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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和3年9月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:木内 満 議員
質疑・質問日:10/08/2021
会派名:自民改革会議


○木内委員
 それでは、分割質問方式で幾つかお聞きしたいと思います。
 まず、議案関係について伺いたいと思います。
 議案第100号で、静岡視覚特別支援学校が静岡南部特別支援学校に仮移転するとあります。仮移転する期間は3年間ですけれども、仮移転中に児童生徒の安全と学びの継続についてどのように図っていくかお伺いいたします。

 もう1個、議案第122号で三ケ日青年の家の指定管理者の選定について上がっており、選定の経緯や点数などはありますけれども、どういった点で三ケ日フィールドパートナーズが候補者としてふさわしいと評価されたのか。特にぱっと見て分からなかったのは1次審査と2次審査で点数が逆転していますけれども、どういった観点の違いがあるのか。またフィールドパートナーズは継続になりますけれども、前の契約期間の評価はどうだったのか伺いたいと思います。

○伊賀特別支援教育課長
 静岡視覚特別支援学校の仮移転についてお答えいたします。
 視覚障害のある児童生徒は音声情報を頼りにしており、新校の設置に伴う工事の騒音等により生活や学習に支障が生じることから、安全・安心な教育環境を保障するために工事中教室に余裕のある静岡南部特別支援学校へ仮移転することにしております。
 仮移転後につきましては、仮移転先であります静岡南部特別支援学校の校舎が3階建てになっており、1階を静岡視覚特別支援学校、2階、3階を静岡南部特別支援学校の学習エリアとして使用していく予定でございます。
 静岡南部特別支援学校の児童生徒については、併設する静岡済生会療育センター令和に入床していることから、特に感染症予防を徹底し、双方の児童生徒、教職員が極力接触しないよう動線を可能な限り分離することにしております。
 また、仮移転中の静岡視覚特別支援学校に必要な諸室、設備の整備に当たっては、児童生徒の安全と教育の質が確保できるよう静岡南部特別支援学校及び静岡視覚特別支援学校両校の教職員の意見を十分に聞きながら整備を進めてまいります。

○山下社会教育課長
 三ケ日青年の家の次期指定管理者の選定についてお答えします。
 審査については、文教警察委員会説明資料に記載のとおり指定管理者候補者選定委員会を設定し14項目の審査項目に従って1次審査、2次審査を行いました。具体的には、効果的な活動プログラムが実施できるか、利用者の確保がしっかりできるか、利用者の安全確保ができるかなどの点を審査させていただきました。
 そういった中で今回の三ケ日フィールドパートナーズにつきましては、社会教育施設としての役割や目的をよく理解するとともに、障害のある人や外国人など多様な利用者の受入れや安全対策、地域連携等について今までの取組をさらに発展、向上させるための提案が評価され選定されました。
 1次審査と2次審査の違いになりますけれども、1次審査は書類審査、2次審査はプレゼンテーションとヒアリングです。1次審査ではもう1つの遠鉄アシストが多様な新しい事業提案をされ高く評価されておりました。
 一方で、三ケ日フィールドパートナーズはこれまでの取組を踏まえた安全対策等については評価されていたんですけれども、一部記載について不足していたところがあり低くなりました。最終的に2次審査でヒアリングをしたときに、三ケ日フィールドパートナーズはこれまでの取組を踏まえた発展性など1次審査で一部足りないところについてもしっかりとした提案内容、質疑応答があり選定される結果になりました。
 それから、現在の三ケ日フィールドパートナーズの運営に対する評価ですけれども、県では毎年度外部有識者による外部評価委員会を設け管理運営状況等を検証、評価しており、今年の7月にこれまでの期間を評価させていただきました。それを見ると9段階中、上から2番目のA評価になっています。
 特に評価されている内容としては、浜名湖周辺や三ケ日地区の豊かな自然を生かした事業展開や安全な野外活動実施のための取組、地域との連携などが高く評価されております。

○木内委員
 特に特別支援学校の整備に関しては、仮移転する側も受け入れる側もそれぞれに異なる不安があるのは父兄からも聞いておりますので、そうした性質の違う人たち、支援が必要な人たちを一緒にすることについてしっかりとした対応をしてもらいたいと思います。

 続いて、総合計画の評価関係について伺いたいと思っています。
 まず、新型コロナウイルス感染症の影響につきまして成果指標で23指標、活動指標で86指標に影響が及んだということで、項目別でどこに影響があったかのリストがあってざっとは見たんですが、教育委員会関係というくくりで見たときにどのような影響があったと総括しておられるのか伺いたいと思います。

 それに絡んで、評価書案118ページの就職を希望する特別支援学校高等部生徒のために、就労促進専門員を12の拠点校に配置し一般企業への職業開拓や障害者雇用の理解を促進するとともに実習先の拡大を図りましたと書かれております。コロナの影響で障害のある子たちの就労機会も減って実習の受入れなどもなかなか厳しいと思うんですが、このあたりこういう取組とともにどのように対応できたか、何ができなかったか、課題があれば教えてください。

 次に、評価書案129ページでコロナの影響が特に大きかった指標だと思ったのが、保育・介護体験実習を行った高等学校の割合で26.4%、目標の4分の1ぐらいしかできなかったとあります。それを補うためにどのような取組をしたのか。

 また、次年度以降に延期とありますけれども、3年生で延期できないケースはどのようにフォローしたのか。

 また、今後コロナが継続する場合もこうした実習をちゃんと行っていけるのか伺いたいと思います。よろしくお願いします。

○中山教育政策課長
 コロナウイルス感染症で影響のある指標の総括でございます。
 教育委員会では成果指標で1つ、具体的には特別な支援が必要な幼児、児童生徒のうち個別の指導計画が作成されている人数の割合について、文科省の調査自体が中止となりましたので調査未実施で結果が出ておりません。
 続きまして、活動指標につきましては12指標に影響がございました。内容といたしましては、例えば家庭教育に関する交流会の実施園・学校数や公民館・生涯学習施設等の講座開催回数など、交流会や講座、学校活動に影響を受けたものが多くございます。また海外修学旅行を実施した高等学校の割合は海外渡航中止の影響を受けたものも含まれております。
 今回の総括的な影響といたしましては、活動自体ができず実績にかなりの影響を受け、活動が休止になったことに対する代替策の検討を迫られております。例えば海外渡航ができない、もしくは交流ができないときに、ICTを使ってオンラインで交流を行うといった代替策も併せて検討させていただき実施したました。
 コロナ収束後につきましても、こういったオンラインでやっているものの効果を十分に計りながら、新しい施策の見直しなどにつなげていければよいかと思っております。

○伊賀特別支援教育課長
 就労促進専門員の成果と課題についてお答えいたします。
 令和2年度につきましては、就労促進専門員の任用期間を拡充したことで企業訪問数が前年の329件から812件に増えました。また新規の職場開拓数も前年の37件から68件に増加いたしました。
 静岡労働局の発表によりますと、令和2年度の県全体の障害者の就職件数は前年度比で16.6%減少になっておりますが、特別支援学校の生徒につきましては生徒の就職の実現率――これは就職を希望してる方が就職につながった割合で昨年度は86.9%、例年大体これぐらいの数字になっております――を維持し、卒業生に対する就労者の割合については前年度の35.4%から37.5%と向上しております。
 障害者雇用がなかなか厳しい中で、例年どおりの就職ができたことは大きな成果だと考えております。今年度も引き続き就労促進専門員につきましては拡充して取り組んでおります。
 一方で、生徒数の増加、障害の多様化、産業構造の変化等に対応する中、生徒一人一人の希望や障害特性に応じた社会参加の実現のためには、これまで以上に実習先や就労先の職域を広げ、新たな受入先を開拓することが必要となってきております。
 このため、就労促進専門員については障害者雇用に関する専門性を高めていくことが課題であると考えております。具体的には障害者雇用に係る制度や特別支援学校における教育内容、生徒に対する具体的な支援方法等について学ぶ研修を取り入れた上で開拓に臨む体制をつくっていきたいと考えております。
 さらに、これまでの職域にとらわれない幅広い職場の開拓にも取り組んでおりますが、このような対応を通し今後も就労促進専門員を活用して生徒一人一人の進路希望の実現に努めてまいりたいと考えております。

○本多高校教育課長
 保育・介護体験実習についてお答えいたします。
 一昨年は実施率100%でございましたが、6番委員御指摘のとおり昨年度本来の実習ができたのは3割弱でございます。
 実施できなかった学校のうち、約3割が次年度に延期することになっております。この体験実習は原則1年生が行いますので、昨年度できなかった生徒は今年度できるように現在各学校で取り組んでおります。
 また、延期しなかった約7割の学校におきましては、代替活動として例えば受入れ施設や保育園等の職員を講師として学校にお招きして保育や介護のやりがい等に関する講話を実施したり、また手作りの絵本などを作成して体験実習に行く予定であった保育園等に寄贈したりといった工夫をしながら取組を進めました。
 今年度につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響も踏まえ昨年は各学校で様々な工夫がございましたので、そういった代替活動も含めて柔軟に対応するように周知しております。
 9月末時点で現在13校から実施報告が上がってきておりますが、うち6校では受入れ施設の御理解もありまして本来の体験活動が実施できたと聞いております。いまだ新型コロナウイルス感染症の影響が強く残ってございますけれども、引き続き可能な範囲で施設または保育園等の御理解、御協力を頂きながら、充実した体験学習に取り組むよう学校にお願いしていきたいと思ってございます。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

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