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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成28年6月定例会建設委員会 質疑・質問
質疑・質問者:土屋 源由 議員
質疑・質問日:07/12/2016
会派名:自民改革会議


○相坂委員長
 それでは、休憩前に引き続いて委員会を再開します。
 質疑等を継続しますので、発言をお願いします。

○土屋委員
 それでは、質問させていただきます。一問一答に近い分割質問方式でさせていただきます。
 最初に、地元のほうの質問をさせていただきます。国道414号静浦バイパスの整備状況と今後の見通しについて聞かせていただきます。
 ただ、残念なのは、この重点事業の実施状況の中にはこの国道414号のバイパスが入ってませんので、来年にはここに入れて状況を説明してもらえるように、ぜひお願いしたいなと思います。
 沼津の下香貫から口野に至る延長5.1キロメートルのバイパスをつくる事業であります。これは、その間というか、海岸線にある静浦地区の渋滞緩和のための工事ということで、今トンネルを掘っているはずです。そのトンネルから出てきたら高架橋で、またトンネルを掘って口野へと抜けるということで、海岸線となりますと、先ほどの話にもありますけど、津波等の状況も考えたときには、本当にバイパスという意味では必要な道路じゃないかなと思います。この道路の進捗状況と今後の見通しについて答弁を求めたいと思います。よろしくお願いします。

○原道路整備課長
 国道414号静浦バイパスの整備状況と今後の見通しについてお答えいたします。
 国道414号静浦バイパスは、沼津市口野から下香貫に至る延長5.1キロメートルのバイパスで、このうち沼津市大平から下香貫までの延長約2.5キロメートルを優先整備区間として整備を進めております。
 トンネル工事につきましては、6月末現在において、延長1,177メートルのうち、下香貫側から1,160メートルほどの掘削が完了しており、順調に進捗しております。
 一方、大平側の坑口上部には亀裂の発達したのり面があることが判明したため、現在、のり面対策工事を進めているところでございます。
 また、優先整備区間の供用のためには、トンネルに続きます本線高架橋123メートル、オンランプ橋37メートル、オフランプ橋40メートルを完成する必要がございます。下部工につきましては平成26年度に着手し、現在工事を進めているところでございます。
 開通の見通しでございますけれど、県としては、優先整備区間につきましては平成30年代前半の開通を目指し、必要な予算の確保と工事の推進に努めてまいりたいと考えております。

○土屋委員
 5.1キロメートルが平成30年代の前半で全てできるととっていいのかどうか。今の工事で言えば、トンネル工事が終わって出たところの話じゃないかなとちょっと思うんですけれど。基本的にバイパスというのは最後までつながらないと意味がないと思いますので、その辺については全体としていつまでにできそうなのかという予想、見込みを教えていただきたいと思います。

○原道路整備課長
 済みません、先ほどの答弁ですが、優先整備区間について平成30年代前半の開通を目指しております。優先整備区間が完成しましたら、引き続きU期工区に直ちに入ってまいりたいと思いますので、予算の確保等頑張っていきますので、その支援をしていただきますようお願いいたします。

○土屋委員
 私が生きている間にぜひ完成するように努力をしていただきたいと思います。よろしくお願いします。

 続きまして2つ目が、これは委員会資料105ページになります。
 景観施策の推進ということで、この中にふじのくに景観形成計画の策定がございます。先日の新聞にも、それについて内容がある程度出ておりました。
 そんな中で、私が住むところは伊豆半島になるんですが、先ほども世界で最も美しい湾クラブの話もありました。これも伊豆半島が関係してきます。それから世界ジオパークに認定してもらおうと今頑張っています。そのほかに韮山反射炉や富士山という中で、伊豆半島はやっぱり景観という部分が一番観光のメーンになります。
 そんな中で、それぞれの地域でジオパークなんていうと、それぞれのジオサイトが点在をしたりとか、韮山反射炉もそうですけど、今度のオリンピックもそうです。さまざまなことがある中で、やはり伊豆半島を統一した形でサイン計画等もできていかなきゃいけないんじゃないかなと思うんですが、その前にもう景観上これで本当にふさわしいのかなというような話が、そのときそのときで出てきてしまいます。そんな中でやはり市では条例をつくって景観について考えていこうという話になっているはずです。
 そんな中で、県で統一した形の中でふじのくに景観形成計画の策定ということで、これによってどのような形でこの伊豆――これは全県的な話なんですけれど――特に私たちの地域で言えば景観を売りにする、観光として一番売りになるという状況を考えたときに、どのような形でこの計画が機能するのかという点について説明をお願いいたします。

○松木景観まちづくり課長
 お答えいたします。
 県では、平成18年に景観形成のガイドプランを策定して以降、さまざまな取り組みを進めてまいりましたが、その後の社会経済情勢の変化や景観形成の重要性の高まりを考慮いたしまして、従前のガイドプランを見直し、新たにより実効性のあるふじのくに景観形成計画を策定することといたしました。
 この計画では、富士山や伊豆半島、牧之原といった広域的な景観について、周辺の市町ごとの取り組みに差が生じていた対応策として、新たに共通のルールをつくることにより、これまでにない統一した景観を目指すこととしております。またこれまで県庁各課がそれぞれ実施していた景観関連施策についても、今後、横断的に調整し、相互に連携した行動計画として取りまとめることとしております。
 このため、体制を強化し、副知事を本部長、さらに各部長等から成る静岡県景観づくり推進本部を立ち上げまして、去る6月16日に第1回の本部会議を開催し、まさにスタートしたところでございます。この推進本部により、今後、景観形成計画の策定とともに各部各課の取り組みの進行管理などを行うことで、良好な景観形成を図ってまいります。

○土屋委員
 この委員会資料105ページの中には、先進的で実効性のある云々という形で書いてあります。実効性のあるっていうこの言葉、今、副知事を初めという話がありましたけど、今まで案外進んでないというか、計画等ができていてもなかなか実効性がない部分がよく見られるというか、案外形として見えないんですよね。
 そんな中で、やっぱり実効性のあるという形でここでうたっている以上は、何かしらの形がすぐにでも実現できるようにしてもらいたいなと思いますけれど、その辺はどのような形で進めていくのか説明をお願いいたします。

○松木景観まちづくり課長
 実効性と申しますと、やはり行動を起こすということになります。したがいまして今年度は行動計画といった形で策定を予定してございます。

○土屋委員
 ぜひ、行動を起こしてください。よろしくお願いいたします。

 3番目、委員会資料49ページに伊豆半島ネットワーク会議とあります。
 この中で、伊豆縦貫道を背骨として、肋骨となる国県道、幹線市町道を含む地域全体の道路網のあるべき姿を検討し、短期、中長期を見据えた実施計画を策定する会議となっております。
 何を言いたいかといいますと、伊豆半島は確かにオリンピックも4年後に控えている中で、少なくとも真ん中の道路だけができればいいというわけではなくて、やはり肋骨というか、伊豆半島全域に道路網がしっかりと整備されてなければ、その先のことができないんじゃないかなという思いがあります。
 そんな中で、中長期については、ぜひ会議の中で話し合っていただきたいと思うんですが、短期的にということで考えたときには、これは多分オリンピックに間に合わせるための会議の中で実施していただきたいことを決めていくんじゃないかなと思いますが、この中身。また短期的なという部分についてはどのようなことをこれから会議の中で話し合っていくのか、その辺について説明を求めます。

○山本道路企画課長
 伊豆半島ネットワーク会議に関しまして、計画の中身と短期対策を特にどう扱うかという御質問を受けました。
 まず、計画の中身なんですけれども、計画の中身に関しましては伊豆縦貫自動車道の進捗に合わせて、今、1番委員のお言葉にございましたけど短期、中長期に形成することが望ましいネットワークを検討し、選定し、道路整備計画をつくっていくというものでございます。
 言葉を変えれば、背骨となる伊豆縦貫道や肋骨となる伊豆縦貫道へのアクセス道路、及び周遊の国道135号あるいは136号とあわせて、幹線道路について伊豆がどうあるべきかという計画を立てるということでございます。
 短期については5年といいますか、オリンピックまでということで考えてございますが、これに関しましては現実的に整備計画を今から新しいものをやっていくのは不可能かなと思ってございます。ですから現在やっているものを計画の中にのっけていくことになるかと思ってございます。
 幸いなことに、東京五輪アクセス道路整備事業等により、3路線5カ所の平成31年度までに整備するものを今年度から事業をやることになってございますので、そういうものを事業の中に、計画の中に盛り込んでいくところでございます。
 策定のスケジュールなんですけれども、資料の中には第2回会議が夏ごろということで載ってございます。これに関しましては、資料をつくった時点ではまだ固まってございませんでしたけれども、第2回会議を7月28日にやることがもう既に決まってございます。我々としては、この全体的なスケジュールといいますか計画に関しましては、今年度中にできるだけつくって平成30年度以降の予算要求に使っていきたいと思ってございます。

○土屋委員
 会議ということですから、事業に結びついてきてくれないと意味がないんで、短期的な部分、特にオリンピックに間に合わせるという部分の、さっきのオリンピックに関係する道路は、当然やってもらわなきゃならないんですが、それにかかわる肋骨という部分の事業が、やっぱり少しでも進んでいただかなければ意味がないかなと思ってます。その辺についてもしっかりと話し合いをして、実施計画なりなんなりに結びつくようにしていただきたいと思います。これは要望です。

 次に、委員会資料113ページに入らせていただきます。
 遠州灘海浜公園の基本構想について質問をさせていただきます。
 先ほど、お昼に2020年までに完成じゃなくて、こけら落としを目指すという話を知事がしておりました。そんな中でそれまでの流れとして、本当にそれができるのかどうかという部分の確認のために、きのうきょうと質問が出てますけれど質問をさせていただきたいと思います。
 まず1点目として、基本構想をつくられてきた。それは平成27年度の予算の中でつくられてきて5月30日の発表ということで、私自身も昨年も建設委員会にいましたが、その中で予算の減額がされました。理由があって減額をしたということですけれど、今年度の事業としてどのように反映されているかという部分をお聞かせいただきたいと思います。
 というのは、予算が減っている。それから本来であれば平成27年度というのは3月31日までだと私は思ってますけれど、予算が繰り越しになってきたのかなと思います。その中で、パブリックコメントや懇話会の会合等が、先ほど説明があり、そういうことをやられたことは承知をしてますけれど、平成28年度ということで考えたときには、今年度の事業ですので、その辺どのように反映するかお聞かせいただきたいと思います。

○M田公園緑地課長
 平成27年度の事業につきましては、遠州灘海浜公園の基本構想を策定いたしました。御承知のとおり6月30日までの繰り越しをいたしまして、その間5月30日に公表をして皆さんにお諮りしたところでございます。
 2月議会では、その段階でまだ基本構想が固まっておりませんでしたので、予算の審議に使われなかったという経緯もございますけれども、それから公園懇話会を2回とパブリックコメントを経まして、意見を伺いながら基本構想をまとめたところでございます。
 現在、それを使いまして、新たな現場の調査に入っていこうとしているところでございます。現在、測量と地質調査の地元の説明会をやっておりまして、今まで地元の代表者の方々と3回ほど面談をしたところでございます。今後も引き続き平成28年度の測量地質調査の実施に向けまして、地元の皆さんと交渉を重ねて10月末までに平成28年度の予算の執行を終えたいと考えております。

○土屋委員
 ことしの事業が測量、地質調査ということになってますので、昨日質問があった中でちょっと確認をさせていただきたいんですが、産廃の最終処分場があった場所もあるということは余り知らなかったんですが、そういう場所も公園の中の一部にあるということです。それが、例えば公園を整備していく上で何かしらの手を加えなければならない。そのときにその産廃の処分、その対応というんですか、何て言ったらいいんですかね、それを取り出すのであればその費用であったりとか、そのまま上から何かしらの形で押さえてしまうというような形のことはまだ決まっていないとは当然思うんですが、それらについて予算がかかる。ただではないわけですよね、少なくとも。そのお金については、これは県が負担をするものなのか、市が負担をするものなのか。きのう質問があったんですが、その辺の答弁がよくわからなかったもんですから、これはどういうことになるのかを確認しておきたいと思う。

○宮尾都市局長
 昨日の答弁の中でそこが漏れていたのかもしれないんですけれども、実のところ今基本計画の中で導入すべき施設を列記しているだけの状況でございます。配置計画がどうなるかはこれからの話でございまして、もちろん野球場の場所もスポーツエリアという概念的なイメージを示しているだけです。
 先日お話がございました産業廃棄物のところにつきましては、ちょっとスポーツエリアから外れるところにはなります。その位置の公園の整備について誰がやるかというのもまだ実際決まっていないところでございます。配置計画が決まり、施行者が決まり、その上で負担というのは出てくるのかなと考えております。

○土屋委員
 よくわからないんですけど、基本的にそこの場所が何も手をつけないでいい公園の敷地の中であれば、これは誰も負担をしなくてもいいと思うんですけど、少なくともどういう形であれ整備をしていくことになれば、その産廃が顔を出してきたりとか、少なくともそれを押さえるためにとか、全部撤去してしまうとかという形になければ、公園として安全とは言えないと思うんですよね。
 そんな中で、やはりそれは少なくとも今の状況はどういうふうに整備するかわからないからその時点でという話は普通あり得なくて、これをやるのにこれを処分しなければならない、一番安い方法であるとか、一番いい方法であるとかという考えはあるにしても、負担をするところがどこかが決まってない整備はあり得ないのではないかなと思います。どちらが負担をするかという部分をお聞きしてますので、どちらかという形で答えていただきたいと思います。

○宮尾都市局長
 今の基本構想の中では、とりあえず野球場については建設は県のほうでというお話をしているところです。そのほかにさまざまなスポーツ施設、園路、広場等々ございます。先ほども申しましたようにその配置計画はまだ決まってございません。公園全体を全て県がやるという話でもまだございませんし、じゃあどの部分を市でお願いしてどの部分を県でやるかというのもまだ正直なところ決まっているどころではございません。
 今決まっているのは、野球場の建設について一応県が広い目で見た中で東・中・西でつくっていこうという建設についての大方の話は決まっておりますけれども、それ以外に列記した導入すべき施設について誰がやるかというのはまだ決まっている状況ではございません。
 そこの区域にある産廃施設をどのようにやっていくかは、処分方法について検討するべきだと重く考えてございます。その時期についても、その整備をするのはいつなのかもまだはっきり決まっているわけではございません。公園全体の整備計画、費用について、今我々のほうとして合算費用は出してございますけれども、実はそこまで細かく全てを出しているわけではないものですから、それは今後の中できちんと話し合いながら決めていくことになろうかと思います。

○土屋委員
 公園の整備計画は250億円ぐらいということで、いろいろな施設、また野球場や体育館も含めたものなのか何かよくわからないですけど、いろいろな施設にこれぐらいお金がかかりますよと言ったのは250億円ぐらいの予算だと自分たちは受け取っています。基本構想の中にも、そのエリアの中にこの辺はこんなような形でという、もう絵はできているわけですよね。ざっくりとですよ、そのまま計画しているわけではないので、構想の段階なので。であっても、公園全体でそれだけのお金がかかるという部分で言うと、それは県がやる話ではないんですか。公園全体の250億円という予算。
 浜松市が例えば半分から南とか何かは、じゃあこれは市の予算で公園の整備をしますという話は聞いたことがないので、少なからず今言っている話というのは、250億円で整備をする公園の中の場所に入らないのかどうかというのも決定をしてないという言い方になってしまうわけですよね。なぜかといったら、浜松市がやるか県がやるかはまだ決まってませんという説明はそういうことじゃないですか。でも少なくとも基本構想とあそこに書いてあるエリアは県がやるのではないんですか。その辺はちょっと確認させてください。

○宮尾都市局長
 基本構想の中では、先ほども申しましたように導入すべき施設を列記してございます。そのうち、野球場につきましては、今までの御説明の中で県として上物の整備をしていきましょうと。お話がございました産業廃棄物のあるあたりは、また別の施設が恐らく来るでしょう。そこについては、全体を全て事業費としてカウントはしてございますが、産業廃棄物の処理費用は入っていません。それはまた今後の話になります。
 そこの整備に関しても、まだ今のところ県が全部をやるわけではなくて、とりあえずのところ野球場については取り決めが、我々としては話し合いができております。それ以外について園路ですかとか、広場ですとか、あとさまざまな施設を今導入すべきということで検討してございますが、それ全体を県がやるというお話ではなくて、計画としてはそういう計画になっていて、じゃあ、その中のほかの野球場以外の整備はどうするのか、そこら辺でまだお互いに調整を図っているところでございまして、まだ全てを全て県がやるという話になっているわけではございません。

○土屋委員
 ちょっとよく意味がわからないんですけど、少なからず公園を整備するときには、浜松市も応分のというか、何かしらの負担があって整備を進めると考えていいわけですね、少なくともその公園全体として考えたときに。

 そういう形で、じゃあ、次に進ませていただきますけど、ここで5月30日に基本構想が出てきた話で、これは言わないつもりだったんですけど、後出しじゃんけんのようにとれて非常に不愉快、県の構想案が議会に対してもあたかも承認されたような形で新聞報道をされていると。もう言っちゃいましたけど。
 というのは、基本構想自体が議会に諮って賛成、反対という話ではないことはよくわかってます。でも少なからず基本構想をつくっていく段階の前回の2月議会において、減額されるような形で基本構想に対して意見がいろいろと出たわけです。その部分が5月以降、6月に入ってから新聞またテレビ等の報道でいくと、基本構想ができましたと。みんな、地元の人とかも含めてですけれども、何だ野球場はやっぱりできるじゃないか、こういうふうに決まったじゃないかと言われるんです。
 それはなぜかといったら、基本構想が2月議会以降の話、議員として自分たちが審査した部分が何もそこに反映されてない形で5月30日に出てきたようにしか見えないんです。それははっきり言って、私たち議員の中でもそういうふうにしかとれない状況であるわけですから、当然県民も同じようにとっているはずです。ですから基本構想はみんな了解をされて、これで決まったからこういう形で計画に移っていくんだととられてもおかしくないのではないかと思いますけれども、この辺についてはどういうふうに考えているか。

○M田公園緑地課長
 5月30日に公表されました基本構想につきまして、新聞報道でもいろいろ載っております。私のコメントも載っておりまして、全ての同意が得られたとは言えないけれども、県民、有識者の意見を踏まえ基本構想の策定をしたと言っております。
 これにつきましては、平成27年度の予算の最終的な形として皆様の意見を聞きながらお示ししたものでありまして、その過程でも議会の皆様にはその時々で説明してきたつもりでございます。今現在、この基本構想について理解が得られているとは思っておりませんけれども、今ある県で持っておりますのはこの基本構想しかございませんので、これを皆様に御理解をいただく努力をしていく時期かなと思っております。

○土屋委員
 その話を続けてもしようがないので、もう一度最初のところに戻ります。
 ことしの事業計画というか事業の内容は、予算が通ってやっているのが地質調査と測量ですが、きのうの質問の中に、どこを地質調査するのかという話がありました。そうしたら1カ所で調査するという答弁だったと思うのですが、基本構想という段階であっても、少なくとも私たちが2月議会の中で減額したのは公園をつくるなというための減額ではなかったはずです。ですから公園の整備をするのに調査していいですよと、野球場に関係なくという話なら調査をしてくださいという話で予算が通ったはずです。
 そんな中で、1カ所の地質調査で公園全体の測量調査がオーケーという、何と言ったらいいんですかね、普通だといろいろな場所をゴンゴンゴンゴン調査したりという自分たちのイメージではあるのですが、その1カ所だけで公園全体の敷地の中の状況がわかるのかどうか、その辺をちょっと確認させてください。

○M田公園緑地課長
 昨日の説明とダブりますけれども、篠原地区は全体で37ヘクタールございまして、西側の12ヘクタールにつきましては既に水泳場が建っております。南と北側も市が市有地として既に買い上げを終わっております。残る民有地は東側25ヘクタールでございます。市に確認したところによりますと、水泳場を建てるに当たりまして水泳場の位置で地質調査を行っております。ですので、西側につきましてはおおむね今の地質調査で足りると判断をいたしまして、まだ民有地であります25ヘクタールの中で、トビオの地質調査とあわせて全体を想定できる最低限の地質調査として1カ所を計上したところでございます。それをお認めいただいたということで、東側25ヘクタールのエリアで1カ所代表的なところを想定しまして地質調査を行う計画でおります。

○土屋委員
 これは中身を変えてなくて地質調査、測量という部分を、4つあるうちの野球に関係してない3つの部分を抜いた1つを減額修正の中で、1つ生きてるところの話ですよね。考えたときに、これは野球場を――大規模な施設ですよね、重たい、でかい――そういうものができる可能性があるところの調査も含めて調査ができていれば、これは野球場をつくったときも大丈夫かどうか確認するためにその部分は公園の整備という測量であったり、調査であったりという部分であるんだけれども、それが可能かどうかも含めて、この部分は予算を通した話であると自分は思っています。
 ですから、この後に基本計画になるときに野球場をつくるのに、例えばその地質の中ではそれだけの大きなものを建てていくのに大丈夫かどうかという部分については、ほかに予算は載ってませんでしたからこの1カ所でそういう施設ができるかどうかが判断できると行政側としてというのか、県側として考えている調査なのかどうかを確認させてください。

○M田公園緑地課長
 予算案の修正の中で、今1番委員がおっしゃったとおり、野球場を当該地域に整備することの可否の判断にも役立つものであるとともに、その他の用途になった場合でも活用できるものと考え、原案どおり要する測量と地質調査を計上することを認めると理由の中で書いてございます。ですので私どもは当初から地質調査1本をここに書いてあるとおりの理由で計上しておりますので、それを平成28年度に認めていただいた予算どおりに執行するということで、今進めておるところでございます。

○土屋委員
 調査をしているところですからまだ結果が出ているわけではないので、その辺については結果でわかるわけですから、それはそれで結構ですが、次に行きます。

 先ほどから言っている基本になっているのは、減額修正をされたときの理由というのが、まず野球場を整備することが県民また地域の人たちのコンセンサスはとれているか、とれていないかという部分が1つ。それから防災機能を持つことに対する浜松市との負担の部分だとか何かがまだ明確ではないということが2つ目。そして東京オリンピック・パラリンピックの開催に合わせて整備することが本当に必要なのかどうかという部分。3つの点でこれは通す話ではないだろうということで減額されたと思っていますし、自分がやったのでそう思ってます。
 ですが、その中の一番最初のコンセンサスという部分でちょっと質問させていただきますけれど、浜松のこの遠州灘海浜公園の中に野球場をつくる話につきましては、今、浜松市の中でも、また浜松市以外でも話をされているのはわかるのですが、説明の中で西部には野球場がない、東部、中部にはあるけど西部にはないという話で西部につくるべきだということで、この地域につくったらどうか、つくることが望ましいという形の基本構想になっています。であるならば、西部というのは7市1町ですかね、浜松市も含めて全体でいうと。ということは、西部にということは、ほかの6市1町の首長さんないしその市や町が西部につくることについては了解してますよという話し合いができているのかどうか、その辺を確認させてください。

○M田公園緑地課長
 ほかの市町に対しまして、西部の野球場の不足について、立地に関しましてはお諮りしておりません。
 今まで私どもが始めたことについては、遠州灘海浜公園の基本構想を策定してきたところでありまして、その中で西部地域に野球場が不足しているという現状を捉えて、この篠原地区をスポーツ・レクリエーション、スポーツ防災エリアと位置づける中で大規模なスポーツ施設として何がいいかという中で野球場を想定したところでございます。ですので西部地域の他の市町に調査をしておりませんし、今の段階でほかの市町から野球場の要望があったということも伺っておりませんので、それは余分ですけれども、今現在この場所に野球場が望ましい施設だと位置づけたところでございます。

○土屋委員
 県民に対するコンセンサスというのは、隣近所の市や町もそうです。だって西部で使う球場でしょ。浜松市が使う球場じゃないんじゃないですか、自分が思うのには。少なくとも西部にないというのであれば、西部のほかのところの人たちもそこが一番使いやすい、一番近いところだという形でつくるのが普通の話であって、コンセンサスというのは初めから浜松市のそこのところでつくっていいですか、悪いですかと聞いている話ではないはずですし、もし先ほど言ったような説明であるんだったら、西部に野球場がないとかという話はみんなに納得しづらい話じゃないんですかね。
 少なくとも西部の浜松市以外のところの人たちだって高校も当然ありますし、会社があったりとかして、高校野球であれ、社会人野球であれ、そこから来るわけでしょう。それが納得してないという話というか、説明もしてないという話は、本当にそれでいいのかどうかというのはちょっと疑問に思います。
 というのは、県民にやっぱりみんながここにつくっていいですよという理解を得てつくるのが本来県がやる事業ではないかなと思うんですけれど、この辺については、今の話ですと聞いてないということは、これは現実の話ですからそれでいいです。これから聞く気はあるのかどうか。というのは、県民一人一人に対してのパブリックコメント、みんなに意見を聞くというのはその地域の代表でもある首長さんたちに聞いたほうが、その地域はそれでいいですよという話であれば、一番理解を得やすい話ではないかなと思うんですけど、今後そういうことをやる気持ちというか予定はあるのでしょうか。また予定はないにしても、これからやる気があるのでしょうか。その辺を確認したいと思います。

○宮尾都市局長
 確かに今のところ、野球場はいかがでしょうかみたいな形でお話をしたことはございません。
 これも先ほど濱田公園緑地課長が答弁いたしましたけれども、かねてよりこういう形で何十年にわたって御要望が出てきたところが実際あって、そこにそれなりの都市計画決定された公園で未利用地があると。押しなべて西部のほうを見てみますと、そういう条件に当たるところがございませんでした。その中で、じゃあ、そこの公園の基本構想として考えたときに、導入すべき施設として野球場が望ましいだろうということで今ここまで進んできてるわけです。1番委員がおっしゃるとおり、我々としても全くそれをやらないというわけではなくて、何かの折に統一した調査とかではないとは思うんですけれども、お話をお伺いできるチャンスがあればそういうのはやっていきたいなと考えてございます。

○増田交通基盤部理事(高次都市機能担当)
 今の都市局長の答弁に対する補足でございますが、現在この基本構想を作成する際に、浜松市の要望を非常に重く受けとめる中で、導入施設を決める1つの要因が要望文でございます。
 ところが、今は御承知のとおり浜松市以外でも議論をしているということもありまして、まずは市議会の動向、あるいは浜松市民のコンセンサスを得た段階で他の市町に対してお話をするということは考えてございます。ただもう1点、都市局長の話を再度申し上げますと、私たちが今回都市公園の整備をするということが動機です。遠州灘海浜公園の整備をするに当たり何を持ってくるかということで、今、野球場という話を出させていただいてます。
 実は、今回のマスコミの報道も少し変なのですが、野球場の最適地はどこかという議論は全然私どもしていませんで、あくまで遠州灘海浜公園篠原地区に持ってくる機能として何がいいかということで野球場が望ましいとしておりまして、今回パブリックコメント等を通じて県民の皆さんの御意見を伺いましたが、篠原地区に対して野球場を持っていくことに否定的な御意見がかなりございました。その理由が風対策であり、地盤が大丈夫か、アクセスが悪いと、こういうことを御心配されて、篠原地区に野球場を持ってくるのはいかがなものかというお話になってございます。
 したがいまして、今回県としましては、先ほど1番委員からも御質問がありましたとおりボーリングをやらせていただいているので、これで適切な野球場ができると、少なくとも液状化等に対して対応ができるということもお示ししつつ、そうすればその心配をされていた否定的な意見はなくなるのかなと思っています。
 もう少し言わせていただきますと、アクセスの問題については、今回予算をいただいてございません。それからコンセンサスを得る風の対応ですね。どういう形の構造をとれば、いわゆる篠原の風が大丈夫か、大丈夫じゃないかということについて、実は今回は県として答弁をしてございません。そういう意味で、今後そういったことも少し議会の皆さんに御相談をしながら考えていきたいということで、もとの話に戻りますと、まずは浜松市の要望に重きを置いているところもあるので、今回市議会の動向を見ながら浜松市民の合意形成ができた段階で、他の市町に対しても少しそういった御意見、御意向を伺いたいと考えてございます。

○土屋委員
 何十年も前から野球場をつくってくれとは、たしか言ってないですよね。公園を整備してくれという話はずっと前から要望が出ているのは承知しています。その前の段階ではサッカー場をつくってくれという話が最初だったはずなんですよね。つい最近ですよ、野球場にしてくれといった話は。ですから昔からという説明をするのはおかしいと私は思います。それをちょっと1点だけ指摘させていただきます。

 今、あそこに公園をつくるに当たっては野球場が望ましいだろうという基本構想になってますので、そのことはそれでいいのですが、少し違う視点から見たときに、西部でという話で自分たちはとります。
 というのは、自分たち東部から見ますと、愛鷹広域運動公園には一番端から行ったら2時間でも届かないです、野球をやりに行くのに。下田から行こうとしているときに2時間でも届かないし、あそこでプロ野球をやるのに見に行こうなんて思ってません。なぜかと言えば、そこは高校野球をやる試合会場、それは社会人でも何でもいいです、そこの会場だから行くということであって、そこのところがメーンで野球を経験した人間だったら何でもそこでやってみたいという形で行くような場所じゃないんです、東部とかから見れば。
 今、計画が望ましいとしている、先ほど僕は質問をしていませんけれども答弁をしていただきましたけれども、交通の便が悪いとかいろいろと挙げていただきました。そこの場所をなぜ草薙と同じ規模の野球場にしなければならないのかという点が疑問で残っているので、ちょっと確認をさせていただきたいなと思うのは、1年に1回か2回しか今の四ツ池公園、浜松市営球場でプロ野球をやってません。そこで1回か2回のやつが毎回2万2000人になっているのか。少なくともそんなことはないわけですよね。そんな中で、何で草薙と張り合わなければいけないのかと思ってしまいます。
 というのは、小笠山にあるエコパサッカー場、それは県の中で1カ所、これはサッカーのメーンの場所ですと、聖地ですと決めてあるんだから、サッカーを県内でやるときに小笠山に、エコパに行くのは当然の話です。野球で考えたら草薙でいいじゃないですか。草野球、高校野球、社会人の野球、何で2万2000人も観客が来るのかと考えたときに、無駄な金を使って野球場をつくるなと言っているのではないですよ、無駄な金を使ってそこまで機能をよくしなくてはならない理由がわからないんですよね。愛鷹はたしかそんなに2万2000人も入れないと思います。外野も芝生の観客席になっているはずです。そのレベルで考えたときには、もうちょっとお金をかけずに野球場の整備もできるのではないかなと思うのですが、初めから150億円云々という話だけが先に出て言われているので、それはどうなのかなと思ったんですが、この辺についてはどういうふうに考えているか教えてください。

○M田公園緑地課長
 遠州灘海浜公園の基本構想を作成する中で、野球場の導入が望ましいと位置づけております。
 野球場については、この基本構想の中ではプロ野球の公式戦の開催を視野に入れということで、草薙球場と同規模の2万2000人と想定をしております。これが現在基本構想の中からお伝えできる内容でございまして、これからつくる野球場として2万2000人を想定したというのが現在の基本構想の内容でございます。

○土屋委員
 質問に答えてないと思うんですよね。
 それは基本構想の中に書いてあるのは2万2000人と書いてあるからという説明ではおかしいでしょ、だって。自分が聞いているのは2万2000人規模にしなければならない理由はどこから来ているんですかということで聞いているわけですから、それに対する答弁をしていただきたいと思います。もう一度確認します。

○増田交通基盤部理事(高次都市機能担当)
 規模の決め方でございますが、これも前に御説明をしたかと思いますけれども、浜松球場の平日開催実績に対して、草薙球場の平休日をつき合わせて、それが2万2000人だったと。ただ、これも実は答弁になってないと思っておりまして、これは実は価値観の問題でもあるんですが、もともと私どもが公設民営化する中でプロ野球球団の誘致とかもあわせ考えておりました。そういう意味で、プロ野球球団等を誘致する際には、そうした今お話ししたように2万2000人程度の規模が必要だということで決めております。
 ただ、今、1番委員のおっしゃるとおり年間1試合しかやらないものに対して全て対応するようなスタンドをつくるのかという議論も当然承知してございますので、これについては今構想段階で、2万2000人規模のスタジアムをつくるとした場合のQVCマリンフィールドの建設費をそれに宛がって、今150億円から180億円という概算事業費を出してございます。今回、パブリックコメントのお答えの中でも、この規模については今後また検討していくという言葉も書いてございまして、決してこの基本構想の2万2000人の数字がそのまま2万2000人でつくるかというところまで言及していないというのは事実でございます。お答えになってますでしょうか。

○土屋委員
 答えでいいです。というのは、少なからずこの基本構想をつくり始めたときには、オリンピックの会場に手を挙げて何とかならないかなということもありましたし、少なくともオリンピック前、きょうもテレビでやってましたけど、オリンピックまでに間に合わせてという話もしてました。
 でも、こういう話が現実として間に合うのであれば、今の話は続いていくと思います。なぜかといったらプロ野球が今フランチャイズで浜松に来たいという話なんかはまず聞いたこともないし、多分現実的には不可能ではないかなと思ってますから、プロ野球に対応するような千葉の球場――あれはプロ仕様です――それと浜松でやる、高校野球をやる球場が一緒でなければならない理由は何もないので、これから基本構想が進んでいく中で考えていくことでいいと思いますので、そこら辺についてはそれ以上のことを言ってもしようがないので、次の質問に入ります。

 もう1点、西部の方から聞かれた部分と、それからきのうの答弁の中でこれを答弁したとかしないとかという話。きのうの夜ちょっと話をしたら、してないという話だったのでちょっと確認をしたいのは、小笠山総合運動公園エコパの隣に野球場をつくるとしたら、それについては調査をしたのかというような質問をされたように思うのですが、それについては調査をしたと自分は聞いたのですが、その辺についてはどちらでしょうか。

○宮尾都市局長
 きのうの質疑の中で、公園事業として県がやる場合考えられるのが西部の都市公園だとエコパ、遠州灘海浜公園、浜名湖ガーデンパーク、現段階ではこの3つであると。このうち当然浜名湖ガーデンパークはちょっと趣の違う公園として県で経営してございます。スポーツに対応するものとしてエコパと遠州灘が残ると。
 基本構想にかける段階で、野球人口ですとか、あとチーム登録数等々を基本構想の中には載せてございまして、それによって浜松市が人口規模も大きいですからそっちが望ましいという仕分けをしてございますけれども、要は検討したというのはそういうところの話でございまして、もちろん実はエコパの中であれだけの規模の野球場ができるかどうかというのも、我々としても確認はしてございます。
 実は、エコパは運動施設と自然とが共存できる公園ということで建設当時から始まっていまして、かなり大きな山林を控えてございました。あそこにまたオオタカがいるですとか、いまだに調査も進めてございます。あと標高が100メートル以上になるところの造成はしないようにしようと、森と共存するという意味で。そういう意味合いからいきますと、エコパの今の利用状況を考えますと、今ある全ての施設がかなりの頻度で使われております。それを潰して新しくつくる、もしくは標高100メートルの上はもう造成をしないという取り決めがあるもので、その中でつくろうとすると相当無理があるのでなかなか厳しい状況です。そういう意味合い等々を含めまして、我々のほうで検討した結果ということで、そこら辺の意味合いを持ちまして、先日の中ではそういう検討をしてございますという答弁をさせていただきました。

