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委員会会議録
質問文書
令和３年６月定例会文化観光委員会 質疑・質問
 | 質疑・質問者： | 盛月 寿美 議員 |
| 質疑・質問日： | 08/11/2021 |
| 会派名： | 公明党静岡県議団 |
○盛月委員
２点だけなんですけれども、一問一答方式でお願いします。
まず１点目は、観光交流について質問というより確認なんですが、またここへ来ての新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、県内観光促進事業「バイ・シズオカ〜今こそ!しずおか!!元気旅!!!〜」も今一時中止している状況で、それは内容も承知しているんですけれども、ずっとこのところ静岡県がやってきた山の洲(くに)――中央日本４県の本県と山梨県、長野県、新潟県ですね――との交流について、今のこの感染拡大の前まではコロナ禍なのであまりあちこちにということは推奨しないにしても、山の洲(くに)の山梨県とか長野県とか、静岡県もまた感染が大きく広がっていない状況の中では、むしろそっちは行きましょうという取組をされていたと思うんですが、今の時点ではその辺のメッセージが特に出ていないなと思うんです。
確認なんですけれども、近い山梨県とか、いつも交流しているところについても、なるべく行かないようにということになっているのでしょうか。逆に山梨県からも今は静岡県にはなるべく来ないようにという動きになっているのかどうか、確認をせていただきたいと思います。
○山田観光振興課長
新型コロナウイルスの感染状況を鑑みまして、ただいま静岡県から山梨県、山梨県から静岡県への交流は、特にこのまん延防止等重点措置の指定を受けた状況では控える対応をしております。
ただし、９番委員御指摘のとおり山の洲(くに)との連携交流、経済交流は大変重要なものでありますので、再開の準備はしておりまして、教育旅行誘致のための説明会とか、あるいは中部横断自動車道が開通した後の高速道路の乗り放題ドライブプランの準備などをしているところであります。
また、宿泊割引につきましても、現在国交省の要件では県内旅行と定められているために割引の対象とはしていませんけれども、この辺りにつきましても感染状況が落ち着けば近隣県の県民も対象にするように国に働きかけを行うなどの取組をしているところであります
○盛月委員
ありがとうございます。
お話にもありましたけれども、中部横断自動車道がいよいよ８月29日夕方４時と聞いていますが全線開通ということです。非常にこれは静岡県にとっても、また特に私の地元の清水にとっても多くの人が交流できる起点として、もう待ちに待った待望の全線開通なんですけれども、新型コロナのウイルス感染が拡大している状況なので、１日も早くこの感染状況が落ち着くように県民みんなでしっかりと一人一人の意識と行動を変えて感染を防いでいくことが一番大事だと思うんです。その感染が収まった後にしっかりとまた観光促進にかじを切っていけるように準備していただきたいと思います。
お話し頂いた具体的な取組が既に準備中とのことですので、ぜひこちらもまたしっかり県民の皆さんに周知していただけるように取り組んでいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
それからあと１点ですけれども、大雨被害への対応状況についてお聞きします。
文化観光委員会説明資料大雨被害関係の10ページで御説明頂きましたが、観光産業の復興に向けた対応状況について、宿泊施設のキャンセルなどの影響が出ているということで、熱海市内を中心に伊豆半島地域全体に影響が及んでいるとのことであります。
下の表にもありますけれども、誘客対策に関する地元との意見交換と記載があります。復旧・復興の状況を踏まえて地域の意見を反映した観光産業の復興対策を検討中とのことですが、頂いた御意見を基に具体的にどういう取組をしていくか、現時点で何かありましたら御説明頂きたいと思います。お願いします。
○山田観光振興課長
昨日、熱海市伊豆山地区の災害に関する観光復興に向けた支援についてという資料をお配りしていますが、もう少し丁寧に御説明いたします。
地元の熱海市、あるいは国との調整を進めている中では、現行止まっていますけれども、静岡元気旅では宿泊割引の適用を受けた方に最大2,000円の地域クーポン券を配布しておりますが、この2,000円の上限額を倍の4,000円にして熱海市内に宿泊された方に配付したらどうか検討、調整を進めているところであります。具体的な内容としては、そのようなことが報告できる状況であります。
○盛月委員
分かりました。ありがとうございます。
地域クーポン券を2,000円から4,000円にするということで、地元の皆さんからの声を踏まえて取組を考えておられるとのことですが、まだ先というか、いつ頃を目指してといったスケジュール感みたいなものは決まっているんでしょうか。
○山田観光振興課長
被災されている地元の熱海市の御意向が大変重要かなと思っております。そうしますと、復興に向かってのタイミングとしては８月中はどうかという状況で伺っているところであります。具体的なタイミングは、熱海市の御意向とか新型コロナウイルス感染症の終息状況とかによりますので、これから調整になろうかと思います。
○盛月委員
ありがとうございます。
何といっても、復旧の状況を見て、また新型コロナウイルスの感染拡大の状況も見てということになると思いますので、その状況に合わせてしっかりと進めていただきたいと思います。
我が会派としても、これまで大雨被害への対応について数回緊急要望をさせていただいた中で、こちらにもありましたけれども、やはりキャンセルがあるということで、これが熱海市全体、また伊豆地域への風評被害によってキャンセルが発生している状況が大きなことかなと思っております。これくらいキャンセルが出たといったことを出してしまうことが、かえってまた風評被害の原因になることも考えられるということで、確かにそうだなと私も思っているんです。
そうしたこともありますので、本当に大変な状況にあるところの支援を一つ一つ丁寧に、熱海市、また国と連携して進めていただきたいと要望して質問を終わります。よろしくお願いいたします。
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