• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 委員会会議録 > 質問文書

ここから本文です。

委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和3年9月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:中田 次城 議員
質疑・質問日:10/08/2021
会派名:自民改革会議


○中田委員
 県立高校の再編化について分割質問方式で何点か伺っておきたいと思います。
 本会議でも質問して御答弁頂いていますので、それを踏まえて少し聞きたいと思います。
 まず1点目は、県教育委員会と各高校とが協力して10月以降に説明会を4回開いていきたいと、要は周知徹底していくという意味で御答弁頂いております。県教育委員会と各高校というのは分かりますが、僕から言わせれば市教育委員会との連携も取って各中学の皆さん――現在の中学2年生を対象にすると思うんですが、保護者の皆さんとの情報の共有が必要だと思うんです。その辺りについてもう少し御丁寧な答弁を頂きたいのが1つ。

 それと説明する内容です。
 御答弁でも施設面で県下最大級の体育館を造りましたと、非常にこれはこれでいいと思いますが、やっぱり保護者が気にしているのは新しい高校がどの程度のレベルなのか。例えば進学校としての位置づけなのかといった中身を聞きたいわけじゃないですか。そういった部分の説明についてどのように考えているのかお聞かせ願いたいと思います。

○花ア高校教育課指導監兼学校づくり推進室長
 まず最初の質問でございますが、10月に1回、11月に3回、中学生、保護者及び市民の方を対象とした説明会を実施する予定であり、各学校の現状、新構想高校の新しい教育内容、それから県立高校の魅力は県教育委員会が主催し説明してまいります。またブースを設けまして就学支援金の相談についても保護者や市民の方に周知していきたいと考えております。

 それから2点目の質問でございますが、どの程度の学力かでございます。
 まず、新構想高校の設置学科につきましては、全日制課程は普通科と商業科を併置してまいります。1つの基準となるのが普通科の類型だと思うんですけれども、まず普通科には国公立大学や難関私立大学への進学に対応する特別進学類型、私学や専門学校を含めた多様な進学先に対応する進学類型、そして城ヶ崎分校も一緒になりますのでその伝統と実績を引き継ぐアート類型の設置に加えまして、体育系大学への進学や地域のウエルネスに貢献するスポーツ健康類型の新設も予定しています。これらにつきましても先ほど申し上げた地元説明会で詳しく説明してまいりたいと考えております。
 それから、商業科につきましても3つの類型を予定しており、会計、情報、マーケティングの各類型を設置し、地元の観光産業を中心とする地域を支える人材を育成したいと考えております。こちらも併せて説明会で説明してまいりたいと考えております。

○中田委員
 そういう中身の部分を丁寧に宣伝していただきたいと思っております。分かりました。

 次の質問です。県立高校の志願者がずっと減っている中でこの再編があるわけで、新しい高校がこれまた定員割れするようじゃ困ることはこの間も言いましたけれど、具体的に生徒の募集に向けて目標数値とか志願率を設定していくことも必要だと思います。新しい高校で最初に行うことだからやってみなきゃ分からないのはそのとおりなんですが、いろんな準備を踏まえてやっていく、今言った魅力ある取組もやっていく、そこで志願者がどうなのか、まさに皆さんのセールスの結果が出るわけだから志願者の数をどのように見込んでいくのかといった発想も一方で必要だと私は思っています。その辺の考え方についてはどうですか。

○花ア高校教育課指導監兼学校づくり推進室長
 現段階の伊東市の中学生が地元の学校に残る率が約50%であり、これがまず1つの指標になると思います。これから子供の数もどんどん減っていきますので、ここをやはり上げていかないとせっかくつくっても募集が足りない状況になってしまっては困るものですから、先ほどの地元住民の説明会だけではなく、市内のPTA連合会や市の小中学校の校長会にも我々が出向き丁寧に説明して、より多くの子たちが地元に残ってくれる努力をしていきたいと考えております。

○中田委員
 なかなか今の段階で数値目標を具体的に示すのは難しいと思うんです。しかしながらそこがやっぱり再編した高校をいかに地域に根づかせて、募集人員が少ないより多いにこしたことはないわけですから、ぜひそこは意識していただきたいと要望させていただきます。

 それと最後に、私は伊東に限らずこの新しくできる高校が再編してよかった、志願者が多いこととは別に、開校して1年、2年たって口コミであの高校はやっぱりいいよといった声が聞こえるようになって初めて再編計画が成功したと思うんです。
 そこで聞きたいのは、教員の配置、人数だけではなくて教員の年齢や経験値に意を配っていただきたいと思っています。
 私は以前、県立高校の教員の皆さんのそれぞれの東中西の各地域における年齢を調べたことがあったんです。それはなぜかというと伊豆地域には比較的若い先生が回されて、中堅以上のいい頃になるとみんな中部や西部に持っていかれちゃうんだと。これは現場の先生から上がってくる声だったから本当なのかと思って調べたんですけれども、そのときの数値では、今は資料がなくなっちゃいましたけれども現実にそういう傾向があったんです。
 今もそうなっているかどうか分かりませんが、若い先生が駄目と言っているんじゃないんです。要は老壮青のバランスの取れた年齢の先生の配置は1つの学校を運営していく上で大事なことじゃないですか。若い先生が多いけれどもベテランの経験値の高い先生が少ないのはもったいないし、そういうことはやっぱり新しい高校の評価を高めていく上で必要なことじゃないかと思っています。
 その考え方についてまずどういう御認識を持っているのかと、今後そうあってほしいということについて御答弁頂ければと思います。

○本多高校教育課長
 今5番委員からお話がありましたが、どうしても居住地域や出身地域が教員にはございますので、場合によっては若手のまだ家庭を持っていない教員が回ることがこれまであったことは事実だろうと思います。
 今回の新構想高校につきましては、当然私どもとしても大変重要視してございます。人事異動の中では現時点でこうしますと申すことができませんけれども、今後詰めていく教育内容に合わせてまた学校の魅力化に通じるようにしっかりと可能な限り配慮していきたいと考えてございます。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp