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委員会会議録

質問文書

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平成28年6月定例会文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:佐地 茂人 議員
質疑・質問日:07/12/2016
会派名:自民改革会議


○佐地委員
 それでは、私は、一括質問方式で質問させていただきます。御回答は速やかにわかりやすくお答えいただきますようよろしくお願いします。
 大きく3点ございます。
 1点目は、日本平山頂整備について、文化観光委員会説明資料の23ページになります。
 今回、日本平山頂展望施設と展望回廊で県と市のすみ分けをしながら静岡市では一番うまくいっている県市連携の1つだと思っておりますけれども、広場の整備等についてはどのような形で進められるのかお答えください。

 そして、整備計画についてお伺いしますが、ここに記載されているとおり今年度中に実施設計、来年度中に工事、平成30年春に完成予定と記載されておりますが、実現できるのかどうか改めてお伺いします。また現状どのような話し合いがされていて課題等があったら教えてください。

 そして、東静岡駅南口に文化力の拠点という形で今後県有施設の整備が政策企画部で考えられています。公共施設等を連携した形でこれから文化力を高めていくということで、そのうちの1つとして日本平山頂の展望施設も場の力ということで有意義に利活用していただきたいと思っています。
展示のお話が昨日も出ましたが、風景画等を中心に展示をしていただけるということで、日本平山頂は季節や時期、天候によって富士山が見えないこともございます。また360度展望という形になれば南アルプスも見え、望むことができる非常に景色が豊かな実の風景画的な形をとっているわけなんですが、県立美術館の風景画や富士山の絵の展示などをこの展望施設で展示するなどの施設間の連携についてはどのようなことが考えられるのか、できるところでお答えください。

 大きく2点目です。
 説明資料13ページの総合教育会議についてです。
 協議事項については、知事と教育委員会等によって話し合いをされて決定されることは承知をしておりますけれども、私としてはまず学力の向上や貧困対策、いじめ、DV、そして発達障害等、児童生徒の根本的な課題を当然継続的に議論すべきだと思っております。教育委員会だけじゃなくて、いわゆるそこの専門分野じゃない方々と現場の状況等のお話をしながら是正していく必要があろうかと思っておりますが、この点についての話し合いどのようなことをされているのか。この点については今後どういう形で教育委員会とお話をされていくのか等を教えてください。

 大きく3点目です。
 説明資料の15ページ、スポーツの関係で競技力の向上について数値目標についてお伺いしたいんですが、括弧内で数値目標、国民体育大会総合成績8位以内ということで目標数値を具体化されているわけでございますが、この8位の根拠など目標がどうして8位なのかをまずは教えていただきたいと思います。以上、よろしくお願いします。

○小坂観光政策課長
 日本平山頂のシンボル施設の関係で3点御質問いただきました。
 まず、公園の広場の整備ということで、シンボル施設、回廊以外の部分の計画、今後の整備ということの御質問だったと思うんですけれども、平成20年に静岡市で日本平公園の基本計画を策定しておりまして、その後日本平ホテルが新しくなったり、周辺環境が変化をしているというところで、静岡市で今回この公園計画の全体を見直しする作業に入るとの話を聞いております。その中で公園計画が見直されて、順次シンボル施設、回廊以外の部分の整備が計画されて整備がなされていくという形で、一旦ここで見直しがされる予定になっております。

 シンボル施設と回廊のスケジュール的なところでございますけれども、現在建築設計を隈研吾建築都市設計事務所と契約をいたしまして、今基本設計を進めておりまして、それが完成しましたら速やかに実施設計に移ってまいりたいと思っております。あわせて展示設計ということでシンボル施設の中に展示スペースをつくりまして、そこをどういうふうにつくっていくかその展示計画もまた新たに公募し、プロポーザル方式によって業者選定をして進めていきたいと思っておりまして、審査委員会でありますとか、その準備の手続を今行っているところでございます。建築設計と展示設計も両方とも年度内に完成をいたしまして、来年から工事着手ということで、平成30年の春までに完成をさせるというところで、このスケジュールでやっていきたいと思っております。

 あと施設間の連携というところで、こちらの日本平、10番委員が言っていただきましたように東静岡からこの有度山にかけて、また三保松原にかけて非常にたくさんの文化的な施設もございます。その中で来訪者への気遣い、情報発信という形でさまざまな情報を発信していきたいと思っています。今申し上げたように展示につきましては展示のスペースを設けるんですけれども、10番委員から御提案いただきました県立美術館の収蔵品などにつきましては、やはり高度な温度管理でありますとか、湿度管理も必要になってくるかと思います。こちらのシンボル施設の限られたスペースの中ではうまく映像等でその周辺の施設でありますとか、収蔵品等を御紹介させていただく中で、日本平のシンボル施設に来ていただいた後に周辺の県立美術館でありますとか、ふじのくに地球環境史ミュージアムを回っていただく形での御案内をイメージして展示設計を進めていきたいと思っております。静岡市や文化庁等関係機関とも連携をいたしまして、速やかに施設の整備ができるように頑張っていきたいと思っております。

○小泉文化政策課長
 日本平山頂のシンボル施設と県立美術館等との連携の関係でございますが、日本平は観光客の方がたくさん訪れるということで、ここに来た方をやはり県立美術館でありますとか、ふじのくに地球環境史ミュージアム等へ誘導していくことは非常に重要であると思っております。小坂観光政策課長からも御答弁いただきましたけども、私どもとしましても連携を図りまして、特にインフォメーション機能や情報発信の面で連携してぜひ日本平に来た方が周辺施設へ行くような形でと思っております。特に今日本平ホテルも含めまして関係施設で協定を結んで連携しておりますので、そういった中でも検討していきたいと思います。また美術品につきましてはやはり温度、湿度もあるんですが、暗い部屋で劣化を防ぐ関係で展示するのは難しい点がありますけれども、連携は非常に重要だと思っておりますので今後よく検討していきたいと思っております。

○櫻井総合教育課長
 総合教育会議の協議事項について答弁いたします。
 貧困問題やいじめ問題は、学校や教育委員会だけではなくて社会総がかりで取り組むべき課題であると理解しております。さて総合教育会議における今年度の協議事項は、4月の第1回総合教育会議で話し合われ決定いたしました。この会議で教育委員会からは貧困問題、いじめ、不登校問題、あるいは特別支援教育についても協議したいと提案がございました。説明資料の13ページ2の(1)に今年度の協議事項を掲げてございますが、事務局といたしましてはこのうち3つ目の個々の才能や個性を伸ばす多様な教育機関の提供のところで障害のある子供たちについての支援や4つ目の地域ぐるみ、社会総がかりで取り組む教育力の向上のところで貧困問題やいじめ問題が取り上げられるものと考えております。
 子供たちにとって身近な問題さまざまで多くございますので今年度どのような切り口で取り上げていくのかこれから調整をしてまいりたいと考えております。

○都築スポーツ振興課長
 国体8位以内の根拠についてお答えいたします。
 簡潔に申し上げますと、国体は、各競技ごとに8位以内を入賞としまして8位以内から加点される仕組みになっておりますのでそれを目標としているところでございます。相対的に見ましても、本県の人口規模とか経済規模はおおむね全国で10位ですけれども、それよりも突っ込んだ順位を狙おうというところも目指しているところでございます。

○佐地委員
 ありがとうございます。
 まずは意見、要望を述べさせていただいた後に幾つか再質問をしたいと思いますが、私も日本平山頂は一番初めから長くずっと勉強させてもらっているんですけど、平成20年の山頂整備はおおよそ101億円で整備しようという形で、財政的な観点もありながら現在見直しをして、また県のお力添えもいただきながらできる限りスピーディーに山頂整備をしていかなければいけない。できれば中部横断自動車道、バイパス等の関係、ハード設備が平成29年を目安に完成していくことでありますので、それに合わせて日本平の山頂も連結した形でつながって、また集客も以前のような形で成り立っていけばいいななんて思っております。今言われた映像とかインフォメーション、情報発信という形で展示をやっていくんじゃないかなと想像ができましたが、連携して保存しているだけではもったいない部分ってあると思うんですよね。そこを上手に光の加減なんかもお考えいただきながらいいものを多くの方に見てもらうという形で県立美術館とも今後また連携をしていただきたいと思います。

 総合教育会議については、今お話をいただいてやりますよということなんですが、あえて僕は発達障害という言葉を使いました。それは特別支援学校等で、例えば小学校、中学校、高校という形で入学される生徒さんもいるんですが、いわゆる普通教室と特別支援学校、特別支援教室とのはざまにいる発達障害等の子供たちがどこに行けばいいかというところで、行きどころが非常に難しいと保護者の方から頻繁に御相談もいただいています。また学校内での対応とか保護者ができることとかそういうところでかゆいところに手の届くようなお話を教育委員会にもぜひしていただきたいということ。それから今のお話の中では学力の向上のお話が出てなかったものですから、私は文武芸は大いに結構だと思っておりますけれども、まずはやはり学力の向上だと思っています。学力が上位で頑張っている方々が大学等に進んでいくこともそうだし、それから学力の底上げという形でみんなが勉強が楽しくなる環境をつくるべきだと思っています。今6月が終わって7月、これから夏休みに入るわけですが、例えば中学1年生4月からの勉強でもうここから勉強がわからないんですね。数学とか英語が入ってきてわからない。ゴールデンウイークが明けて5月、6月と生活していると思いますが授業を聞いていてもわかんないんですよ。要するにただ聞いているだけなんですね、その場所にいるだけ。これがどれだけつらいことか、生徒さんにとってね。ということをやっぱり子供たちのことを考えていただきながら、どういう形で勉強の楽しさとか1から教えていくか、こういうところで先生たちが100%できかねないところの支援であり、手だてをやはり外側からお考えいただくのもお願いしたいなと思いますのであえてお聞きしますが、学力の向上等についての話し合いも今年度されるかどうか教えてください。それが1点目です。

 それから、競技力の向上についてはわかりました。
 説明資料15ページに事業概要ということでア、イ、ウ、エと書いてあります。戦略として国体8位入賞が目標とありますが、本県の中でも特徴を持ってこの種目強いよという種目はやっぱり優勝、3位入賞等を目指して頑張っていく必要がありますし、全体的な数多くの種目を底上げしていくことも必要だと思っています。そうした意味で入賞するための上位入選をする種目、底上げをして全体的にスポーツを活性化していく種目、各自戦略が必要だと思っております。事業概要を含めながらどういう形で各種目ごと、目標を定めながら向上していくかその点お答えいただけたら幸いです。よろしくお願いします。

○鈴木総合教育局長
 総合教育会議関係の再質問についてお答えをいたします。
 まず学力向上への取り組みについても協議するのかというお話をいただきましたけれども、先ほど櫻井総合教育課長からお話がありました個々の才能や個性を伸ばす多様な学習機会等の提供というところで、それぞれ個人に合ったいろいろな学力の支援ということですかね、学力向上の取り組みについては恐らくその場で協議があるんだろうと私ども事務局としては想定をしております。教育委員会からこういうお話があったときには、いわゆる教育の陰の部分という言い方をされた教育委員の先生がいらっしゃいましたけれども、要はついていけないお子さんたちについても協議して取り上げたいというお話がありました。そういった意味では恐らく中1ギャップであるとか、高1ギャップであるとかと言われるついていけないお子さんに対しての対応も協議の対象になるかなと思っております。
 もう1点、発達障害への対応ということでございます。
 発達障害につきましては、10番委員御案内のとおり多分教育委員会だけでは対応できません。特に就労関係などにつきましては健康福祉部初めいろんな場面で協力をしていくことになりますので、これにつきましても個性を伸ばす意味から恐らくそのときの協議として、発達障害への特別支援学校も含めて発達障害への対応と支援についても協議されるだろうと事務局としては考えているところでございます。

○鈴木スポーツ局長
 国体の競技力の向上について御回答いたします。
 まず1点、先ほど国体8位以内とは何だろうと皆さんから笑いが出ましたけれども、実は静岡県スポーツ推進計画というのが平成26年につくられておりまして、これはスポーツ基本法が平成23年にできたことをもとにして国の計画、地方の計画ということで立てられたものでございます。これは当時教育委員会に所管がありましたので、そこでつくられたときに国体8位以内と出しているということでございます。まずそれが前提だということで御承知いただきたいと思います。
 それから、競技力の向上でございますけれども、これは一方で団体スポーツ競技、個人スポーツ競技というのがございます。もう1つは成年、少年というのがございます。まず団体競技については東海大会がございまして、東海4県の中で何チームかが本大会に出場し本大会の中でベスト8に入るといわゆる加点がされる仕組みになっておりますので、基本的には東海大会を抜けることが大きな目標になります。そういう意味で成年の部においては静岡県内に各種有力な実業団チームやプロチームがいろいろございますので、例えば東レのバレーチームは去年出ていただいて本大会で1位になっているというのがございます。成年の部は即効力がありますので、そういう有力なチームに出ていただく働きかけを今やっておるところでございます。一方で少年については、やはり中学校、高校での育成が非常に重要でございますので、その中での指導者の育成は学校教育内の育成、それから地域でのさまざまな少年の数等、それから各地域のトレセンがございますので、そういうところでの育成をやっていくことにしております。それとあと個人競技についてもふるさと選手制度がございますので、陸上の有力な方で例えば本県出身、または本県の実業団チームに入っていらっしゃる方に静岡県で登録して静岡県から出ていただく働きかけをするようにと今戦略を立ててやっているところでございます。

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