• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 委員会会議録 > 質問文書

ここから本文です。

委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成26年9月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:田形 誠 議員
質疑・質問日:10/09/2014
会派名:ふじのくに県議団


○田形委員
 1点、ネット通信に関して幾つかお伺いをしたいと思うんですけれど、警視庁の調べで交流サイトから淫行ですとか、児童買春、ポルノといった被害に遭われた方というのがことし上半期で698人ということで、これまでで一番多かったという新聞の記事を見ました。携帯電話で直接通話するとかメールとかこれまで通信のやりとりがあったんですが、それに加えてラインですとかカカオトークといったアプリを使ってお話をされるというような、そういったことで性犯罪に巻き込まれてしまうといったケースもあるように見受けられます。静岡県においてこうした交流サイトから性犯罪の被害状況と、あと、その内訳がもしわかれば教えていただきたいです。

 実際に18歳未満の子供でこうした犯罪に遭われた方のその後の状況というのを、わかればで結構ですので教えていただきたいと思います。

○木村少年課長
 交流サイトにかかわる18歳未満の少年の被害の状況についてでございます。
 本県で交流サイトを通じて被害に遭った18歳未満の少年につきましては、8月末までに淫行、児童買春、児童ポルノ、深夜同行など児童の心身に有害な影響を与える行為など――福祉犯罪の被害と申しますけれど――これに遭った少年は25人でありまして、その内訳は全て女性であります。これは前年と比べますと2人増加しております。そのうち性犯罪の被害に遭った少年は22人ということで、前年同期と比べて5人増加しております。
 その被害者の内訳でございますけれど、学職別では高校生が最も多く12人、それから中学生が7人、有職少年と無職少年がそれぞれ3人ずつとなっております。

 その後の状況でありますけれど、こういった被害に遭いますと精神的に非常にダメージを受けますので、警察にありますサポートセンターでその後の継続的な被害支援、心的な状況とかそういったものの支援を望む少年たちに対しては継続支援という形で支援をしております。以上です。

○田形委員
 ありがとうございます。ラインというグループメールみたいなのがあったりですとか、個別にいろいろ会話ができたりということで普通に便利なツールなのかなと私も実際に使っていて思ったりするんですけれども、その一方でそうした性犯罪が発生しているという事実があるわけで、できる限りこういうことを未然に防ぐことができればなと思うわけでございます。
 携帯電話のアプリケーションということで、フィルタリングがあるかというと恐らくないというのが新聞の記事でもございます。きのう教育委員会にもお話ししたんですけれど、交流サイト以外にも実はネットがつながるという観点からしますと携帯ゲーム機あるいはiPodといった音楽機器にもネットがつながっておりまして、購入する際に、特にこれは幼い小学生が多いのかなと思いますけれども、例えば買い与えられてゲームをしているわけですよ。その中でも実は知らない間にネットにつながっていて、そういったネットに絡んだ事件に巻き込まれちゃったみたいな、そういったことも伺ったこともあるものですから、そうしたフィルタリングということについて今現状どのようになっているのかお伺いをいたします。

○木村少年課長
 フィルタリングについての御質問でありますけれども、御承知のとおりスマートフォンとか携帯電話につきましては、携帯電話会社においてインターネットに入るところでフィルタリングをかけるということでありますので、そのフィルタリングを希望すれば有害なインターネットにはつながらないという措置ができます。
 委員のお話にありました携帯ゲーム機や音楽プレーヤーの関係でございますけれども、これにつきましても平成21年4月施行の青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境整備等に関する法律の第19条にインターネットと接続する機能を有する携帯ゲーム機、音楽プレーヤーの製造業者に対して、例示ではありますけれど当該機器を販売する際には青少年有害情報フィルタリングソフトウエアをインストールすることや、フィルタリングソフトウエアを組み込むことが難しい場合でも限られたサイトへのアクセスの際には保護者のパスワード入力を要求したりするなどの措置を講ずるものと製造事業者の義務を規定しております。これに基づきまして事業者自体も携帯用ゲーム機器や音楽プレーヤーのインターネット接続を規制する機能について広報をしているということで承知しているところであります。
 警察といたしましても被害を防ぐ意味で携帯電話会社の取り組みとか、それから製造事業者の取り組みを広く保護者等に広報しまして、こういった機器を使わせる場合にはフィルタリング、あるいは制限する機能があるんだということを広く広報いたしまして、保護者を含めて関係者に周知を図って子供たちが被害に遭わないようにしていきたいと考えております。

○田形委員
 ありがとうございます。
 今、製造元をしっかり押さえていくという御答弁だったかと思いますけれども、製造から小売りに移っていく過程の中で、結局そこは私もよく存じておりませんけれども、子供たちの手に渡る最終的なところは小売店だと思うんですよ。そこをしっかり周知していくということも私はすごい大事なことなのかなと思います。県内全てといいますとかなり店舗数も多いので、なかなかそれも難しいのかもしれませんけれど、何らかの方法でしっかり周知をしていただいて、その購入の際には、特にゲーム機、音楽機器ですか、そういったものについてしっかりと保護者なり、あるいはおじいちゃんおばあちゃんになるのか、購入するときにしっかり周知をしていただきたい、そんな仕組みもぜひつくっていただければなと思います。
 こうしたネット犯罪は今相当にふえていると思いますので、まずは未然に防ぐということが非常に私は大事だと思っております。そうしたことをぜひ県警の皆さんにおかれましてもしっかりと力を入れて頑張っていただければと思います。以上です。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp