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委員会会議録

質問文書

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平成26年2月定例会総務委員会 質疑・質問
質疑・質問者:小楠 和男 議員
質疑・質問日:03/11/2014
会派名:自民改革会議


○小楠委員
 1点だけ伺います。県有施設の木質化あるいは県産材の利用ということが進んでいます。議会としても2番委員が会長をしておられます林活議連が積極的に提言をしておられます。この県庁本館にも腰壁の設置がされました。たまたま私が議長をやっておりまして、本館は議会と行政が半々で使っているということもあって、関心を持って見ていました。
 先ほど7番委員からも御指摘があったように、この建物は登録有形文化財ということで、大切に末永く使っていくと承知しています。木質化の事業予算そのものは県産材の利用ということで、経済産業部の施策だったと思いますが、実際の庁舎管理あるいは営繕という立場で皆さん方もかかわられたんではないかと思いますが、こういう大切に使っていく登録有形文化財という建物に手を入れるということに対して何らかの配慮があったと思うんですけれども、どんなことに留意されたのか、配慮されたのか伺いたいと思います。

 同時に完成後ですけれども、来庁者などから御意見とか評価などがもし寄せられているようでしたら伺いたいと思います。

○服部管財課長
 県庁舎の管理と木質化について御説明します。委員から御紹介がございましたように林業振興課で所管しております公共建築物木使いモデル事業の一環といたしまして、昨年度は本館の2階から4階までの廊下と4階の特別会議室の腰壁の木質化を県産材のヒノキを使用して行いました。
 今年度につきましては、東館5階の知事室と副知事室の腰壁の木質化を行ったところでございます。
 県庁本館につきましては、文化財ということもございまして、どの程度手を入れるとか、改築するとかといったことについては所管の市に確認しながら進めているところでございます。
 それと腰壁をどういう色にするとか、どういうデザインにするとか、そういったことにつきましては、色彩計画の専門家である静岡文化芸術大学の宮内先生に御意見を賜ったところでございます。
 非常に重厚な建物ですので、それにマッチするようないろんな色のパターンの中から現場で確認をしていただきまして、現在施工されている色になっているわけです。
 4階の特別会議室につきましては、ほかの既存の木質部分がありますので、それに合わせた形で、廊下の腰壁とは違った彩色になっているところでございます。
 それから施工後、物がぶつかってちょっと傷になったりとか、色が飛んだり、あるいは木ですので、ひずみが出たりするようなこともございますので、日々気がついたところは手を入れるということで考えております。

 今のところですね、来庁者から私どもに入っている情報ではちょっとおかしいのではないかといったような評判は聞いてはおらないところです。以上でございます。

○小楠委員
 質問は以上にしますが、本日のこの総務委員会が最後の委員会となられる方が――経営管理部理事の袴田栄一さんが本年度をもって退職をされます。袴田理事には長年にわたり県政の発展に多大な御尽力そして御貢献をいただいたことに心から敬意と感謝をしたいと思います。本当に御苦労さまでございました。
 退職に当たられまして長年、建築や営繕関係に携わってこられた経験から今後の県行政に対する御所見あるいは後輩たちに贈るお言葉等ありましたらお伺いしたいと存じます。よろしくお願いします。

○袴田経営管理部理事(営繕担当)
 ただいま過分なるお言葉をいただき、本当にありがとうございます。
 私は、建築技術職員として昭和53年度に採用、営繕課に配属されました。工事の執行が本来業務でしたが、東海地震に備えるということで、その年に県有建築物の耐震診断が始まり、担当チームに入れてもらいました。そしてことしは新たに津波に対する建築物と設備の診断を行わせていただきました。診断にもめぐり合わせを感じますが、営繕で始まり営繕で終わるということに感慨ひとしおでございます。
 私は36年間で17回異動をしました。したがって、建築、住宅営繕など多くの分野で働くことができました。その中で建築安全推進課が通算10年ということでございまして、阪神・淡路大震災では建物の倒壊によって多くの方々が亡くなられました。地震対策に建物、住宅の耐震化は重要と思っております。その2カ月半後に建築課に異動ということになりました。当時は個人資産に対して補助をするという、なかなかそういうことは認めてもらえないという風潮がございましたが、そのような中で建物や住宅の耐震診断、それからブロック塀の撤去等の補助制度を新規に認めていただきました。
 また、地震対策推進条例が策定をされまして、その中に既存建築物の対策が位置づけをされました。
 きょう東日本大震災の発生から3年を迎えます。南海トラフの巨大地震を相手に、その対策は変わっていくということになりますが、津波対策にも建物、住宅の耐震改修が有効であるということには変わりはないと思っております。
 また、営繕につきましては通算6年ですが、東館の耐震改修などを入れますと通算13年になります。営繕は新しい物をつくること、それから修繕をすることが業務の両輪となっております。県が保有する建物の延べ床面積は約410万平方メートルで、建設後30年以上経過した物の割合が平成24年度末で51%と急激な増加傾向にあります。施設の安全を確保していくには老朽化に対する膨大な修繕が発生してきます。これからはファシリティマネジメントの中で県有施設の長寿命化について引き続き営繕で役割を担っていくことになりますが、全庁が一丸となっていかなければ達成することはできません。特に営繕の後輩の皆様にはぜひとも主体的に取り組んでいただき、トータルコストの縮減や施設の長寿命化につなげていただければというふうに思っております。
 最後になりましたが、議員の皆様を初めとしまして、上司、同僚、後輩の支えに恵まれた職場で仕事ができ、深く感謝をしております。本日はこのような発言の機会を与えていただき、まことにありがとうございました。足りないところも多々あったと思いますが、長い間どうもありがとうございました。

○小楠委員
 袴田理事、本当にお疲れさまでした。今後は立場を変えて、ますます県政のために御尽力いただくことを期待したいと思います。
 そしてもうひと方、服部管財課長が本年度をもって退職をされます。先ほど私の議長のときの話をさせていただきましたが、議長になったときにこの建物に非常に関心を持ちまして、県庁舎の隅々まで実は西館の屋上からですね、この本館のボイラー室があったところまで案内をしていただきました。本当にいい記憶として残っております。
 服部管財課長からも県行政の考え方、そして後輩たちに贈る言葉等あれば、いただきたいと思います。よろしくお願いします。

○服部管財課長
 議員の皆様には大変お世話になりありがとうございました。
 それから、きょうはこういう貴重な時間をいただきまして、恐縮している次第でございます。
 振り返ってみますと、私は結果的に文書畑のキャリアが一番長かったというわけでございます。所属としてはですね、4課室、実質的には3度担当をいたしました。その辺でちょっとお話をさせていただきたいと思いますけれど、最初に平成5年度に文書課に赴任しまして、まずA判化の旗振りをやりました。用紙の大きさのA判化は、今ではもうすっかり定着しているわけですけれども、まずこれをやりました。それでその次にですね、「文書事務の手引」の改訂に参加をさせていただきまして、これが非常に勉強になりまして、私のバックボーンとなったと思っております。
 それから、歴史的文書の保存活用に関する報告書をまとめました。そのときの課長から、当時の総合計画でございます新世紀創造計画にとにかく公文書館の整備を掲げなければならないという至上命令をいただきまして、一生懸命取り組んだということでございます。総合計画における公文書館の位置づけは、その後いろいろ変遷していくわけですが、平成21年に歴史的文書の閲覧ということで形は異なりますけれども、1つは実を結んだかなと思っております。
 それから、文書課ではいろいろございまして、簿外郵券の問題もございました。それから最近では電子決裁の向上という問題がありまして、それに孤軍奮闘をしたという思い出がございます。
 本日に至るわけでございます。これまでの間で本当によい先輩、それから上司、同僚、スタッフの皆さんに恵まれまして、支えられて何とかやってきたというのが実感でございます。本当に感謝申し上げる次第でございます。
 来年度から後期アクションプランがスタートするわけでございますけれども、月並みではありますけれども、皆様方におかれましては健康に留意されて頑張っていただきたいと思います。長い間どうもありがとうございました。

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