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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和3年2月定例会総務委員会 質疑・質問
質疑・質問者:佐地 茂人 議員
質疑・質問日:03/08/2021
会派名:自民改革会議


○佐地委員
 分割質問方式でお願いします。
 まずは、本議会の質問の中で我が会派としても取り上げた内容について当局の立場としてお伺いしたいと思います。
 12月、1月に知事が県外で宿泊されたことを我々の会派としても問題視させていただきました。知事個人の感染対策としての取組はあるでしょうし徹底されたかもしれませんが、静岡県全体を統括していく立場としてはどうなのかと非常に疑問が残るところです。私も昨年の1月、もっと長くかもしれませんが県外に出ていません。やはり自分の立場としての行動を今後考えていただきたいと思っております。
 そうした中で、本議会最終質問日の渡瀬議員からの質問に対して、知事の発言について篠原知事戦略監からも助言はそのときそのときにさせていただいていくとの答弁もありましたので、あえてお伺いさせていただきます。
 今回の知事の県外宿泊について、組織内ではどのような話をされていたのか。知事が行かれることに対してどのような御助言をされたのか、もしくは知らなかったのかお伺いします。
 また、どういった経緯で知事が行かれて、いなかったときには危機管理とは別として、知事直轄組織として何かあったときにどういう対応を取ろうとお考えだったのかお伺いします。

○鈴木秘書課長
 まず、軽井沢の自宅に行った経緯から御説明したいと思います。
 知事からは年末年始、静岡の公舎にいると御挨拶にお見えになる方もいらっしゃり、基本的にはお断りすればよろしいんですけれども、相手方によってはなかなか難しい方もいらっしゃるのでお会いするとなると感染リスクがあり、そうした機会を避けたいので軽井沢の自宅に行きたいという話がありました。
 当時、県民の皆様には県境をまたぐ不要不急の移動に関する移動制限をお願いしておりました。長野県につきましては、特に慎重に行動する地域になっております。具体的にはそういった地域を訪問する場合、その地域の感染状況を把握して密を避ける、例えば混雑した電車を避けるといった感染予防対策をしっかり取って慎重に行動することになっておりました。今回知事はこうした県民の皆様に呼びかけておりました行動制限を踏まえ、当時長野県の感染状況は静岡に比べれば落ち着いておりましたので、車を使って軽井沢に移動したというのが経緯でございます。
 このことについてどういう検討、話をしたのかについてでございますけれども、私どもからは長野県は特に慎重に行動する地域になっておりましたので、移動する際には県民の皆様にお願いしている行動制限を踏まえてくれぐれも慎重に行動していただきたいとお願いいたしました。
 それから、当時コロナの感染拡大も心配されておりました。これにつきましては日々知事に県内の感染状況を報告しておりました。事態が悪化する兆候が見られましたら、あらかじめ静岡県に戻ってきていただきたいとお願いしておりました。
 それからもう1つ、危機管理の話がありましたけれども、これは今回に限らず知事が県内にいない場合につきましては、当面の間は副知事が災害対策本部の指揮を取るようになっております。ですので2人いる副知事のどちらか1人が危機管理当番ですぐ県庁に登庁できる体制を整えております。
 また、知事は災害時有線電話を常に持っておりますので、何かあれば知事に報告して指示を仰ぐ危機管理体制を取っておりました。

○佐地委員
 御答弁ありがとうございます。
 本会議でも誰かが来るかもしれないから長野に行かれたと御答弁あったんですね。どなたか来たらコロナ禍なのでというお断りは我々もしているわけなんですよね。だから残念ながら私たちにはそれが直接の理由には聞こえないことを本当に御理解頂きたい。
 それから、そういうんであれば市内のホテルで宿泊するのも1つの手ではないかな、近いところでということだって考えることもできると思う。その当時静岡県は結構感染が増えてきて比較的長野県、山梨県は安全だよみたいな形だったんですけど、今のお話を聞くと長野県のほうが静岡県より安全だよと聞こえなくもないわけであります。
 再質問になりますが、今くれぐれも気をつけてと御助言されているようでありますけれども、行かないほうがいいんではないかとお伝えされたんですか。そこだけ教えてください。

○鈴木秘書課長
 繰り返しになりますが、当時県民の皆様にお願いしている行動制限を踏まえて慎重に行動していただきたいとお願いをいたしました。しかしながらこの件につきましては、不要不急の移動だったんじゃないかという県民の皆様からの御意見も100件ほど頂いておるのも事実でございます。ですので知事も議場で申し上げましたけれども、御心配をおかけした県民の皆様には申し訳なかったと思っていますし、秘書課としてはこうした知事の行動を県民の皆様がどう思うのかという点が少し欠けていたのかなと、あるいは県民の皆様の気持ちを理解できなかった面におきまして、知事のそばで働いている者として少し至らない点があったのかなと思っております。

○佐地委員
 御答弁ありがとうございます。
 ぜひ、今回のことをまたしっかり反省、分析といいますかお考え頂いて、秘書課また知事戦略局の皆さんのお声掛けをこれからぜひコントロールも踏まえてお願いしたいと思います。よろしくお願いします。

 続きまして、デジタル戦略担当部長、デジタル推進官等、組織体制についてお伺いしたいと思います。
 組織再編についての質問になりますが、もし明日の内容になるようでしたら御答弁は結構です。
 まず、デジタル戦略担当部長とデジタル推進官、また副知事との関係についてでありますが、副知事がする仕事、担当部長がする仕事、そして推進官がされる仕事の事務事業の内容について、どのような分担をされて進めていくお考えなのか教えてください。

 また、顧問団は民間、大学との連携でやられるようですが、組織の中に民間の人間を活用していくことについて、どのようにお考えか教えてください。

 さらに、顧問団の位置づけについてでありますが、権限とどのような形で顧問団を活用していこうとお考えでしょうか。よろしくお願いします。

○高木知事戦略局理事兼総務課長
 私の答えられる範囲の中でお答えします。
 まず副知事、デジタル戦略担当部長、デジタル推進官の役割分担のお話でございました。
 報道にも出ておりますけれども、トップは出野副知事がCIOという形で務めることになります。その下にデジタル戦略担当部長がついて実務を取り仕切る形になります。一方各部でデジタルの取組は今もやっておりますし、これからもやっていくことになりますが、実際としては各部局がそれぞれ動くことになろうかと思います。各部でのデジタル推進の旗振り役がデジタル推進官で部長代理クラスを想定していますけれどもその方が当たり、そのトップがデジタル戦略担当部長を筆頭として各部局を横断的に事業を回していく。その頭に出野副知事が座るイメージになるのかなと思っております。

 顧問団の関係の内容で民間や大学でございますけれども、詳細につきましてはICT政策課及び人事課で詰めているので、個々具体の案件については申し訳ございません、私からはお答えしかねるところがございます。

 同じく顧問団の位置づけですけれども、アドバイザー的な役割をすると聞いております。権限を持ってあれをする、これをするというよりも、様々な分野の方がそれぞれ力をお持ちですので、それに対して出野副知事等々に直接助言をするとか、こういう人材がいるけどどうだろうとか、そういった外部の意見をアドバイザー的に活用すると今のところ私は聞いております。すみません足らないところは明日よろしくお願いします。

○野崎委員長
 例えば業務の内容などは、普通は所管部局が答えるべきだと思うんですが、今の段階では知事直轄組織に移行してきたけれども、所管の業務などの組立ては経営管理部でやっているのでなかなか答えられないということで、経営管理部の審査になったとき、それはきっちり経営管理部で答えていただくようにお願いします。

○佐地委員
 御答弁ありがとうございます。
 僕もう1つ今聞いたのは、民間の人が組織の中に採用されて入っていくのかどうかも聞いたんですけれども、それもまた明日になるんであればそれはそれで。
 我々も特別委員会で1年間議論してきました。トップダウンという形や組織として進めていくのは非常にいいことだと思っています。しかしながら中身で一体どういうことをやって何に力を入れていくんだと。思いはあるけど戦略の部分が本当に明確でないと、せっかくやろうと思ったことが一つ一つ分かりづらくて進まなくなってはよくないだろうなと考えております。これ要望を今言っているわけですけれども、知事直轄組織に入ったときにスムーズに戦略的に進められるようにぜひともよろしくお願いします。

 それでは、時間もあるので3点まとめて質問します。
 1点目、財政歳出改革についてであります。
 毎年めり張りをつけた予算編成という御説明を頂いておりますが、今回歳出改革を行っていきたいという部分が文書の中で記載されておりました。これは今までと一体どのように違うのか、歳出改革と予算編成のめり張りについて具体的にお示し頂きたい。

 2点目、第2款第1項第6目(1)の節になろうかと思いますが、ガールズコレクションについてです。
 今年度は中止になりましたが、予算が50万円減少で記載されております。場所はどこでやる予定なのか。予算執行についてどういうものにお金を使っていくのか具体的な計画と、やるという話が本当に決まっているのかも疑問に思っている部分があるので、その点についてお答え頂きたいと思います。

 3点目、広報力強化事業についてであります。山の洲(くに)動画コンテストという質問もありましたけれども、なぜ山の洲(くに)の動画を作って見せるんだと。魅力ある駿河湾じゃ駄目なのかというところもあると思います。所管がそこに対応するのかもしれないですけど、納得できる御説明をお願いします。

 また、県民サービスセンターについてであります。
 現在、コロナ禍にある中で訪れやすい場をつくるとありましたけれども、コロナ禍の状況を踏まえた上でなぜ今なのかということであります。
 また、反映しやすい環境づくりということで今回1つの手法としてこれを捉えていると思いますが、ほかにやる方法はなかったのかと思うわけですがいかがでしょうか、お答えよろしくお願いします。

○平塚財政課長
 財政の関係についてお答えいたします。
 1番委員から今御指摘頂いたように、予算にめり張りをつける、あるいは歳出改革を行うとこれまで説明してきております。本年度もそうですけども、ここ数年来非常に財政状況が厳しく見直すべきところは見直して、そこで捻出した財源を将来の静岡県のための投資に充てていくことでめり張りをつけているという言い方をしております。そのめり張りの本年度の例でいいますと、令和3年度当初予算では歳出の見直しで補助金、イベント、類似事業、長期継続事業、委託業務、施設整備は見直し等々で59億円を捻出しております。
 それから歳入確保で、先ほど御質問もありました企業版ふるさと納税等新しい取組を含め27億円、合わせて86億円の財源を捻出しております。ただこういった捻出、財源見直しはこれまでもやってきておりまして、それでもなかなか財源不足は解消できないため、こういった財源不足が起きないように要は基金から取崩ししなくてもその年度に発生する歳出をその年度の歳入で賄える収支均衡を目指すことでこれまでやってきました。これが歳出改革になろうかと思います。
 これが来年度までの目標でこれまでは比較的順調に進んできたのですが、新型コロナウイルス感染症の影響による税収減で非常にこの目標達成や収支均衡が難しいというのは先ほど8番委員の質問にもお答えしたところで、これについては非常に大きな課題だと思っております。こういう非常に想定外の状況の中でこれからどう財政運営、歳出改革をしていくかについては課題とさせていただいて、来年度の総合計画の見直しの中で新しい方向性などを提示していきたいと思っております。

○杉山総合政策課長
 東京ガールズコレクションに係る質問についてお答えいたします。
 2つ御質問があったかと思います。1つは何にお金を使うのかと、もう1つはどこで開催するかだと思います。
 まず、何にでございますが、東京ガールズコレクションは、実行委員会が主催して2005年から開催している日本最大級のファッションショーで、首都圏のほか地方――本県を含め4つの県で開催されております。本県はそのうちの1つでこれまで2回ほど開催してまいりました。
 そもそもこの事業は、東京ガールズコレクションの集客力、情報発信力を最大限に活用して主に若い女性を中心とする若者をターゲットに本県の魅力発信、交流人口の拡大などを図ることを目的として開催しております。
 予算につきましては、静岡市と共に主催者に負担金を支出する形で主に事業を行っております。来年度の予算についても同様の形式により考えてございます。そうした負担金の中で実際東京ガールズコレクションの静岡での開催におきましては、本県の魅力として例えば地場産品や食の都、花の都、茶の都などの発信や県産品をPRする県ステージの実施、あと観光、食スポット等の紹介などの情報発信をこのイベントの中で実施していこうと思っています。
 今回、50万円ほど減っている理由ですが、主催者にお支払いする負担金のほかに、関連イベントとして県直営のイベントを併せて実施しております。その部分が50万円減額になりました。そこの部分は、この東京ガールズコレクションと一緒に開催することによって相乗効果が得られやすいと考えられる関連イベントを私どもで実施するんですが、例えばSDGsの普及啓発という観点でこういうイベントと一緒に行っていくことを考えております。

○横山広聴広報課長
 広聴広報の展開のうち山の洲(くに)動画コンテストと県民サービスセンターのリニューアルについてお答えします。
 まず、山の洲(くに)動画コンテストの開催でございますが、こちらは静岡県、山梨県、長野県、新潟県の経済圏の実現に向けた取組で予定しております。
 具体的には、各県民の皆様がお住みの地域の魅力などを動画で発信していただいて、そのコンテストをやることで山の洲(くに)内の交流人口の拡大や山の洲(くに)の認知につなげていきたいと考えております。山の洲(くに)と冠しておりますが決して山だけの情報ではなくて、例えば新潟県であれば日本海の海の幸であるとか、静岡県であれば駿河湾の海の幸など食文化の違い、産業等いろいろな魅力が各県にあると思いますので、山の洲(くに)の経済圏の実現に向けて、そういった魅力を内外に発信していくことを考えております。

 県民サービスセンターのリニューアルについてコロナ禍において訪れてもらうことが感染対策と逆行しているのではないかとの御議論があろうかと思いますが、まずもって感染予防対策について厳重に行うことは大前提としてあると思います。またコロナ禍において、県民の皆様が御意見を出したいときに届ける方法がなかなか実現していないので、この県民サービスセンターを使えないかと考えております。
 また、リニューアルにつきましてはウイズコロナの時代において、デジタルオフィスとして皆さんが使えるようなオフィススペースをつくったり、リニューアルに合わせて県民サービスセンターの中から情報発信するエリアも設けてございます。あと県民の皆様の意見の聞き取りを直接丁寧に行う打合せに利用する個別の面談ブースも設けております。
 いずれにしても対面でやるだけではなくて、デジタル等も活用してオンラインでのやり取りなども実現していきたいと思っております。
 施策に反映する他の方法があったんでないかということですが、県民サービスセンターを核として対面をはじめとする情報のやり取りやオンラインも活用して広く意見を設けるとか、幅広に考えながら県民の皆様の御意見が届く広聴を実現していきたいと考えております。

○佐地委員
 ありがとうございます。
 1点だけ財政課ですけど、本当にテクニック的な部分も含めて収入に対して工夫され、今まで以上に非常に御苦労されているのは今回の予算編成で感じています。それについて評価も当然しているんですが、先ほど僕が言ったように歳出改革の部分でめり張りをつけていく、何かをやめて何かを生かすところってなかなか県庁内で厳しいところがあるのかもしれないけど、そういう荒療治も僕はこういうときだからこそやっていくべきなのかなと感じています。また今後いろいろそうした議論ができればと思いますが、御答弁があればよろしくお願いします。

○平塚財政課長
 1番委員御指摘のとおり歳出削減は各部局の非常に困難な調整作業を伴います。しかも先ほど御答弁しましたけれども、こういった取組がずっと続いていますので今回の内容を見ましても思い切った事業の廃止、削減、事業手法の転換、適正化するものが少ないのも事実です。
 ただ一方で、先ほど御質問にも出ていましたけれども社会環境基盤整備資金を思い切って廃止するとか、やれるものについてはこれからも各部と調整しながらやっていきたいと思っております。

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