○土屋委員
 今の答弁の中で、はっきり言って小笠山、エコパの横にという話は、西部の人たちの中でも多く意見が出てきている話の1つです。それは浜松市内でどこかいい場所がないかというのも当然の話なんですけど、野球場だけに関して話をさせていただければ、少なくともその場所が100メートル以上の場所にあるからその公園の整備をしませんという話は、海岸線にあるところに無理やりつくるのと何も変わらないのではないかなと自分は思っちゃいます。
 ですから、少なくともそれを決めたのは、ルールの中でそこにつくってはいけないという話であるのだったら公園なんかできてないはずですよね。少なくともエコパができているんですから、野球場をつくってはいけないという理由は何もないわけじゃないですか。あれは相当の広さの物すごい箱物ですよ。だから今の説明で小笠山のところに、県として、自分たちの対応として考えた中ではそれはないだろうという判断で考えているというのはわかりますけど、皆さんにその部分が伝わってるかといったら何も伝わってないわけですよね。説明をされてませんし。今言ったのは、そこよりははっきり言ってやりやすいと思っている遠州灘海浜公園の中で野球場が望ましいと思っているわけですから、基本的にその考え方が変わるわけないんで。
 ただ、少なくとも可能性のある場所、西部という場所ですし、じゃあエコパにサッカーで何万人も集まるってどういうことなのかといったら、そこがサッカーをやるときに集まる場所だからですよ。それでも浜松市の人たちだってたくさん行ってるはずですよ。
 だから浜松市内でなければだめだという理由は何もないわけで、少なくとも野球場だけ、単純に野球場だけの話でいったら、そこの場所が調査をしてふさわしいかふさわしくないかは判断をして。先ほどオオタカとか何かってあります、そういうものがあるのでここにはつくれませんという理由をしっかりと言われて、初めてここの場所はだめですという話にならなければおかしいのではないかなと思っているので、それらも含めてみんなにコンセンサスがとれてないと言われてしまう部分じゃないかなと私は思います。

 そんな中でもう最後の質問ぐらいに近いので、これはちょっと確認でというか、自分は思いがあるので聞かせてもらいたいのは、ここまで大きな工事として県民の中で野球場どうする、公園どうするという話がもう広まっています。パブリックコメントも本来であればそんなにたくさん意見なんか出てこない中で、本当に短時間の中でたくさんの賛成、反対の意見が出てきたわけじゃないですか。そうしたら、それについて考えたら、もっともっと県民のさまざまな立場の人、また地域が西部だけではなくて中部、東部の人たちにも意見を聞かなければいけないと思います。
 そんな中で私たちの反対意見として減額修正するときの説明の最後に書いてあったのは、みんな県民からこれならいいよと言われるものをつくってもらいたいという形でたしか締めくくってあったと思うんですよね。それを考えると、もっともっと県民のさまざまな意見、さまざまな人の考え方を聞く必要があるんじゃないかと。そのためにはもっと説明会であったり、先ほどの首長であったりというところに出向いていかなければいけないと思います。
 ただ、今年度――平成28年度のこの遠州灘海浜公園についての予算は測量と地質調査の実施のみですから、少なくともこの議会もそろそろ終わってしまうのでこの議会では無理ですけど、この中でそういう説明会を開く予算であるとか、さまざまなところで意見を聞く機会をつくる場所等のための本来であれば補正予算をとって、みんなに広く説明すべきだったんじゃないかなと思います。
 ただ、少なくとも秋まで測量云々がかかるということになってますので、今後、この先を進めたい、基本計画へと行きたいという話であれば、少なくともそういう行動を起こさなければいけないのではないかなと思いますので、この辺についてどのように考えているか。本当は交通基盤部長にお聞きしたいですが、これらはやっぱりもっと広く広くみんなに知らせて、いろいろな意見を集めていい形にしたらどうかなと思いますけど、その辺について、もしできたら交通基盤部長に答弁を求めたいと思います。

○村松交通基盤部長
 今、1番委員から意見をいただきまして、さまざまな人たちから意見を聞くようにということでございまして、私としましてもそのように考えます。まずは浜松市で特別委員会をやってございまして、そこの議論が行われていますので、まずそれを見てですね、その状況を見ながら幅広い首長の意見ということもございましたけれども、そういうものを聞きながら、皆さんの合意を得ながら進めていきたいと思います。

○土屋委員
 ありがとうございます。
 ちょっと長くなりましたけどこれで終わりたいと思いますが、1点は、県は県の事業でやっているので、浜松市や浜松市以外、浜松市民の声だけが県民の声ではないので、ぜひ全県下の意見を聞いてこの事業を進めていただきたいと思います。以上で終わります。

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