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委員会会議録

質問文書

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平成28年12月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:中沢 公彦 議員
質疑・質問日:12/14/2016
会派名:自民改革会議


○中沢(公)委員
 一括質問で3点お願いします。
 1点目、富士山の日の学校休業廃止の件でありますが、9月定例会の文教警察委員会から数カ月たちまして、教育委員会事務局での検討の進捗状況は現在どのようになっているか伺います。
 あわせて、そのことについての教育委員会の定例会等における今後の上程または審議のスケジュール等があれば教えてください。

 2点目、学校給食についてであります。
 12月に学校給食ガイドラインを作成する予定と伺っていたわけでありますが、その進捗についてどのようになっているのか。
 そして、今後そのガイドラインは教育委員会の定例会、または行財政改革推進委員会等々にどういうふうに上程しながらやっていくのか。スケジュールがありましたらお願いします。

 3点目、県立中央図書館の件でございます。
 9月定例会の文教警察委員会で、この件について文化力の拠点という東静岡の施設とのスケジュール感等々の整合性についての質疑をさせていただいたわけでありますが、そもそも論として伺いますけど、文化力の拠点計画が延期もしくは保留もしくは中止になった場合、中央図書館は今の場所になっちゃうのかどうか。そもそも論としての御覚悟をまず伺いたいと思います。以上です。

○渡邉教育総務課事務統括監
 富士山の日の学校休業日のあり方についての教育委員会の検討状況及び今後のスケジュールについてでございます。
 9月定例会の文教警察委員会で報告したところでございますが、保護者及び学校からアンケートした結果をまとめまして、去る12月の初めの教育委員会において教育委員に富士山の日の学校の実情や、保護者や学校から聞き取った意見を説明したところでございます。
 今後、教育委員会において十分な議論を重ね、年度内には富士山の日の趣旨に沿った形で方針を出していきたいと考えております。

○福永理事兼健康体育課長
 学校給食ガイドラインの進捗状況について御説明させていただきます。
 現在、素案をまとめたところでございまして、それにつきまして今月27日に行財政改革推進委員会でその内容について意見交換をさせていただく予定でございます。その意見を踏まえた上で修正等も出てくる可能性がありますので、1月に教育委員会定例会に図っていく形で進めていきたいと考えております。

○山本社会教育課長
 中央図書館のそもそも論という御質問いただきました。
 現状、県立中央図書館に関しましては老朽化あるいは書庫不足等々の問題が非常に深刻になっておりますので待ったなしの状況で、東静岡への一部機能の移転がよい案ではないかと判断してございます。
 同時に、現在の谷田の中央図書館に関しましても構造耐久調査等を行い、使えるかどうかも考えながら、今後のあり方を考えていきます。
 現段階では、東静岡への一部機能の移転を前提に考えているところでございます。

○中沢(公)委員
 富士山の日の学校休業を廃止する件につきましては、年度内に方針を出すということで承りました。
 聞くところによると、沼津市は市立学校の学校休業日をやめる方針をもう出したようでございます。改めて学校現場、保護者等の意見をしっかりと吟味した上で、県民に寄り添うことで廃止も辞さない勇気と覚悟を持っていただきたいと思います。これは結構です。

 学校給食についてであります。
 ある県のある市では、食材の仕入れ値の高騰によって学校給食を数日間やめるというところがあって、そしたら市長さんが私は聞いていない、教育委員会が勝手にやったことだ、給食をやめるのをやめるとか、わけのわからないやりとりが報道されました。
 そもそも、現代社会においての給食の位置づけを静岡県教育委員会事務局ではどのように認識しているのかまず伺いたいと思います。

 中央図書館について、文化力の拠点の計画を前提としたとお話がございました。その中で私が懸念することを今からお話しさせていただきますので、答弁いただきたいと思います。
 先般、静岡図書館友の会という団体から1万2000平米ぐらいの規模が欲しいという図書館の新機能についての要望があったかと思います。文化力の拠点の構想の初期段階で我々が提示いただいているのは約5000平米で、言ってみれば半分以下のものでございました。そうしたところで要望とつくられるものが全く違うという認識を私は持っているわけです。
 これについて教育委員会はどう思っていますかと聞くと、これから有識者会議で議論していただきますという話になってしまうと思いますのでそれは聞きませんが、そういった懸念が幾つかある中で、有識者会議が設置されて議論されることの何を私が懸念しているかというと、静岡県教育委員会事務局は主体性を持ってやっていく気概がないんではなかろうかと。何でもかんでも有識者会議に頼んで、出た結論にああそうですかとやっていくのはどうなんだろうか。
 所管している業務の本分は児童生徒――子供たちに対する教育ですと言われればああそうですねとなりますが、教育環境の一環であるのがこういった施設の問題や環境の問題であります。子供に教えるのはプロで得意分野なんだけど、こういう施設をつくったり予算をとってくるのは苦手な分野ですからというイメージはもうそろそろおやめになったほうがいいんではないかと。
 つまり、この有識者会議がいかなる結論を出すのかは知りませんが、もう少し教育委員会事務局としての主体性というか気概、意気込み、方針に対する考え方という感覚をお持ちのほうがよろしいんではないかなと思いますが、そのことについてどう思われるか伺います。

○福永理事兼健康体育課長
 学校給食の位置づけでございますが、私も給食は子供たちが健全で健康に成長していくために非常に重要なものと考えております。そのためにも栄養がしっかりとしたおいしい給食が大事であると同時に、地産地消を推進するなど食への感謝やそういった部分を忘れないようにするための食育を学ぶ非常に重要なものと位置づけております。

○杉山教育次長
 中央図書館の関連で、教育委員会事務局としての主体性という話がございました。
 今、教育委員会事務局の意思決定システムについて、委員の印象が述べられたかなと思います。
 教育委員会は行政委員会です。重要な仕組み、システムについて我々は当然主体性を持って教育委員会に上程しますけれども、最終的には教育委員の議論を待って意思決定するシステムの中で、事務方を支える事務局に主体性がないのではとの御印象を持たれたとしたら、私としてもじくじたる思いでございます。
 図書館につきましては、確かに1万2000平米という御要望もいただいております。今回我々は機能分化ということで、谷田と東静岡がどういう役割分担の中で図書館機能を発揮していったらいいか、議論を進めております。ですので単に東静岡が5000平米だから足りないという話ではなくて、谷田と合わせた図書館機能としてどういう平米数が必要なのかは、事務局内で既に図書館のあり方についての検討ワーキングを平成20年以降2回開いて、基本的な理念や方針を我々も持っているわけでございます。
 ただ、全国的に今日の図書館は機能がかなり進んでございます。今回はそうした知見も有識者会議の中で取り入れたいということでございまして、図書館の広さとか基本的な方向性につきましては、我々としては有識者会議の議論をリードするつもりで進めていきたいということになります。

○中沢(公)委員
 学校給食についてでありますが、福永健康体育課長がおっしゃるとおり給食の意義は現代社会における大変貴重な機会だと思います。何度も言いますが、時代が変わって給食の存在も変わって価値も変わって意義も変わっていることを御理解されているようでございますので、本当にそのことを大切にして学校現場で食育に生かしていただきたいなと思います。
 実は、学校給食の問題も補助教材の問題もそうですが、お金の出どころがいわゆる県や税収からではなく保護者の直接的な負担で、ともすれば学校現場は公共発注という意識が低いのではないかなと思っています。
 教育委員会事務局のみならず、全ての行政機関で公共発注といった時点でかなり厳密な、そして公正公平が担保された発注をしているかと思いますが、学校給食と補助教材を見ている限り、公共発注という意識が低いので疑われるようなこととか、うがった見方をすると何か特定の人の利権になっていないかと――これは行財政改革推進委員会でもさんざん出ていますよね。多分公共発注という意識がそれぞれの学校現場で薄いんだと思うんですよ。だから学校現場において学校給食は公共発注だと私は思いますが、福永健康体育課長はどう思われますか、伺います。

 中央図書館については、杉山教育次長のおっしゃるとおりそういった意識と気概を持っていただければそれにこしたことはないんであって、見えづらいという話ですね。教育委員会はどこが発信元でどこが責任を負っていてどういう形態が求められるかが非常にわかりづらいことの証左だろうと思います。
 文化力の拠点は賛否両論、いろんな議論があるし所管が違いますのでここでは言いませんが、私は中央図書館は交通の便のいい利便性の高いところでしかるべき規模できちっとした図書館をやるべきだと。私は完全なる賛成派というか肯定派なんですね。その中でアリバイづくりのような有識者会議であっても時間がかかるだけで意味がないし、教育委員会事務局がきちっとした主体性を持った案をお持ちであればその案を有識者会議だけではなくて我々議会筋にも御提供いただきたいなと思います。今定例会の本会議でも現場の県民の声を一番理解してそれを反映しようと努力しているのは実は県議会の人間なんだぞと言っていた議員さんがいらっしゃいましたが、そういう意味では我々にもきちっとした情報提供と主体性を持ち責任を意識した情報開示をしていただきたいなと思いますが、その辺についてはどう御認識されているか伺います。以上です。

○福永理事兼健康体育課長
 5番委員御指摘のとおりでございまして、貴重なお金を預かって支払い等に使っているわけでございます。これはきちっと公明正大に扱うべきだと考えておりますし、そういった面では公共発注という考え方は私も全く同じだと考えています。

○山本社会教育課長
 有識者会議では基本構想案等もつくりまして、今御審議いただいているところでございますので、こちらにつきましてはホームページ等で今後アップしていく予定でございますが、議員の方々に対しても案をお渡ししたいと思いますので、よろしくお願いします。

○中沢(公)委員
 ぜひ現場に、学校給食は公共発注なんだぞと四字熟語で強く伝えていただきたいなと思います。
 ここから先は私の意見です。
 さきにも述べましたとおり、食材の高騰等によって給食が提供できないという行き当たりばったりの給食はいかがなものかと、みんなが思うことだと思います。
 そうした場合、一つの考え方として地産地消で安全で安心でよりきちっとした食材でおいしくて、子供たちみんなにちゃんと食べてもらった上で食育もやっていくのであれば、時代に合わせて給食費の値上げも検討していいんではないかなと私は思っています。
 当然、市町のやることで市町それぞれですと言われればそれまでですが、市町は直接の当事者として、しかも保護者からお金を直接いただくというときに、なかなか発信できない考えとか思いがあるんではなかろうかと。そういう意味では広域行政体である県が全体的な児童生徒に対する食育や給食のあり方について発信することで、市町が改めて県の方針にのっとった給食を地産地消も含めて提供しなきゃいけない、ひいては安心・安全もきちっと担保するために給食費を上げざるを得ないという段階論とか建設論みたいなものの最初の発信は県がやってもよいではないかというのが私の意見でございます。
 その中で、例えば低所得者層の方々やさまざまな要因で給食の値上げによって不利をこうむることがあるとするならば、そうした人たちの補助をする市町の補助やサポートを県がしてもいいんではないかと。
 つまり、市町単位にお任せというよりも、むしろこれは公共発注だという意識を学校給食ガイドラインで植えつけていくことも県の責任ではないかなと思います。これが意見です。

 中央図書館については、文化力の拠点がどうなるかわからないものですからこれ以上突っ込みようがないといえばそれまでなんですが、いずれにしてもきちっとした情報提供や情報開示をいただくことで、お互いがよりいいものをつくるための会話をしたいなと思っています。
 何もそれは有識者会議に限ったことではなくて、我々もきちっとしたバランスのとれた情報発信はできると思っていますから、そういう意味ではうまく我々を使っていただいたほうがいいんではないかなと思いますけど、最後にそれを伺って終わりにします。

○山本社会教育課長
 大変激励をいただきましてまことにありがとうございます。これから頑張りたいと思います。

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