• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 委員会会議録 > 質問文書

ここから本文です。

委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成30年2月企画文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:曳田 卓 議員
質疑・質問日:03/08/2018
会派名:ふじのくに県民クラブ


○曳田委員
 それでは、説明資料から6点ほど質問させていただきます。
 説明資料の3ページ(3)アの増額について、東京ガールズコレクションとして改めて予算事業名が載っているので驚いたのですが、1月31日の産経新聞に来年1月に県内初開催で経済効果7億円を見込むとあり、読んでいくとなるほどと思っていたら県と静岡市も共催するとのことです。我々のイメージはとにかく華やかな話として読み込んでいったところ、行政がこういうものにかかわるのかと一瞬はっとしました。非常にいいことだと思うのでお聞きしますけれども、ガールズコレクションにかかわる経緯はどういうことがあったのかお伺いします。

○京極総合計画課長
 もともと、東京ガールズコレクションは東京を中心に全国規模で開催しております大規模イベントです。昨年秋以降、民間を中心に東京ガールズコレクションを静岡市内に誘致したいという動きが活発化し、その後、県それから静岡市にもお話があり、実際に主催しております実行委員会と調整がある程度まとまったことで開催に向けて動き始め、県と開催市であります静岡市が協力する形で開催に向けて取り組みを進めていくことで合意しました。

○曳田委員
 予算として3300万円がつぎ込まれるわけですけれど、中身は一体どう使われるのかお伺いします。

○京極総合計画課長
 今回、予算は3300万円を上げさせていただきました。実際に東京ガールズコレクションを静岡市内で開催する事業費はかなりかかりまして、静岡市開催に当たっては推進協議会を地元の組織で立ち上げて、静岡県ならではの取り組み等を組み込んだ形でイベント開催を進めてまいりたいと思っています。推進協議会の母体となる所に負担金として3000万を支出していきたいと思っております。それから残りの300万円については一過性のイベントではなくて、盛り上げとか付随する魅力発信の取り組みについて300万円の予算で進めてまいりたいと考えております。

○曳田委員
 人口減少対策も含めて、県税を見ると経済波及効果10億円とあるわけです。この仕掛けというのがこの部局で適当だったのか、あるいはほかの部局がかかわるほうが適正だったのかお聞きしたいです。

○京極総合計画課長
 先ほど申し上げましたとおり、イベントで何を狙うかでありますけれども、1つは大規模な、特に若い女性がたくさん集まるイベントを活用して静岡県の魅力を全国的に発信していきたいという非常に大きな目的がございます。それに向けて例えば中身的に言いますと、観光情報、県内産業の情報、それから移住・定住もありますし、いろんな観点から本県の魅力を発信したいと思っています。そういった意味合いで各部局を総合する形で現在知事戦略局が予算計上しています。

○曳田委員
 わかりました。
 非常に今の議会の中で、華やかな話ですからぜひ成功するように頑張ってください。よろしくお願いします。

 それから、関連で11ページのSNSです。
 3の広報の一番下に、SNSでフェイスブック「いいねがあるある静岡県。」、フェイスブック「静岡未来」、ツイッター云々といろんな紙媒体、電波やウエブがある中でSNSを使うことによる効果はどの程度検証しているのかお伺いします。

○杉山広聴広報課長
 例えば、県の魅力の情報とかを県内に発信するのは紙媒体の県民だよりで、県民を対象にしております。県の魅力はもっともっと外に出していく必要があるものですからSNSを活用しています。
 特に、SNSは投稿内容に賛同を示す「いいね!」もあります。それから投稿を大まかな人に拡散させるリツイートとか投稿内容が実際に閲覧された回数を示すインプレッション数があり、ぜひ県政情報を定期的に読んでいただきたいという意味合いでアカウントをフォローしていただき、定期購読者となるフォロワーを重視して効果測定としたいと思っております。

