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委員会会議録

質問文書

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令和2年9月新型ウイルス等感染症対策特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:曳田 卓 議員
質疑・質問日:09/04/2020
会派名:ふじのくに県民クラブ


○曳田委員
 1点お聞きしたいんですけれども、治療のことです。やはり軽症者はホテルということをよく聞きます。先ほどのお話を聞くと、例えば、せきが出たらせき止め、熱が出たら熱さましと。僕らが聞いている範囲では、パルスオキシメーターを常にはめて、血中酸素濃度を確認するというのは聞いているんですが、やはり実際、例えば2週間とか、隔離されるわけですね。だけど、対症療法も何もなくて、専門的な薬じゃなくて、心理的にどうなんだろうかと。よく一時期マスコミで、アビガンを飲ませたらどうかという話が結構ありました。重症化しないでもね。それが、効果がないような話になっています。今現在、ホテルに入られる方というのは、どういう形の治療をされるのか、お伺いしたいです。

○倉井華子参考人
 今、静岡県内でホテルに入所している方というのは、大体条件が決まっております。1つは、年齢が若い方、基本的には65歳未満の方というのが対象です。そして、熱がない方、呼吸の症状がない方を対象として、ホテルに入所いただいています。ホテルの中では、実は診療は行っておりません。看護師が1人、常駐はしていて、問診は取りますけれども、基本的に行うのは体調チェックになります。お薬もそのホテルの中では処方はしておりません。持参のお薬を使うか、もしくはどうしても希望される方は翌日ぐらいにその病院に行っていただいて、処方をするという対応をしていますので、治療は行っておらず、ほとんどそこに、広げないためにいていただくというのが、ホテルの現状になっております。

○曳田委員
 そうすると、今のお話は、また2回目のPCR検査が陰性になればもういいですという話ですよね。

○倉井華子参考人
 今の解除基準というのは複数あるので混乱を招くんですが、1つは、軽症、無症候の方であれば、症状を発現もしくはPCRを行って10日目に、検査を行わずに退所可、隔離解除可となっておりますので、2回目の検査は行っておりません。

○曳田委員
 今、先生に処方してもらうというお話がございましたけれども、アビガンを飲みたいと言った場合にそういう処方はしてもらえるんでしょうか。

○倉井華子参考人
 基本的には行っておりません。アビガン自体が、今、投与の基準が大体決まっておりまして、基本的には中等症以上、酸素を必要とするような患者さんに使うというのが、基本的なコンセプトになりますので、軽症者の方に対しては行っていません。病院に入院している方によっては行う場合もあります。
 アビガンについては、軽症者の研究が、藤田医科大学のほうから出ていまして、あまり軽症者に使用しても効果はないという結果が得られております。

○曳田委員
 東京とか神奈川とか大阪で、いろんな治療の話が出てます。例えば、全国的にその治療法というのは横の連絡とかいろんなことの中で、基本的には大体同じような治療をしているんですか。

○倉井華子参考人
 全国でどのくらいの治療をやっているかというのは、ある程度裁量に任されてはいます。ただ、レムデシビルという薬ですけれども、これは病院で購入して買う薬ではなく、今、厚生労働省に申請をして、厚生労働省が必要に応じてその症例に対して分配するという方式を取っておりますので、レムデシビルに関しては、基本的には好きに使える薬ではないです。アビガンに関しては、ある程度、国内のガイドライン等は出てまして、中等症以上にお勧めとなっていますが、軽症で使っている病院や施設もあります。アビガンのほうに関しては、各病院のばらつきがかなりあると考えています。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp