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委員会会議録

質問文書

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平成24年6月定例会総務委員会 質疑・質問
質疑・質問者:中谷 多加二 議員
質疑・質問日:07/04/2012
会派名:自民改革会議


○中谷委員
 時間もないので、端的に伺います。
 ことしの3月31日、岩瀬副知事が退任されました。たった1人の副知事です。それで2人の現副知事が就任した4月19日、この間どう考えても19日間あるわけです。この状態をカバーするために筆頭部長の土屋部長が職務代理者になると、そういった規定とか定めがあるのかないのか、まず伺いたいです。

 もう1点、東海・東南海・南海の三連動地震によって巨大津波の襲来が予測されているということです。総務委員会なので幅広い所管と予算を持っています。箇所づけの権限もありますから、その視点から伺いたいと思います。
 例えば津波避難に関する住民アンケートによっても、マックスの津波高を公表してくれと、そういう要望が半数近くあるわけで、これはやむを得ないというように思いました。こういった津波に備えて、住民は当然自分たちの生命と財産を守るために高いところに移転すると、沼津市のある地域では集落ごと移転したいというようなことの報道もあったわけです。田舎なんですけど、私の住む天竜区なんかもいい所なんですよ。今ちょっと興奮ぎみに答弁していた橋本財務局長は阿多古川の上流に住んでまして――そこまで奥まで行くことはないと私は思いますが――土屋経営管理部長のお宅も天竜川を望むすばらしいところにあって津波の被害は想定されてない、こういう地域に実は住まいたいと、移転をしたいと思っている住民もいるのではないかと思います。例えば浜松市等では田舎の空き家を十分把握しているわけですね。
 ここで1つの提案なんですが、移転をしたいと思ってる世帯主の勤務先とかいろいろ条件はありますけれども、居住可能な空き家を多少なりとも修理修繕して、そこに住む、その場合の修理費用、それから移転費用の一部、それから当然田舎の住宅ですので在来軸組み工法という工法で家が建っている。つまり県産材を使うにはもってこいの環境にあるわけです。そういった中で、今県産材を使用することによって家を建てる、修理する、増築するという中では補助制度もございます。そういった意味で、いろいろな観点からこのような制度をぜひ経営管理部でつくっていただいて、早目に海岸沿いのおれたちはどっかに住みたいと、住まなきゃいかんという声なき声、私はこれは限界集落撲滅作戦とこう言ってるわけですが、それをぜひ実行してもらいたいと思うのですが、それに対する考察、この2点をまず伺います。

○土屋経営管理部長
 最初の質問につきましては、4月18日に臨時会をやっていただくまで副知事が不在となってございまして、事務決裁規程の中では知事の職務代理者が私となっております。そういう意味で、実は前副知事からはとりあえず副知事が決まるまでは静岡を離れるなという話がありまして、私はこちらのほうにアパートがなかったもので、ホテルに住んでおりました。そういう意味でのプレッシャーが、今なくなったものですから気楽になってございます。

 2つ目の話なんですが、これは経営管理部への質問で出るということは、各市町村に対してどうかというふうなこととして受け取りました。
 居住環境につきましては、住宅に関してもまず市町がどうやって考えるかっていうことが前提になっていくと思います。先ほどの津波の避難に関しても、今全体の構成をこの後審議いただく危機管理部でやってございますけれども、住民に対してどうするかというのをまず各市町がどう考えるかが前提となってまいりますので、市町とも議論しながらそこは検討させていただければと思ってございます。ただ本会議でも質問、答弁がありましたように、焼津と藤枝はどうするのかという市町を超えた広域の議論もございますので、そういう広域の議論になったときには県が出ていくべきだろうなと思ってますので、その制度創設につきましては市町を交えて、最終の津波の被害想定がはっきりした段階で、また御議論させていただければと思ってございます。以上です。

○中谷委員
 副知事の事務決裁規程をちょっといただきました。それで簡単に読みますが、部局長の職に相当する職にある者を含む者に対する出張の命令、それから年次有給休暇にかかわる時期変更並びに介護休暇及び特別休暇の承認、部局長に対する週休日の指定、振替並びに余時間の勤務時間の割り振り、部局長に対する代休日の指定、休みばっかり。副知事の仕事ってこういう、こればっかりじゃないでしょうけれど、副知事専決事項って書いてあって、要するに職員の出張だの休暇だの、そのぐらいのことしかやってないように思えるのですが、実際はいろいろ各部の幹部職員がだんだん上がってきたところで副知事に、現在2人ですが、その専任の事項、得意分野がありますね。それに関して例えば土屋部長が今の大須賀副知事にこれはどうだろうかと言った場合に、副知事は副知事としてそれなりに答弁して、それで言うことを聞いてくれるか聞いてくれない知事に上げるということになると思うんですよ。
 そのときに、例えば今の知事は、マスコミの副知事不在は異常事態だという報道――異常事態かどうかよくわかりませんが――そういう報道にのっとって、12月末に退職した副知事について、知事は各会派に根回しに歩くような副知事は要らないというような意味の発言をされてます。しかし私は、それは非常に重要な行動であって、それが隠れた功績という部分も随分あったと思うし、潤滑油として副知事のあるべき姿だと思うのですが、この異常事態かどうかということに関して部長の所見を伺います。

○土屋経営管理部長
 申しわけございません。知事がお話しされたことを私が評価するのはいかがかと思いますけども、マスコミに対してです。異常事態であることは確かだったと思います。副知事が1人になって、かついなくなったということは異常事態だったと思っております。先ほどの根回しして歩く副知事というのは、その前にお話しになった話かと思ってますけども、副知事のお仕事っていうのは千差万別、知事をフォローする仕事から各部局の取りまとめ、あるいは県のためを思ってほかの、外部と接触をすることもいろいろございます。副知事の業務の重要性というのは私が言う話でもないかと思いますけども、その中に先ほど言った議会との調整というのも一部、全部とは申し上げませんけども入っているというふうに理解してございます。それだけというふうな意識をされていておっしゃったのか、その部分は知事のお話はちょっとわかりませんけども、当然議会との調整というのも副知事の重要な業務であると認識してございます。以上です。

○中谷委員
 その副知事がいない間に部長は職務代理者として何か決裁したものはありますか。

○土屋経営管理部長
 私は副知事の職務代理はしてございませんで、知事が何かあった場合についての職務代理を受けるというような位置づけになっておりまして、副知事の業務を私が代行していたわけではございませんので、今のような決裁等はしてございません。ですから上司がいない場合について、知事のところで確認されたか、あるいは各部長が自分で了解しておいて後で報告するという手続をしてるかと思います。以上です。

○中谷委員
 ありがとうございます。よくわかりました。私の仲間でも副知事がいなかったんだと、それで経営管理部長だという話もあったり、土屋部長は異常事態だったとおっしゃったんですが、私はそれほど異常事態だと思ってなくて、能力がある皆さんならいつでもやれると、この現時点でいつでもというような感覚を持ってまして、マスコミの異常事態という報道、表現には非常に違和感を持ってるわけです。それはひとえに皆さん方が優秀だっていうこともありますが、知事の副知事に対する考え方として、その程度のものかと私は思いましたので、余計にその程度ならだれでもできるんじゃないかという認識を持ったんです。そこだけちょっと確認して、これから知事に対するいろいろの考え方を構築していきたいと。ありがとうございました。

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