• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 委員会会議録 > 質問文書

ここから本文です。

委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成20年11月臨時会総務委員会 質疑・質問
質疑・質問者:早川 育子 議員
質疑・質問日:11/06/2008
会派名:公明党静岡県議団


○早川委員
 ほかの委員の皆さんの質問で、来年度予算への影響及び今回の補正予算の内容についてはよくわかりましたが、1億1000万円のこの金額の中にはその金額でははかり知れない、非常に大きな意義が含められていると思いまして質問をいたします。
 本会議でも答弁がありましたが、完全運用に必要とされる予算も含めますと、およそ2億円近くが県民の負担となるわけであります。この負担に対する責任の所在というのは、本会議の中でも県の責任あるいは知事みずから一段落した段階で責任のとり方を考えると話されたぐらい非常に重要な内容があります。私が釈然としないところは、特にいろいろな作業の誤りですとか、職員のミスが原因の一部にもなっているということで、この1億1000万円の補正予算が出てきた根幹的なところには、大変言いにくい部分ではありますが、職員のミスもあってこの補正予算を組まざるを得なくなった、こういうことについて人事をつかさどる部門として総務部長はどのようにお考えか伺いたいと思います。
と言いますのは、先ほど10番委員からもお話がありました、当初、全員協議会で対応していくというような考え方が示されて、でもこれは県民に対してきちんと議会も通すべきだということで、今回の臨時会が開かれたと伺いますが、実は先日県のホームページを見ておりましたら、トップページのところに「富士山静岡空港の早期開港に向けて」というところに知事のコメントが載っておりました。10月31日付でこれまでの経過に触れて、「この結果、富士山静岡空港は本来2,500メートル滑走路の機能を有する空港ですが、現状を踏まえ、航空機の運航の安全を確保するため支障物件を回避した運航が可能となるよう、暫定的に滑走路を2,200メートルに短縮して運用することといたしました」とありました。
この2,200メートルの短縮した滑走路で運用するためには、今回の補正予算が通らないことには工事も着工できませんし、運用ができないわけでありますが、議会を通す前に知事がこのようなコメントを出されているのは、私は非常に議会軽視でもあり、県民に対しての責任を感じているというお言葉の裏に、本当に責任を感じているのかということを伺いたいぐらいの気持ちでおります。
この補正予算を組むに当たって、その職員の人事のあり方、またそれから、空港部からこのような補正予算を組まざるを得なくなった話を受けたときに、総務部としてあるいは財政をつかさどる部門として、空港部とどのような話し合いの中でこの補正予算を組むことになったか、その点について伺いたいと思います。

○藤原総務部長
 今回の一連の経緯の中に3点原因を挙げておりましたけれども、測量が航空レーザー測量になったとか、そういったことの中で修正ミスがあったとこれは認めているところでございます。ただ、私どもとしては県の管理責任という言葉もございましたけれども、まずはやはり県民あるいは各界の皆様に来年3月ということでいろいろな形でのPRもお願いをし、あるいは就航もお願いをしてきた、これが結果としてやっぱりできなくなったと、ここにまず第一に県としての責任を感じるということであろうと思います。方向性の転換について知事のメッセージで申し上げたということでございまして、決して議会を軽視しているというものではないと承知をしております。
 具体的な内容につきましては、今後いろいろとまだやるべきことはたくさんあるということも申し上げたとおりであろうかと思いますので、我々総務部としても何をやったのかと言われると、先ほど御答弁申し上げましたとおり、この事業の必要性、効果について検証し、私どもとしても予算が必要だという判断に至ったということでございます。これからもいろいろな課題があろうかと思います。十分に空港部と連携をとって対応してまいりたいと考えております。

○早川委員
 一日も早い開港を望むというのは、私たちも同じことでありますし、そのために苦渋の決断をせざるを得なかったという知事の話もわかりますし、私たちもこの補正予算を通すかどうかというところは、苦渋の決断で結論を出すことになるわけでありますが、1点言いたいことは、先ほども話しましたように、具体的なところを突き詰めていくと、多分その当初携わった職員の方々の判断のミスや報告のミスなどが重なって今回の結果になった部分がかなり大きいと思います。私はその一人一人の責任をどうこうというところを言っているのではなくて、そういうものの検証をきちんとしないで、一日も早い開港をするためにすべてをひっくるめて解決をしていこうとする姿勢こそが、やはり県民に対して責任ある姿勢としては非常に問題があるのではないかということを言いたいと思います。
例えば、先ほど立ち木が1年でどのぐらい伸びるかという話の中に、39センチメートルだと。それが2,200メートルの滑走路になった場合にどういう支障があるかという答弁の中で、空港部長がそこまでは考えていないというお答えがありました。私はこれは本当に無責任な発言だと思います。2,200メートルになって、今問題になっている立ち木が今後どうなっていくのか、それに対しての対応をどうするのかというところを答えられない部分があったのかもしれませんが、先々まできちんと考えて示唆していかなくてはいけないことなのに、どうしてそのようなお考えができないのかなという疑問がありました。
これは例えですのでここでの答弁は必要ないのですが、そういう姿勢を見て職員の皆さんは仕事をしているわけですので、きちんと自分のやっている仕事がどういう影響を及ぼすのか、この1億1000万円もの負担を県民の皆さんに強いるということを自覚して仕事をしていただかないと、場合によっては県民の本当の意味での信頼を勝ち得ることはできないという点で、やはりきちんと人事をつかさどる、また予算をつかさどる部署として責任を持って、この予算が発生したことについては空港部に厳しく御意見を言っていただいていいと思います。また言っていただかないと、これだけの予算が必要になったので、じゃあいたし方なくやりましょうというような話ではないと思いますので、そこの点だけもう一度部長の御意見を伺いたいと思います。

○藤原総務部長
 1億1000万円という額につきましては、これは県民の皆様に対しても決して軽んじられる額ではないと思っております。こういう額がプラスでかかったということについては、これは県としておわびをしなくてはいけないことだと考えております。その上でしっかりと空港部に対しても物申すべきだという点につきましては、それぞれの役割を果たすためにも、私どもも議員の御指摘も踏まえてしっかりと対応していきたいと思っております。どうぞよろしくお願いします。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp