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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和3年決算特別委員会産業分科会 質疑・質問
質疑・質問者:小沼 秀朗 議員
質疑・質問日:11/09/2021
会派名:自民改革会議


○小沼委員
 それでは、一問一答方式で大きく2問質問いたします。
 令和2年度主要な施策の成果及び予算の執行実績についての説明書98ページのウ新規就農の支援について、本県における新規就農者育成対策の詳細な実績及び効果を伺います。

○藤田農業ビジネス課長
 本県における新規就農育成対策では、就農相談、短期の農業体験、研修、就農・定着など新規就農に向けて各段階に応じた支援体制を整え、就農前から就農後まで一貫したサポートをしております。
 就農相談では、オンライン相談会等により県農業振興公社の青年農業者等育成センターへの委託139件、県農業会議が行う新規就農相談事業への助成131件の相談実績を上げ、農業体験や研修事業への参加者の確保や雇用就農等の確保につなげました。
 短期の農業体験では、非農家出身の社会人等を対象に最大7日間の短期農業インターン受入れ事業を実施し、延べ24人が113日、平均4.7日程度の体験を行いました。体験後のアンケートでは参加者の9割が県内での就農を希望しており、このうち既に2人が令和3年度の県の実践研修を予定しており、1人は雇用就農に至っております。
 研修では、がんばる新農業人支援事業により1年間の実践研修を実施し、17人の研修生を確保しました。本研修生の独立就農後の定着率は事業開始から16年間、平成16年から令和元年までで98%、183人中179人の営農継続が確保されており、かつての研修生が研修を受け入れる指導農家になる好循環も生まれるなど県内の産地維持に貢献しております。
 最後に、就農・定着に向けては青年農業者セミナーを開催し101人が受講いたしました。例年100人程度の受講生を確保しておりますが、経営管理等を学ぶとともに、受講生同士の交流や先輩農業者への訪問を通じて地域の農業者とのつながりをつくれたことが最大の効果と考えております。

○小沼委員
 新規就農者は県内農業の未来であり宝でありますので、今後大学などの学生をはじめ幅広い広報に努め、もうかる農業につながる新規就農法人の立ち上げ等、力強い支援策に引き続き取り組まれたいと思います。

 続きまして、説明資料141ページのビジネス林業の定着についてお伺いします。
 林業の担い手確保に向けて新規就業を促進する必要がありますが、新規就業者を確保するために実施した林業の魅力発信の狙いと取組内容の詳細について伺います。

○西室林業振興課長
 事業の狙いにつきましては、林業への就業者は他産業からの転職者が多く、新規就業者に占める新卒者の割合は2割を下回っております。一方で林業経営体の多くは若年層の新規就業を求めておりますことから、高校生の職業選択の中に林業の意識づけを図る取組を拡充することといたしました。
 取組内容につきましては、まずは林業の仕事の内容や魅力について高校生の理解を深めました。具体的には県立伊豆総合高校への出前講座を開催し、地元の林業経営体の森林技術者が高性能林業機械による伐倒作業の実演などを実施して機械化が進む今の林業を認識していただきました。加えまして若者自らが同世代に林業の魅力を発信していただくため、島田商業高校におきましては森林技術者との意見交換や現場見学等を通じて若者自らが感じた林業の魅力を発信するポスターやチラシなどを作成していただきました。

○小沼委員
 意見ですけれども、ビジネス林業を促進すること、もうかる林業振興につないでいく観点を大切にしていただきたいと思います。既存の森林組合だけでは競争の原理が働かず林業のサービス向上や技術向上につながらないため、山林保全に対しても多くの林業従事者が競い合い、明日の林業振興策につながりますよう、新規就業をより積極的に推進するよう取組に努めていただきたいです。以上です。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp