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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成23年決算特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:前林 孝一良 議員
質疑・質問日:11/10/2011
会派名:公明党静岡県議団


○天野(進)委員長
 休憩前に引き続いて委員会を再開します。
 御報告いたします。
 先日、5番委員及び11番委員から要求のありました資料について、経済産業部から提出がありました。各委員のお手元に配付いたしましたので、御承知おき願います。
 それでは、質疑を継続いたします。

○前林委員
 3点質問をさせていただきます。
 最初に美術館の関係です。説明書の15ページに、平成22年度の観覧者の数が載っていますけれども、26万4207人ということで、業務棚卸表を見させていただきますと、非常に急激に人数がふえておるんですけども、説明の中に観覧料の無料化を拡大したということもあり、その辺が関係しているのかどうかお話していただきたいと思います。

それから、有料、無料の比率ですね、観覧料を払って入ってくださる方と、あと無料で入る方々の比率について教えてください。

それから内訳を見させていただきますと「トリノ・エジプト展」でもって半分以上稼いでいるんですけども、単純に素人考えで言えば、こういう目玉を幾つかやるほうが数字が上がるということを思うんですけども、その辺はどういう仕組みになっているのか教えてください。

 それから、15ページ、エ(イ)のところに、昨年度も購入されたということでもって県立美術館の館蔵品2,532点と書いてありますが、これはどのように活用されているのか、それについて教えていただきたいと思います。

 それから次に、細かいことで恐縮ですけども、業務棚卸表の17ページの私立学校に関してですけども、交通安全教室の実施率が88.4%て書いてあります。何で100%でないんでしょうか、単純に考えると非常に不思議なんですけれども88.4%、もしその辺の状況がわかれば教えていただきたいと思います。

 それから、業務棚卸表の27ページ、28ページ、説明書の34ページ、移住、定住の件数が載っております。平成21年度、22年度で120名ということなんですけども、静岡県は風光明媚、気候温暖、非常にそういう意味では住みやすいところだと私は思っております。たくさんの方がこの静岡に来て、住んでいただくことというのは、非常にすばらしいことだと私は思います。テレビの番組等を見ても、定年退職をして住む場所を探していらっしゃる方もたくさんいらっしゃるということも耳にしているんですが、この取り組みにまだまだ力を入れてもいいんじゃないかと私は思うわけですけれども、この22年度の77名はどういう方が、例えばこの静岡県のどういうところに来てくださっているのか、その内容についての御説明をお願いしたい。

それから滞在型グリーンツーリズムの促進のところで、静岡県農林漁家民宿基準が決められたと書いてあります。私、不勉強で申しわけございませんが、どういう基準なのか、細かいことは結構ですので、こういうことを決めたんだよということの概略を教えてください。以上です。

○松下文化政策課長
 まず、美術館の観覧者についてでございます。平成22年度の26万4000人は、開館以来3番目の観覧者数になっております。先ほど委員から御意見がございましたように、博物館的な要素を含む「トリノ・エジプト展」、これが断トツでございます。ただ毎年企画展の内容によって観覧者数の人数が増減する、これはいたし方のないことだと思っております。本県に博物館がないということから、この「トリノ・エジプト展」が、このような観覧者数になったというふうに推測しております。

 それと2点目の有料、無料の比率ですけど、まず21年度に試行でやってみたところ、観覧者全体に占める大学生の割合が20%から35%にふえたという事実がございます。また、直近の23年度の「百花繚乱展」では、全体に占める割合のうち11.6%が無料化した大学生という数値が出ております。

 また、2番目の収蔵品2,532点の活用ですけど、年何回か行います収蔵品展で県民の皆様にお見せをしたり、今回23年度の当初にやった企画展でありますけども「百花繚乱展」、このような展示会に活用したりしております。以上でございます。

○木塚私学振興課長
 業務棚卸表上の交通安全教室の実施率でございます。平成22年度実施率は88.4%、こちらは全日制の高校の分母が43でございまして、実際実施した学校が38ということでなっております。
 その理由でございますが、22年度不実施のところを今ちょっと確認をしているんですが、例えば21、22と2年間続けて不実施のところというのもございます。たまたま22年度だけ不実施というところもございますが、なぜやっていないかということにつきましては、その詳細は把握しておりませんが、少なくとも私どものほうでは、やはりこの交通安全教室を実施した場合には、特別加算ということで経常費助成のほうでも加算をしておりますので、今後ぜひ100%に向けての実施を強く要望していきたいとは考えております。以上です。

○鈴木交流促進課長
 私からは移住、定住関係と、それからグリーンツーリズムの農林漁家民宿基準についてお答えします。
 まず、移住、定住関係の120人という数字ですけども、県ではことしの3月にふじのくに移住・定住促進戦略というのをつくりまして、市町、それから県が共同して移住、定住の促進に取り組んでいるところでございます。
 昨年度の77人という数字ですが、これにつきましては私どもで把握しているのは、移住、定住の促進に取り組んでいる団体の取り組みによって移住、定住してきた数ということで、みずから転勤等で入ってきた人は当然カウントしておりません。最も多いところでいきますと、やっぱり静岡市の中山間地、それから浜松市の北部、伊豆市等が主要なところということになっております。

