけですから、伊豆の宣伝戦略を基本的にどのように捉えて取り組もうとされているのかお伺いさせていただきたいと思います。

○遠藤委員長
 該当ページと、どこの部分かをおっしゃっていただければ答弁もしやすいと思います。

○中田委員
 1点目は、280ページの目指す姿の伊豆は一つの理念に基づいた取り組みとしてお聞きします。
 2点目は、281ページの観光地づくりと連携した農林水産業の持続的な発展の雇用のことで、新たな視点で考えていく必要性を感じていないかということです。
 3点目は、272ページからの広報のあり方をどのように考えていらっしゃるのかでございます。よろしくお願いします。

○京極総合計画課長
 伊豆半島地域の振興につきまして、お答えさせていただきます。
 最初に、伊豆は一つという理念の浸透に向けた新たな仕組みづくりでございます。
 全く新たなということではございませんが、例えば285ページ等に書かれております仕組みとしましては、1つは美しい伊豆創造センターの組織ができております。それから伊豆半島のグローバルジオパークの認定も仕掛けてまいりましたけれども、そういった仕組みや組織をベースにしまして、今回の計画期間の4年間で言いますと、オリンピック・パラリンピックが伊豆半島地域で展開される機会を生かしまして、サイクルスポーツの聖地づくりとかの取り組みを、この組織を中心にして進めていくことを新しい取り組みとして考えております。

 それから、2点目のこれまでの観光とは別の切り口の産業の発展でございます。
 今、例示で挙げていただきましたとおり、スキューバダイビングとかシュノーケリングというアウトドア産業の可能性は、伊豆地域につきましては非常に高いと考えております。そういったものもサイクルスポーツの聖地づくりとか美しい伊豆創造センターで進めております地域の魅力の向上の中で検討し、具体的な産業振興につなげていきたいと考えています。

○杉山広聴広報課長
 伊豆半島の広報についてお答えします。
 7番委員御指摘のとおり、来年度以降は伊豆半島はもちろんですが、本県の魅力を発信する絶好の機会であると広聴広報課としても認識しております。
 このため、次期総合計画である新ビジョンにおきましては、ふじのくにの魅力の向上と発信や世界の人々との交流の拡大を政策に掲げて、全庁を挙げて取り組んでいくこととしております。
 広報の推進体制といたしましては、従前から知事をトップとする広聴広報会議を設置しており、この会議を通して全部局が同じ方向を向いた広報を展開しております。
 会議の構成員は、賀茂振興局長、東部支援局長も含まれており、伊豆半島の魅力発信につきましては振興局、支援局等関係部局、広聴広報課が連携して積極的に取り組んでまいります。

○中田委員
 伊豆は一つの取り組みというのは、私が口で言うよりも難しい部分も実際はあろうかと思います。各市町の担当の方や首長さんたちがいらっしゃる。現実にいろんな現場の皆さんのお声を聞きますと、やっぱり一つになりたいけれどもなかなかなり切れていないのが、もう数十年続いてきている実態だと思います。
 それは、やはり県がうまく主導しながら、先ほど美しい伊豆創造センターやサイクルスポーツの話もございましたが、いろいろな場面場面で常に意識しながら導いていっていただかなければいけないと思っています。現場の皆さんの声をしっかり聞いて、これからも取り組んでいっていただきたいと思います。
 それと、余り深く具体的な細かい産業のことは別の機会にさせていただきますが、先ほど広報発信のことで前向きな御答弁をいただいているわけです。しかし例えば12月にDCキャンペーンのキャッチフレーズ「あっぱれ静岡元気旅」も発表されて、4月からのプレキャンペーンに向けての助走期間に今入っているわけですが、正直申し上げて「あっぱれ静岡元気旅」のキャッチフレーズがどこまで県民に浸透しているのか、全国的に浸透しようとしているのかは、まだ実感がないわけです。
 ですから、やっぱりよかれと思って進めていることでも足りないところもあるでしょうし、要所要所で戦略を練り直していかなければならない柔軟性も必要かと思っております。
 そういう現状を踏まえると、広報戦略が非常に重要だと思いますので、しっかり取り組んでいただくことを要望させていただきます。答弁は要りませんので、よろしくお願い申し上げます。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp