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委員会会議録

質問文書

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令和3年9月定例会危機管理くらし環境委員会 質疑・質問
質疑・質問者:西原 明美 議員
質疑・質問日:10/08/2021
会派名:自民改革会議


○西原委員
 1問だけ質問させていただきます。一問一答方式でお願いします。
 盛土の規制に関する新たな条例の制定に向けた環境上の基準の検討で、先ほど8番委員からの質問も若干あったんですけれども、この件について質問させていただきたいと思います。
 熱海市伊豆山地区の盛土に関するこれまでの条例が近隣県に比べて非常に甘かったこともあり、策定し直し令和4年2月議会に提案されると伺ってはおります。この中で今回環境局の中では流出した熱海市の盛土の土砂の中に土壌汚染対策法の基準を上回る量のフッ素が検出されたということで、基本的には盛土と言っている今回の土採取等規制条例の基準ではなくて、土砂の中に産業廃棄物が混じっていたということで今回調査してそれを条例に盛り込んでいくというお話かと思います。
 前回1番委員から、ほかの県の条例を見てみると所管するところが環境部であるところが半数以上であり、内容としては盛土に関しても廃棄物と切り離せない多くの件数があることを踏まえその取締りを絡めて所管しているところが多いけれども、その件を検討していってほしいという意見があったかと思うんです。
 しかし、今回この条例を策定するに当たって環境局に関しては反映していく程度になっていますが、その辺の話合いというか交通基盤部との調整はどのようになっているのか伺いたいと思います。

○池ケ谷環境局長
 今、交通基盤部で土採取等規制条例という現行条例の改正に向け、盛土と掘削両方一緒になっているのを2つに分けて盛土を新しく条例制定しようと策定作業を進めております。
 その中で、くらし・環境部が関わる部分といたしましては、10番委員からもお話が出ましたけれども、他県の条例では盛土の環境基準を規制することが多く取られていることを私どもも調べました。先ほど熱海市のフッ素の話も出ましたけれども、あれも土砂の中から検出されたことで盛土の規制の中にも環境上の基準をしっかり設けていきたいと考えまして、今環境審議会の委員の皆様に専門的な見地から御検討頂いている状況でございます。年度内の策定を目指しており、当然環境審議会の検討結果を反映していきたい考えております。
 所管の話ですけれども、10番委員がおっしゃるとおり他県ではかなり環境サイドの部局がこの条例を所管しているのは私どもも承知しております。ただし今回の案件は、環境もあるんですけれどもまずは盛土の安全性を確認することが一番の目的と考えております。その点については交通基盤部が土木技術の観点から専門性を有しているので、策定作業は交通基盤部を中心にやっていただいております。
 来年度以降の話は、今10番委員からも見回りとか不法投棄とかと一緒にというお話もありましたけれども、その辺でくらし・環境部がどのように連携していけるのかは今後も検討していきたいと考えています。

○西原委員
 安全性の技術がというお話ではありましたけれども、実際熱海市の盛土のところを視察させていただいた時に非常に行政の縦割りの中で、農林と交通基盤とのポジションでそっちの問題だろとかこっちだろとか、もめ合っている姿を私たちは目の当たりにしたんです。そういうことじゃなくて、もう人の命に関わることなので今回の条例で他県や近隣県と比べて非常に制度が甘かったと罰則のところがまず言われていますよね。罰金というか、制度に対して罰則が非常に静岡県のは甘かったと。
 神奈川県とかほかの近隣県は懲役つきの罰金刑で業者さんたちが静岡県は甘いということで神奈川県に捨てるよりは神奈川県のごみを静岡県に持ってこようという流れになった。安全性もさることながらこの罰則は非常にハードルを上げなくてはいけないのか、それによって静岡県に不法盛土すると大変厳しい罰則があるぞということに持っていかなくてはいけないのかと、近隣の条例を見て感じたんですね。その中でなぜ環境かというと、当然土砂の中に汚染されたものが含まれていると非常に取締りがしやすい。要するに環境局のほうがすぐ警察と連携を取りやすく非常に事件化じゃないですけれども、問題にしやすいと私たちは受け取っているんですが、その辺はどう考えますか。

○池ケ谷環境局長
 10番委員から今お話があったとおり、実際に不法投棄のパトロール等は環境局廃棄物リサイクル課で所管していますし、実際に警察との連携はしております。廃掃法という法律の枠組みの中で今環境局で所管しておりますが、それを土砂にそのまますぐ応用できるかどうかというと土砂は廃掃法の対象外になっているわけです。ですので、今国でも盛土の問題について法整備の検討がされております。そういったところに環境省も入って議論に加わり検討されていますけれども、法律の整備の中でそういったものがどうすみ分けされてくるのか、あるいは一緒にされてくるのか、その辺は法整備の動きにも関わってくる問題かなと考えております。

○西原委員
 今のパトロール、また警察との連携も含めて再度申し上げますけれども、この問題に関しては決して技術的に土木が高いから云々かんぬんではなくて、環境のほうもしっかりとこういった問題が二度と起こらない形の方策としてぜひ積極的に交通基盤部と連携してやっていただきたいと思います。

○四本委員長
 質疑等も出尽くしたようですので、このあたりでくらし・環境部関係のうち、政策管理局及び環境局関係の質疑等を終了することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
 異議なしと認め、政策管理局及び環境局関係の質疑等を終わります。
 ここでしばらく休憩します。
 再開は15時50分とします。

( 休 憩 )

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