○曳田委員
 今、フォロワーの言葉が出たので、本当は3点目の質問で言おうと思ったのですけれども、12ページです。
 SNSを活用したとある中で、フォロワー数が2月27日現在629人とある。私も自分でフェイスブックをやっていてわかるのですけれども、非常に少ない。5ページの平成30年度当初予算の広聴広報課の2、3、4を全部合わせて2億8000万円です。この中でSNS部分は非常に金額的には大した金額ではないと思うのだけれど、一応念のためにどのくらいをかけていますか。

○杉山広聴広報課長
 SNSの管理自体は、お金はかかっていません。例えば静岡時代と共同して「静岡未来」をやったりといった協力をしていただくために、例えば取材は学生に行ってもらったりすると旅費がかかったりしますけれども、そういう意味ではSNSに関してはほとんどお金がかかっていない状況です。

○曳田委員
 まさにその言葉どおりで、逆に見ればSNSは非常に最小経費で、莫大なコマーシャルに化けることがあるわけです。

 質問を変えますけれども、今学生の話が出ましたけれども、専門家に相談なり、あるいはこれに対して携わっている方はいらっしゃいますか。

○杉山広聴広報課長
 「静岡県庁わかものがかり」は、新たなツイッターで2月1日に開設しました。説明資料にも載せていますが、県のアドバイザーに御相談させていただき企画しました。

○曳田委員
 私もよく勉強するけれど、何に興味があってやるかという部分です。例えば11ページを見ると「いいねがあるある静岡県」、「静岡未来」、「静岡県庁わかものがかり」とあんまりピンとこない。アメリカ大統領のトランプ氏がツイッターをやるといい意味でも悪い意味でもみんながすごくフォローするわけです。前に知事の話もしたけれども、知事が見るかどうかは別にして、発信する人間に対してみんなが興味を持つケースもあるわけです。ですからさっき言った予算の中でいろんな広報媒体の会員や県民も含めて、2億8000万円の予算を使うのは当然大事だけれども、そうでなく、これからSNSをもっと大々的に活用する戦略をぜひ考えてもらいたいし、またそれに特化して非常に長けている人材にかける人件費のほうが、本当に全体で見た場合には最小費用で最大効果が上げられると思います。ぜひ今後SNSの活用についてはフォロワーが629人ではなくて県民が300万人以上もいるわけですから、少なくともその方々に極論すれば興味を持っていただける広報をやっていっていただきたいと思いますのでよろしくお願いします。

 説明資料13ページの1の地域外交局予算額(3)アの地域外交人財育成、及び14ページの2120万円で交流の相手国、地域において本県とのかけ橋となる人材の育成とあるのですけれども、何を指すのでしょうか。

○土村地域外交課長
 地域人材育成・経済交流強化事業について、交流の相手国に応じて県では6つの重点地域を捉えております。その中でも各国ごとに特色がございますので、東南アジアであれば経済交流とか、あるいは南米であればかけ橋の人材育成とか相手国の状況に応じて対応しています。

○曳田委員
 日本人に金をかけるのか、それとも外国人に金をかけるのか。

○土村地域外交課長
 交流の内容によりまして、海外から技術派遣で本県に来る場合、あるいは本県の方が海外において研修する場合がございますので双方の場合が想定されております。
 ただ、主はやはり海外から経済交流等で来る研修員のほうが少しウエート的には多いかと感じております。

○曳田委員
 対象は、人件費なのか。または来る人のある一定期間の経費なのですか。

○土村地域外交課長
 研修事業等につきましては、静岡県内における滞在のための支援とか、当然調査等に行く旅費等もございますので、そういう意味では滞在経費、あるいは職員の人件費も双方含まれる状況でございます。

○曳田委員
 この文章を読んで期待するのだけれど、地域外交人財育成・経済交流強化事業費の趣旨はわかりました。ただ言いたいのはせっかくお金をかけるのであれば、例えば向こうから来た人がその期間だけの経費で終わってしまって帰ったら何もないという話では寂しいのですがどうでしょうか。

○長谷川地域外交局長
 お手元配付の資料の平成30年度当初予算主要事業概要の3ページをごらんいただければと思います。
 下段で一番下の2の事業概要で概要説明をしてございまして、人財育成それから経済交流強化事業費ということで人材育成部門につきましては、具体的に申し上げますとインドネシアと南米を対象にしており、静岡県側の人材育成としては県内大学生をブラジルに派遣して研修をすること、それからインドネシアの西ジャワ州政府若手研修受け入れと南米の交流人材として長期研修生を受け入れる経費を予算計上します。その他経済交流事業等で東南アジア、インド、韓国との交流事業もこちらに入っている予算になります。

○曳田委員
 わかりました。
 いずれにしても、人的投資はやりようによってはその人材が生かせれば効果はあると思います。ぜひ趣旨にのっとってやっていただけたらと思いますのでよろしくお願いします。

 説明資料の17ページ中段(3)の下にある重点的取り組みの中に通商の促進とあります。タスクフォースを立ち上げているのは承知しているのだけれども、何かちょっとへそがないというのか、いわゆる通商の促進をするのにじゃあここだというところが見えないのだけれども、きちっとした窓口なのか答えられますか。

○土村地域外交課長
 各国の状況において、通商の促進はタスクフォースもつくって今対応してございますけれども、我々地域外交局は各部局に横串を通すということです。通商の促進で海外部分につきましては経済産業局も所管しておりますので、我々が経済産業局と連携をとりながら、また経済産業局と現地の各駐在事務所が連携をとりながら窓口として対応している状況でございます。

○曳田委員
 ここに富という言葉が出てきて、通商の促進という言葉がだんだん出てきたのはいいことだと思います。県民にとって富をつくるという言葉を向こう10年先とは言いませんから、2年、3年ぐらいでぜひ実ってもらうような地域外交を展開していただけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。

 最後ですけども、17ページから19ページにかけて気になるデータが若干あります。
 台湾の宿泊のデータを見ると、平成27年が14万7780人、平成28年が13万人と減っているわけです。ところが日本全体で見ると1050万人が1060万人へふえている。よく9番委員ともお話をするのですが台湾は友好的で関係の深いところですが、分析はどうされているのかお伺いします。

○土村地域外交課長
 台湾との交流でございますが、8番委員の御指摘のとおり本県も右肩上がりの増加傾向で推移してきましたが、近年少し停滞しているとの御説明でございました。
 分析といたしましては、従来は台湾からの訪日旅行は団体旅行が中心でございましたが、それが個人旅行へシフトしてきており、団体が個人にシフトすることによって旅行客の増減にも多少影響があると考えております。状況を改善するために団体旅行につきましては台湾北部に加え台湾中部地区での旅行商品の造成を関係部局と連携して台湾駐在員事務所で働きかけているほか、個人旅行につきましても体験型商品とか、さまざまな機会を通じて静岡県の情報発信に努めているところでございます。

○曳田委員
 きのう議論したTSJの事業かと思うのですけれど、今の個人旅行の話で実際に台湾のパッケージものもあふれています。でも今の話を聞くと、そういうシフトによって需要が多くなるという分析であれば、ぜひそれをもとに進めていただきたい。せっかく台湾との交流があるし、一番濃いと思います。ぜひよろしくお願いします。

 最後に、主要事業概要3ページで予算を読み込んでいくと一番下の友好提携等で韓国の忠清南道友好協定5周年記念式典としかないけれども、こんな規模のものでいいのですか。

○土村地域外交課長
 韓国忠清南道とは、秋ごろをめどに記念式典のほか、知事の相互訪問等を行うことで今忠清南道と協議を進めている状況でございます。
 内容につきましては、受け入れに係る記念式典等の経費を現在計上しています。あわせて県が先方を訪問するときには農業フォーラムとかいった開催に合わせて青少年団体とか幅広い交流を深くする機会を持っていきたいと現在検討しているところでございます。

○遠藤委員長
 ここでしばらく休憩します。
 再開は15時15分といたします。

( 休 憩 )

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp