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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成27年2月企画くらし環境委員会 質疑・質問
質疑・質問者:藪田 宏行 議員
質疑・質問日:03/03/2015
会派名:自民改革会議


○藪田委員
 一括質問方式で3点お伺いをいたします。
 最初に、添付資料の静岡県まち・ひと・しごと創生総合戦略素案の関係であります。
 委員会説明資料の13ページの下段のほうにも載っていますが、これからさまざまな意見の反映をさせていくという中に、県民アイデア募集ということが載っております。これからの地方創生は、地域が主体ということで大変結構なことだと思います。先ほど、県民アイデア募集ということで白井企画広報部長より説明はあったわけですが、もう少し詳細について、どのような形で取り組んでいくのか、総合戦略策定に向けてのアイデア募集についてお伺いをいたします。

 次に、本会議でも質問させていただいたのですが、JICAグローバル大学院の設立について、きょうの新聞にも沼津市長のコメントが出ていて、沼津市では東海大学の跡地等は切り離して考えていきたいということであったわけです。
 代表質問の答弁にもあったわけですが、青年海外協力隊ではない形で、県民の青年が海外で活躍している例もたくさんあるわけであります。そうした皆さんの活躍もそうですが、静岡県に生かしていく意味で、ぜひ支援していく形がいいのではないかと私は思っています。
 もし、そうした施策について何かお考えがあれば、お伺いしたいと思います。

 次に、3点目でありますが、添付資料としてふじのくに戦略物流ビジョン後期計画案というものをいただきました。
 このビジョンの12ページに、海上ネットワークということで、静岡県の国際拠点港湾の清水港、重要港湾の田子の浦港、御前崎港ということで載っているわけですが、この資料にもありますように、なかなか港の機能を十分発揮できているという状況には、今のところないわけであります。
 これもリーマンショックや東日本大震災関係の影響もあろうかと思うわけですが、この中で、御前崎港については、平成22年に重要港湾ではありますが当時の政権から重点港湾に選定されて今日に至っているのですが、余り動き等が芳しくないというのが実態であります。
 地元の議員である私にも責任の一端があるわけでありますが、官民一体となって努力をしている中でも、なかなか順調に伸びているという状況には決してないわけであります。ネットワークの中で、ハード面の所管は交通基盤部ではありますが、この資料をいただきましたので、企画広報部としての御前崎港の現状をどのように分析されているのか、また今後の取り組みについてお考えがあれば、披露していただきたいと思います。

○増田企画課長
 5番委員御指摘のとおり、地方創生は、地域が主体でありまして、地域に根差した取り組みを行っていく。さまざまな皆様の声やアイデアに耳を傾け、施策に反映していくことが大変重要であると考えているところでございます。このため若者、女性、高齢者などさまざまな皆様から幅広くアイデア、提案等をいただくために、県民アイデア募集を行ってまいりたいと考えているところでございます。来年度のできるだけ早い時期から一定期間、広く募集いたしまして、その結果を施策や総合戦略に反映してまいりたいと考えております。
 今回、素案をお示ししておりますが、県民の皆様のアイデア等をいただきながら、地域の実情に即した施策の一層の充実を図りまして、本県らしい総合戦略を策定してまいりたいと考えております。以上でございます。

○前嶋地域外交局参事
 海外でボランティア活動をされている方々は、日本と開発途上国の相互理解や友好親善の促進に寄与しているということとともに、そこで培った経験や知識を兼ね備えた国際人として、非常に意味のある方であると理解しております。その力を静岡県に活用することは、非常に重要だと理解しております。
 ただ、なかなか社会的な認知ですとか評価が十分にされていないという現状がございますので、知事が答弁で申し上げましたとおり、まずは知っていただくところから始めたいということで、帰国報告会というようなところで、県民に理解と評価をいただく場面をつくっていくとともに、支援の輪が広がる場としても活用してまいりたいと考えています。
 また、海外ボランティアをされている方とお話をしますと、活動資金や人材の不足等のお話も伺いますので、ふじのくにNPO活動センターの機能として、相談コンサルタントの事業もございます。そういうところでの資金調達の助言や人的なネットワークを広げるということは、いろいろな団体にとって有意義でございますので、そういうことも進めてまいりたいと思います。
 それから、海外ボランティアで活動された方の力を静岡県で生かしていただくということでは、帰国後の就職なり地域での活動をいかに進めていくかということも大変重要であると考えております。現在、県内企業ですとか商工会議所等に個別に伺いまして働きかけを行うとともに、経済界の皆様が参加されておりますふじのくに静岡・協力隊を育てる会とも連携いたしまして、帰国後にその力を発揮していただけるよう、企業や地域活動に結びつけるというところで支援を行ってまいりたいと考えております。以上でございます。

○長澤地域政策課長兼内陸フロンティア推進室長
 御前崎港の現状と今後の取り組みということでございます。
 御前崎港につきましては、駿河湾港の中では、県西部のものづくり産業を支える物流拠点として位置づけられております。こうした中で東名高速道路、富士山静岡空港、そしてそれが金谷御前崎連絡道路へ直結しているということでございまして、今後国道1号まで結ばれていくということで、陸・海・空の交通ネットワークを活用できる大変ポテンシャルの高い港湾であるということで認識しているところでございます。
 しかしながら、後期計画案の13ページの表にございますように、御前崎港の貨物取扱量でございますが、平成20年の国際、国内合わせまして453万トンをピークにしまして、年々減少してきている状況でございます。国際貨物が大きく落ち込んでいることが原因の1つかなと考えておりまして、その1つとして製造業の海外移転が大きく原因として言えるのではないかと考えております。
 こうした中で、経済産業部、交通基盤部と連携いたしまして、現在実施しておりますセミナーの開催、荷主の企業、船社等への訪問、それから今続いております入港料の減免といったあらゆるポートセールス事業をこれからも継続していきまして、まずは荷の利用拡大を図っていただくということがございます。
 それから、あわせまして産業成長戦略会議や私どもで進めております内陸のフロンティアを拓く取り組みと連動しまして、県内へ今後の流れをつくっていくということで企業誘致等も促進して、新たな荷の創出にも取り組んでいくという形で頑張っていきたいと考えております。以上でございます。

○藪田委員
 最初の県民アイデア募集ですが、手法はいろいろあると思います。インターネットを使うとか、郵送とかあるいは出向いていっていろいろな団体の意見を聞くなど。
 要望ですが、できるだけいろいろなツールを使いながら、ぜひ幅広い年代からアイデア募集していただきたいと思います。

 2番目の海外ボランティアで活躍される人ですが、実は栗山さやかさんという方がこんなにすばらしい活動をしているということを地元でも知らなかったというのが現実です。テレビで最初に出たのは関西方面らしいのですが、全国放映で何回かいろいろなテレビ番組で出て、それで知ったというのが最初ではないかなと思います。若いのにマザー・テレサにも匹敵するほどのすばらしい活躍をしている。そういうお褒めの言葉等もいただく中で、栗山さんに限らず立派な活動をしている人がいろいろいるということを聞いております。これから支援をしていくということでありますが、ぜひまたいろいろな情報を流していただいきたいと思います。
 実は、英和大学で海外からの留学生と日本人で海外研修した人たちの発表会のようなものがありました。そんなに大きな発表会ではなかったですが聞かせていただきました。JICA等で活躍した人の例がいろいろ出ている中で、直接活動をしないけれども、国内でのみずからの人生で大変大きな影響を与えるというようなことを、私は後ろで聞いていて感じました。そういう支援は単なる個人だけではなくて、静岡県の財産になるのではないかなと思いますので、ぜひ頑張っていただきたいと思います。

 3番目の御前崎港です。
 私は昔から携わってきた1人でありますが、御前崎港は、浜松の財界の人たちに言わせると、まだまだ欠陥港だと言われます。それはなぜかというと、浜松から三河、豊橋方面へ行くには、国道23号で行けばただで4車線の道路で行けると。ところが、御前崎は国道150号を使っても単線であるため大渋滞に巻き込まれると。東名を使っても相良牧之原インターチェンジから遅い道路に入り、東名の料金もかかるという中で、静岡県や地元御前崎市では、ぜひ御前崎港を使ってくださいと言うけれども、とても三河港と対等に太刀打ちできる状態にはなっていないということであります。
 我々も交通基盤部あるいは国土交通省に要望するわけですが、港は長い年月をかけてだんだん発展するわけですので、急に先進港と対等にはできないわけです。単に御前崎港を利用してくださいだけではなく、なぜ利用しないかということもありますので、企画広報部はそうした情報も取り入れてハード・ソフトの両面でぜひ対応していただきたいと要望しておきます。
 横浜も、幕末、神奈川村へ港をつくることを日米間で協定していたのですが、神奈川村が東海道に近いために、日本は、横浜村が神奈川村であるとして港づくりをしたために、今ではあんなに大きくなったということであります。港は大変年月がかかる中でいろんな条件で発展していきます。ぜひハード・ソフト両面で全庁を挙げて御努力をお願いしたいと要望しておきます。以上です。

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