• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 委員会会議録 > 質問文書

ここから本文です。

委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成28年6月定例会企画くらし環境委員会 質疑・質問
質疑・質問者:小楠 和男 議員
質疑・質問日:07/11/2016
会派名:自民改革会議


○小楠委員
 一問一答方式でお願いします。
 きょうは地域外交の皆さんが答弁に立つことが多いんですけど、私もそこですが中身はまるで違います。東京事務所について幾つかお聞きしたいと思っています。
 配付いただいた平成28年度事業概要4ページに東京事務所の所管事務が@からGまで並んでいます。どれも重要な事務でしょうけれども、東京事務所の最も重要と思われる事務は、この中では何になるでしょうか。

○長谷川地域外交課長
 東京事務所の所管事務ですけれども、幾つかございます。
 この中で東京におけるいろいろな人的ネットワークの構築というものがございまして、これがやっぱり1番大事なのかなと感じております。それは行政関係――首都圏ですとか東京にあります中央政府との連絡、省庁との連絡ということですとか、情報を得るとかそういうことが中心になろうかと思います。それからもう1つは、首都圏にあります外国の大使館等との連携強化。そちらとの関係強化になるかと思います。そちらが重点でございますが、もう1点ございまして、それは企業誘致です。企業誘致班が特別に設けてございまして、首都圏からの企業誘致はもう1点大切な役目だと思います。

○小楠委員
 今のお話だと、8つのうちの最初におっしゃったのは人材ネットワークと言っているけど、Dのことをおっしゃっていましたよね、国及び関係機関云々とのことと外国大使館。だから@とAとDが一緒になっていました、それとFとおっしゃっていました。
 どれも大事だということは最初に言ったとおりですが、平成23年度の組織改編で、この東京事務所は前年度にあった経営管理部総務課から企画広報部の地域外交課へ所管がえになっているわけですよね。当然大きな意味があっての所管がえだと思うわけですけれども、平成22年度のときの所管事務と、平成23年度に所管がえされたときの所管事務、さらに今年度の所管事務はどのように変化しているのか言えますか。

○長谷川地域外交課長
 申しわけございません。平成22年度の所管と平成23年度の所管については、現状では把握しておりませんが、所管がえのときにふじのくに大使館という名称をつけてございまして、重点として先ほど申し上げた外国大使館等海外の機関とのネットワークをつくるとか、海外への情報発信が新たに重要施策といいますか役割として加わったと考えております。

○小楠委員
 多分そうでしょう。それを資料請求すると何か質問に関係あるかと思われたんで資料請求しなかったんですが、もし資料として残っているなら提供していただきたいと思います。委員長お願いします。
 さっき長谷川地域外交課長が最初に国の行政機関との連絡と言ってくれたので、ちょっと安心しているんですよ。もっと言うと地域外交課に所管がえがあった段階で、ここの@に掲げてある外国大使館等との連携強化及び連絡調整がメーンに多分なっていると思う。それは御承知のとおり川勝平太さんという知事は陳情行政を行わないと公言してらっしゃるわけで、何で企業が東京に本社を持っているか、あるいは地方に本社のある会社もなぜ東京に必ず事務所を置いているかといったら、国の行政機関に日本中の膨大な情報のかなりの部分が集まっている。そして上下は別にしてもそれに付随して法律をつくる国会があり、政党があり、国会議員がいるということだと思うんだよね。そことの連携なくして地方自治体はあり得ない、成り立たないと県の職員の皆さんは思っているわけです。だからこそ経営管理部の総務課に平成22年度はあったんだけど、ここにいらっしゃる最前列の方は皆さん御存じのとおり、もともとは財政課ですよね。総務部の財政課の隣が所管をしていたと。まさしく予算をどうするかです。という意味で地域外交も頑張ってくれればいいけれども、東京事務所のあり方が大きく変わるということは、私はちょっと危惧している、心配しています。正直なことを言ってしまうと大変申しわけないんだけど、地域外交課が所管しているのは違和感があるんです。これに対して御意見はありますか。

○増井地域外交監
 私も以前財政課にいましたので、予算等の関係で東京事務所はやっぱり最前線基地になっていたという認識を持っております。あと職員も東京事務所を経由して各省庁にいろんな情報収集をしたり、こちらの情報を相手に提供したりという業務を主要な業務としてやっていたと認識をしております。
 もう1つは、川勝知事になられてから地域外交が大きな柱となったことで、対外的な関係を築くという意味で多くの大使館が位置している東京、それから領事館等がある大阪で今までの国の省庁にかかわる事務に加えて、大使館との関係をより強固なものにしていく事務が加わったものと認識をしております。
 だから、性格が変わったというよりも、両方の重要な事務を負っていると認識をしているところでございます。

○小楠委員
 とてもよくできた御答弁でございました。
 ただ、事業概要36ページに東京事務所――私はあえてふじのくに大使館と言いたくないものですから――の経緯やらことしの計画が載っていますけれど、来年度予算の要望を地元選出国会議員たちや秘書たちと打ち合わせをしたりということをやっていることは承知しています。それをわざわざ書かなくてもいいと思うんだけど、そういう中央官庁とのやりとりとかが、どこをどう読んでも一行一句出てこない。だから増井地域外交監がおっしゃるように、本来の業務にプラスアルファされているならいいけど、本来の大事な業務を知事さんの方針がちょっと変わったからといって、黒子である東京事務所が本当は一生懸命やってもらいたいということを私は申し上げたくて、今質問しました。

 ちょっと質問の趣旨を変えて、所管事務のA多様な人的ネットワークの構築及び拡大に関することと書いていますね。
 東京事務所の所長の人事だけど、ことしの4月から深谷さん。去年の3月まで2年間は若梅さん。その前は伊藤さん、森田さんとあるんだけど、深谷さんも若梅さんも地域外交局長経験者だよね。この2人をとっても、やっぱりどっちを向いているかがすごくよくわかる人事ですよね。まあそれはそこまでにしとく。
 この次の話だけど、人的ネットワークを東京事務所長として得てくれた人が何で東京事務所長で定年退職するのか。若梅さんもしかり、ことし行った深谷さんも来年3月に定年だよね。東京で人脈をたくさんつくってくれた人が、静岡県へ帰ってきて、その人脈を生かして静岡県政の発展に尽くしてくれるというのは当たり前だと思っているんですけれども、どうしてこういう人事になっちゃうんでしょうかね。人事権者じゃないから答えられる範囲でいいですけど、どう考えますか。

○増井地域外交監
 私には人事権がないものですから、答える能力がないと思っておりますけれども、所長ももちろん人的ネットワークを構築していると思っておりますけれども、所長を通じて部下の職員も人的ネットワークをつくることに関与していると思っておりまして、事務所全体で人的ネットワークの構築に関与しているものであると思っております。

○小楠委員
 それ以上は答えられないと思うんで私の思っている感覚だけ申し上げると、それまでの東京事務所長は伊藤さん、森田さん、杉田さん、その前もずっとあるんですけれども皆帰ってきて、こっちで仕事をしたんですよね。帰ってきたときのポストはともかくとして。だからやっぱり東京事務所へ行って定年退職という人事は、東京事務所のモチベーションが上がるとは到底思えないんだよ。そうじゃないですか。東京で頑張っていろんな人と会って名刺交換して人脈つくって静岡県へ帰ってその人脈を生かして頑張るのが普通じゃないか。
 若梅さんは2年いたから、1年で戻る可能性があったかもしれないけど、ことし行った深谷さんはもう定年とわかっていて行くんだからさ。
 東京事務所の仕事が大いに生かされる。そして静岡県にさまざまな形でフィードバックできる。そういう人事を望んでいるということを申し上げて終わります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp