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委員会会議録

質問文書

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令和3年6月定例会文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:盛月 寿美 議員
質疑・質問日:08/10/2021
会派名:公明党静岡県議団


○盛月委員
 分割質問方式でお願いします。
 皆さんからいろいろ出ましたので、私はスポーツ振興について1点御質問させていただきます。
 文化観光委員会説明資料9ページですけれども、スポーツ振興の取組で、生涯スポーツの振興をしていく、スポーツに誰もが親しむ環境づくりとして生涯スポーツ振興事業を行うとのことであります。
 この主な内容の一番下のところですが、新規の事業としてサイクルスポーツの習慣化に向けた検証がありますが、具体的にどのような取組をなさるのか。主な内容として3点ありまして予算は3770万円とのことですが、あわせてその内訳、サイクルスポーツの習慣化に向けた検証にの予算はどれくらいなのかもお聞かせ頂きたいと思います。

○高松スポーツ振興課長
 サイクルスポーツの習慣化に向けた検証事業ですが、スポーツ実施率の向上もしくはスポーツの実施を通じた健康増進のために、特にスポーツ実施率が低いと言われています働き盛りの世代、30代、40代の方を主な対象といたしまして、年齢や体力を問わずどなたでも取り入れやすい自転車を活用して運動習慣を定着させることを目的としたものであります。
 具体的には、働き世代の方が運動ができない理由としましては仕事や家事が忙しいことがありますので、そういったことに対応するために企業等から社員の方を募集して自転車通勤を行っていただきまして、自転車通勤を行う前と後の体の変容、肥満度や血圧といった体の変化ですとか、あとは気持ちの問題、メンタルの部分について調査を行いまして、健康増進のためのエビデンスの1つとして検証を行いまして、今後の県民の運動習慣の定着に役立てていこうというものであります。
 予算ですが、全体の生涯スポーツ振興事業の3700万円のうち1000万円を計上しているところであります。

○盛月委員
 分かりました。ありがとうございます。
 主に企業に御協力頂いて自転車通勤を今までしていなかった人にしてもらってどうなったかを検証する取組なんですね。それで健康増進と。

 まだイメージが分からないんですが、どれくらいの企業に呼びかけて、どれくらいの企業に参加、協力を頂く予定なのか。またどれくらいの期間をかけて取組をされるのか。具体的に決まっているようでしたら教えてください。

○高松スポーツ振興課長
 参加していただく予定としましては大体120名の方。モチベーションを維持していただかなくちゃいけないものですから、3人1組で募集しまして目標として120名の方です。期間としては5か月から半年で計画しているものです。

○盛月委員
 分かりました。ありがとうございます。
 3人1組と聞いて健康福祉部がやっているふじ33プログラムを思い出しましたけれども、成果が出るように声をかけ合って励まし合ってやっていくということですが、検証ということなので、これからこれをやってみて、どういう結果が出て、これをまた今回御協力頂いた企業だけではなく、県民全体というか幅広く広めていくことにつなげていくために、しっかりと結果を見て、よいことは広げていくということでしっかり取り組んでいただきたいと思います。

 我が会派としても6月定例会の代表質問でサイクルスポーツの聖地づくりについて質問させていただいたんですけれども、太平洋岸自転車道がナショナルサイクルルートに指定されたということで、先ほど6番委員もその点に触れられておりました。御答弁にもありましたけれども、ナショナルサイクルルートに指定されたことを契機に観光につなげていく、立ち寄っていただく、泊まっていただく、そしていろんなところに静岡県のいいところを紹介してしっかりお金も使っていただくということで計画しておられると思うんですが、ぜひそれは進めていただきたいと思います。
 ナショナルサイクルルートに指定されたことをまだ御存じない方もたくさんおられますし、一方で自転車に親しむ方が非常に増えてきていることも実感しておりますので、ぜひ絶好の機会として捉えて進めていただきたいと思います。
 その中で、説明資料9ページの3の障害者スポーツの振興にも関連するかもしれないんですが、自転車の中にタンデム自転車といって障害のある方も自転車を楽しめる2人乗りの自転車があるんですけれども、静岡県はこれからパラリンピックが開催されるということで、自転車競技の中の種目としてタンデム自転車があります。
 タンデム自転車は普及がまだまだいま一つというか、これからもっともっと広げていきたいと思っているんですけれども、ナショナルサイクルルートで静岡県内の道路はタンデム自転車を楽しめる、障害のある方も自転車やサイクルスポーツを全国どこよりも楽しめるところにしていきたいという思いがありまして、これもオリンピック・パラリンピックを開催したレガシーの1つになるのではないかなと思うんです。
 スポーツ振興の中に、またナショナルサイクルルートを活用していく計画というか構想の中にタンデム自転車が位置づけられているのかどうか。私が今お話ししたことを取り入れていただけることを希望しているんですけれども、そのことについてお考えをお聞かせ頂きたいと思います。

○大石スポーツ政策課長
 ナショナルサイクルルートにおけるタンデム自転車ですけれども、静岡県は条例でタンデム自転車はどこでも走れることになっております。ナショナルサイクルルートの指定前にもタンデム自転車を普及しようとレンタルとかの取組も各所でしているところであります。また障害者向けでは静岡競輪場を使いまして、おととし県大会を開いております。
 もう1つ、タンデム自転車は前と後ろに乗る方がいまして、前に乗る方を養成しないと後ろの人――障害者の方とうまく走るのがきついものですから、その養成講座もやっております。
 あと道路につきましても、タンデム自転車に乗るにはこうしたほうがいいんじゃないかといった御意見ももらっているものですから、道路管理者に連絡して、こういった意見があるのでタンデム自転車でも走れるように、また一気に改築はできないものですから、そういうときには考慮してくださいと申し伝えている状況です。
 そういった形でタンデム自転車の普及もやっておりますし、前に乗るパイロットの養成という形で障害者の方々が乗る機会を増やしていく努力をしているところであります。

○盛月委員
 分かりました。ありがとうございます。
 タンデム自転車のことをしっかり念頭に置いていただいていることをお聞きできたので、うれしく思います。
 今おっしゃいましたとおりタンデム自転車は公道走行が認められておりますのでどこでも走れる状況でありますが、せっかくナショナルサイクルルートに指定された道路を障害のある方も楽しんでいただけるように、もし課題になることがあったら道路管理者としっかりと連携を取りながら進めていっていただけたら大変ありがたく思います。要望で終わらせていただきます。よろしくお願いします。

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静岡県議会事務局議事課

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