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委員会会議録

質問文書

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平成30年7月観光地域づくり特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:三ッ谷 金秋 議員
質疑・質問日:07/13/2018
会派名:ふじのくに県民クラブ


○三ッ谷委員
 一問一答で質問します。
 先ほど来、委員のそれぞれの皆さんの御意見を聞いてまして、観光地域づくりがいかに難しいかというのがよくわかります。そこで、先ほど、うちの同僚の9番からも意見が出てましたけど、県からいただいた資料、正直言ってこの資料に基づいて質問するとこないんですよね、やっぱりはっきり言いまして。
 そこで、逆に視点を変えてお伺いしますが、観光地域づくりをするときに皆さんが持ってるデータというのかな、例えば観光地ですから静岡県に他県から来る、海外から来るということを踏まえての観光地域づくりでしょうから、その現在の観光客のあり方という実像をどのぐらい捉えているんでしょうか、まずそこをお聞きしたいなと思います。

○永井観光政策課長
 現在の観光客の実像ということでお答えしたいと思いますけれども、毎年度、本県では観光交流の動向ということで宿泊客、観光レクリエーション客、日帰りの方、合わせた統計を経年で調査しております。
 昨今の傾向でございますけれども、日帰り客というのも非常に大切ですが、やはり単価の高いといいますか経済効果の大きいのは宿泊客でございますので、宿泊客のデータを捉えますと本県の場合ピーク時、平成3年度は2700万人余ほどの宿泊客がございました。
 ただし、これがいわゆるバブル経済の崩壊や、我々も企業も団体旅行から、旅行形態が個人旅行にシフトしてきたというようなことで、年々、宿泊客が減りまして、これが平成23年度、1684万人まで減りました。ただし、ここから、いわゆる景気回復であるとか、さまざまな観光に携わる方の努力をもちまして、少しずつ少しずつ上昇しておりまして、平成28年度のデータでは1940万人余にまで回復してきてるというような状況がございます。
 宿泊客のデータでございますが、本県におきましては、このような形で少しずつ皆様方の努力が実りつつあり、上昇傾向にあると。状勢としては以上でございます。

○三ッ谷委員
 宿泊の面は、そこそこ永井さんが把握をしているというのは、今の説明でわかります。そこで伺いますけど、例えば今も説明の中でおっしゃってるように、団体客が減ってきて、ファミリーあるいは個人旅行にだんだん転換しているんですという話をしています。
 そこで、伺いますけど、これはことしの企画文化観光委員会の議事録ですが、この中で我々の同僚議員が、海外から来るお客さんでもそういう今の傾向にあるかという質問をしてます。ここで当局が説明してるのは、台湾から来るお客さんはもともと団体客が多かったし、中心だったけれども、この近年、少しずつ個人客というのかファミリー客というのか個々の客というのか、そういう方がふえてるということです。
 そこで伺いますが、皆さんは全体の泊まり客とか何かじゃなくて、例えば静岡空港1つとってみてもそういう調査はしていますか。それとも調査した資料はお持ちですか。つまり、ただお客さんが来た、多い、少ない、それはもういつも数字もらってますから、わかってますけど、その中でもあれだけのウエルカムの横断幕を広げて歓迎するわけですから、たまにはそういう調査もしてるんじゃないかと思いますから、お聞きします。

○神戸観光交流局長
 調査につきましては2種類ございまして、1つは観光庁で出している調査がございます。それについては、例えば、外国人の宿泊客数について国ごとに毎月速報値といいますか、数字が出るというようなものがあります。それとあと、私どもが独自で調査しているものとして、先ほど申し上げました観光交流客数、これを出しておりまして、これはレクリエーション客数と宿泊者数。その宿泊者数、レクリエーション客数については、市町村単位の数字もとっておるというような状況でございます。
 観光統計につきましては、県で独自で調査したもの、それから国の観光庁が主に調査するもの、2種類ございまして、それを両方を私ども活用させていただいて、国ごとの例えばどういうところを狙って効果的な戦略をつくっているところであります。以上です。

○三ッ谷委員
 言われることもわからないわけじゃないんですが、あくまでも静岡県の中に観光地域づくりをしようという提言をする特別委員会です。だから、国が調べた、例えば愛知県に何人行こうが北海道に何人行こうが、それは余り関係ない話なんですよ。
 ただ、北海道はやっぱり南の人から言わせるとパウダースノーの雪を見たいとか、そういうところで雪遊びしたいとか、スキーやりたい、ありますよ。でもそれを一々静岡県の中にとりようとしたって無理なんですよね。であれば、じゃあまず空の玄関である静岡空港では、どういう人が多くて、どうなのかというのはやっぱりきっぱり調査せないかん。ことしの予算の中でそういう調査があると言ってますので、これ以上そこの点は説明求めませんけどね。やっぱりそこをして初めて基本の台帳ができると思うんですよね。だから、皆さんも自信持って委員会でこうです、ああですという答弁ができると思うんです。それはやっぱり国の動向は別にしても静岡県独自の調査は、一段と深堀をしていただきたいなと思うんです。
 議員は言いたいこと言ってるようですけど、議員が行って、あそこに朝から晩まで立ってて、あなたはなんでとか聞けませんので、当局の皆さんの頑張りに期待するしかないから、こういう質問するわけですが、その点についてもう一度だけ答弁お願いします。

○神戸観光交流局長
 先ほど申し上げました観光統計につきましては、従来、調査もしておりますが、さらに私どもも観光地域づくりを目指していくということでございますので、必要なデータについては整備を進めたいというふうに考えております。

○三ッ谷委員
 ぜひともそれは逆にお願いしておきたいなと思いますが、今度は、観光客の受け入れの環境整備につきまして、伺いたいなと思います。
 観光地域づくりをする上で、観光客の受け入れの環境整備しなければ面的な整備ができないよという説明は、確かにそのとおりで理解をします。
 そこで、聞きたいのは、ここに絵が2つありますよね。従来の補助制度と新たな補助制度と、イラストで2つの説明があります。これ一番大事なのは、皆さんが言ったように点から面に転換するというのはよくわかりますが、これは逆に言うと市町がしっかりしなきゃ何もできないということを絵であらわしてると思うんです。中には、先ほどの説明でも委員の中の質疑の中でもありましたけど、首長なんですよね。首長が、そこまでやりましょうと踏み込んでいただければ、皆さんも割とこのスキームに乗って入っていきやすいけれども、首長にそこまで理解がないと面的な、例えば文化財にしても山門を直すための補助金は申請するけれども、その周辺を含めた公園化だとか、あるいはこのような環境整備、そこまで行かない首長が多いんですよ、見てると。今回こういうふうな地域づくり事業補助金というのを30年度からやるわけですから、この点について、市町にはどのぐらいの説明をしてるんでしょうか、その点について伺います。

○永井観光政策課長
 観光地域づくり整備事業費補助金に制度を切りかえるというようなことは今年度からでございますが、もう平成28年度ぐらいから、これに向けて検討をしまして、その市町につきましても、県としてはそういうような制度に切りかえたいということで、市町に対しましては、28年度から説明会をしてきております。29年度に入りましても、各市町を集めて、担当者向けの説明を県庁でも行いましたし、各地域に出向いて、それぞれの担当者に、東中西の総合庁舎単位ぐらいに会場を設けた説明会を行って、制度の周知に努めてまいりました。
 そういうこともありまして、今年度からでございますけれども、伊豆半島地域が具体的には完全にこれに切りかえるということで、既に今年度、11市町15計画についての補助要望を受けているところでございます。
 なお、伊豆半島地域以外からも既に3市町からは、既にもう1年早いペースですけれども要望が出ていると。こういう状況になっています。ですので、市町におかれましては、この制度につきましては、十分周知されてるものというふうに考えております。以上であります。

○三ッ谷委員
 それでは、今何か3カ所ぐらい市町からもアポイントがあると、こういうお話でしたので、もし公表ができるんであれば、どういう企画で皆様方に相談があったのか、個名がだめならせめて内容で面的整備に変わった趣旨について説明をいただけますか。点から面に変わったのが3つぐらいあるというんですから、例えば事例を出して、こうだああだというのがありましたらお願いしたい。

○永井観光政策課長
 例として、いわゆる観光地にあるトイレを直したい、あるいは、ライトアップを含めてこの遊歩道を整備したいと。本当にそういった個々の点の整備について要望を受けてきたわけでございます。今回、まずその前段に観光地エリア景観計画という、1つ景観をまず、エリアの景観を重視した観光地にしたいというような計画をつくっていただきます。これは、景観まちづくり課のほうの所管になっております。その景観計画に合った、観光地域づくり整備計画というのをつくってもらうんですが、例えばまだこれは要望を受けている段階でございますので、まだ内示等もできてないのですが、ある温泉を起点に、温泉の周辺を遊歩道を含めてさまざまな整備といいましょうか、歴史であるとか文化であるとか、そういったものと湯けむりのそぞろ歩きが楽しめるような、そういう大きなテーマをつくっていただいて、それに合った、整備をしていこう、これも整備をしていこうよと、そういうものを幾つか組み合わせて計画をつくっていただく。この資料6でいいますと、そういったものが幾つか組み合わさったものが1つの計画としてパッケージされて要望が出ているというようなものでございます。以上であります。

○三ッ谷委員
 やっぱり一番大事なのは、今までの既存の県下の観光地は、今おっしゃったような範囲の中でいいんですよ、それはそれで。でも違うのは、面的整備をして観光地の環境整備を図るわけですから、極端なことを言ったら今までお客さんも来ないような、例えば私のまちを例に出しましょうか。
 磐田市に国分寺跡の遺跡があります。何もありませんよ。ただ、昔の土台があるだけです。正直言って、その前には県からいただいて、府八幡宮が多分1億5000万近く、山門の修復をちょうど1年半ぐらい前に終わって、きれいな山門に直っています。ありがたいことだなと思いますよ。せっかくそういうものを県がやるんでしょ。あるいは今言ったみたいに国分寺祭りをやってる皆さんは、どうしても七重の塔を再建したいというのを一生懸命やってますよ。そうすると磐田市は、見付地区には名所旧跡のようなお宮さん、お寺さんたくさんございますが、磐田市の中に他はないんですよね。それと面的整備を図りながら、今まではただの広場だったものが新しく生まれ変わるための、私は構造改革であり、環境整備にしていただきたいと思うんです。ですから、大変いい企画を平成30年度からしていただくというでありますから、そういうことで、磐田市にお客さんがお見えになる。国分寺跡もちょっと見てみたいね。あるいはちょっと前に10メートルか20メートル離れたとこに府八幡宮のあれだけの大きな神社・仏閣があるわけですから、ゾーンでやっていただければという気持ちがあったから、点から面へというのに質問をしました。
 ぜひ別にこれを質疑で、次に伸ばしていくというわけじゃありませんので、そういう気持ちで新たなところに観光の目玉ができるように当局にも頑張りをお願いしたいなと思います。長々やっても希望的な観測をお互いに言うだけですので、質問はここで終わります。

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