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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成26年9月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:前林 孝一良 議員
質疑・質問日:10/09/2014
会派名:公明党静岡県議団


○前林委員
 4点にわたって質問をさせていただきます。分割方式でお願いします。
 午前中の質疑で、6番委員から環状交差点――ラウンドアバウトについての質問がございました。メリット、デメリットについての御説明はございましたけれども、環状交差点の導入に至ったいきさつ、ダブりになるかもしれませんけれども、その辺のことを教えていただきたい。

 導入されて1カ月が過ぎましたけれども、特にこの1カ月間の中で問題点、交通事故等がなかったかどうか。その辺を教えてください。

○出雲交通規制課長
 ラウンドアバウトにつきましては、先ほど説明させていただいたとおり、交通の安全性の向上ですとか、あるいは災害への備えとか非常にメリットがございます。
 そのようなメリットを考えた上で、本年、社会実験として、まず焼津市の交差点の改良を行いまして、社会実験をしてきた結果を踏まえまして、今後の効果について、今、見きわめをしているところでございます。法改正によって、現在、県内3カ所にラウンドアバウトの交差点があるという状況でございます。

 交通事故の発生状況ですけれども、9月1日の法改正以降、焼津市で1件接触の物損事故がございます。これは、初めてこの環状交差点を通行するような、非常にふなれな方が事故を起こしたわけではなくて、地元の方で、常日ごろここを利用していた方が、ちょっとしたミスで接触事故を起こしたものが1件あるということでございます。人身事故等の発生については、現在のところございません。以上です。

○前林委員
 こういう形で社会実験等を経て、3カ所が設置されたということですが、私も経験がないものですから、遭遇した場合にちょっと不安な気持ちはあります。今後、ラウンドアバウトがふえていくと認識してよろしいかどうか、お伺いしたいと思います。

○出雲交通規制課長
 今後、このラウンドアバウトを順次拡大していくかどうかについては、始めたばかりですので効果も見きわめなければいけませんし、また道路管理者を初め、関係機関の皆さんとよく丁寧に協議を重ねながら進めていきたいと考えています。ただ先ほどから御説明させていただいているとおり、非常にメリットもあるものですから、その辺をよく考慮に入れながら協議を進めていきたいと考えております。

○前林委員
 最後に確認ですが、これは本県だけの取り組みなのか。あるいは全国でこういう形で進めているのか。それをお聞かせいただけますか。

○出雲交通規制課長
 これは、法改正を伴いますので、全国的な話になります。ただ、まだ他県では導入している県がむしろ少なくて、現在は全国で7都府県で15カ所にラウンドアバウトが設置され、運用されております。

○前林委員
 よくわかりました。ありがとうございました。
 次の質問に移ります。
 昨日テレビ番組で、警察の活動の様子を取り上げておりました。私もずっと見ていたわけではないんですが、たまたま痴漢と万引きの捜査をしている様子をずっと映像で追っていたんです。万引きにしても痴漢にしても、初犯、そして再犯という形で重ねて犯罪を犯すような状況があるようですし、特に万引きに至ってはだんだん巧妙になっていくというか、非常に悪質化している状況を読み取ることができました。そういった意味で、やはり犯罪を犯した人たちに対する指導のあり方というのが、非常に大事なことだと思います。一度でやめていく人も当然あるでしょうし、そういう意味では、警察の仕事かどうかわかりませんが、そうした再犯を防止する取り組みというのか、そういう部分について、お答えいただけますでしょうか。

○大島刑事部長
 再犯防止の取り組みというのは法務省の所管がメーンだと思うんですけれども、刑務所の教育等あります。私どもでやっているものとしまして、やはり事件化したときに、それぞれ事件処理を通じて、再犯しないようにという指導を行っていると。システム的にどうこうというきちっとした法的なものはございませんけれども、事件の捜査を通じて、再犯を防止するよう指導しているというところです。

○前林委員
 しっかり反省をして、再び罪を犯さない。それは一番大事なところでございますので、どうか、その辺のところもしっかりお考えいただいて、たまたま犯罪を犯してしまった方々の戒めといいますか、そんな取り組みをぜひお願いしたいと思います。

 次に、資料3にコンビニ強盗の増加ということが書いてございます。実は私が住んでいるところの近くのコンビニに強盗が入りまして、私としても非常にショックを覚えたわけです。コンビニというぐらいですから、便利さが売りになっているわけですけれども、そういう便利なところで、そういう犯罪が起こるということは、やっぱり住民にとっては非常に不安でありますし、巻き込まれる危険性もあることを考えると、防止への取り組みはしっかりやっていただきたい、そんな気持ちがしております。このコンビニ強盗の犯罪防止のためにどんな取り組みをされているのか、教えてください。

○鈴木生活安全部参事官兼生活安全企画課長
 コンビニエンスストアに対する防犯対策でございますけれども、警察署が警ら等を使いまして、コンビニに立ち寄って指導をしているのはもちろんのこと、警察本部といたしましては、CVS防犯協議会というコンビニエンスストアの協議会がございますので、こちらの防犯担当者を集めまして、年に一、二度会議を行う等して、発生地帯の分析であるとか、必要な指導を行っているところであります。

○前林委員
 個人的なことですが、いとこがコンビニを経営しておりまして、そういう意味では人ごとではない部分もございますので、どうか、ぜひ犯罪防止のための取り組みをよろしくお願いしたいと思います。

 最後の質問になりますが、職務質問という言葉が正しいかどうかわかりませんが、実は静岡市内にも、留学生、それから働きながら日本語の勉強をしている就学生が、たくさんおるんですけれども、そちらからいただいたお話です。特に東アジア出身者の方々が静岡市に住みながら、職務質問を受けることがあるということで、しかも何回も身分証明書の提示を求められることがあるそうです。私が聞いた話では、呼びとめられたおかげで、予定していた新幹線の時間に間に合わなかったと、そういうような話も聞いております。職務質問そのものは悪いとは言いませんけれども、そのあり方について、どのようなお考えなのかお聞かせいただきたいと思います。

○口山地域部参事官兼地域課長
 職務質問のあり方等について回答をさせていただきたいと思います。
 まず、職務質問でありますけれども、これは警察官職務執行法第2条で規定しておりまして、その要件といたしましては、何らかの犯罪を犯し、もしくは犯そうとしていると疑うに足りる相当な理由のあるもの、または既に行われた犯罪について、もしくは行われようとしている犯罪について知っていると認められるものについて行うという規定になっております。
 地域警察官が街頭活動の中で職務質問をしておりますけれども、職務質問は地域警察官の最大の武器といわれているところであります。実際、静岡県警で検挙したものの約6割が地域警察官が検挙しておりまして、そのうちの約3割は職務質問による検挙ということで、それが最大の武器といわれているゆえんであります。
 たびたび職務質問を受ける方もいらっしゃるということでありますけれども、外国人の方でありましても、いきなり職務質問というよりも、いろいろな話をさせていただく中で、例えば心配事なども含めて職務質問をさせていただいております。当然、国で分けるとか、日本人であるとか外国人であるに関係なく、警察官が何らかの形で不審であるということがあれば、職務質問をさせていただいております。そういう中から、何らかの犯罪について、情報を得るということもあると思われます。何回か職務質問を受けたということでありますけれども、協力をしていただきまして、すぐに内容がわかれば、なるべく短時間のうちに帰っていただいております。
 犯罪捜査ではありませんので、そういうプレッシャーを与えないように気をつけ、始めと終わりにはしっかり敬礼を行って、言葉遣い等にも、態度にも十分気をつけてやっているつもりではあります。今後も、言語、態度には十分注意して指導してまいりたいと思っております。あり方といたしましては、日本人、外国人に関係なく警察官が何らかの情報があるということを感じれば、職務質問はさせていただいているのが現状であります。以上です。

○前林委員
 職務質問そのものについての問題ではございません。私が言っているのは、この留学生や就学生というのは、初めて日本に来て、日本社会に溶け込もうとしている方々でございまして、そういう方々にとってみれば、例えば、中国人、韓国人あたりは、そういう身分証明書の提出を含めて職務質問を受けないのに、なぜ自分たちだけがという気持ちを持たれる方々が、実際にいらっしゃるということです。今、私が知っている範囲でも、恐らくは駿河区内の日本語学校で、数百人のアジアの方々がいます。一番多いのがインドネシア、それからミャンマー、バングラデシュ、ベトナム、そういう方々が実際、生活をしているわけですけれども、ある意味で人権にかかわる問題でもありますので、そういう差別、偏見のない生活を私はしていただきたい。そして本当に静岡県に来てよかった、日本に来てよかったという気持ちを持っていただきたいと思っておりますので、どうか、今後ぜひ改善していただける取り組みを求めたいと思います。以上でございます。

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