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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成19年6月定例会産業委員会 質疑・質問
質疑・質問者:阿部 時久 議員
質疑・質問日:06/27/2007
会派名:公明党静岡県議団


○阿部(時)委員
 企業局の中期経営計画の集中改革プラン、66ページからずっと出ていまして、その中で69ページに定員の削減ということで、16年度まで5年間で15人を削減したということと、さらに18年から20人の正規職員の定員を削減すると、ここまで努力していかれると思うんですけれども、今の企業局の人員の中でのこれだけの人数を減らすという部分では現実どういう状況か、ちょっと教えていただきたいと思います。

 それと、最近新聞の中でもこういった時期になると渇水というか、いわゆる水が、せんだっても四国の方では水源が枯渇したということで、それで取水制限ですか、そういったことをもうとっている、そういったことが出ていましたけれども、本県の水源、今の貯水の状況というのはどんな状況かちょっと教えていただきたいと思います。

 それともう1点はサテライト方式、この18年から出張所をサテライトにして非常勤の方で構成するということでスタートしているわけですけれども、現状として今、運営上問題が発生してないのかどうか、その辺もちょっと教えていただきたいと思います。以上3点です。

○小関経営室長
 まず、私から2点でございますが、定員削減の状況ですが、委員が今御指摘されましたように、69ページの真ん中の(2)の表にありますように18年5名、19年は、これは4月1日現在ですので5名と2名となっておりますが、これは5名と3名ということで逆に1名進んでおります。この内容につきましては66ページ、2ページ戻っていただきまして下段の表にありますように、経営室と総務室の統合だとか大井川事務所の廃止、サテライト化とか――本年の4月からは堂庭出張所のサテライト化と、こういうことを着実にやりまして、今現在、20名中8名進んでおります。

 もう1つ、サテライトにつきまして今問題ないかということでございますが、これにつきましても67ページにサテライトということで小規模の工業用水道のところ、ですから柿田川のように管路延長が短い、静清のように自然流下、湖西も自然流下で電気設備がないという、小規模な工業用水のところにつきましてはサテライト化しまして、中には水道の関係者、OB、技術を持っている方を管理技術員として配置しまして本当に維持管理だけをやっていただき、あとは建設改良だとか対ユーザーへの対応というのは本所でやっておりまして、今のところ支障はありません。
 また何かありましたら、遠方監視制御装置というものを本所へつけてありますので、何か警報が出ましたらすべて本所でも把握できまして、夜間なんかもそういう警報に基づいてすぐに事故の対応だとか異常の対応はできるようになっておりまして問題はないと思っております。以上です。

○井企業局理事
 渇水の問題につきましてお答えいたします。
 ことしの渇水につきましては、私どもも非常に気にかけております。新聞報道によりますと、四国の水がめにつきまして早明浦ダムが今の時点で32%ということで、もうすぐ枯渇するとかということで聞いております。取水制限も第3次まで進んだという報道を聞いております。
 そういう中で、企業局が取水しております水につきましては天竜川それから愛知県の豊川とありますけれども、今のところ幸いにも四国ほど深刻ではありません。6月25日現在の貯水率ですけれども、天竜川の佐久間ダムでは79%、それから豊川水系の宇連ダムというところがあるわけですけれどもここで68%。この数字はほぼ平年並みという数字になっています。現在、都田川に県営のダムがあるんですけれど、ここからも取水しております。これは100%満水でございます。これについては問題ありません。
 しかし、渇水については非常に他人事でなくて、実は天竜川で頻繁に渇水が起こっています。そういう中で、今までで一番ひどかったのは平成6年ですけれども、185日という渇水がありました。これ以来、延べで昨年まで609日の取水制限ということで天竜川に関しては非常に危惧しております。そういう中で、ことしの気象状況は、一説によると平成6年の大渇水に似ているということで、今私の方もちょっと危惧しているわけです。
 いずれにしましても、今世界規模で異常気象があちこちで起こっています。そういうことを考えますと、非常に天竜川の渇水をことし注意していきたいなと思っております。以上です。

○阿部(時)委員
 ありがとうございます。
 その渇水、ちょうど平成6年と同じような状況だということで、万が一には取水制限をするようになる。そういった中では、やはり水を安定供給するというか、そういう役割としていろんなことが考えられると思うんですけれども、ある程度そういったことに対して想定しながら今いらっしゃるのかどうか、その辺のところをもう1点だけ教えていただきたいと思います。

 それとあと、サテライトのことなんですけれども、年齢層の恐らく高い方もいらっしゃるということですけれども、こういった方式で今様子を見ていらっしゃると思いますけれども、やはりこの2007年問題じゃないんですけれども、いろんな技術を持った方も当然まだまだお仕事もできる方もいらっしゃるという分では、私もいいことを考えながらやられているなと思います。
 そういうところで正規を減らしてある意味では臨時が若干ふえるわけですけれども、そういった中での取り組みをしていると、そういう意味では企業局としても非常に立派なやり方をしているんだなと私は改めて、しばらく企業局の委員会に属してなかったものですから、このサテライトというのはいいなと思いました。そういう意味じゃ頑張っていただきたいと思いますので、水のところだけちょっとよろしくお願いします。

○井企業局理事
 こういう渇水に対して企業局ではどうしているんだと、どう考えているかということだと思いますけども、渇水につきましては自然現象ということで、これは我々の力では避けることができません。それでどうしているかといいますと、やはり私たちの使命というのは安心・安全な水を安定的に供給するというのが、これが私たちの使命だと思っております。
 そういう中で渇水に対しまして最大限の努力をしていかなければならないと、こういう強い姿勢を考えているわけですけれども、じゃあ具体的にどうしているかといいますと、基本としてまず情報の提供、関係市町とか企業、これに対して情報をまず提供していくと。それから、企業に対しましては、今企業は非常に節水意識が高くて節水しています。そういう中で、最低限稼動するのに必要な水というのは一体どれぐらいなのかというようなことも聞き取りしまして、渇水のときに全面停止ということでは非常に被害が大きいものですから、そういうことも把握しながら、要するに水を切り回していくということを今いろいろ考えています。
 それからもう1点、先ほど説明しました都田川、これにつきましては意外と天竜川の渇水のときでも水があります。それは海岸に近いというようなことで雨の降り方も違うということでありますけれども、比較的影響を受けないということで、水道水に関しましては都田川から極力補てんして影響、いわゆる急場をしのぐと、そういうような方策をとっています。
 それから今一番大事な話が、重点項目ですけれども、遠州水道の増設工事、いわゆる太田川の増設工事をやっています。これは、現在の天竜川、都田川からの水に加えまして太田川ということで3つの水源になります。そういう中で、特にいわゆる水源の多元化、それから一番大事なのは、今まで天竜川で左右岸に分断されていました管路を今つなげておりまして、相互連絡できるようになります。そういうことで水の切り回しが非常にしやすくなりまして、その辺で今までだめだったところをいかに補てんするかということでバックアップができるということでやっております。
 そういう意味で今、危機管理の体制の強化ということで重点的にやっております。以上です。

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