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委員会会議録

質問文書

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平成25年9月定例会総務委員会 質疑・質問
質疑・質問者:前林 孝一良 議員
質疑・質問日:10/09/2013
会派名:公明党静岡県議団


○前林委員
 一問一答で2問お願いします。今6番委員のほうで総合計画についての質問がありました。
 評価書案の23ページを今たまたまあけてありますが、自主防災組織活動が活発であると答える県民の割合は現状値が73.7%ということで、これを見ただけでは、静岡県というのは活発だなと思うんですが、私個人は思わない。ここに今50人ぐらい職員の方がいますけども、正直に手を挙げてくれますか。いいですか。正直に。静岡県で自主防災組織の活動が活発であると思う方は手を挙げてください。
(挙手する者あり)
 3割ないですね。ということなんです私が言いたいのは。
 私も毎年地域の防災訓練に参加していますけれども、出る方はほとんど毎年変わらない。出ない人は全く出ない。そういうものを目の当たりにしているので、73.7%の数字というものは、実感として感じません。ただ答える県民の割合なので、県民の皆さんはそう思っているということは言えるのかもしれないんですけれども、ちょっとこの辺の部分について。恐らく危機情報課長が答弁されるかと思いますが。

○滝田危機情報課長
 自主防災活動が活発であるかという認識についてでございますけれど、これにつきましても先ほどの関心と同じ調査、県民意識調査の中でお尋ねしている項目になります。
 実はこの数字につきましては、先ほどの関心度とは集計の考え方がちょっと違ってまして、選択肢としましては、活発であると答えている方は
13%強で、それにまあまあ活動しているとお答えを選択された方が60.4%いらっしゃいまして、これを合わせた数字で73.7%となっております。
 実はこの設問は、県民意識調査の中では大変古くから聞いておりまして、昭和60年代ぐらいからお尋ねしているんですけれど、評価書にもございます平成21年度の75.8%という数字があるんですけれど、実はこの数字が過去最高の数字となっております。それが平成23年度に若干落ちたということで、先ほど申し上げた、まあまあ活動しているという方が実は大変多いという中での数字ということになっています。この辺は人によって感じ方は違うのかもしれませんけれど、ある程度は活動しているんだけれど、まだまだ十分とは言えないという方が実は非常に多いのかなと感じております。以上です。

○前林委員
 いじめて申しわけないんですけども、ここには活発であると答える県民と書いてありまして、まあまあと書いてないんですね。活発であるとまあまあとは全然意味が違う。しかも現状値が73.7%、目標が85%。じゃあ85%いったらいいんですかと逆に私は聞き直したいんですが、その辺はいかがでしょうか。

○滝田危機情報課長
 そこで満足ということではありませんけれど、先ほどお伝えしたとおり、この平成21年度の75.8%というのは過去最高の数字でもございますので、とりあえずは85%ということになれば、かなり変わってくるのかなと理解しております。以上です。

○前林委員
 私は本当は優しい人間なので余りいじめたくないんですが、危機管理部ではありませんが50ページに中学生、高校生の地域防災訓練参加率が書いてございまして、平成24年度は57%。私はこの数字は信じません。中学生の参加率は高いですが、高校生の参加率だけ考えたときに、半分の高校生が地域防災訓練に参加しているとは思わないです。私も全ての地域防災訓練を見ておりませんが、少なくとも自分が行っているところで、高校生はちらほら来ますけれども、ちらほら来た高校生は参加証明書に判こをもらって帰ります。それだけです。これを地域防災訓練参加率に加えていいんでしょうか。この辺に対して答弁をお願いします。

○滝田危機情報課長
 中高生の訓練の参加率でございます。手元に数字がありませんけれど、中学生が比較的高くて、高校生が少し数字は落ちるのかなと聞いております。
 今、委員からお話のありました参加したときの参加の程度といいますか、訓練の参加程度。委員がおっしゃられたような判こですね、証明をもらって帰るような生徒もなきにしもあらずというふうにお聞きしております。
 ただ近年、教育委員会でもこの防災教育には非常に力を入れていただいておりまして、訓練に出て証明をもらってくるということだけではなく、学校の中でもいろんな防災教育をやっていただいて、地域で活動を一緒にやるということがどれだけ大事かということは非常に強く伝えていただいております。またそうした参加の内容というものも少しずつ改善はされていくのかなと思います。 私も全ての訓練を見たわけではありませんけれど、視察をする中では、自主防災組織で子供たちをどういうふうに訓練の中へかませていけばいいかわからないという部分がある自主防災組織も多いのかなと思っております。
 またそうしたことは、我々からも自主防災組織に、こんなことだったら中学生や高校生は何でもできますよというようなことでしっかり伝えていくようにしていきたいと思います。以上です。

○前林委員
 51ページのところにはこの数字を受けて、地域と連携した防災訓練の実施などにより、地域防災訓練に参加している中高生や「地域や学校における防災・防犯のための取り組みが十分に行われている」と感じている人の割合は増加傾向にあるという評価になっていっちゃうんですね。だから私はやっぱりこういう数字ではなくて、質的な部分をしっかり見て、それでもって判断していかないと、自己満足に終わってしまうと思います。
 数字のひとり歩きは非常に怖いと私は思っておるんですが、最後に危機管理監、どうお感じになっているか答弁を求めます。

○小川危機管理監兼危機管理部長
 確かに委員御指摘のとおり、個々の地域防災訓練において、出席の判こだけをもらって帰るという中高生がいるということも承知しております。ただ反面、私が見ました東伊豆町大川の取り組みなんですけれども、中高生が出てきて、消防団員に手とり足とり、耐震性貯水槽の扱い方、詮のあけ方、それからポンプの作動の仕方等を喜々として学んでいるところもありました。
 あるいは学校によっては、学校での防災の授業の中で習ったDIG、要するに地域の危険度というのを地域へ行って学習発表のような形で中学生、高校生が発表しているというところもあるというのも知っております。
 ですからそういう意味では数字の問題ではなくて、むしろ質の問題であるという認識はしております。ですからそこの部分をいかに広げていくのか、いかに実践に移していただけるようにするのかというところで懸命に腐心をしてまいりたいと思います。
 これにつきましては教育委員会ともタッグを組んでおりまして、例えば裾野高校では2年生の時にいわゆる防災士資格みたいなジュニア防災士の資格を取らせて、3年生になるとそれを実践させるというような取り組みもしていただいておりまして、その取り組みは富士市立高校と、それから伊東の商業高校にも広がっている。そういう広がりを一歩一歩つけながら、地域防災訓練の中で非常に頼りになる存在としての中高生、それから実際に地域防災訓練の中身そのものもしっかりと取り組んでいく必要があると考えておりますので、また御協力をお願いしたいと思います。

○前林委員
 危機管理監の御答弁ありがとうございました。
 大きな被害が予想される都市部の例ですけども、例えば各町内会でもって防災担当が決まるんです。そうすると皆さん、役員になった人が呼びかけをするんですが、例えばマンション住民は呼びかけても1人も出てこないというところもあると聞いています。そういう意味で今、危機管理監からはいいほうの紹介がありましたが、本当にしっかり手を入れていかないと、犠牲が出ることを食いとめられないような環境もやっぱりあるということを前提に、自己満足に陥らないように仕事を進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。

 2番目です。昨日の総務委員会で部長と職員局長が不祥事に関して謝罪をされました。残念ながら不正経理、使い込みの問題、わいせつ事犯、それから薬物ということで、県職員の不祥事があったんですが、監査委員から意見という形で、この職員のコンプライアンス意識の高揚というものが私の記憶では何回か出ていると思うんです。それに応じて県の総務関係職員の方々が不祥事が起こらないように研修をやっているにもかかわらず、相次いでこういう不祥事が出てくるわけです。監査委員事務局長としてこういう意見を付しているにもかかわらず相次ぐという部分について、所感を求めます。

○増田監査委員事務局長
 このように不祥事が繰り返し起こるということに対して非常に遺憾に思っております。ただ、最近の不祥事につきましては、職場外のものも多くて、個人的な資質も関係がありますことから、なかなか難しいとは思いますけれども、一つ一つ研修なり、あるいは職場での話し合いとか、そういったことで職員意識の高揚といいますか、喚起して防止していっていただきたいと思っております。
 それから、ソウル事務所の不正経理問題につきましては、全般的にはそういうことがなくなっている中でこのようなことが起こりまして、非常に監査委員事務局としても遺憾に思うと同時に、驚いているという正直な感想を持っております。以上です。

○前林委員
 監査委員の意見の重さというか、今回やっぱり私は思うんですが、不正経理というよりも使い込みですよね、私的利用ですから。それからあとわいせつ、薬物。もうとんでもない。県の職員としてというか、むしろモラルの問題として、もうおかしいと私は思うんですけども、この監査委員の意見が軽く見られてないか、その辺はいかがですか。

○増田監査委員事務局長
 決して軽く見られているということはないと思いますけれども、繰り返し起こるということに関しては遺憾に思っております。以上です。

○前林委員
 わかりました。県を挙げてこの不祥事を撲滅するためにも、やはり監査委員から強い意見というか、もっとしっかり意見を聞いてもらうような強い要請をすべきだと私は思っておりますので、どうかその方向でお願いをしたいと思います。以上でございます。

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