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委員会会議録

質問文書

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平成30年6月定例会危機管理くらし環境委員会 質疑・質問
質疑・質問者:小楠 和男 議員
質疑・質問日:07/03/2018
会派名:自民改革会議


○小楠委員
 一問一答方式で、部分的には分割になるかもしれませんが、お願いします。大きく3項目です。
 危機管理くらし環境委員会説明資料に従っていきますが、まず5ページ、地震・津波対策アクションプログラム2013についての中段の下の表ですね、平成28年度の減災効果の試算という表があります。この表の下の一文、防潮堤整備による減災効果は効果が発現する一連区間の完了をもって評価すると。これだけだと理解できないんですけれども、ここに数字が出ています。津波避難施設と防潮堤整備合わせて減災効果が3万300人となっていますが、この数字には防潮堤整備の減災効果の数は入ってないということでいいんですか。まずそれをお聞きします。

○杉山危機政策課長
 結論から言いますと、防潮堤については完成するまでは入らないということです。

○小楠委員
 そこはわかりました。
 そうすると、次に教えてほしいのは、一連区間の完了とありますけども、一連区間はどこの部分を指すんでしょうか。計画されている静岡県内の沿岸の防潮堤整備全部が終わるのか、それ以外のどこら辺の区間を一連区間と考えているのか教えてください。

○杉山危機政策課長
 防潮堤につきましては、海岸線全部ではなくて、主に交通基盤部のハード事業ですけれども、地域海岸で地域ごとに防潮堤の延長を決めていますので、その単位ごとに一連という位置づけにしてあります。その1つの地域海岸の全部で一連という位置づけと御理解いただければと思います。

○小楠委員
 交通基盤部で河川海岸整備をやった方々もたくさんいらっしゃるんでよくおわかりかと思うんだけれども、例えば浜松市の防潮堤整備を1区間として捉えてやっているときに、じゃあ浜松市の海岸の区間が完成したら減災効果に載せる。あるいは磐田市、袋井市、掛川市等でも防潮堤の整備をやっていますけれども、それらについても一連区間ができ上がったごとに減災効果を足していく考え方なんですか。

○杉山危機政策課長
 2番委員の御指摘のとおりで、例えば浜松市の海岸ですと17.5キロメートルとか、あと磐田市、掛川市、袋井市などそれぞれの地域ごとになります。

○小楠委員
 わかりました。
 じゃあ今の段階ではこうなっていますけれども、一連区間の防潮堤の整備ができたごとに、年度によって減災効果の防潮堤整備が入ってくることによって減災効果がどんどん積み上がって効果が大きくなっていく解釈でいいですか。

○杉山危機政策課長
 そのとおりでございます。

○小楠委員
 よくわかりました。
 次は、地震防災センターの細かい話ですけれども、すばらしい施設ができることは評価するんですがなくなる展示もあるでしょう。例えば1階にあります耐震補強、木造在来工法があって、そこには家電や家具の固定の仕方ですとか、瓦の関係も確か置いてもらってあった気がします。
 そういったものがなくなりますよね。耐震補強等に関してはある一定の成果があったということで、多分なくなるんでしょうけれども、どこかに耐震補強などについても資料なり、映像なりで見せるところが残るんでしょうか。

○後藤危機情報課長
 地震防災センターの現在の耐震補強についてのお話でございますが、委員会説明資料のA3の資料にお示しさせていただいている絵はかなり具体的に書いてございます。2ページの1階部に表示させていただいておりますが、入って右側に「備え」と書いてございますが、中に展示するものはまだ確定していません。こういう形にするのか、それとももう少し出っ張った形で家屋の一部分を展示するのかなどが考えられると認識してございます。そういったところで表現を考えていきたいと思います。

○小楠委員
 わかりました、見落としておりました。
 これから十分検討して、コンパクトになったとしても効果が上がるような展示方法を考えていただけたらと思います。

 同じく地震体験、多分同じ場所にあるのかな、あるいは横にずれたのかなと思うんですけれども、映像を使った新しい試みになっています。起震装置をわざわざ6軸とか書いてありますけれども、新しいものになることでいいんでしょうか。

○後藤危機情報課長
 起震装置につきましては、同じ場所に設置をすることで進めてございます。地面の下に掘り下げて、基礎をがっちり固めなければならないものですから、そちらのほうで考えてございます。6軸モーションベースというのは、基本的には今のところも3軸、3次元で変わらないんですけれども、今度のところでは周囲にスクリーンを配しまして、そちらのスクリーンと連動した形で体験をしていくと。今はスクリーンがないものですから、この振動の体験だけということで、よりリアルな形を目指します。

○小楠委員
 わかりました、次へ行きます。
 防災ヘリコプターもいろいろ質問が出ているんですけれども、すごく基本的な話で静岡県消防防災航空隊の関係で教えてほしいんですが、市町消防職員による構成となっていますので、この方々の身分は市町の消防職員のまま来てもらっているのかどうかが1つ。
 もう1つは、1人の隊員がどのぐらいの任期で来ているのか。
 もう1つは、日中の勤務ではありますけれども365日体制ですから、勤務シフトがあると思うんですが、どんなシフトをしているのか。
 もう1点、操縦士の話もさっきから出ているんですけれども、操縦士と言いながら運航は静岡エアコミューター株式会社に委託ってなっているんですね。運航と考えちゃうと、何となく県の職員として操縦士を雇っていると思っていたんだけれども、静岡エアコミューター株式会社っていうのは、整備とか管理とかを委託しているならわかるんですけれども、操縦士はどういう身分になっているのか。以上教えてください。

○細沢消防保安課長
 消防防災航空隊の件についてお答えいたします。
 まず、市町消防職員は8人おりまして、各消防本部から県に派遣して、県職員の身分をあわせ持つ併任職員であります。
 原則任期は37カ月、そのうち1カ月は引き継ぎのためで、フルに活動してもらう期間は36カ月になります。
 それから、勤務シフトですけれども、今8人と申し上げましたので、そのうち毎日6人が平常時は出てきて365日、日勤で、交代で働いていることになります。
 それから操縦士ですけれども、おっしゃられたとおり静岡エアコミューター株式会社の職員が操縦士、整備士になります。浜松市のような政令指定都市ですと、操縦士とか整備士も自前の職員になっておりますので、ここは政令市の消防と違うところになります。

○小楠委員
 わかりました、今の説明ですっきりしました。
 消防防災航空隊という任務上、県下市町から来ていただいていることに関しては、先ほどから話にあるように、ほかにヘリを持っているのは静岡市と浜松市ですよね。それ以外の市町からも来ていると思うんですけれども、逆にそういうところから来て約2年勤務することは、ふだんでは得られない消防活動が経験できて、地元の市町へフィードバックできるという、すごく重い役割を担っているんだと思うんですよね。
 職員の派遣によって、各市町の消防でどんな効果が出ているのか検証していますか。

○細沢消防保安課長
 2番委員から御指摘がございましたとおり、静岡市、浜松市以外の消防職員は戻ってから、ヘリを使った救助はできないわけでございます。しかし自分が一生をかける仕事として消防を選んだ以上、人命救助が頻繁に行われるということで、若手の職員を中心に消防航空隊に派遣したい職員がたくさんいるといううれしい悲鳴を上げているところです。
 各消防長にもお話を聞きますと、救助技術がすぐれている人間だけではなくて、将来自分の消防本部を背負って立つ人間を送って、違う市町の消防職員や、違う職種の操縦士とコミュニケーションをとって仕事をしていくことで、消防防災航空隊に派遣する側も誇りを持って派遣していると非常に評価をいただいております。

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