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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成26年2月定例会産業委員会 質疑・質問
質疑・質問者:仁科 喜世志 議員
質疑・質問日:02/24/2014
会派名:自民改革会議


○仁科委員
 2問を一括でお願いします。
 まず、資料1の18ページですけれども、一流の「ものづくり」と「ものづかい」の創造を受けて、122ページの静岡新産業集積クラスターの推進ということで、県内東・中・西のファルマバレープロジェクト、フーズ・サイエンスヒルズプロジェクト、フォトンバレープロジェクトが進んでおり、県当局からも、何回も事業の内容について聞いております。
 それから、内陸のフロンティアを拓く取り組みについても、これらのプロジェクトが大きく関連してくるということも承知しているわけですけども、そもそも総合計画の基本構想は、平成22年度から31年度までの10年間のスパンで構想が練られています。
 そして知事は、平成26年度から31年度までの6年間であるところを、スピーディー感を持って、4年間での後期基本計画をここで定めているわけですけれども、それぞれの事業が非常にわかりにくい。
 例えばファルマバレープロジェクトの推進は、平成23年度から32年度を計画期間とした第3次戦略計画。これは10年スパンです。
 それから、フーズ・サイエンスヒルズプロジェクトのほうは、平成22年度から26年度までを計画期間として次期戦略計画を策定するとあります。
 一方、フォトンバレープロジェクトのほうは、平成24年度から28年度を事業期間として、地域イノベーションの戦略支援プログラムを着実に推進するということになっています。
 次期基本計画では、この次世代産業の創出ということで非常に肝いりでうたっているわけですけれども、それぞれの事業年度、事業計画が違っていて、フーズ・サイエンスヒルズプロジェクトは事業計画が平成26年度で終わると今、紹介したとおりなんですけれども、そうしたときに事業計画年度がそれぞれ違いますので、どういうような形で事業の目標数値を出されているのか伺います。

○梅藤新産業集積課長
 それぞれのプロジェクトの目標数値でございますけれども、記載してある目標数値につきましては、委員御指摘のありましたファルマバレーについては第3次戦略計画です。それからフーズ・サイエンスヒルズについては現在の戦略計画、フォトンバレーについては、地域イノベーション戦略支援プログラムの目標値をそれぞれ記載してございます。
 ファルマバレープロジェクトにつきましては、平成23年度、24年度、25年度の3年間経過しまして、来年度以降、計画のチェックをして目標数値についても検討することになります。
 それからフーズ・サイエンスヒルズプロジェクトにつきましては平成26年度で終わるものですから、平成26年度に、平成27年度にスタートする第2次戦略計画を策定したいということでございます。
 フォトンバレーにつきましては平成24年度から平成28年度までございますので、その先についてはまだ検討しておりませんけれども、適宜適切に直しをしてまいりたいと考えております。以上でございます。

○仁科委員
 答弁ありがとうございます、と言いたいんですけれども、フーズ・サイエンスヒルズは平成26年度で一応終わりですよね。総合計画の次期基本計画案は平成29年度までの計画ですから、フーズ・サイエンスヒルズプロジェクトの平成27年度以降の事業目標数値を入れておくべきだと思うんですけれども、どうなんでしょう。

○梅藤新産業集積課長
 御指摘は非常にごもっともとは思いますけれども、今の計画がまだ平成26年度も生きておりますので、当面、今の計画で推進させていただいております。
 また、平成27年度以降の計画につきましては、委員会のほうにしっかりとお諮りしまして、策定していきたいと考えております。以上でございます。

○仁科委員
 やりとりしてもしようがありませんけれども、この次期基本計画はそもそも平成26年度から平成29年度までの4年間のスパンの計画ですから、期間中の数値目標に触れるべきではないかと私は解釈をしましたから、質問をさせてもらいました。

 資料1の122ページに静岡新産業集積クラスターにおける事業化件数と高度産業人材の育成数についての目標数値があります。これは3本のプロジェクトをどういうように組み合わせてこういう数字がくるんですか、教えてください。

○梅藤新産業集積課長
 それぞれのプロジェクトの目標数値の内訳ということで理解しました。まず、事業化件数の数値目標でございますけれども、ファルマバレープロジェクトにつきましては、橋本委員にお答えしたとおり年間6件、4年間で24件。
 それから、フーズ・サイエンスヒルズプロジェクトにつきましては年間10件で4年間で40件。
 それから、フォトンバレープロジェクトにつきましては年間7件で4年間で28件、以上合計92件を事業化しようということでございます。
 それから人材育成につきましても、ファルマバレーにつきましては先ほど申しました2つの事業で151人、それからフーズ・サイエンスヒルズプロジェクトにつきましては静岡県立大学等を中心としまして総合食品学講座というものを実施しています。これを年間26名ということで4年間で104名、それから、フォトンバレープロジェクトにつきましては光産業創成大学院大学でレーザー中核人材育成講座を実施しておりまして、これは年間20人で合計80名を4年間で養成しようということでございます。以上です。

○仁科委員
 このプロジェクトは、私も非常に大事なことだと思っているんです。それで、産学官一体となって、地域も一体となって――特に東部のファルマバレーは実績も出ておりますので――ぜひしっかりした計画のもとにやっていただきたいと思います。
 総合計画では住んでよし云々という言葉もありますけれども、総務省が発表した平成25年の人口移動報告で本県は転出者が転入者を上回ったという新聞記事が出ているものですから、やはり新しい産業集積として県がうたって、地域ごとにやっていかなきゃならないことだと思っておりますので、ぜひともお願いいたします。これはもう要望でしかありません。

 もう1点、120ページ、一流の「ものづくり」と「ものづかい」の関係ですけれども、農林水産物の海外の展開について触れております。
 全員協議会後の後期アクションプラン(仮称)の修正についても、今までイチゴとかメロンとか具体的に書かれていましたけれども、それを修正して野菜等と置きかえていただきました。
 目標値として新規輸出成約件数でうたわれていますけれども、当然、契約には金額がついてきます。金額というのは余り触れなくてもよろしいんでしょうか。まずその考え方から伺います。

○松浦振興局長
 成約件数を目標値ということで出しておりまして、国のほうは金額等も出しているんですけれども、県の役割といたしまして我々が考えているのは、やはりまずはきっかけづくりということで、なるべく取引を多くして、販路の開拓もそれぞれ進めていこうということを考えております。
 その結果、金額が大きくなるかどうかということは、やはりそれ以降の生産者、あるいは事業者の自助努力の部分もあるだろうと考えておりまして、我々としては、当面は新規の輸出成約件数で目標を持っていこうと考えております。以上です。

○仁科委員
 御答弁ありがとうございました。
 ただ、この農林水産物や加工品の販路拡大の中には、結構細かく県も介在するように書いてあるんです。そうすると、民と民の取引ですから、きっかけづくりという考え方に立つということはいいんですけれども、主な取り組みのところの一番下です。現地のパートナーシップを活用したり、現地バイヤー等の招聘による販路開拓支援とうたっています。
 お茶はアメリカを初めとした地域、水産物はロシアなど、ということも書かれておりますけれども、きっかけづくりというのは、具体的にはこちら側の生産者と向こう側の仲介する人やレストランを経営している人などの顔合わせをするような場面をつくるということですか。

○松浦振興局長
 きっかけづくりはいろんなパターンがございます。例えばフェアを開催して本県のいろんな生産物、あるいは加工品等を紹介する。その先には商談会、あるいは現地のバイヤーを本県のほうに招聘して生産地を見ていただくとか、そういうようなさまざまな形態がございます。
 それから、事業者も、例えばアメリカに対するお茶――委員からお話がありましたけれども――こういったものは、もうかなり長い歴史もありまして、県が余り介在しなくても進むような事業者もございます。
 一方で、初めて海外に輸出したいというような業者もございまして、そういったところには、かなりきめ細かくフェアを開催したり、あるいはバイヤーを呼んできて紹介したりとかいうようなことでございまして、品目ですとか事業者の輸出についての成熟度、こういったものでケース・バイ・ケースでそれぞれきめ細かに対応してまいりたいと考えております。以上です。

○仁科委員
 今までも努力してやられてきたことを継承していこうということなんですけれども、和食がユネスコの無形文化遺産に登録されているということは、全国で47都道府県が自分のところの和食の文化を売り込もうと、競争のスタートラインに立っているわけです。
 今までのそのままのやり方を踏襲するのも大事だと思いますけれども、県内のものを売り込んでいくについては、和食につきもののお茶とかを考えられていると思いますけれども、和食というものがクローズアップされてきていますから、今までとはちょっと見方を変えて、プラスアルファ的に訴えていくということが大事だと思うんです。それも要望としてお願いをしておきます。以上です。

○竹内委員長
 ここでしばらく休憩します。
 再開は13時30分とします。

( 休 憩 )

 休憩前に引き続いて、委員会を再開します。
 質問等を継続します。
 それでは、発言願います。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

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