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委員会会議録

質問文書

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平成30年9月定例会危機管理くらし環境委員会 質疑・質問
質疑・質問者:三ッ谷 金秋 議員
質疑・質問日:10/02/2018
会派名:ふじのくに県民クラブ


○三ッ谷委員
 分割質問方式でお願いします。
 3番委員の最後の質問につきまして、関連で質問いたします。
 きょうの新聞に、先ほどの説明にもあったカワハギが停電により全部死んでしまったと載っていました。それで同僚の議員にも聞いてみました。確かに県内ではいろんなところで養殖しています。浜名湖や伊豆半島もそうですし、また三保はフグの養殖もやっているんですよね。随分前にフグの養殖を始めて、1回試食に来いって言われたこともありますけれども、残念ながら行けませんでした。
 まず聞きたいことは、三保半島の塩化地下水は、焼津の海洋深層水とどう違うんでしょうか。同僚議員が言うには、例えば地中10メートルに丸い空間があってたまっているわけじゃないですよと。周りは全部砂ですから、どんどん浸透して入ってくるところで、雑菌とか病原菌が砂圧でこされて入ってたまってきたと説明もいただきました。
 正しいのかどうかは別にしても、軽い塩水そのものにどんな効能とか効用が含まれているかそこまでお調べになったことがあるかどうかにつきまして伺います。

○前島水利用課長
 海洋深層水との違い、また塩化地下水の効能につきましてまでは、まだ検証してございません。

○三ッ谷委員
 取り扱いについて説明するところですから、これからだと思うんですよ。県下で塩化地下水がとれるところは、調べてみますと三保しかないんです。ですから、今言ったみたいに調べていないんじゃなくて、できれば調べてみましょうと。ひょっとしたら清水のお宝にもなるじゃないかと気になったから質問したんです。そういう点を調べる気はありませんか。

○前島水利用課長
 9番委員御指摘のとおり、今後勉強していきたいと考えています。

○三ッ谷委員
 ぜひよろしくお願いします。
 台風の次の日にこういういいニュースというのはうれしい話ですので、ぜひともこれからの有効利用につきまして県当局の頑張りを期待したいと思います。

 次にブロック塀について伺いたいと思います。
 きのう、きょうといきなり全国的にブロック塀が危ないという話が出てきたような気がします。例えば清水から沼津に向かう道路を走ってごらんなさいよ。どのぐらいブロックの塀が延々続いているか。別にきのう、きょうとブロックが積まれた話じゃないんです。ブロックも老朽化していますから、随分前から積まれていたと思うんです。
 大事な土地を仕切るためには、安価なブロックは当時の素材として有効だったんだろうと思いますよ。だからどの御家庭でも、大きい小さいはあっても、ブロックを利用している皆さんが多いと思うんです。ブロックというと、その辺に積んである横30センチ、厚さ15センチかそこらのことを思い出しますが、もっとでかいブロックがあるんですよ。これは重量用でして、土圧がかかるところでは有効な素材と聞いています。
 そこで伺いますが、ブロックの形態でもう少ししっかりした基礎対策を行いながら、足りないと言われる鉄筋を補充するなどブロックが安価で安心できる地震等に備えられる方法を、安全管理する立場として土木業界に要請したり、あるいは研究したことがございますか。

○星野建築安全推進課長
 今回のブロック塀の事故を受けまして、いろんなメーカーから、例えば発泡スチロールでブロックをつくるなどの提案を受けております。ただまだ研究段階のものであって、実用化されていないのも事実でございますし、強度的にも高いブロックがあることも承知しております。
 例えば県内で使えるのであれば、企業と協力しながらそういうものを推奨していく方法も1つかと思いますので、また研究させていただきたいと思います。

○三ッ谷委員
 ぜひその点は県が率先して、建設業界なり交通基盤部と相談してやるべきだろうと思うんです。特に日本は、先祖伝来1坪でも大事な土地だという認識を持っていますから、隣との境は大事なんですよ。地境が違うだけで大げんかになったり、うちのほうでは殺人事件になったこともあります。土地の問題ですから、ブロックをお使いになる方がいれば、ブロックでもこういう基礎や工法でここまでやれば大丈夫だというPRも大事だと思います。その点もう一度説明をお伺いします。

○星野建築安全推進課長
 ブロック塀の最低限の基準は、建築基準法の中で決められております。その基準より上乗せの基準ということで、パンフレットの中で静岡県独自の基準、例えば建築基準法では2.2メートルまでオーケーなんですが、静岡県では2メートルに抑えなさいと啓発しております。
 そういったことも含めて今後ブロック塀自体がなくなることはあり得ませんので、技術的な内容について民間から情報収集を行い伝えていければと思います。

○三ッ谷委員
 ぜひ前向きにブロック対策をするべきだと思います。緊急輸送路等にある高いブロック塀につきましては撤去する、あるいは子供の通学路での撤去は随分おやりになっています。
 私は県議会議員になる前に地元の町会議員をしていました。多分昭和58年ぐらいだと思います。当時の町長がつくったグリーンバンク制度を利用して、ブロック塀が危ないから地震対策の一環でとりましょう。そしてブロックをやめて植栽をして、隣の家との境にしましょうという運動を思い出しました。今はもう平成30年ですよ。
 当局は、もっと昔からブロック塀が危ないことを知っていたはずなんです。いろんなことをおやりになって、例えば撤去事業は、平成9年から今日まで約21年間やって、9,370カ所だけですよ。逆に言えば皆さんだけが悪いわけじゃなくて、ブロックを積んだ御家庭のいろんな事情もおありでしょうけれども、事業が有効に機能していないことじゃないですか。
 危ないですよ、やめましょうねと言っているのに、新しい住宅があったらブロックが積んでありますよ。皆さんが一生懸命やってきたブロック塀対策の事業が、100%効果を発揮していないことにもつながると思うんですが、その点の反省はありませんか。

○星野建築安全推進課長
 ブロック塀は手軽に、例えば家庭の大工の延長程度でできてしまいます。ですので、技術基準が法律で定めてありながら十分守られていない、そういう危険なブロック塀の再生が起きていることも事実でございます。このため、そういった構造基準についても、県民の皆様にパンフレット、あるいは戸別訪問をしながら、安全なブロック塀をつくることを伝えていきたいと思います。

○三ッ谷委員
 前向きな御意見をいただきましたので、再質問はやめますが、ブロック塀は安全なものだという認識も中にはありますし、また今言ったみたいに大きな揺れには弱い。弱ければもっと基礎を十分にして、しっかり積めばいいんじゃないですかという意見もあります。だから、そういうことを2つ3つ足して、また2で割ったり3で割ったりして、県民に十二分にPRをして早目に解決できるように当局の一層の努力を期待するところです。

 もう1つ関連で聞きますが、豊かな暮らし空間創生事業をやっていますよね。快適な暮らし空間の実現に向けて、豊かな暮らし空間創生認定住宅地の認定や、あるいは住宅地の開発をしていますよと、これまではすばらしい説明です。
 それで伺いますが、現在分譲地を含めて、随分たくさんの団地、7団地239区画をやっていますよね。この中で、ブロック塀の安全対策の確認に行ったことはありますか。皆さんが夢の空間だって言うんですから。その中に建った住宅に、危険な住宅はなかったんですか。その点について伺います。

○青野住まいづくり課長
 豊かな暮らし空間創生住宅地ですけれども、自然と調和して、ゆとりある空間の中に住もうということを提案しているものでありまして、コミュニティーの形成も考えております。例えば道路と面する側、隣の敷地と面する側については、なるべく塀などをつくらないようにしましょう、生け垣にしましょうとか、仮につくったとしても1.2メートル以下の視線が通る高さに抑えましょうとしております。さらに高低差があったときも、コンクリートの構造物でやむを得ずやる場合もありますけれども、できることなら自然の植栽による勾配としましょうしておりますので、現地幾つか行っておりますけれども、特に危険なブロック塀を新たにつくることはございません。

○三ッ谷委員
 安心する答弁でうれしいですね。せっかく県が売り文句で、宅地開発をして県民に住宅を建ててもらうわけです。しかしその中に、今まで言った問題が起きたんでは、何のための夢の空間になってしまうのか心配したので伺いました。これからも時々こういうところへ行って、指導なり、あるいは県だけじゃなくて、建築士の皆さんにも御協力をいただいて、隣地などとの対応を夢の空間の中で十二分にやってください。そしてこれが静岡県の求める夢の住宅ですよと、次のPRに使えるように皆さんの尽力を期待しております。

 それから危機管理くらし委員会説明資料16ページ、特定外来生物(ヒアリ等)への対応について伺います。
 本当に忘れたころにぽろっぽろっと出て、皆さんも頑張っているんでしょうし、現場ではもっと頑張ってくれているんだろうと思います。まず伺いたいのは、よそから入ってくるでしょうから、当然港湾や空港とかに多いのは間違いありません。
 平成29年度、平成30年度で11カ所が表示されていますよね。残念ながらこのうち、清水が8カ所。清水港に外来船が来たり、あるいは問題のある国からパッケージが送られてきて、コンテナの中に潜んでいたのが清水港に上陸したことをあらわしているんじゃないかと思います。
 水際作戦を繰り広げる、一歩も入れない覚悟でやるのは、鈴木くらし・環境部長を含めて本会議でもいろんな話をしておりますので、その点については聞かないんですが、きょうの新聞にはヒアリとかアカカミアリではなくて、セアカゴケグモという背中に赤い筋が通ったクモの記事が出ていました。これもやっぱり清水なんですよね。清水五中の生徒がプールの管理室の中で首筋をかまれたと記事に載っていました。皆さんは水際作戦をしている、別にきのう、きょう、クモが入ったのかは別にしても、問題は清水に多発していることなんですよね。そういうことを考えますと、皆さんの水際対策なり、政令市、静岡市とのコミュニケーションをとった対策について、どういうことをなさっているのか伺いたいと思います。

○杉山鳥獣捕獲管理室長
 まず、清水港自体は県の管理ですので、静岡県が主体になって、特定外来の早期発見や定着防止に努めています。清水五中の場合には、静岡市立ということもありまして、市が主体的にやってくださっています。ただ情報の共有については常に行っておりますし、マスコミへの周知の前の段階では必ず情報共有しております。
 自然保護課が全県の一本化の窓口となり、専門家等を紹介するなどの対応をしております。そういう意味では静岡市と県で一体的な対応をしていると考えております。

○三ッ谷委員
 静岡県の管理する地域ではないところで出ても、それは手の打ちようがないのはたしかです。ただ問題は10月1日までに24件の通報があって、成虫が56匹、卵のうが58個見つかったと書いてありますよね。見つかった学校自体が問題ではなくて、清水の中に育っていくゾーンがあるんじゃないかなって気にするし、心配もします。特に近年、このクモにつきましては、東名高速道路のサービスエリアとか道の駅とかで発見されたと頻繁に新聞記事に載っております。ということは、船じゃなくてコンテナかもしれませんが、だんだんエリアが広がっていくんじゃないかなと推測をしています。
 そこで、今回は清水の件について伺っていますけれども、静岡県も東名高速道路、新東名高速道路、国道1号があるわけですから、対応策につきまして、もう一度県としてどのような覚悟で臨むか伺いたいと思います。

○杉山鳥獣捕獲管理室長
 港で言うと、名古屋港とか横浜港からコンテナとかトラックが静岡県内に頻繁に流通しております。その一つ一つについて全てを網羅するのはなかなか困難であるとは思っております。私どもができることとしては、商工関係の方々の団体を通して、特定外来生物についての周知を図ることを定期的に行っております。それで100%だと思っておりませんが、民間の方々からのお問い合わせをいただきながら、私どもがワンストップ窓口になって、専門家の方々と連携をとりまして特定外来生物の種を特定して、必要に応じて早期の定着防止を図っております。

○三ッ谷委員
 確かに名古屋港で積み上げして、トラックで運ばれることは多いと思います。今おっしゃったように、コンテナを使うメーカーとか企業は県が把握できるはずですよね。商工関係の団体に徹底したお願いをしていかなければいけないと思います。それから入国してくる国によって、危ない国かどうかわかるじゃないですか。船舶を調べればどこから来た船かとかいろいろわかると思うんですよね。情報共有するとともに愛知県にもお願いをしながら、しっかり対応していかないと特定外来生物はなかなか減らない、100%減らすのは大変だろうと思います。今言ったようなことでぜひとも頑張りを期待します。
 新聞に載ったからって質問するのはあんまりおもしろい話じゃありませんが、命にかかわるなんて書かれると心配にもなります。今回かまれた方は割と軽症でいると書かれていますが、ぜひ皆さんの頑張りを期待します。

 それから最後に、先ほどもお話が出ておりましたけれども、静岡県性暴力被害者支援センターについて伺います。
 正直言って私も男性だから聞きづらい。冒頭に聞こうと思いましたけれども、遠慮していました。同僚議員が聞きましたから、関連で聞かせてもらいますが、電話を受ける方はここにいるような一般の県職員でしょうか。それとも特殊な情報なりノウハウを持った人がしょうか。

○大村くらし交通安全課長
 愛称SORA――静岡県性暴力被害者支援センターの電話の受け手ですけれども、これは女性を保護する団体があるんですけれども、そちらの者が対応しております。

○三ッ谷委員
 男性でなくてよかったなというのが正直な感想です。もう少し本当は説明していただきたいんですがその辺にしておきましょう。

 それから、月別の回数は出ていますが、年齢が出ていませんね。年代的にはどういう方が多かったのか、できればそういうことも知らせていただけないでしょうか。老人会に行ってこんな話はしませんけれども、県政報告の中で静岡県の取り組みについて話ができるじゃないですか。今後こういうことを委員会に提出するのであれば、年代別のこともフォローしていただければ幸いだなと思いますので、それだけお願いします。

 それから、性暴力被害を把握した場合の相談センターの動きについてどのような対応をとっていますか。あるいは、名前を明かさなくてもいいから、直近の事例でこういうことをやりましたというのがありましたらお知らせをいただきたいと思います。

○大村くらし交通安全課長
 相談者の年齢なんですが、匿名でも受け付けておりますので、なかなか分類が難しいところです。

 それから、把握した場合の措置ですけれども、やはり相手の要望に従うということで、警察につなげる、あるいは今のところ事例はありませんけれども病院につなげるなど相手の要望に沿っていきたいと思います。
 具体的な事例は申し上げられませんけれども、過去に性暴力の被害に遭って、今でも悩んでいるものがほとんどを占めています。中には、幼いときに長い間身内にというものも含まれておりました。ずっと長い間お悩みになっているということで、相談員に話をすることによって解決しているかどうかはわかりませんけれども、そういうものがございます。

○三ッ谷委員
 刑法の改正がありましたので、今どうなっているのか把握はしていませんが、昔は親告罪でありますから、今、大村くらし交通安全課長がおっしゃったように、第三者が通告してもだめだという時代もありました。今はどこからどこまでが親告で、どこからどこまでが刑法なのかわかりませんが、被害者の気持ちには即応しながら、そうかといってないしょで対応してあげなければいけないのもたしかです。その者が見つからないと、やったほうは相変わらずで、また同じ人じゃなくてもおやりになる人が多い、常習性もありますので、そういうことを踏まえながら被害者を少しでも減らし、やっぱり一番もとを断つという意味では、ぜひ警察も相談をしながら、いい方向に皆さんの力で持っていくことをお願いして質問を終わります。

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