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委員会会議録

質問文書

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令和3年決算特別委員会危機管理くらし環境分科会 質疑・質問
質疑・質問者:望月 香世子 議員
質疑・質問日:11/09/2021
会派名:自民改革会議


○四本委員長
 休憩前に引き続いて、分科会を再開します。
 これより、くらし・環境部関係のうち県民生活局及び建築住宅局関係の質疑に入ります。
 では、発言願います。

○望月委員
 分割質問方式でお願いいたします。
 主要な施策の成果及び予算の執行実績についての説明書94ページ、男女共同参画の推進について伺います。
 令和2年度末で現行計画の期間が満了となり、令和2年度の結果を基に新たに令和3年に向けた第3次静岡県男女共同参画基本計画を策定されているかと思います。
 静岡県男女共同参画推進本部並びに男女共同参画会議において第2次男女共同参画基本計画の決算の報告、それを基にした第3次基本計画の意見聴取を実施したと書かれておりますが、第2次男女共同参画基本計画の結果がどのように上がっていって、それをどのように第3次に生かしていったのかをお聞かせ頂けたらと思います。

○山口男女共同参画課長
 第3次基本計画を策定する段階におきまして、まず前回の計画の評価を行い全体としてはBマイナス――ある程度進んでいるが十分ではないという評価でございました。
 特に、この評価におきまして問題というか改善が必要な点につきましては、制度や慣行の見直しや意識改革の推進に関する部分がC評価で継続的な取組が必要であることや、男女間の暴力やセクハラ等の根絶に向けた取組の整理、推進の点がやはり低いことがございました。
 そして昨年度は特にコロナの影響で外出自粛などによりDVの増加や女性に多い非正規の労働者の雇い止め、あるいは女性の自殺率の増加といったコロナ禍で生活や就労においてかなり困難に直面している女性も多くいることがありました。
 実際に、あざれあの女性相談件数が令和2年の3月以降は毎月過去最多を更新する状況になっており、こういった問題も重なって新しい計画を今後どうしていくのか議論を進めてきました。
 コロナ禍の中で基本的な視点としてこういった災害の発生や感染症の拡大などの非常時には、固定的な性別役割分担意識を反映して家庭の負担が女性に集中しがちであるとか、ジェンダーに起因するDVや性被害といった課題が顕在化し、こういったことをあらゆる分野の施策の遂行によって変化を受けても揺るがない視点を改めて認識してやっていく必要があるのではないかを、まず計画の前段に位置づけた上で柱を立てていきました。
 特に、柱の中で重要視しているのは、生活上様々な困難を抱える人が安心して暮らせる環境の整備、ジェンダーに基づく暴力の根絶、あるいはリプロダクティブ・ヘルス/ライツの視点に立った健康保持増であります。
 また、男性の主体的な家事・育児への取組の促進を位置づけて、計画を展開していける内容にまとめております。

○望月委員
 ありがとうございます。
 様々な課題が見えていらっしゃると伺ったのですが、それらの成果指標となっているのが説明資料106ページの事業所の管理職に占める女性の割合です。これも大事な指標かとは思うんですが、この指標で今の課題に対して令和2年度はどうだったのか、またこの課題に対してこの成果指標のみでいいのか、あるいは新たなお考えがあるのか、そのあたりを教えていただきたいと思います。

○山口男女共同参画課長
 成果指標の管理職割合の数値自体は徐々に上がってきてはいるんですけれども、やはりその上がり具合というか数字においてはまだまだ低い状態なので、自然に任せた伸び率ではなかなか進まないと思います。そのため令和2年度においては従来から行っている女性管理職の意識醸成とネットワークをつくるさくや姫サミットをはじめとした女性活躍推進の事業を行いながら、男性経営者の意識改革も意識しながら取り組みました。ただ令和2年度においては計画策定における位置づけを重視していて、なかなか個別の事業として男性経営者の中に取組を進めてられていないところがあります。そこは令和3年度以降の事業の中で男性の経営者あるいは男性職員、働く男性に対してのアプローチを進めながら、より女性の働く環境に対する理解を進めて数値を上げていきたいと思っております。

○望月委員
 ありがとうございます。
 令和2年度のこの指標の数値はまだまだ低いですが、恐らくその背景にはこの結果を見る限り社会がそういう雰囲気になってきたので自然に上がってはくるものの、いろいろな家庭環境や暮らしに直面するライフステージごとの女性の悩みなど様々あると思うんです。そうしたときに指標がもう少し何か具体的にあると、そういう気持ちに寄り添ってさらにいいのかなと思っております。
 特に、先ほどおっしゃってくださったようにあざれあの電話相談が年々非常に増えていて令和2年度も非常に多かったということでしたが、コロナ禍で残念ながら休館せざるを得なかったけれども、女性のそういったお気持ちに寄り添うためにこんな事業を展開してこういった結果だったという報告もお聞かせ頂けたらと思います。

○山口男女共同参画課長
 コロナの影響を受けてあざれあの女性相談自体は休止しておりません。電話相談は対応できる体制で続けておりました。
 相談件数が増えていることと、自粛で夫が自宅にいたりして電話しにくい女性をターゲットに、オンラインによるメール相談を令和2年12月から導入しました。
 それから今年度になりますけれども、電話を1回線増やして相談の増加に対応しております。また昨年3月に女性の自殺率等がかなり上がってきたことに対して危機感を庁内で共有して、笑顔になるまで寄り添いたいという女性応援メッセージとして、いろんな県内の相談機関等の情報を一元化してどんなことでも相談してほしいというメッセージを発出する取組を行いました。

○望月委員
 ほかの機関との連携について少し質問させていただきたいです。
 県内の民間団体が他の機関との共同事業として男女共同参画活動支援・協働事業の予算1160万円が執行率100%でしたが、実施地域13地区において様々な事業を実施した結果、もっと普通にやるべきことがあったようだとか、そういった御報告を頂けたらと思いますが、どのようでしたでしょうか、お願いいたします。

○山口男女共同参画課長
 静岡県地域女性団体連絡協議会に委託して行っている事業になります。旧の婦人会をベースにした20団体が所属する会になっておりまして、そこに加盟している13団体がいろいろな地域の課題に対応した事業を行いました。こちらの事業はもともと従前から長く行われている事業で、地域の防災、あるいは男性の家事参加を進めていくために、いろいろ女性の会や子育てのグループ、まちづくりのグループなどが地域課題に向かっていろんな取組をしています。対面して行う事業が多く、このコロナ禍においてはなかなか事業の執行が難しいところもありながらの実施で、例年と比べやり方を縮小しながら進めていおりました。コロナの影響で今起きている問題に対しての取組が実際は難しかったと話は聞いておるんですけれども、いつもと違う状況の中でどうやって進めていけばいいのかについては、委託先の課題としてネットなどもなかなか使えない方たちが参加する会議や集まりの中で、どうやって地域に事業を展開するのかという点に課題というか問題意識を持っております。

○四本委員長
 答弁は簡潔にお願いいたします。

○望月委員
 ありがとうございます。
 執行率が100%だったので、様々な女性の会の方々がよりやりたいことや希望されていることがもしあればお聞きしたかったものですから伺いました。もし皆さんが集まってより活発に行えるのであれば、そういったところに県としても申し上げてもいいのかなと思っているものですから、またそのあたりの状況を教えていただけたらと思います。以上です。ありがとうございます。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

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