 次に、農林漁家民宿の基準の概要でございますが、これもことしの3月に農林漁家民宿基準というものをつくりまして、旅館業法等の規制緩和を受けまして、農林漁家が民宿を開設するときに一定の基準をつくろうということで策定したものでございます。
 主な内容としましては、客室面積は33平米未満でもオーケーであるとか、それから宿泊者定員はおおむね9人以下、それから当然のことながら、農林漁業者が開設をする。もう1つは、農林漁業体験活動を提供するというような形で、このような施設をつくることによって滞在型のグリーンツーリズムが促進されるものということで期待をしているところでございます。以上です。

○前林委員
 美術館の関係ですけれども、昨年度が26万人余ということなんですが、業務棚卸表では、平成23年度の目標が16万5500人ということでもって、22年度実績がありながらこの数字は何なんだろうとちょっと不思議に思いましたので、その辺の御説明をお願いしたいと思います。

 それから、館蔵品の活用ってもっといろんなことができるんじゃないかと私は思うんですが、ちょっとその辺の取り組みについて、もう少し前向きなお答えをいただきたいと思います。

 それから私立学校の交通安全教室、これは言うまでもなく交通安全は大事なことなわけでございまして、やらない学校があることが私は不思議だと思っています。平成25年度の目標が当然100%ということですから、今、推進を促すというお話がありましたけれども、やはりやっていただくような声かけをしてください。

 それから、移住、定住に関して、これは県の取り組みに何か非常にばらつきがあるような気もします。私も知識は豊富ではありませんけれども、例えば北海道であるとか、あるいは東北新幹線の沿線の県であるとか、かなり積極的に移住への取り組みを進めているところもありますが、本県としてちょっとこれは手の入れ方が薄いんじゃないかと私としては思いますけれども、これに関して県としての取り組み、もう一度お答えいただきたいと思います。

 農林漁家民宿基準については、御説明ありがとうございました。

○松下文化政策課長
 先ほどの県立美術館の観覧者数の業務棚卸表の目標数値でありますけれども、これは平成23年度に予定している企画展の目標人数をここに挙げております。先ほども出ましたけれども「トリノ・エジプト展」が14万人に迫る観覧者があったものですが、来年度はそういう博物館的なものがございません。この数字が妥当な数字というふうに私どもは読んでおります。ですから企画展の内容によって、かなり左右されるというふうに御理解いただきたいと思います。

 それと館蔵品の2,500点の内容ですけれども、先ほどちょっと言い忘れましたけれども、他の美術館への貸し出し、また、美術館が静岡市にあるもんですから、遠方の例えば中学校であるとか高等学校へ、移動美術館として館蔵品を運んで子供たちに見てもらうということもやっております。以上でございます。

○鈴木交流促進課長
 移住、定住関係につきましてお答えをいたします。
 確かに委員御指摘のとおり、静岡県は交通の要所ということもありまして、なかなか移住、定住関係に今まで力を入れて取り組んでこなかったという面があるかと思います。特に東北とか九州、四国方面に比べると、なかなか力を注いでいなかったのかということも思いますが、そんなことも踏まえまして、ことしの3月にふじのくに移住・定住促進戦略というものをつくりまして、向こう4年間、総合計画の時期なんですけども、取り組む内容を整理したところでございます。
 その内容の主なものとしましては、特に今までは市町、それから県でばらばらにやっていたということもございまして、今回、新たにふじのくに移住・定住パートナーシップ推進会議というものを設置をいたしまして、関係者が共同してやっていこうとしたところでございます。
 それと、まずは県で一元的に相談を受けようということで、ことしの7月に移住・定住相談センターというものを設けまして、相談体制の一元化ということを図りまして、まずは県で相談を受け、もっと詳細なものについては市町、もしくは協力いただいている団体につなごうという体制も組んだところでございます。
またセンターにつきましては、空き家バンクというものを9月に設置をしたところでございまして、これらにもよりまして相談機能の強化が図られていき、より効率的な業務が成立できるんではないかということで考えております。以上です。

○前林委員
 最後に意見だけ。美術館については、たくさんの方が来られるように、いい企画展をぜひ招いていただきたいと思います。

 それから、あと館蔵品についても、非常にすばらしいものがたくさんあると聞いておりますので、決して眠らせることなく、県の財産ですので有効活用をお願いします。

 あとは移住、定住に関しては、今お話があったことで結構でございますけども、一番最初に言いましたように、この静岡はいい場所であるがゆえにたくさんの方に来ていただきたい。観光だけではなくて、一生の住みかにしていただくということも、1つの目標に入れて取り組んでほしいと思いますので、お願いします。以上です。

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