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委員会会議録

質問文書

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令和4年9月定例会建設委員会 質疑・質問
質疑・質問者:田口 章 議員
質疑・質問日:10/05/2022
会派名:ふじのくに県民クラブ


○田口委員
 一問一答方式でお願いします。
 亀崎参考人のお話を伺って思いましたのは、極力光が漏れないようにするべきであると。それから赤い光は亀に対してはそう影響がないので、活用したらいいと受け止めました。あと上空における光が試験でもあったんですけれども、ある程度抑えることによって効果は出るとお考えでしょうか。その点をちょっと聞かせていただけませんか。

○亀崎参考人
 これは難しいところで、亀が見ている光の高さというのがたしか15度であまり高いところは見えないという話なんですよ。これは文献学的な話で、影響しているんじゃないかなという気はしていますね。ですからこれはもう論理論証は難しい世界ですけれども、文献学的には上空は見ていません。だけど、直感で言うならば大体空の光なんていうのは見ているんじゃないかと僕自身は思っています。

○田口委員
 ありがとうございます。非常に評価が難しいものだと分かりました。
ちょっと地域的な話をお聞かせ願いたいんですけれども、私の認識ではアカウミガメが国内で産卵をするエリアとしては、この静岡県は多分かなり北のほうだと認識しています。亀崎参考人はいろんなところで保護活動をされておりますけれども、先ほども鹿児島県や宮崎県でも保護活動をかなり熱心にやっていらっしゃると伺ったんですが、その地域と比べて、例えば静岡県辺りの保護活動の取組についての御感想があれば、お聞かせ頂ければと思います。

○亀崎参考人
 まず、湖西市にカレッタくんのふる里を守る会というのがございまして、そこは田中さんという人がやられてできるだけ産卵したところを評価して記録していこうという姿勢でしたね。だけども、もうその方は亡くなっちゃったと思うので後任の方が引き継いでいないと思うんですよね。サンクチュアリエヌピーオーは、もうとにかく最初、わだちの問題から入り、最近では何か光の問題も絡めながら全部集約していて、卵を全部取ってきてある1か所に持ってきている。これはやっぱり横暴だなという気がしています。それから御前崎市役所も教育委員会も、あそこはとにかく文化庁の定めた天然記念物なので卵の移殖をしているんですけれども、御前崎港の建設によって、亀の産卵場からどんどんどんどん砂がなくなっています。それで現在卵を移殖することは、もう肯定せざるを得ませんよね。否定はできなくなっちゃっておじいさんたちが卵の移殖をしています。だけども、もうちょっとプロをつけたほうがいいんじゃないかなという気はしています。それからもうちょっと北のほうに行くと、牧之原市にも取りあえず産卵したところを押さえるという立場で亀を守っているところがあります。ただし、ちょっと海寄りのほうで何か流出する可能性があるところだけは移植されていると思うんですけれども、そういう状態なんですね。あと伊豆半島なんかでは下田水族館の人がお見えになって、それもほとんど移植なんかはしていません。ですからいろいろ勘案するとやっぱり浜松市のサンクチュアリエヌピーオーのやり方は、ちょっと事と次第によっては大きな禍根を残しているかもしれませんね。だから、そこまでやってしまうことはいいのか悪いのかはちょっと疑問だと思っています。

○田口委員
 行政の取組について、もし御指摘頂けるところがあればお願いしたいと思います。

○亀崎参考人
 行政については、基本的にサポートする役割が多いと思うんですけれども、浜松市はサンクチュアリエヌピーオーを支援しているだけではどうなんだろうな。浜松市としては彼らのやり方をよしとしているに違いないけれども、もうちょっと識者の意見を聞いてデータも開示したほうがいいですよね。いろんな人の論証に耐えるような性質に持っていったほうがいいんじゃないかなと思っています。それから御前崎市に関しては大きな問題ですね。天然記念物なんですから。砂浜の問題からもう一遍考え直してもうちょっと抜本的に産卵場が大きくなるような方向に話を考え直すべきですね。ただ、もう生物だけの話じゃなくて土木、建設という話になってくるんでしょうけれども、もうちょっと捉え直すべきだと思っています。牧之原市も砂は減っているんですけれども、行政も市民も割とうまくやっていると思いますけどね。

○田口委員
 ありがとうございました。あと意見だけですけれども、今のお話を伺っていて、やっぱりアカウミガメの保護に対してもう少し行政としてもしっかり取り組んだほうがいいと思いました。そういったことも踏まえて、これからまたよりよい環境と経済の両立といいましょうか、県民生活の両立を考えていきたいと思います。

お問い合わせ

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