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委員会会議録

質問文書

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平成29年2月定例会総務委員会 質疑・質問
質疑・質問者:仁科 喜世志 議員
質疑・質問日:03/07/2017
会派名:自民改革会議


○仁科委員
 一問一答方式でお願いいたします。
 所管事務調査ということで、2月定例会の知事の提案説明の中から少し教えてください。
 知事提案説明要旨の34ページの下段になりますが、行財政改革の推進をうたっております。今回、質の高い行政経営を推進していく上でタスクフォースを庁内に設置して、4つの狙いがあります。
 その4つの狙いを見てみますと、今までも取り組んできたことはあるんですけれども、業務の見直し、働き方改革の中で日本一働きやすい・働きたい県庁、真の地方分権の実現ということで、権限移譲も静岡県の場合は日本一の本数で、あえてここでこのタスクフォースの検討結果と現大綱の成果を取りまとめて行政経営の方針を策定していくことで、何か新しい試みになっているんでしょうか、伺います。

○市川行政改革課長
 現在取り組んでおります行財政改革大綱については、来年度が総合計画と一緒で最終年度になります。来年度はその後のことを考えていかなければならないので、年度内に考え方を整理してまいります。
 その中で一番大切なのは生産性の向上で、時間外労働の縮減を初めいかに生産性を高めるか、あわせて働きやすい県庁をつくっていくことが一番であろうと。これにつきましては、今まで行ってきたことと別に軸を異にするものではございませんが、一層これに焦点を当てて全庁的に進めていくことを示してあります。
 あとは、先ほどファシリティマネジメントの説明もございましたが、これから社会インフラも含めまして維持管理費用が県政の非常に大きな課題になってきます。全国的な傾向でございますが、それについても全庁的に、施設、社会インフラも含めてこれからどのように経営していくのかが非常に大切な事項だと考えております。
 もう1つは、現大綱にも大きく市町や民間との連携ということがございますが、次の計画以降も、これから人口減少社会もまいりますと、やはりいろいろな方とそれぞれ御自分の力を発揮する中でいかに協働していくかが非常に重要であり、これについても今の路線を発展させていきたいと考えているところでございます。
 最後の真の地方分権の実現につきましても、大都市制度など政令市の関係がございます。こういうものをそれぞれ4つのタスクフォースをつくりまして、次の行政経営の方針に反映させていこうと考えているところでございます。

○仁科委員
 それでは、次の質問に行きます。
 平成29年度の当初予算編成についての考えですけれども、財政の歳入の内訳を見てみますと、かなり公債費、あるいは扶助費が平成28年度との比較の中でウエートが伸びています。財政の硬直が考えられるわけですけれども、その中にあって今度は歳出を見ますと投資的経費は伸びていて、僕はそれなりの評価はしています。財源として基金の取り崩しがかなりのウエートを占めていると思うんですけれども、これから将来にわたって新しい財源をさほど期待もできるわけではなくて、財政調整基金を含めながら基金を取り崩していって、中長期的な見方と、これからの静岡県の財政的なものをどのように考えているのか伺いたいと思います。

○青山財政課参事
 今後の財政につきましてお答えいたします。
 まず、地方財政におきましては、歳入と歳出のすき間につきましては国と異なりまして、国の場合は赤字国債で穴埋めをしていくところでございますけれども、私ども地方財政におきましては、最終的には一般で言いますと貯金に該当する基金で穴埋めをしていかないと、最終的には歳入歳出の帳尻がつかないということでございます。ですので、この基金の残高をしっかりと確保していくことが今後の財政運営におきましても重要であると考えております。
 ただ、平成29年度につきましては、予算編成後、次年度以降に活用できる基金が161億円になりまして、昨年度361億円、平成27年度には355億円ほどございましたものが200億円ほど減少している状況でございます。
 これを踏まえますと、5番委員の御指摘のとおり、今後公債費や扶助費がふえていく中で財源不足等も拡大していく要素は非常にある中でございますので、今後、歳入の確保、歳出のスリム化を図りつつ、次年度以降に活用する基金の額をしっかりと確保できる財政運営に心がけていきたいと考えております。

○仁科委員
 懸念事項でなぜその質問をさせてもらったかというと、平成29年度の予算編成においてはマイナスシーリングで、行政需要の中で各部局がそのようなことをされて構成されたということですので、やはりどんどんどんどん硬直化していく前例であるのかなと受けとめるわけですね。
 そして一方では、先ほど冒頭で行革のことを聞きましたけれども、歳出の金額を絞り込むよりも、事業を整理していくことも大事な気がするんですね。
 始めたものを見直す、あるいは縮減するのは、なかなかそこに担当もあったり、継続するものがありますけれども、やはりトップダウンで少し整理していくことがこれからとても求められていると思います。平成29年度予算編成について見直しとか、言葉は悪いんですけれども取りやめとか、そういうものがありましたら具体的にお願いいたします。

○青山財政課参事
 平成29年度当初予算におきましては、全庁的に時間外等が非常にふえている中で人事課、行政改革課、財政課が協働して事務事業の見直しをしていきましょうと考えまして、昨年10月に各部局に通知しまして、予算編成方針におきましても事業の徹底した見直しを通知したところであります。
 具体的には3点ございまして、行政目的が既に達成された事業や必要性の低下した事業の廃止、職員の時間外労働の是正に向け、本年度取り組んでいる全業務の分類と見直しを踏まえた業務の見直し、事業目的を達成するため、より効率的な手法への見直しで、この3つにつきまして各部局に見直しを依頼したところであります。
 結果としましては、主要な事業を取りまとめしましたところ、行政目的が既に達成された事業や必要性の低下した事業の廃止では、6事業が挙がってきたところでございます。
 それから、全業務の分類と見直しを踏まえた業務の廃止や削減、改善では3事業、より効果的な事業手法への見直しでは44事業が挙げられたところでございます。
 結果としまして、歳出の金額ベースでは約3億円ほどの見直しと、金額的には小さいものでございましたが見直しが行われたところでございます。
 5番委員から御指摘がありましたとおり、私どもとしても、事業を1つ丸々廃止して業務を減らしていく観点も必要だったかと思っておりますが、これらにつきましては、現在、行政改革課におきまして最終的な事業の見直しを、業務の視点で見直しがどのくらいできているかの作業を行っておりますので、今後の業務の改革に努めてまいりたいと考えております。

○仁科委員
 それでは、時間外の関連で質問をしていきます。
 平成29年度組織定数改編の概要の5ページに、長時間勤務の解消に向けた応援体制の構築として経営管理部3人の職員ということと、一番下にはその運用目的も書かれております。
 この3人の方々は、季節的、時期的に業務が集中するところをサポートする形になるんだと思います。本来の業務は、経営管理部の中のあるところに所属して本来の仕事を当然持っていると思いますけれども、応援に行くときにはどのように穴埋めしていくんですか。

○八木人事課長
 応援要員の3人でございますけれども、職員局につけますが、応援すること自体が本来の業務と考えております。言葉は適切かどうかわかりませんが、一旦職員局につけまして、今それぞれ各部局の要望を聞いているところでございます。その中で時期等を調整しまして、必要なところに1カ月もしくは3カ月――今は予定をしておりますけれども――そういった期間で行っていただいて仕事をしていただくことを想定しております。

○仁科委員
 職階は大体どの辺の方々を考えていらっしゃいますか。

○八木人事課長
 現在想定しておりますのは30歳前後、若手で元気な職員、いろいろなことをやってみたいという前向きな職員を全庁から選びたいと考えております。

○仁科委員
 後期アクションプランの最終年度は、我々にも県の職員にも全てに周知されていて、平成29年度は総仕上げであり、また新たな総合計画の立案を並行してやっていくところだと思うんですね。
 そうしたときに、知事はスピード感を持って対応していく仕上げの年と何回も言われておりますから、かなり職員の皆さんには業務的にハードな状況が想定されます。2月20日の本会議のときに7年1カ月という言葉もありました。この総合計画は本来10年であるけれども7年1カ月で邁進しているという言葉もありました。ですから勢い、それは組織の中ですから、チーム川勝にしてみれば職員がフル活動ということが想定できるわけですね。
 先ほど、時間外であるとか心身の健康であるとか、もう1つは日本一働きやすい県庁を目指すという冒頭のフレーズですと、かなり職員同士がきりきりした状態の中で雰囲気づくりというと、なかなかそれから遠くなります。余裕を持つほどのことはないと思うんですが、人間関係と職員の上下の関係については、特に平成29年度は集中しますから、上司の方々――ここにいらっしゃる皆様方がよりよい配慮をしていただくことが一番肝要だと思うわけです。ぜひその辺をお願いいたしまして、質問を終わります

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