委員会会議録

質問文書

平成21年12月定例会文教警察委員会質疑・質問

	質疑・質問者：	奥之山　隆議員
	質疑・質問日：	12/15/2009
	会派名：	自由民主党県議団

○奥之山委員
　いろいろ言いたいことがあったんですが、１つだけ。
　高校卒業生の就職が大変だと、こういう話です。それで就職指導か、あるいは進路指導ですか、何かそういう方々が頑張っておると。企業だとか、経営者協会とかいろんなことを言ってました。卒業して就職がないというのは一番困ることだなと思います。
　私は、学校の先生の強みというのは教え子がたくさんいる。だから、先生方が一人一人が卒業する子供を１人たりとも就職浪人させちゃいかんと、そういうことで決意をして、公聴会をやるなり、教育長がテレビかなんかで県内の企業にぜひ就職を頼みたいと訴えてということも含めて、先生方にはそれぞれ教え子がいっぱいいるわけです。我々も先生というと、小学校からずっと通じて大きくなろうと別にそんなこと関係なく、先生に言われると、本当にお世話になった先生には弱いなという感じになるわけですね。
　だから、高校に勤めているような先生が、自分たちの教えた子供に――いろんな企業へ行ったり、事業をやってる人もあるかもしれんし――１人助けてくださいと言えば、教え子は先生に頼まれたら飛んで行かなあかんと。そういう雰囲気を全部の高校の先生にお願いしたら、私はかなり就職が救われると思うんですが、そういうことを徹底してやってもらいたい。来年の春になってまだ就職もないということで遊んでいても困りますし、せっかくの積み重ねで、これから社会に出てこの国を背負って立たなくちゃいかん若者が来年の春から挫折したらいかんので、それを何とかやってもらいたい。総動員知恵を出してやってもらいたい。そのことに意見というか、考えがあったらお願いしたいと思います。

○遠藤教育長
　大変いい御示唆をいただきましてありがとうございました。教え子を使えということは教師の強みであるかなというふうに思います。
　先ほど学校教育課参事のほうから答弁がありましたが、幸いなことにと言いますか、一応内定率が八十数％に上がってまいりました。例年九十八、九％なものですから、これを100％近いところまで、そのレベルまで引き上げていくのがやっぱり私たちの１つの使命だなというふうに思います。
　そのためには何かと言うと、やっぱり企業を開拓することなんですね。幾ら子供を育てると言っても効果は出ませんので、開拓していく。そのためには個人のつてを使ってもというふうな御意見だと思いますので、これは本当に私学、公立を問わず危機感を持って、就職を希望する生徒については１人残さず必ず就職先を決めてやるというふうな覚悟を持って、取り組んでまいりたいというふうに思います。

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