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委員会会議録

質問文書

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平成25年2月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:安間 英雄 議員
質疑・質問日:03/12/2013
会派名:自民改革会議


○安間委員
 6点ほど質問させていただきますが、簡潔にやっていきたいと思います。
 8番委員は、五十何分かかりました。私は、議会運営等改善検討委員会の委員長をやらせていただいて答申をしたんですが、2部局にわたる場合は、質問答弁を含めておおむね40分ということを答申させていただきました。いずれ近いうちにそういうふうになるでしょうから、お互いに簡潔にやっていきたい。そうでないとそれが、8番委員の場合、十何分オーバーしたということになります。
 私も東日本大震災の関係で視察させていただきましたが、派遣された若手の警察官が、本当に頑張ってやっていただいて心強いなと。皆さんに聞いたらみんな自主的に派遣を志願しましたと。本当にうれしい。そういう状況を見まして心強く思いました。また、今回駆け込み退職もなしということで、これまた皆さんの気持ちがしっかり統一されているなと感心した次第でございます。ぜひ、これからもそういうことでお願いしたいわけであります。
 最初に本年度の運営指針の中の重点目標のことでございますが、2番目の地域と密着した活動の強化及び身近な不安の解消という重点項目があるわけであります。最近行きずりの犯罪が大変多くなってきて、地域の住民とすると、強盗とか殺人事件というものが解決していればいいんですが、なかなか難しいところもある。特に殺人事件みたいなものですと、現場の自治会とかがどうなったんだという不安があるようであります。こういう不安解消にはどういうふうに対処されているのか。
 また、一般の人から見るとテロについて本当にどうなっているのか全然わからないわけであります。うちのところでいうと、私の家は新幹線の近くなんですが、JRが夜はずっと巡回していますよね。一般の人からすると何かあるのかな、テロでも起こるのかなという不安も一方では起こしかねない、あるいは巡回してくれているから安心だということもあるんですが、そうしたことにつきまして対応がどのようにされているかお伺いしたいと思います。

 2番目に、駐車場における交通事故の点についてお伺いします。
 1月6日に沼津市のホテル駐車場でフリーアナウンサーが男性をはねて死亡させるという事故があり、有名アナウンサーの起こした事故であったために報道機関が一斉にこの事故を取り上げるということがございました。
 一般には、駐車場で過度にスピードを出すことは考えられない、こんなところでは事故はないだろうと思っているわけでありますが、当事者が死亡するような重大事故の発生はまれだと聞いております。そこで1つ目として、本県における駐車場内の事故の発生状況と、そのうち被害者が死亡した事故の件数。2番目として、駐車場での事故の原因、特徴。3つ目として、駐車場における事故防止対策についてお伺いさせていただきます。

 次に、取り調べ問題行為についてであります。新聞によりますと、取り調べ監督制度を実施した結果――これは自白誘導の防止ということですが――昨年の問題行為は前年から8件ふえて39件だったとの報道がありました。この制度がいわゆる志布志事件などの反省を受けて、2009年に導入され、捜査部門以外の警察官が取り調べの様子を確認し、適正な取り調べを担保する制度であると承知しているわけであります。制度開始から数年を経まして、昨年は若干増加したということでありますが、1つ目として昨年中の本県における取り調べの件数、2つ目として取り調べの確認状況、3つ目として本県における監督対象行為の有無とあればその内容についてお伺いをしたいと思います。

 次に、機動隊の訓練についてでございます。
 昨年6月、埼玉県警の機動隊施設のプールで、水難救助訓練中に26歳の新人機動隊員が水死したという事故があったわけでありますが、指導員らが安全確認を怠ったとして書類送検されたという報道がございました。隊員は何度もプールから上がろうとしたが、遭難者から抱きつかれることがある救助の現場を想定して、過酷な訓練を行うため、その隊員を何度もプールに押し戻したというような内容だったようであります。
 確かに機動隊は災害救助等を行う部隊であり、素人でも人命救助は過酷な環境のもとに行われることが多いと容易に想像できるわけであります。しかし、人命を救助する隊員がこの訓練で死亡してしまっているということでは、まことに本末転倒であるということでございます。
 また、この件については、隊員が死亡する当日の訓練前にも意識を失う等していたことがわかっていたというようでありますが、その際、医師の診察等を受けさせていなかったようであります。このような悲劇が二度と起こらないように、この件についての反省を今後の本県の訓練に反映させて、安全に努めていただきたいと思うわけでありますが、そこでお伺いします。
 1つとして、本県における機動隊の水難救助訓練の内容、実施場所、頻度等。2つ目として、水難救助訓練実施時の安全対策、訓練実施前の体調のチェック体制がなされているか。3つ目として、この事故を受けて本県において新たに導入した安全対策の有無、あればその内容をお伺いしたいというふうに思います。

 5番目として交番の関係について、8番委員からも質問していただきました。具体的に磐田市の見付交番の設置の関係でございます。何年も前から地元からぜひやっていただきたいという要望が出ていたわけでありますが、これにつきましては、袋井署ができ上がったときに管轄を整理しながら検討しましょうとか、あるいは既存の設備の耐震化が全部終わってから優先的にやっていただけるということでありました。見付交番につきまして、具体的な見通しについてお伺いしたいと思います。

 最後に、資料5のエスピーくん安心メール登録者の推移ということでございます。大変登録者がふえているということで結構なことでありますが、どのように成果を上げているか、あるいはどのように登録されている人たちに効果的なものが見せられるか。私の周りでも登録されている方がいるようでありますが、このことについて具体的に説明をお願いしたいと思います。以上です。

○安本地域部長
 地域と密着した活動という観点で、未解決重要事件に対する住民の不安を払拭する活動の関係についてお答えいたします。
 未解決事件の捜査状況一つ一つについてのお答えは差し控えさせていただきますけれども、地域警察に限っていえば、活動の目的というのは、管内住民の皆さんと密着した活動を展開して、いろんな身近な不安を解消するということでございます。これは、所管事項説明資料2にあります平成25年静岡県警察運営指針の重点目標、地域と密着した活動の強化及び身近な不安の解消ということにも明記されているところであります。
 具体的事例でございますけども、各家庭を訪問して、防犯指導に当たる巡回連絡を初めとして、街頭監視や警ら活動、さらには不審者に対する職務質問なども、犯罪抑止と検挙という観点で、住民の安心感の醸成につながると認識しております。
 また、地域警察官には街頭活動において、常に住民から見られているんだという意識はもちろんですけれども、安心感を与えるための見せる活動を展開するように指示しているところであります。
 その見せる活動の主な具体例でありますけども、1つ目はパトカーのいわゆるレッドパトロールの展開であります。これは昨年からパトカーの赤色灯を常時点灯させることを基本としたレッドパトロール。あるいは裏通りや生活道路でゆっくり走行することで、パトカーがきめ細かく警戒しているというような存在感をアピールする活動。パトロールメモの積極的な活用ということで、犯罪被害者宅や警ら要望のある箇所等の周辺を深夜パトロールしたときに、パトロールメモを投函して、巡回しているという安心感を醸成しております。
 そのほかにも、巡回連絡の訪問表、あるいは交番速報、ミニ広報紙等を活用した活動をしているところであります。こうした活動は、所管事項資料4−3にお示ししたとおりでございます。以上です。

○平田警備部長
 テロ対策の関係ですが、警察としては新幹線の駅や空港等の公共交通機関についてテロ攻撃の対象となり得る重要施設として捉えております。新幹線を初めとする主要な鉄道駅等において、制服警察官の駅頭配置、パトカーによる逐次の巡回、駐留などにより警戒を強化しております。今後も所要の警備体制をつくって、テロの防止対策に努めてまいりたいと思います。

○武村交通部参事官兼交通企画課長
 本県における駐車場内の交通事故の発生状況についてお答えします。
 まず、交通事故統計上、駐車場に限定した統計はございませんけども、駐車場を含む、例えば車寄せとか駐車場に出入りする通路、いわゆる道路外における平成24年中の発生状況は、発生件数が1,458件、けが人の数は1,757人で、発生件数は全事故の約4%を占めております。うち死亡事故は2件発生し、3人の方が亡くなっております。
 事故の原因、特徴でありますが、事故原因の約8割が駐車場内の通路走行中、または駐車枠への後退時の安全不確認が原因でありまして、車両同士の事故の全体の7割を占めております。また、車の動きから見ますと、約6割が駐車枠への後退時に車または後ろを歩いている歩行者と衝突しているということも特徴として挙げられます。
 駐車場内における事故防止対策についてでありますが、駐車場など道路以外の場所は施設管理者に安全対策を委ねることとなります。警察としましては重大事故が発生した場合に、管理者の協力を得て、現場点検等を実施し、防護柵、路面表示、事故防止啓発用看板の設置等をお願いしたところであります。また、駐車場を備えた大規模店舗の出店計画がある場合に、県や市町と連携して、駐車場法や大規模小売店舗立地法に基づき、駐車場の出入り口の位置、数、駐車場内の出入りの方法、駐車場出入り口への誘導員の配置などについて行政指導を行い、交通事故防止に努めております。以上です。

○田中総務部参事官兼総務課長
 取り調べ監督についてお答え申し上げます。
 平成24年中の本県における監督視認対象となる被疑者取り調べ件数につきましては、約3万6700件でございます。これに対しまして、視認回数は何回かという御質問に対しましては、合計約7万7400回。1回の取り調べにおきまして2.1回視認がなされているという数字になっております。
 また、平成24年中に全国において39件承知しておりますけれども、本県において監督対象行為の発生はございません。以上でございます。

○平田警備部長
 次に、機動隊の水難救助訓練の内容についてですが、素潜り、潜水機材を活用した潜水及び泳法訓練、要救助者にしがみつかれた場合の対処訓練、潜水時のエア切れやロープ等の絡んだ際にパニックに陥らないように対処する訓練、証拠品や行方不明者の捜索要領習得のための訓練等を行っております。
 それから、訓練場所ですが、基本的な訓練は機動隊の施設にあります訓練水槽で行っております。実践的な訓練は焼津市の浜当目海岸、静岡市の用宗漁港、それから清水区の真崎海岸等で行って技術の向上を図っております。
 それから、訓練の頻度ですが、昨年1年間で73回の訓練を実施しております。それから、静岡市消防との合同訓練を2回実施するなど、他機関との連携も図っているところです。
 続いて訓練時の安全対策、それから事前の体調のチェック体制についてですが、スキューバ潜水隊に指名する際に、事前に身体的、体力的、精神的な面を勘案した上で、潜水隊員を選考しております。それから、訓練時には経験豊かな警部補以上の幹部を必ず立ち会わせた上で、地上及び水中に監視員を配置して安全対策の徹底を図っております。
 体調のチェック体制ですが、訓練前に隊員一人一人に対して、同幹部による睡眠時間、それから健康状態等の体調の確認を行って、訓練中は動作、姿勢等を確認し、さらに訓練終了後には体調の異常の有無を確認しております。なお、当日の体調不良者は水中での訓練は外して実施しております。ふだんの隊員の定期健康管理のほかに、心臓、肺、耳鼻等を重点とした特別健康診断を年2回必ず受診させております。
 最後に、埼玉の事故後、新たに導入した安全対策があるかどうかということですが、埼玉の事故を受けて、本県警としては隊員の健康状態を詳細に確認するために、訓練前体調チェック表を作成しまして毎回提出させて問診を行うほか、訓練及び活動時における留意事項をまとめたスキューバ潜水隊活動マニュアルをつくりまして、全隊員に配付して安全管理及び訓練管理をより徹底しております。
 部隊歴1年未満の隊員については、潜水に関する基本的な知識の習得を優先して、潜水士免許を取得するまでは、ボンベだとか装備機材の使用を前提とした、今回の事案のような潜水訓練は行わないようにいたしました。また、必ず、訓練員全員に救急法やAEDの実技訓練を実施させておりまして、事故発生時の安全を図っているところであります。

○藤浪地域部参事官兼地域課長
 見付交番の建設要望に対します検討状況、見通しについてお答えさせていただきます。
 まず、最初に磐田市長を初め、毎年のように要望していただいていることについて、本当に厚く感謝申し上げるところであります。高く交番・駐在所を捉えていただいておりますことに対し、本当にその熱意に応えて検討を進めていきたいと考えているところであります。平成24年中に交番の新設などの要望を受けた件数でありますが、7署管内で9カ所、9交番の要望を受けているところであります。
 また、先ほども交番の建てかえ等のときにお話しいたしましたが、警戒力がバランスよく配置されるように検討しておりまして、この要望につきましては、結論から言いますと必要性はありと現状では判断しているところであります。理由としましては、国1バイパス見付インターチェンジのほか、磐田インターチェンジ等ある地区でありますので、必要性は当然あると判断しているところでありますが、もう1つの緊急性ということで考える目安がありますが、現在、交番・駐在所の建てかえ基準時期等を迎えている施設が非常に多くなってきております。そこらとの兼ね合い、比較検討をして、今後さらに検討させていただきたいと考えておるところであります。
 磐田市内には見付地区を管轄する交番が駅前交番、それと磐田署等がございます。また、市内の交番・駐在所の建てかえ時期等を踏まえて、再配置も含め検討していきたいと考えているところでございますので、御理解を賜りたいと思います。以上でございます。

○森下生活安全部参事官兼生活安全企画課長
 エスピーくん安心メールの効果についてお答えします。エスピーくん安心メールの効果につきましては大きく3点ほどあると考えております。1つは、県民がテレビ、新聞でニュースにならない身近で発生している不審者情報を知ることができる。2つ目は、知ることによって自己防衛意識が高まる。被害の未然防止のための心構えができて、家族にも注意喚起ができる。3つ目が、登録者がみずから見聞きした不審者情報を警察に提供してもらえるというようなことが考えられると思います。
 具体的な効果的な事例としましては、登録者がメールで送られてきた行為者の特徴に似ている者がいたというような通報が警察にありました。その後の捜査によって行為者を特定して指導警告した事例があります。また、メールを見た母親が自分の娘に注意しようとメール内容を話したところ、自分の娘が同様の被害に遭っていたということがわかって、警察に届け出たということで、これもまた行為者を特定して検挙した事例がございます。こういったように非常に効果があると思いますので、今後も登録者の増加に向けた働きかけをしてまいります。

○安間委員
 ありがとうございました。
 簡単にしたいと思いますが、1番目の身近な不安の解消の点でありますが、個々の捜査内容を地元に言うことはできないでしょうが、自治会長あたりに巡回もしますよと言うぐらいはやっていただけると、いろんな事例の中で安心するのではないかなと。そういうことを私も経験したものですからお願いさせていただきたいと思います。

 それから、駐車場の事故の件でありますが、いわゆる道路交通法の適用範囲外である公園とか河川敷とか海岸、そういうところでも考えられる話です。そのような場合にどういう対応をされているか、その点について確認の意味でお願いさせていただきたいというふうに思います。

 それから、機動隊の水難訓練の話でありますが、いろいろちゃんとやられているということでございます。私も一度、機動隊の訓練を見たときに、装備だけで10キロもあって、もし私が今やったらすぐ心臓麻痺を起こしちゃうかなと。そういったことでしっかり事前の体調チェックもやっているわけですよね、それは確認だけ、あるいは要望だけでいいです。

 交番の関係であります。ぜひ、なるべく早くお願いしたいなと思います。私のところでも磐田駅の南口のほうに新しくつくっていただいて、家にも巡回が時たま来ていただいて、やっぱり効果がありますよね。ついこの間、1つ感心したのは、放置車両じゃないんですが、長く乗っていない車がありました。ちゃんと見ているんですね。その所有者が近々使いたいというときに、車検が切れていますよと言ってきてくれたというんですよ。
 それで私のところに相談に来て、すぐにでも車を使わないといけなくなったけれどどうすればいいですかということで、私が知っているところに頼んだらすぐに朝、車を取りに来て、晩には車検ができ上がったということがありました。
 車検の期限まで巡回で見てくれているのかなと感心したわけでありますが、それぐらいある意味でいうと、交番は効果があるということでございますので、ぜひよろしくお願いいたしたいというふうに思います。
 答弁がいただけるものがありましたらお願いします。

○武村交通部参事官兼交通企画課長
 駐車場の交通事故についてでありますけども、道路交通法上、一般交通の用に供するその他の場所として、不特定多数の方が自由に出入りできる場所は道路として取り扱うこととなっております。先ほど申し上げました件数、平成24年中の人身事故の件数、交通事故の死者数に計上されているものでありまして、実際に発生したものについては、通常の交通事故と同様の取り扱いをしております。
 また、安全対策については、委員御指摘のとおり、道路交通法上の公安委員会の信号機や横断歩道を設置できるものではございませんので、施設管理者に対して、具体的に申し上げますと、昨年の7月に店舗に突入したような重大事故が起きた場合には突入防止のための柵を駐車場に設けてもらうといったことを具体的に申し入れしているところでございます。

○遠藤(榮)委員長
 ここでしばらく休憩をいたします。
 再開は13時15分といたします。

( 休 憩 )

○遠藤(榮)委員長
 それでは、休憩前に引き続き委員会を再開いたします。
 質疑等を継続します。
 では、発言願います。

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