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委員会会議録

質問文書

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平成30年12月定例会危機管理くらし環境委員会 質疑・質問
質疑・質問者:山田 誠 議員
質疑・質問日:12/17/2018
会派名:自民改革会議


○山田委員
 分割質問方式で伺いたいと思います。
 まず危機管理くらし環境委員会説明資料11ページの男女間の暴力の防止に関する取り組みで、DV防止セミナーをやっています。2の(2)のデートDV防止出前セミナーは高校から大学、短大、専修学校等の共催で20校が実施していますが、内訳がわかれば教えていただきたいと思います。
 また、実際の学校数は20校よりはるかに多いんですが、セミナーで使ったパンフレットなどをほかのところへも配布されたりしているのかどうか伺いたいと思います。

○寺本男女共同参画課長
 デートDV防止出前セミナーですけれども、今手元に内訳がございませんので、あとでまた報告させていただきます。
 今年度希望を取りましたら31校から要望があり、昨年度までの実績などを勘案しまして、これまでやったことのない学校やニーズの多いところに出向きまして20校で実施させていただきました。

○山田委員
 今のお話だと31校から希望はあったけれど、今までの実績等を踏まえて20校に絞ったということで、希望があるところにはできるだけ継続してやってあげるべきではないかなと思います。ぜひやっていただければなと思います。
 実際に20校やった中で受講された方々からどういった反響があったのかお聞かせいただきたいと思います。

○寺本男女共同参画課長
 参加者からの意見ですけれども、若い世代などでは行き過ぎた束縛、相手のスマートフォンをのぞき見たりですとか友達とどこかに出かけるような予定なども聞き出して、自分のほうがもっと大事なんじゃないかっていう形で行動を制限してしまったりすることもあります。暴力だけではなくて、精神的なものも暴力に含まれることを改めて知ったとか、お互い対等な立場でのコミュニケーションを図ってつき合っていくことも大事だということがわかったという意見をいただいております。

○山田委員
 受講者からいろんな意見があったんですが、年齢も関係なく特に若い世代でもそういったコミュニケーション不足とか、あるいは踏み込んでいけないところまで踏み込んでしまうといったことを知ることによって、結果的には社会生活においても非常に重要になってくると思います。ぜひこれからも積極的に進めていただくべきだと思います。

 次に、委員会説明資料15ページ、ニホンジカ対策の計画的な推進についてです。
 当委員会の県内視察でイズシカ問屋を視察させていただきました。前に伊豆半島に行ったときにはニホンジカ二、三十頭が道路を群れになって渡っていくとか、あるいは土肥へ行く西伊豆スカイラインを夕方から夜にかけて通った際に、おりていく途中だけでも30頭ぐらい道路に出ていました。やっぱりそれだけ多いのが現実です。
 緊急捕獲対策事業の目標は5,600頭ですけれど、人的な問題もあるので簡単にはいかないとは思います。少しずつ減ってきている中でしっかりと強化していくべきではないかなと思います。そういった中で実績から見て多分そのぐらいの目標頭数になるんではないかと思いますが、現時点で十分できているのかどうか考えがあればお聞きしたいと思います。
 私は静岡市葵区ですが、ここも非常に多いと感じます。イノシシや鹿は本当に有権者よりも多いんじゃないかと思うこともあるぐらい非常に多いと思います。そういったことも考えると、富士川以西は現時点で430頭が目標ですが、もう少し力を入れるべきではないか思います。それについての考え方があればお聞きしたいと思います。

○杉山鳥獣捕獲管理室長
 まず、伊豆、富士地域の捕獲目標を定めているところでの管理捕獲や生息状況の認識をお伝えしたいと思います。
 今まで捕獲が進んでいなかった奥山地域については、別途委託をして捕獲を進めたり、あるいは個人での捕獲が可能なわなの猟をふやしたりする中で、何とか捕獲目標頭数を確保して生息頭数を徐々に減らしているのが実情です。これは決して楽な状況の中で進めているわけではなく、賢い鹿が生き残って子孫をつくるのでどんどん賢くなっている実態もございます。そういう中で国、市町、地域が総力を挙げて捕獲を進めているのが今年の状況で、今が頑張りどき正念場だと捉えています。
 富士川以西については、今は高密度地区を実施していますが、場合によっては伊豆、富士地域と同じように捕獲頭数の目標を立てて――私ども別途相談する機関として静岡県ニホンジカ保護管理検討会専門委員会を設けて、学識経験者の方々に相談しております。先生方からは、富士川以西地域では生息密度が全体としてまだ低いといいながらも場所によっては生息密度のばらつきが大きい、調査管理が難しい高山地域を抱えているなど伊豆、富士地域とは違う特性を十分考慮したほうがよいというアドバイスを受けています。もう少し時間をいただきながら、場所を精査した上で、目標頭数の設定や捕獲場所の選定できるところについて検討していきたいと考えております。

○山田委員
 頑張って取り組んでいることはよくわかりました。
 鹿もだんだん知恵がついて賢くなってくるんですね。猿なんかは特にそういうのがあるんですけれど、鹿でもそういったことがあるのかな。静岡市内でも猟期の前は茶畑にいて、猟が始まりそうになると茶畑から逃げていつの間にかいなくなるのが現実としてあります。そういったことも踏まえて、人手も必要ですしさまざまなことで苦労されると思いますけれど、できるだけ頑張っていただきたいと思います。

 次に、空き家対策について伺いたいと思います。
 静岡県の新ビジョン富国有徳の美しい“ふじのくに”の人づくり・富づくり評価書案の191ページに空家等対策計画策定市町数の目標値が28市町で、今年度の見込が20市町となっています。また委員会説明資料12ページには、適切に管理されてない空き家が1,551戸とあります。28市町を目指していくことが非常に大事だと思いますが、残る市町が計画策定でどういった形で苦労されているのか、どういった課題があるのかお聞かせいただきたいと思います。

 また適切に管理されてない空き家1,551戸について286戸が指導中とありますが、現実にどのぐらい指導して、どのぐらいが適切に管理されたのか、あるいは解体したとか実績の数字があれば教えていください。

○青野住まいづくり課長
 新ビジョン評価書案の空家等対策計画策定市町数についてでございます。
 国の住生活基本計画の目標で空家等対策計画を策定する市町数を2025年度までに8割以上と示されております。本県では新ビジョンにおいて2025年度を前倒しして2021年度までに8割である28市町で策定すると設定しました。2025年度までには全市町で策定する目標にしております。まだ策定していない市町につきましては、市町で協議会等を立ち上げて計画をつくることにしておりますので、県職員が委員として参画して支援、助言していく形で進めたいと思っております。

 1,551戸が適切に管理されていないことについてですが、法ができてまだ3年で指導期間も短いものですから、解体が345戸という報告は意外と多かったと思っています。ただ言い方はちょっと悪いかもしれませんが、市町も正確に内訳等を把握できていないところもあるので、今回の調査は把握できている分について報告していただきました。

○山田委員
 空き家対策は本当に進まないものもあるし、個人の所有物でもありますのでなかなか簡単にいかないと思うんですが、やっぱり近隣の方々が非常に心配します。静岡市内だと県立総合病院を出た目のつくところにひどいのがありまして、何とかならないかと言われたりもします。目につくところにあると不安も当然出てきます。市町と連携してやらなければいけない話だと思いますが、ぜひともしっかりと継続してやっていただきたいと思います。

 最後に伺いたいのは、新ビジョン評価書案の203ページ、不法投棄発見件数は2017年度に29件、発見量は108トンと減少しており、非常にいい方向にあると思います。県は市町と一緒になって不法投棄を指導されていると思うんですが、撤去、搬出してきちんと処理されたのかどうかわかれば教えていただきたいと思います。

○林廃棄物リサイクル課長
 新ビジョン評価書案203ページの不法投棄発見量は、基本的に産業廃棄物のものです。産業廃棄物が投棄され見つけた件数ですので、基本的に県が所管しています。原因者が見つかったものにつきましてはきちんと片づけさせるのは当たり前の話ですが、手口も巧妙になっており原因者が見つかる件数が少なくてそのままになってしまうこともあります。
 富士山麓におきましては、県の撤去助成事業により片づけるものもあります。

○山田委員
 撤去の具体的な数字はわかりますか。

○林廃棄物リサイクル課長
 平成29年度に発見された29件のうち、22件が撤去され7件が未撤去でございます。

○山田委員
 当然捨てるほうは見つからないように捨てるので見つけるのは大変かと思います。それでも続けていかないと、過去にもありましたけれど大きな問題に発展しますので、これからもずっと続けていただきたいと思います。2017年度で7件原因者がわからないんですけれど、パトロールを強化するなり、これも先ほどの野生鳥獣対策ではないですが、人的なことも非常にかかるので大変かと思いますが、ぜひともまた努力して頑張っていただきたいと思います。

○鈴木(智)委員長
 ここでしばらく休憩といたします。
 再開は13時15分といたします。
( 休 憩 )

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