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委員会会議録

質問文書

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平成23年2月定例会産業委員会 質疑・質問
質疑・質問者:鈴木 洋佑 議員
質疑・質問日:03/01/2011
会派名:自民改革会議


○鈴木(洋)委員
 まず、第一に雇用情勢についてお聞かせをいただきます。きょうの資料で有効求人倍率0.58倍と出ているんですが、この委員会で言うのがいいのか、ちょっと外れているのか私もわからないのですが、有効求人倍率が0.58倍と勤めれるところもないよ、働くところがないよ、こんなことを言われているんです。一方、介護関係とか福祉関係では――実際私もちょっと関係しているところもあったものですから――幾ら雇いたくたっても来ないと、こういうミスマッチというのですかね、職を求めるほうと採用するほうのずれというのが非常に大きいような気がするんですね。いろいろ施策の中で、今度の新卒の皆さんにもいろんなことを提案しながら、講習をやったりいろんな対応をされているんですが、その辺のところが全く埋まってきていないような気がするんですが、これを何とか解消していかないと。今の政権は一にも雇用、二にも雇用と、こんなことを言っているんですが、それが解決されない限りは難しいのかなと、こんな思いが実はあります。
 やっぱり介護とかそういうようなことだけで雇用問題の解消が図れるかというと不可能だと私は認識しています。いずれにしても産業界がしっかり頑張って、雇用を生むような状況になってこなかったら、根本的な解決というのは全くできないというような気持ちもあります。、冒頭言いましたようなミスマッチということが適当かどうかわかりませんけども、このことについてどんなお考えを持っているんでしょうかねということであります。

 それからもう1点、私は浜松市在住なものですから、ちょっと怖いと思ったのは、湖西市まで鳥インフルエンザの影響が及んできましたよね。西部地域に鳥インフルエンザが及ぼした影響は、どんなぐあいだったんでしょうか。現実にまだ影響しておりますし、今後出る可能性も非常に高いと認識されていると思うんですけども、この影響と対策はどんなものかわかりやすくお願いしたいなと、こんなふうに思います。

 それから、緊急円高の対応枠についてですが、緊急円高対応枠の現在の利用実績はどんなぐあいでしょうか。そして100億円という融資枠がありますけども、この利用見込みと、100億円を超えたときには、どうするのかということが、もう一点。

 それと、地域別で見ていきますと、東部の利用が非常に多く40%ぐらい、そういうようなことが出ているんですけれども、これは何なんでしょうか。我々が考えると西部のほうが利用するメンツがそろっているというような気がするんですけども、そこをちょっとお聞かせください。以上です。

○松下就業支援局長
 私から雇用情勢に関しまして、介護のお話についてお答えを申し上げたいと思います。
 委員から御指摘ありましたとおり、全体が0.58倍という雇用情勢が悪い中で、介護関係、福祉も含めた介護医療分野については、有効求人倍率が1倍を超えて2倍近くになっている状況があります。
 このため、我々としましても、こういう求人がある業界、職種につきましては、離職者の方にできるだけ目を向けていただくという取り組みが重要であると認識をしております。これは昨年度から行っておりますが、特に介護分野で申し上げますと、離職者の方、求職者の方にセミナーという形で介護分野の仕事の紹介と施設の見学を行う事業を実施しております。やはり実際の現場を見て体験していただくということはすごく大きなことだと思いますので、介護の分野に目をでき得る限り向けていただく取り組みをしております。
 また、緊急雇用創出事業の関係で、これは健康福祉部のほうでやっておりますが、介護施設で働きながら介護福祉士、介護ヘルパー、そうした介護関係の資格をとることができる事業の実施をしております。これは、給料も賃金も得ながら資格もとれるということで、利用者、求職者の方からすればすごくメリットがある事業です。県庁全体が一体となりまして、求人が多くある分野に求職者、離職者の方に目を向けていただく施策を行っているところでございますので、引き続き来年度もそうした取り組みを強めてしっかりとやっていきたいと思っております。以上です。

○土屋畜産課長
 鳥インフルエンザの関係についてお答えします。
 豊橋市の発生においては、湖西市の養鶏農家5戸、ウズラの農家2戸が移動制限対象区域に入りました。この農家につきましては、5日間卵の出荷が停止されましたが、その後出荷が解除された後、卵はすべて出荷されておりまして、大きな影響は及ぼさなかったと考えております。
 それから新城市につきましては、浜松市北区の養鶏農家2戸が、これは肉養鶏でございますが、移動制限の対象になりました。片方の農家は出荷する鶏がなかったものの、1戸の農家がやはり5日間ほど出荷がおくれてしまいました。しかしながらすべて出荷が完了しておりまして、これも大きな被害が出なかったというふうに考えております。
 今後の防疫対策でございますが、処分鶏の処分の方法とか消毒ポイントの設置などを、1農場ごとに作成して対応していきたいと考えております。以上です。

○渡辺商工金融課長
 緊急円高対応枠についてお答えいたします。
 最新の緊急円高対応枠の実績でございますが、資料では1月末を載せてありますが、最近2月末が出まして、369件、80億円という実績が出ております。今後の見込みでございますが、3月分につきまして今までの一日平均という形で伸ばしておきますと推計で3月末には109億円という100億円を若干超える利用が見込まれるというところでございます。
 ただし、この緊急円高対応枠を含めまして、今までの制度融資全体の今の実績と3月分までを推計しますと、現時点では1790億円の制度融資の実績見込みになるというふうに考えておりまして、融資枠が2000億円でございますので、約200億円の資金の余裕が出るのかなということでございます。仮にこの緊急円高対応枠が100億円を超えても、資金間の調整ができますので200億円の余裕の中で十分融資ができるというふうに考えております。

 それから東部地区は利用率40%を超えるというのは、1月末の実績で出ております。東部地区の利用率を市町村別に見ますと、富士市が46件で9億5000万円余、沼津市が20件で4億7000万円余となっております。両市におきまして今回の経済変動対策貸付の中の一部分なんですけど、そこに対して利子補給を市町村のほうでやっておりまして、緊急円高対応枠が創設されたものと連動して、利用が多くなったということが考えられます。
 例えば、富士市では1.3%の利子補給率を1.1%まで0.2%上乗せしていただいておりますし、沼津市では、1.3%の利子補給率を0.65%また上乗せして、0.65%で貸し付けしているというような状況でありますので、利用が伸びたということでございます。
 ちなみにあと市町村のほうで利子補給をしていただいているのは、富士宮市と磐田市のほうで上乗せの利子補給をしていただいています。これはまさしく市町村の制度融資の中の1つの項目という形になっています。以上でございます。

○鈴木(洋)委員
 それぞれありがとうございました。
 御答弁いただいたんですけども、雇用情勢についてはこういうところで言ってどうにでもなるようなことでもないと思うんですけども、どんな仕事にでも向かえるような、教育の問題も当然のことながらあると思うんですけども、そういうことも含めて部を超えてちゃんと丁寧にやっていってもらいたいなと思いますので、よろしくお願いをいたします。

 それから、鳥インフルエンザの問題なんですけども、一園一園といいますか、一戸一戸といいますか、もちろんそれの対応でしかないと思うんですけども。ただ、1カ所出ると、その周り10キロメートル影響を受けちゃうと。これは御当人たちにとっては、死活問題だと思いますので、ぜひ鳥インフルエンザの対策は常に備えておいていただければなと。これが広まっていったら、私の親戚でも鳥を飼っているのがいるんですが、目も当てられないような状況になるんじゃないかなと、こんな思いもあるもんですから、ぜひお願いをいたします。

 緊急円高対応枠については、わかりました。
 浜松市のほうは利子補給をあんまりやっていないと、簡単に言うとそういうことだよね。帰って言っておきます。どうもありがとうございました。

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