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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和3年9月定例会建設委員会 質疑・質問
質疑・質問者:林 芳久仁 議員
質疑・質問日:10/01/2021
会派名:ふじのくに県民クラブ


○林委員
 分割質問方式でお尋ねしますので、よろしくお願いします。
 まず、先ほど5番委員からありました関連で確認ですが、議案第102号は補正の関係で、補正額としては1億6700万円計上してあります。当初は清水港の施設整備で6億9800万円を上げてありますけど、このうちの補助金を利用するのか、あるいは新規に申請したものが認められたのか。
全額繰越明許になっていますけれども、もう一度この理由と今後の整備予定についてお尋ねします。

○吉村港湾振興課長
 議案第102号の補正理由と整備スケジュールについてお答えします。
 まず、令和2年度に事業実施に向け年度当初に国の補助事業の公募が予定されていたところ、コロナの感染状況の拡大に伴い昨年9月にずれ込んだことから、全体のスケジュールが約半年間遅れました。
 このため、詳細設計が令和2年度中に完了できなくなり、今年度に入って設計が進んだことにより正確な事業費を算出したところ、予算の不足が判明したことから補正予算に計上したものでございます。
 今後のスケジュールでございますけれども、予定から半年遅れの令和4年12月までに完成して、令和5年から待合所としての活用が可能になる予定です。
 
○林委員
 ありがとうございます。
コロナで半年遅れたということですが、外国も大分コロナの感染が減少してきているということでございます。令和5年ということですが、来年には外国も客船を日本へ送りたいとなってくる可能性もあるから、ぜひその辺の状況も踏まえていただきたい。特に清水港は上り調子で客船が多く入ってきたのがコロナの関係でゼロになったと。それは全国同じですけれども、できるだけ早めに整備をお願いしたいと思います。

 次に、一斉休工についてです。
働き方改革の関連法が制定されまして、建設業におきましても罰則つきの残業の上限規制が令和6年度から導入されることになっていますけれども、休日を確保して生産性の向上を図る働き方改革の推進は公共も民間企業も同様となっております。今年度は週休2日制の確保を目指して、業界と行政が一体となって毎月第2土曜日の県内の公共工事を一斉に休工するふじ丸デーを開始していると認識しております。
そこで質問ですけれども、4月から9月までの実績でどのくらいの工事が休工したのかお伺いさせていただきます。

○野毛建設業課長
 令和3年度上半期の毎月第2土曜日を一斉休工――ふじ丸デーと称しまして、県内の公共工事を一斉に休止する取組を4月に開始したわけですが、第6回目となります9月11日の実績です。国、県、31市町の対象工事が全部合わせて3,454件ございましたが、そのうち一斉休工した工事は3,221件、休工率は93.3%となっております。
 今年度の第1回目、4月10日の休工率は85.3%でしたので、この半年間で着実に取組実績が上がっております。

○林委員
 かなりきちっとされている状況になっていますけれども、大事なことですのでぜひこれからも確認して100%ということでやっていただきたいと思います。

また、公共事業で入札した業者がお互いにこれをある程度守っていくことがありますけれども、入札した業者が市のほかの工事を入札したときに、整備期間は限られているのでつい土曜日に出ちゃう部分は、市の公共事業ですから同じだと思うんだけどこの辺の確認というか、県が入札した業者は市でも受けていますかと確認をしっかりやっていただきたいと思いますが、その辺の考え方はどうでしょうか。

○野毛建設業課長
 一斉休工の取組に関しましては、国、県、あとこの下半期からは35の全市町で取り組むこととなりました。まず重なる部分に関しましては、おのおの発注期間が適正な、休工も勘案した工期を設定するように取り組んでおります。
したがいまして、県と市町の間の調整は行われておりませんけれども、お互いに適正な工期を設定して発注している状況ですので、それを見守ってまいりたいと思います。

○林委員
 ありがとうございます。
 次に、産地・港湾連携型農林水産物・食品輸出促進計画についてであります。
これは、清水港から農産物の輸出を促進するために産地・港湾連携型農林水産物・食品輸出促進計画という連携計画を策定して8月に国から認定を受けたと聞いております。政府が設定した2030年までに農林水産物、食品の目標額5兆円の実現に向けて静岡県でも農産物の輸出に積極的に取り組んでいくものと理解しております。
この農産物の輸出促進については、過去にも同様の計画が設定されておりましたけれども、今回認定された計画との違いについて伺いたいと思います。
 実は3年前に、清水区の大手のスーパーマーケットとシンガポールで一番大きいスーパーマーケットが農産物を1週間かけて共同で販売会を開催した経過があったんですね。その話をこの清水区のスーパーマーケットの社長に聞いたら、清水港から農産物と食品関係をコンテナに積んでシンガポールで全部売り込むつもりでやったんだけれども、1週間のうち3日間で清水から持っていったものが全部売れちゃったということで、結果的にはシンガポールの産物よりも清水から積んでいった静岡県の農産物を非常にみんなが買ってくれたと。金額はちょっと高いんですよね。非常に安全で静岡県の産物は確かに味がいいということで、評判がものすごいよかったんですね。そのときは国の部分は入っていませんでしたけれども共同でやった経緯があったんですね。これは、できれば2年に1回ぐらいやっておこうとお互いに言われていますけれども、コロナになったので中止になっています。
これとの関連性はまだ聞いていないと思うんだけど、そういう実績があるもんですからなるべく早めに準備をして、農産物も結構な量を安定して取らないと輸出できません。今の答えは結構ですので、最初の質問についてお願いします。

○吉村港湾振興課長
 今回策定しました計画と過去に策定した計画との違いについてお答えします。
 清水港から農産物の輸出拡大を図る目的の計画は、平成30年に認定された計画と今年認定された計画の2つございます。
 この計画の違いは、まず平成30年の計画は輸出品目を農水産加工品や飲物も含む食料品全般をどのようなルートでもいいので清水港から輸出していくことを目的としております。
 一方、今年の計画は、先ほど7番委員からお話がありましたけれども過去の実証実験の結果を踏まえて輸出品目を生鮮野菜や果物にターゲットを絞り、輸出ルートを産地から一旦静岡市の卸売市場に集め、そこでコンテナに詰め込んで清水港から海外に輸出していくと。その期間を冷蔵のコールドチェーンが切れない形で持っていく計画でございます。

○林委員
 ありがとうございます。
今、興津に農産物の保冷の分は設置してありますけれども、これは一遍保管してコンテナで運んでもらうことになっています。私もそれを設置したところは見に行きました。全体的には小さいですけれども、これがだんだん大きくなってたくさん輸出できると。保管も大事で生のものを送るわけにいかないので、ぜひ期待をかけたいと思うし、農協の皆さん方も一生懸命たくさんいいものを作ってくれて、どんどん売ることにしていきたいなと思います。

 最後に、クルーズ船のことです。
コロナの関係で全く清水港に入れなくなって、非常に残念だと思います。これは全国同じだと思いますけれども、清水港はもともと客船誘致委員会――民間と県も静岡市も入っていますけれども――がずっと誘致して外国にも行って清水港を使ってくれとやってきた成果が現実的に出てきました。それがさっき申し上げましたように、コロナで全部船が止まりました。
 特に、ゲンティン香港が非常に興味を持って清水港に入りたいということで、私たちは3年前に同僚議員とゲンティン香港の香港本社に行ってきました。なぜ清水港に寄りたいんですかと言ったら、清水港はコンパクトな港だけれども入港するのに危険がないし富士山が見えることもあって非常に魅力のある港だということなんですね。あそこは15万トンのクルーズ船を2隻持っています。3年前に造ると言ったから、もう多分20万トンとかですね。今岸壁も整備していますけれども、非常に魅力ある清水港です。一番クルーズ船が入ったのは長崎で毎年150隻ぐらい、横浜が120隻ぐらい定期的に入るんですね。静岡が過去最高70隻になったんだけどもコロナになったもんですから、また誘致のほうも幅広く船主に働きかけをしないとなかなか清水港のよさが分からないようです。誘致委員会の皆さんも一生懸命やってくれているのですから、再度県としてもできるだけ外国の船主の方に清水はこういうことがすごいと、食べるものもあるしと、もう一度基本に返っていただきたい。
あくまでも感染が収束してくれないと外国から来られないことも現実なので、ぜひ誘致委員会、そういう団体を含めて県としてどう考えているのか教えてください。

○吉村港湾振興課長
 クルーズ船誘致の考え方についてお答えします。
 まず、現状外国のクルーズ船は入ってきておらず、国内の船会社による3泊4日程度の限定的な運航となっております。
 そのような状況で、現在でも清水港におきましては外国の船会社から運航再開の時期が分からない中でも多数の寄港予約が寄せられております。オンライン等で船会社と情報交換をしている中でも、富士山を目前に見ることができる清水港の魅力は今も変わらず評価を得ていると感じていますので運航が再開されれば清水港への寄港も回復していくと考えております。
 そのような中で、今後静岡県に来られた乗船客の満足度を向上させるところで、静岡市に事務局がある客船誘致委員会と連携して港の近くを周遊するときに活用できるクルーズ乗船客向けの観光案内マップを作成するなど寄港地観光の強化にも取り組んでPRしていきたいと考えております。
 
○林委員
 ありがとうございます。
ぜひそうなるように、大変ではありますけど誘致委員会の人としっかりとスクラムを組んでやっていただきたいと思います。
 関連して、今は民間でも日の出にヨットハーバーがありますよね、折戸と。そういうところに東京都、神奈川県の非常にお金持ちの皆さんが持っているスーパーヨットが清水港に寄りたい。ぜひ清水港に行きたいんだけど、寄る幅がないんですね。折戸のほうには多分できると思うんですけども。余分な話だけどもそういう面も考えて。クルーズ船とは違うけどもスーパーヨット――10人ぐらい乗れるのかな――に来てもらってお金を落としてもらうことも考えて、ぜひ民間の港湾の皆さんとそんな話もしていただきたいとお願いします。これで終わります。

○坪内委員長
 ここで、換気のためしばらく休憩をいたします。
 再開は15時55分といたします。

( 休 憩 )

○坪内委員長
 休憩前に引き続いて、委員会を再開します。
 質疑等を継続します。
では、発言をお願いします。

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