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委員会会議録

質問文書

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令和3年9月定例会危機管理くらし環境委員会 質疑・質問
質疑・質問者:西原 明美 議員
質疑・質問日:10/11/2021
会派名:自民改革会議


○西原委員
 分割質問方式でお願いします。
 県の総合防災アプリ「静岡県防災」の件で、先ほど来6番委員からは見える化についてのお話、また3番委員からは登録に手間がかかる、ハードルが高いという話がありました。実は去年もこの委員会で、アプリの非接触型避難所運営支援機能についてずっと質問してきたわけなんですけれども、今回の行政監査の中でもしっかりと市町に取組がまだ下りていないという意見が出されているのを拝見しまして、私は去年も随分お話ししてきたことを踏まえて、今どういう状況にあるのかについてお伺いしたいと思います。

○吉永危機情報課長
 非接触型避難所運営のためのシステムをつくって、我々は年度明けてさあというところだったんですが、コロナのせいばかりにしては申し訳ないんですけれど、市町とも年度末に説明会をやって各自主防の現場の皆さんにちゃんと知らせていこうとなったところで、なかなか人を集めにくい状況になってしまいました。市町も自主防の役員を集めるタイミングがなかなか取れない状況になってしまいました。
 我々はその後総合防災訓練を次のチャンスとしてやっていこうとしていましたところ、まん延防止等重点措置や緊急事態宣言で総合防災訓練も中止になってしまい、我々は本当に現場にどんどん出てやっていきたいんですけれども、なかなかできていない状況です。
 この後、12月に地域防災訓練というチャンスがございますので、市町とちゃんと連携を図ってモデルケースの形で自主防を選定して準備していただいておりまして、その皆さんにまずは使っていただいて住民の皆さんからの視点で使い勝手はどうなのかという点について検証していきます。やり方について、まだしっかりと現場の皆さんに浸透していないところはありますので、そういった訓練の中で検証してどうすれば分かりやすく皆さんに浸透できるかを、我々も学習しながら進めていきたいと今準備しているところでございます。

○西原委員
 私はこのアプリの中の非接触型避難所運営支援システムについて去年から話をしているんですけれども、これ自体は自主防じゃないですよね。各市町の避難所運営に携わるところでのシステムかと思うんですけれども、そうなると相手は各市町でいいかと思います。
 結局、個人個人の方が避難所に入るときにこのアプリで非接触で登録できるのは理解しています。そうではなくて避難所運営は基本的には市町が対象でいいんですよね。

○吉永危機情報課長
 避難所運営は、基本的にそこに集まる避難者の皆さんで運営していくんですけれども、このアプリを使うときには行政側から避難所に集まっている避難者の皆さんに対して行政情報を一度に配信することで、一々皆さんが集まってくるとか伝達漏れがない形でサポートしていく機能になっておりますので、市町がしっかりとしたノウハウを持って進めていただくシステムでございます。

○西原委員
 であるなら、各市町が窓口なんですから、きっちりその対応ができるかできないか、別にコロナだからとか防災訓練ができないからという話とは違うと思うんですね。今実際この受入れができる市町はいくつあるんですか。

○吉永危機情報課長
 数市町でトレーニングはしたんですけれども、まだ明確にできますという市町は残念ながらございません。

○西原委員
 重要な事業ということで、今年はこの見える化システムでアンケートとかやっているので出てこないんですけれども、実際去年からやっている非接触型避難所運営支援システム自体がまだ全然地に足が着いていない。個々に登録していただく前に、受入れの市町ができていないのは一番問題だと思うんですよね。基本的に市町ができていなかったら、私たちが幾ら避難の登録をしたところで意味がない話ですから、そこをきっちりやっていただかないと。コロナだから非接触型をやるんですよね。なのにコロナだからこれが伝えられないと本末転倒な感じがするので。先ほどビデオというお話もありましたけれども、いろんな伝え方はあると思いますので、市町にはそこをしっかりやっていただきたい。

 具体的な中身ですけれども、自分の特徴であったりとか年齢であったりとか避難する際に登録項目がありますよね。そこに避難場所、またコロナに関しての情報を入れるようになっているんですね。これに関して個人個人の入力するタイミングはいつを考えてつくっていらっしゃいますか。

○吉永危機情報課長
 災害によって違うかと思います。例えば台風対応であれば、台風が来て一番危険になる前に、大雨警報といった気象上の情報がまず出てきます。次の段階として、避難指示という話になります。避難指示の段階で入れたのでは遅いので、基本的には気象警報、大雨警報等が出たところです。また避難する必要のある方に限りますけれども、自分の家を立ち退いて学校の体育館等に避難しなきゃならない方の場合は、大雨警報が出た段階で避難する可能性を各自知って情報を事前に入れておいていただく形です。
 それで、いざ避難指示が出た場合については、ほとんどその段階ではもう自分の体調管理といった情報も含めて入れる準備をしていただく形をお願いしたいと思っています。
 これは何も大雨警報にならないとできないわけじゃなくて今みたいな平常時の間から、例えば家族の構成ですとか個人情報はなるべく押さえようと思っていますので、そういった基本的な情報は平常時から入れておくことができるようになっております。あとは実際の場面で当日の健康状態の欄がありますので情報を入れて避難して、速やかに受付を済ませていただく流れを考えてございます。

○西原委員
 本当に平常時に入れておかないと意味がない話で、避難が必要になったときに入れるようなタイミングのものではないと思うんですね。にもかかわらず避難場所はどこですか、自宅ですか、避難所ですかというのを事前に入れておくことはできないですよね。災害の状況によって自分が自宅で待機できるのか、または避難所に行かなくてはいけないのかは判断できないので、そこはできないと思うんですよ。
 それとコロナの、何日前に感染者と接触しましたか云々かんぬんを入れること自体が事前にはできないし、直前もできないんですよ。そういう意味で、事前に登録をしておいて携帯さえ持っていけば避難所に行ったときにすぐにその情報が避難所運営に伝わるくらいの考え方でつくっていただかないと、実際には運用できないと私は入力しながら思いました。
 なので、事前に登録しておけるものにしていただく。でないと避難が始まって、さあ避難しろというときにこんなのを入力している人はいないですよね。その辺も考えていただいて、もう一度ちゃんと事前に登録できる内容にしていただきたいと要望しておきたいと思います。
 避難する方がちゅうちょすることなく、すぐに避難ができる形でこの運用をしていただければなと思います。以上です。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp